2014年4月25日金曜日

温泉に行かない日(274) 地図を旧バージョンに戻そうかどうか検討中

オレ地図好きなので、いろんな事を地図という形に纏めて愉しんだり活用したりしてます。
このブログ用に作っている温/泉/週/記Mapとか、山神社探索用のプロジェクト ”山神社”Mapとか、温水洗浄トイレの場所を盛り込んであるJimotyのためのトイレマップなどがそうです。
以前まではそのような遊びは紙の地図でしてたんですけど、6~7年前にintel Macを使い始めてPCの動作環境が劇的に良くなった事をきっかけに、Googleの地図サービスを使っていて、これは効率的だし便利だしなかなか重宝してきました。
その頃のGoogleマップ(以後「旧バージョン」と呼称)は、一寸したコツは必要だけどカスタムアイコンが自由に使えたし、作った地図の一部分だけ任意のサイズと縮尺で切り取って別のサイトに埋め込んだり、Googleストリートビューも直接呼び出せたので便利でしたが、登録したポイントがある一定数を超えると複数ページになったりするという不便さもありまして、ただし不便と感じてたのはその一点だけだったです。
何と云っても無償だし、おう何と太っ腹なGoogleさまさまぁ!って感じで使わせて貰っとりました。

で、最近になってGoogleマップが新しくなりました(以後「新バージョン」と呼称)。
Google人たち(以後このポストでは「彼奴ら」と呼称します)は「Maps Engine」とか云う書き方してますね。
新もん好きなオレなんで、早速試しに一寸最初に使ってみました。
因に新バージョンでマイマップを作るにはいくつかの種類があり、オレが試用してみたのは「Lite」という無償で使えるやつです。
その感想は一言で云って、
「猛烈に使いづらいのう」
でありました。
したい事がどうやってやったら出来るか全然解らんちんだ。
でも多くの場合、何かが新しくなると、新しくなった方は古いものの機能は受け継いでいるのが通例だから、使い慣れてくれば操作が解ってきて新バージョンの使いづらさは解消される筈だと(迂闊にも)思ったし、一方で、旧バージョンで唯一不便に感じていた「ポイント数の制限」はなくなっているように見えたので、旧バージョンで作ってきたMapはすべて新バージョンに移行して喜んでました。
移行自体は極めて簡単に出来ます。
新バージョンの地図を開いて、Googleにログインした状態でインポートからマイマップを選ぶと、自分が以前に旧バージョンで作ったマイマップがずらりと出てくるんで、インポートしたいマップを選べばおっけです。
基本的にはカスタムアイコンも含め、旧バージョンのデータの多くは一部を除きそのまま移行します。

ところがですな、新バージョンでのマイマップは篦棒に不便ですなあ。
カスタムアイコンの使用・マップの一部切り取りと別サイトへの埋め込み・ストビュー呼び出し等々、旧バージョンのマイマップで出来てたそのすべてが新バージョンのマイマップでは出来ない。
仕様的に出来ないように出来ている(笑)。
あとは、なんて云うのあれは、吹き出しみたいなヤツ。
登録したポイントをクリックすると出てくる吹き出し。
あれ、前はHTMLやメニューで編集できたのに新バージョンでは出来ない。
文字列にリンク先のURL埋め込んだり文字書式を変更するメニューやHTML編集用のエディタは彼奴らの手により神に召されてしまっている。
其の手の事に詳しいヤツだったら出来るかもだけど、オレレベルのトウシロウには出来ない。
糅てて加えて、オレの環境(OSX 10.9.2 + Google Chrome バージョン 34.0.1847.131)だけかも知らんけど、吹き出しに入れたテキストの改行がどーしても出来んかった。
色々やった末に「control + return」で改行は出来ると発見したけど、何故か一気に2行も改行しちまう始末で、改行するたびに余分な1行を削除しなけりゃいけねえからめんどくせえ。
新バージョンの地図で経路検索すると、その結果がいちいちレイヤーに追加されるのも意味解らん。
それで数少ないレイヤーが使用済みに成ってしまいます。
とゆーことで、旧バージョンで良いなあと思ってた事がすべて出来なくて、細かい事が不便になり、彼奴らなんでこんなわけのわからんちんなマップにしちまったのか理解でき〜ん!
と相当イラついてきたため、もう旧バージョンに戻す!
以上であります。
世間(よそのサイト)を見ると、新バージョン激賞してる人が可成り居ますけど、かね貰ってるんじゃね?と勘ぐってしまいました。

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しかし彼奴ら、なんでこんな改悪したんだろとつらつら考えるに、これはもう金稼ぎの為だろうなとオレ思いましたなあ。
何故にと云えば、冒頭にも一寸書いたけど、新バージョンにおける有償の「Maps Engine」とか「Maps Engine Pro」とかいう別種の存在です。
オレはビンボーなんで、新バージョンの中でも無償で使える「Maps Engine Lite」というヤツを使っているんですが、金持ちの個人や企業向けに有償(結構高い)の「Maps Engine」とか「Maps Engine Pro」とかいう別種があって、説明書きを読む限りではそれらだとLiteでは出来ないようにされている機能が備えられているようです。

ふうん、なあるほど。
彼奴らの作戦は多分こうです。

無償で使えるLiteはわざと使いづらい(いや、全く使えねえ)仕様にしておきユーザをいらつかせておく。
そうすると多くのユーザはオレみたいに旧バージョンに戻っていく訳です。
で、ある日彼奴らは出し抜けにこう云う訳さ。
「ここな間抜けなビンボー人め。今日から旧バージョンはおとり潰しだ。うちのマップサービスを使いたいビンボー人は使えねえLiteを使いやがれざまあ」
「あと、先進的な企業やお金持ちの皆様。皆様は是非こちらの有償サービスをご使用ください。高いけど機能的には大変素晴らしいんです」
ってね。
絶対そうだ。
くそう、踊らされてるぜ。

2014年4月23日水曜日

温泉に行かない日(273) まる3年

2011年4月23日23時54分に始めたこのブログも丸3年経過し、本日より4年目のシーズンに入りました。
今に至っても中々消え去ってくれない東日本大震災の影響ですが、開始当時は云うまでもなく今よりもっともっと色濃くその暗い姿が東日本を中心に日本全国を覆い尽くしており、そんな非常事態のまっただ中でこんな馬鹿な事始めても良いのかと思ってました。
私自身へは幸いにも、直接的な震災の影響は無かったと云えるのですが、精神面への侵襲は結構強いものがあり、夜中にいきなりわけも無く涙が出てきて止まらなかったり、ふとした時に急に何かとても不安な気持ちに成ったりして不安定な感じでした。
でもこのブログで身辺の下らないことや温泉の事を書き記したりしていると、その感情が何か紛らって行くような気がして、自分自身を安定させる為に続けてきた一面もあるような気がします。

あれから色々変わったな。
老眼が進んだり、持久力が落ちてきたりと肉体的にははっきりと老いの影響が現れてきたし、職場も変わって単身赴任を再び始めたり、単身赴任先にある山神社に興味を持ったりしたし、ガキ共が二人とも何とか大学生に成ったりして、老年を前にして何か本当に生活環境や精神環境が変わってきました。
変わらないものなんて何も無いです。
これから先も歳を取りながら、このブログを書いたり仕事したり遊んだりして生きていくんでしょうが、まあ精々頑張って楽しみながら過ごしたいと思ってます。
最近忙しい事もあって以前のような投稿数は確保できず、今月もこれでやっと8ポスト目なんですが、まあ此れくらいが当初想定していたペースですし、変に無理する事も無いと思いますので、今後もゆっくりぽつぽつ書いていこうと思います。

2014年4月19日土曜日

ヘルシー美里 光源の湯(1)

大音量の演歌が響き渡ったヴィラ雨畑を背にし、次の温泉に向かいます。
ヴィラ雨畑から10㎞一寸の距離の所にあるヘルシー美里 光源の湯(へるしーみさと こうげんのゆ:山梨県南巨摩郡早川町大原野651:0556-48-2621:¥550:営業時間は季節や曜日により異なりますのでこちらを参照)です。


ヴィラ雨畑 すず里の湯(1)

ホントは今日は(無給で)仕事すべき日なんですが見事に寝坊をしてしまい、何だか行く気を無くして仕舞いました。
やる気が無いのに仕事をしても身が入らないので、今日は(或いは今日「も」)温泉か山神社巡りをしようと思いました。
取り敢えず最低限の家事、即ち掃除機かけ・食器洗い・食器洗い籠の漂白・昨夜ベランダに干した洗濯物の一部を浴室に移し替え浴室乾燥機に掛けておく、位の事を済ませておいてMacを立ち上げ、行き先を検討しますが、何か行きたい所が無い。
富士エリアには山神社は馬に喰わす程多くの山神社がありますが、二週連続で山神社ってのも芸が無いし、温泉にしよう。
しかし逆に富士エリアは温泉砂漠で、ほんっとうに全く温泉がありません。
今日は行った事の無い温泉に行きたい気分なんで、それは多少遠出をする事を意味します。
沼津エリアか山梨エリアのどちらにしようか一寸迷いましたが、よし今日は廃校した学校の校舎を利用した宿泊施設の温泉を一挙に二ヶ所攻め込もうと決めました。



2014年4月13日日曜日

温泉に行かない日(272) 玉の湯玉砕

今日は早朝から汽車に乗って神社巡りしたり、車に乗って神社巡りしたり、まあ後は神社巡りをしたりと色々忙しかった訳ですが、それら種々の所用は基本的には午前中までに済ませ、午後は掃除と朝日テレビで阪神−読売戦を観戦し(試合途中で切るなよ、勝ったから良いけど。いひひひ)、然る後電話を掛けました。
通話先はホテル玉や(実質旅館)です。
当然、同ホテル(実質旅館)が経営する銭湯「玉の湯」の営業状況を確認する為です。

5コール、10コール、20コール…
出ない。
一旦切ってリダイヤル。
5コール、10コール、20コール…
に達しようとした時、おばさんとおばあさんの中間位の声をした女の人が、
「待たせて悪かったね、玉やです」
と、漸く応答。
2回目の途中から、
こ、これは若しや昨日位に出し抜けに廃業してしまったのでは??
等という不安が過ってましたんで、どんな声の誰が出ようと関係なくほっとしました。
「あ。忙しいとこすんません。あの、そちらでは銭湯もやってるって聞いたんですが、ほんとにやってるんですか?」
「やってますよ。夕方の5時からね」
電話の雰囲気だと何となく此処でさっさと切られてしまう雰囲気濃厚だった為慌てて、
「あ、そうですか。えとあの、その、料金は幾らですか?」
「うーん、えーっと、大人が400円、それで子供が幾らだったかな、ああ(この辺りで電波状況がいきなり悪くなりノイズが入り聞き取れず)で、5時からね」
「う、あ、そうですか。はい解りました。じゃあ伺いますすみません」
こんな感じの電話でした。

ふふふ。
怪しさ爆裂。
こういうの、オレ好きだ。
そうか、17時か。
電話の時点で15時でしたんで、暫く家事をしたり本読んだりして過ごし、17時少し前にアパートを出ました。
道が空いてれば10分位で着いちゃう近さです。
で、案の定道は空いており、営業開始である17時丁度に現地着。
兼業のホテル(実質旅館)の玄関辺りに習字体で「玉や駐車場 裏にあります」との表示が出ていたんで、その裏と思しき場所に行ってみた所、確かに結構な台数が停められる駐車場がある。
しかもガラガラ。
しかしそこには「こここそ玉やの駐車場である」と確信出来る表示は一切無く、かといって逆に「ここは玉やの駐車場なんかではなくどこそこの駐車場である。関係者以外が停めやがったら罰金10万ぼるぞ」といった表示もない。
どうしても確信が持てなかったので取り敢えずホテル(実質旅館)正面玄関辺りの一寸したスペースに無理矢理車を捻じ込み、先ずはホテル(実質旅館)の方に行ってみる事にしました。
実質的に旅館とは云え流石にホテルを標榜するだけありドアは自動で、それはちゃんと開きました。
でも、ホテルで云う所の「フロント」に類するものは無く、誰もいない。
人気(ひとけ)というものが全く感じられないのです。
広い玄関には白い文字で「玉や」と書かれた年代物の下駄が並べてあるばかり。
呼び鈴の類いも無く、何回かホテル(実質旅館)の人を呼ばわってみましたが反応はありません。
ううむ、うううむ。
ワシはどうすればいいのだ。
仕方がない。
玄関を出て、車は玄関先に放置したままホテル(実質旅館)の回りを確認してみようと思いました。
と直ぐに、銭湯専用の入り口を発見。
入り口上部には「玉の湯♨」(鍵括弧内4文字目がもしかしたら化けてるかもですけど、所謂温泉マーク。俗称「逆さクラゲ」です)と書かれております。

おを、あった。
やったぁ!

ここで私はこう思いました。
この手の零細ホテル(実質旅館)は人的リソースがシビアだろうから(要するに人手不足)、そのリソースを営業開始直後の銭湯部門に振り向けているに違いない。
選択と集中ってやつだ。
だからホテル(実質旅館)の方には人が居なかったに違いない。
即ち、こっち(銭湯)の方には問題なく入れるであろうと勝手に判断し、期待に胸躍らせながら古風で(というか実際古い)茶色く塗装された木製桟のガラス戸をがらりと開けようとしました。
が、開かない。
力を込めて頑張ると少しだけ開くんですが、これは単にガタが来てるってヤツで、施錠されてて開かない。
そしてガラス越しに見えるのは、銭湯暖簾。
通常銭湯では、営業時間中は玄関の外に暖簾を下げ、終わると中に仕舞うものです。

うーん。
どうも本日はやっていないかもですね。
そうか考えてみりゃあ今日は日曜日だもんな。
もしかしたらさっきの電話の時、通信状態が一瞬悪くなったその間、おばさんとおばあさんの中間位の女の人は、
「でも、今日は日曜日で休みだからね」
というような事を云っていたのかも知れない。

ま、と云う事で、玉砕。
今後暫くは会社帰りにはアパートに直帰せず、玉の湯を経由して営業状況を自らの目で確認してから帰宅しようと思います。
待ってろよ、玉の湯。
いつかモノにしてやるぜ。

2014年4月11日金曜日

温泉に行かない日(271) 今週末は富士市内で唯一と思われる…

トラディショナルタイプの銭湯に行こうと思います。
どこかというと、ホテル玉や(ほてるたまや:静岡県富士市横割5-1-1:0545-61-4016:料金や営業時間等の詳細は不明)というとこです。

え、ホテルじゃん。
なんでそれが銭湯なの。

私もそう思う。
今でもそう思う。

でも暫く前に静岡新聞に載った記事によれば「静岡県内に残ってる数少ない銭湯」の一つとしてここが紹介されています。
でも、実際のところはまだ解らない。
実を云うと、このホテル玉やってのは住んでるアパートから非常に近く、前を何回も通ってるんですよね。
だから、外見・外観は知ってます。
非常に年代を感じさせるホテルで、つまりもっと直裁な言葉を用いるならば、ヒジョーにぼろい感じの「旅館」で、(ごめんね玉やさん)なんか何時潰れてもおかしかぁない様な雰囲気濃厚です。
何時通りがかっても、客が出入りするところを見た事はありません。
「日帰り入浴」に類する表示は一切なし。
迂闊に足を踏み入れて中から出てきた人に、
「あのぉすみません、風呂だけ入るっておっけーですか」
などと問いかけようものなら、
「てめ〜なんざに入れさせる風呂はうちにはねえんだ。とっとと帰りやがれこのすっとこどっこい!おい、塩もってこい、塩!」
等とこき下ろされて見事玉砕するのではという危惧があるかもだし。
なので中々足が向かなかったわけさ。
でもネットでしつこく調べてると、富士商工会議所が情報提供してるサイトの中に次のページを見つけました。

ホテル玉や、玉の湯

玉の湯。
ホテル名称と同列という取り扱いで浴場名が書かれている。
両者は個別的に存在している事をにおわせる表記です。
さらにページを詳しく見ると、「業務内容」の欄には「旅館・公衆浴場」と書かれているではありませんか。
この場合の「・」(ナカグロ)は「および」を意味している事は明らかであります。
いや、そうではなくてもそう思いたい。

うーむ仕方ない。
行ってみよう。
あさっての日曜日、いくつか山神社を巡ってから行ってみます。
で、行ってみてすごくよかったら、最近銭湯に飢えている私です。
常連になるのは間違いありません。

温泉に行かない日(270) 風邪を引きダウン

昨日朝から熱が出てきて、夜帰って検温したら37.9℃。
昨夜は結構しんどかった。
誠に自分勝手に「これは絶対インフルエンザなんかじゃあない」と判断し通院は見送り。
ただ、明日土曜が諸事情により絶対休めないので、大事を取って本日休んで体調を整える事にして、今朝から今まで兎に角寝てました。
幸い現時点では体温は平温レベルまで復し、ただまだ頭痛いのが気になるけど、まあ明日は大丈夫そうです。
ロキソニンで何とかなるでしょ。

先ほど会社の友人がわざわざ来てくれて、お酒とキャラメルと手作りおにぎりの差し入れをしてくれました。

何とも云えず嬉しい事です、ほんとに。
I君、ありがと。
恩に着ます。

ちなみにおにぎりは解るとして、日本酒とキャラメルについて不審の念をもたれる方が多いと思うんですが、私の場合は燗酒とキャラメルを同時摂取するとわ〜っと汗が出てきて風邪に効くんです。
是非とは云いませんが、今度お風邪を召された際、あなたも一度騙されたと思ってお試しになってはいかがでしょうか。
キャラメルのお薦めは勿論、パッケージに「滋養豊富」「風味絶佳」と誇らしげに書かれた明治ミルクキャラメルしかあり得ません。
© ill-health(ruephas) 2014

2014年4月6日日曜日

温泉に行かない日(269) 休暇村富士 富士山恵みの湯に行くかどうかテキトーに悩む

田貫湖畔にある休暇村富士っていう宿泊施設のようなものがあって、その中に温泉があるらしいんですよね。
近辺で行った事がない温泉は、ここと、あと一つだけだけなんですね。
うーん。
入浴料が¥650か。
それだけの価値がある温泉かなあ?
得てしてこういう感じのとこって、限りなく水に近い温泉で風情もなく、行ってみたらなあんだ、って思っちゃうとこが多いんですよね。
でも、あくまでそれは自分勝手で一方的な想像でしかないし、ほんとのとこは行かなきゃ解んないし。
温泉は普通でも、オレが好きなタイプのじいさんがいてそれはそれで面白いかもしれないし。
でもなあ、町場の銭湯じゃないし、施設の性格を考えると無教育で五月蝿いガキと、無教養なその親共がわんさかいる可能性の方が高いしなあ。
うーん、どうしよう。
どっちでもいいんだけどなあ。

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あれからうだうだぐずぐず考え続けて、結局は行かずじまいでした。
今日は「自宅の湯」(水道局源泉で、バスクリン成分豊富な泉質です)に決定。

2014年4月5日土曜日

温泉に行かない日(268) 源泉ってなんだろ?掛け流しって?

ワタクシは温泉や銭湯に入るのが単純に好きなだけのタダのアマチュアであって、温泉・銭湯評論家ではないし、その業界に属しているプロでもないので、タイトルに掲げている温泉用語の正式な定義とか、実はよく解らないです。
例えばこのブログにポストした記事には、あとで検索しやすいようにラベル(タグ)を付けていますが、その中でも源泉掛け流しというのを使っています。
が、これは全く個人的あるいは主観的なもの。
「掛け流し」と書いた場合、行った先にも寄りますが大抵は、浴槽に流れ込んでいる温泉の量と浴槽の縁からオーバーフローしているそれが同等であれば「まあ掛け流しかな」と考えてそのラベルを貼る事が多いかな。
要するに、結構いい加減な感じで判断している訳です。
状況や気分によってその判定が異なっている気もします。
「源泉」に至っては、すまん、白状しますが全く根拠なしです。
何か温泉っぽい香りとか色がするな、と思ったら「源泉」と書くというその程度のいい加減さ。
施設名などに「温泉」を標榜しているものの、浴槽に満たされたお湯が全く以てMTMMであり「ここってマジで温泉かぁ。泉源は水道局じゃねえのかぁ?」と疑問に感じた時は温泉分析表を見て、そこに何か温泉っぽいことが書いてあればそれで「源泉」と判じてきました。

以前にも書きましたけど、このブログは学術的なものでは全くないのでそういった厳密な用語の定義はどうでもいいとは思うのだけれど、やっぱり何となく気になるというか、或いは少なくとも、自分の世界の中では基準を明確にしておいた方がいいかなと思うので、このブログにポストした記事に貼るべきラベルをどうすべきかを明確にするために少し考えてみようと思います。

まず書いておきたいのは、
温泉に行って浴室に入ったとき、浴槽の縁からお湯があふれている状態(掛け流し)を見ると心が踊るという精神状態になりますが、なんでだろうね?
という事であります。
理屈面で言えば、お湯の汚れ、つまりまあ直接的に書きますけど体から剥がれた垢とか毛髪とか、更に言えば陰毛とかっていうのはお湯の上面に浮かぶ事が多いと思いますので、掛け流しの状態であればそれらが効率的に除去されるのでお湯がきれいだろうという事があるかな。
それと、これはそれこそ浴槽の構造に関して無知なのでホントかどうかは解んないけど、そういう感じでお湯が縁から流れ出ているという事は、多分温泉を循環をさせていないと思うので、泉源から浴槽まで温泉を直行させているのではないか、つまり常に新鮮な温泉が浴槽に供給されているのではないかという感覚というか期待もあります。
その昔は循環式の浴槽なんて当然なかったと思われるので、掛け流し(に見える)状態の温泉ってのは昔ながらの温泉ではないかという気持ちもあるな。
私はそういった理由で、浴槽の縁からお湯があふれている状態を見ると心が踊るのかな、と思います。
理由はともあれ、やっぱりオレは世間並みにかつ単純に「掛け流し」のような状態が好きなんだよね。

さらに、これは本当に全く根拠なしなんですが、掛け流しである以上源泉だろうという誠に勝手な思い込みがあります。
「もしオレが温泉経営者だったら、加熱したり塩素消毒するのが必要なら、もったいないからそもそも最初っから循環にしておくだろう。従って、掛け流しというのは源泉しかあり得ない」という非常に薄い根拠に寄る思い込みですけどね。

じゃあ、そもそも「掛け流し」「源泉」って正味な話、何だろね。
世間的には正確な定義があるんだろうけど、「掛け流し」と「源泉」という要素についてそれぞれ自分の中での基準をはっきりさせてみようと思います。

まず「掛け流し」。
  1. 温泉法鉱泉分析法指針に適合する温泉であることが大前提
  2. 湯船の湯面より上に湯口があって、そこから温泉が注ぎ込まれている
  3. 注ぎ込まれている量と同等の温泉が浴槽の縁から溢れ出ている
  4. 溢れ出た温泉は1ヶ所に集められる事なく浴室の床を流れて、洗い場のお湯とともに排水されている
  5. 浴槽内の湯面より下に、温泉が出たり入ったりするような構造が見当たらない
という条件をすべて満たしてれば、本日以降「掛け流し」というラベルを貼る事にしましょう。
2.と3.ですが、浴槽に張られたお湯の上面を経由せず、動力を用いて浴槽内の湯面より下に設置したパイプ(っていうのかな、解るでしょ)でお湯を供給したり、あるいは排水させて循環させる事なく捨ててしまっている可能性もありますが、わたし的には特に排水に関しては上面からの「掛け流し」の方が清潔感が高く風情があると思うので、この方式は「掛け流し」から除外します。
4.の条件が解りにくいかもなんですが、どういう事かというと、浴槽から溢れ出たお湯を、浴槽のすぐ脇というかすぐ周辺にある溝のような所で受けて、洗い場で体を洗ったときに出た汚れたお湯と混じらないよう1ヶ所に集めている状態って、明らかにお湯の再利用を目的にしてますよね。
また時々ですけど、ここに書いた条件に当てはまる「掛け流し」もしてるけど、それと同時に衛生面の理由かなにかで循環も併用していると思われる温泉があります。
その場合は「半掛け流し」というラベルを使おうと思います。

次は「源泉」。
少し考えてみたけど、これは難しい。
物凄〜く厳密に言うと、本当に狭義の「源泉」っていうのは、泉源(温泉が湧出しているその場所のこと)での、一切何も加工されていない(加温とか加水とか塩素混入とかされていない)湧き出た状態のままの温泉という事になるんでしょうけどね。
これは非常にはっきりした定義で誰もが認めるモノだと思うから問題ないです。
しかしまあそんなもんに入れる機会は死ぬまでに1回あるかないかでしょうけどね(ただし、倉真赤石温泉屋上露天風呂はそれに非常に近い)。
問題は「どこまで加工が許されるか」です。

例えば加水。
温度調節目的とかで加水している温泉を「源泉(を使っている)」と判定してよいかどうか。

例えば塩素消毒。
聞くところによれば、法律だか条例だかで温泉を含む公衆浴場のお湯には無条件で塩素殺菌を義務づけているケースがあるらしいんですが、これはどうか。

例えば加温。
温泉法によれば、温泉源から採取されるときの温度が25℃以上あれば、例えそれが真水であっても温泉を名乗れる事になってますし、温泉法に規定する成分が含まれていれば、それが例え0℃であったとしても、やはり温泉を名乗れます。
でも常識的に考えて、私みたいにぬる〜いお湯が好みだと言う変人を含めて、そんな低温の温泉(矛盾した表現だな)に加熱なしで入ろうという人は多くはないはずなので、普通加温が必要です。

ということで、いろいろうじうじ考えましたが今のところの結論として、全くの個人的キメツケにより、このブログで今後「源泉」ラベルを貼る基準は次の通りとしようかな。
  1. 温泉法や鉱泉分析法指針に適合する温泉であることが大前提
  2. 本当になーんにも手を加えず、泉源からそのまんま浴槽に温泉を引っ張り込んでいるもの
  3. 加温しているもの(この場合は「源泉」の他「加温」ラベルも貼る)
  4. 最低限の塩素消毒をしているもの(この場合は「源泉」の他「塩素消毒」ラベルも貼る)
  5. 条例等の規定により塩素消毒をしているもの(この場合は「源泉」の他「塩素消毒」ラベルも貼る)
1.および2.〜5.のいずれかを満たしている以外の温泉は、今後「源泉」とは判定しない事にします。
従って例えば、入浴剤を添加しているものは当然として、源泉保全や温度調節目的で加水している場合も除外とします。
ただ、その判定材料が温泉での掲示だけってのが辛いとこですけどね。
3.の加温ですが、これは泉質(温泉成分)そのものをいじっている訳ではないのでいいかなと思う。
ただ、加温によって温泉成分が飛んじゃったりする可能性はあるけど、そもそもそれが例え非常に成分濃厚なリッチな温泉であっても、冷たくて入れないんじゃあそれは既に温泉ではないでしょ。
まあ炭酸泉なんかだと加温により炭酸が飛んでタダのお湯って事にもなりかねんけど。
4.についてですが、「最低限」ってのに主観性が入り込むためちょっと難しいんですが、「気にならない程度」であればOKかなと思います。
5.のように条例に従って嫌々ながら入れている所もあるようですし。
しかしですね、あまりに塩素臭が強烈なものは事業者の温泉の使い方が下手という警告の意味をこめて、源泉対象からは外します。
はっきり名前は出さないけど、愛知県のちょっと奥にあって療養泉を標榜する「○○○い温泉」がそれにあたりますかねえ。
ありゃあ強烈だったな。
あまりにひどくてそこの温泉の事はブログでは書いてません。

実は、源泉に関して「加水」をどうするか、相当に悩みました。
加水する目的は殆どの場合、温度調節か源泉保全のどちらかで、どっちもやむを得ない理由だと思います。
だから最初は、加水については「源泉」ラベルを貼ると同時に、そのかわり「加水」とか「○○のため加水」とか「加水○○%」とかいう感じのラベルも貼る事にしようかなと考えました。
しかし加水しているということは、その理由を問わず源泉の質を人為的に落としてしまっている訳だし、その割合にもよりますよね。
例えば源泉9:水1くらいだったら「まあいいか」と思うけど、それが逆だったら「ええ加減にせんかい、ボケ!」ってなるでしょ?
半々だったら「そりゃないでしょ」と思う人もいれば「まあいいんじゃない」と思う人もいるかもしれない。
要するに、割合の線引きがとても難しいのと、そもそも加水割合を掲示している温泉なんて今まで見た事がない。
なので、非常に残念ながら加水している温泉は「源泉」から外し、「加水」のタグを貼るだけにします。

温度調節のための加水についてですけど、以前テレビで「加水しないで温度を下げている」温泉を見かけました。
どこの温泉か覚えてないんですけど、相当熱い源泉をそのまま、あれはなんて表現すればいいんだろう、要するに竹箒のようなものを横に並べたものの上から注ぎ、空気に触れさせる事で適温まで落として浴槽に供給するという方法でした。
要するに、工夫次第で加水しないで温度調整する事は可能な訳だし、実際それを実践して温泉客に喜んでもらっている温泉施設が実存する以上、加水温泉を源泉から外すのは今のところ仕方ないかなと思ったりしました。

で、今後は最初に書いた「掛け流し」と今書いた「源泉」の条件を同時に満たすものを「源泉掛け流し」としましょう。

ああ、これで気持ちがすっきりした。

ん。
大事な事を書き忘れてました。
わたしこの文章で、
「掛け流しはよくて、循環はだめだ」
「温泉がよくて、水道水や井戸水は(銭湯)けしからん」
「塩素消毒してる温泉はこれを認めない」
「加水してる温泉は詐欺だ」
なんていうトンでもない事を言いたいんじゃないですよ。
上に書いた「掛け流しに見えるが実は循環」という技は素晴らしいと思うし(スー銭ですが、富士市鷹岡にある鷹の湯がそんな感じです)、限られた温泉を有効に長期間使うためには加水は全く有効な方式と思う。
枯渇したら元も子もない訳ですし。
水道水がだめだと思うのなら、銭湯好きになったりはしません。
塩素殺菌していない温泉に浸かってレジオネラで死ぬのはまっぴらだし。
私は温泉とか銭湯の泉質とか掛け流しだとかそうじゃないとかってものは確かに気にはなるけど、それよりも、温泉や銭湯が持っている雰囲気とか風情とか、そこに集まる人たちの姿を見るのが一番好きなんですね。
このポストの目的は、あくまで書いたポストに貼り付けるラベルの基準をはっきりさせて、ごくごく少数の読者が客観的に判断しやすいようにする事が目的ですからね。
それだけです。
ただ、例えば加水とか入浴剤添加とかしている事を表示せず、如何にも「うちは源泉掛け流しでえす」という姿勢で商売してるとこがたまにあるけど、そのようなケチ臭い施設については、蟷螂の斧程度の力しかないとは思うけど、ここのブログに書いてやります。
社会的な影響力は全くないけどね(涙)。

最後に。
この文章はポストした記事に貼るべきラベルの基準を自分なりに明確にする目的で書きました。
ですので、本文中で使用する用語はこの基準とは異なることがあると思います。
例えば「浴槽の縁から温泉がどばどば掛け流しになってて私は驚喜しました」という表現を本文中ではしていても、それは本当にここで書いたような「掛け流し」かも知れないし、単に一見「掛け流し」に見えるだけの循環方式なのかもしれないということです。
従ってその記事にはもしかしたら「掛け流し」のラベルを貼っていないかも。
その辺は是非ご容赦くださいませ。