というのは、ここには竜洋海洋公園オートキャンプ場というのが隣接していて、夏場だと無礼なバカキャムパーがどこからともなく大量に湧き出し、無礼な態度と酔っ払った状態のまま風呂に入りに来るため、精神衛生上極めて良くないからであります。
根性無しの彼奴らめは、冬場は仮死状態に陥るため風呂への襲撃がなく、心安らかに入浴できると、このような状況であります。
上に書いたとおりここは人工温泉で、入浴してみると心なしかお湯にとろみを感じます。
どんな人工温泉かというと、男湯で云うと内湯が光明石というのを使っており、外湯には那須ラジウム鉱砂というのを使っているみたいです。
科学に疎い私には詳しいことはわからないんですが、とにかくとろっとした感じがするのは事実です。
内湯の温度は40.7℃くらいで、普通の人だとややぬるめと思いますが、人工温泉のおかげなのか、なかなか湯冷めしにくい感じです。
ちなみに、天竜区にあるやすらぎの湯という入浴施設は、かつては同じような人工温泉だったんですけど、いつの間にか人工温泉をやめてしまい普通のお風呂になっちゃって残念だったんですが、しおさい竜洋にはこれからも人工温泉として頑張って欲しいものだと切にお願い申し上げる次第です。
今日久しぶりに行ったんですが、狙い通りお客さんは地元の爺さんばかりでヘンに騒ぎ立てる人はおらず、落ち着いた心持ちのまま内湯・外湯・気泡湯を2時間弱かけて何回も入ることができました。
しめしめ。
現在外装をやりかえる工事を行っているようで建物の周りは仮設の足場が取り付けられており、その関係で外湯にも青い養生シートが被せられていいて、光が全体に青っぽい感じになっていました。
それはそれでいつもとまた違った雰囲気を醸し出していていい感じでしたけど。
さて、この写真は浴室入り口にある券売機です。
今まで幾つもの温泉銭湯に入ってきましたが、切符の種類が男女別になっているのは私の体験ではここだけです。
前から気にはなっておったんですが、これはなんでだろう?
容易に想像されるのは営業上の統計データをとっているということなんですけど。
このデータを元に、営業状況の報告とそれを受けての戦略会議が開かれているに違いありません。
隔週金曜日の午後に開かれている「しおさい竜洋管理会議」でこのデータを経理課長が報告するわけです。
経理課長:先月の入浴者動向は1日平均322人でうち男性が202人、女性が120人でした。単価は回数券利用者の数が増えたことにより342円でした。というような会議が行われているのではないかと勝手に妄想するオレは全くバカですね。
総務部長:単価は下がるかもしれないが、回数券の販売を強化してリピ客の確保には尽力してもらいたい。
経理課長:はい。営業課長とさらなる拡販方法を検討してまいります。
総務部長:よろしくお願いしたい。
経理課長:ただですね、男女割合という点で少し問題があります。男性の割合のほうが高いのはこれまで通りですが、実はここ半年ほど減少傾向が続いております。
営業担当常務:どういうことかね?
経理課長:男性に飽きられつつあるということかもしれません。
総務部長:…うむ。
経理課長:これについては、男性客数を回復させる営業方策について営業課長と現在検討しております。
総務部長:お、そうか。現在の状況を教えてくれ。おい、営業課長、どんな方向性か報告してくれ。
経理課長:いや部長。営業課長は現在「男性が喜ぶサービス提供のあり方」を実体験するため、えっとあのその、そのですね、某サービス方面目的で出張しております。次回、その実体験のさまと共に、対策も併せて報告する予定です。
営業担当常務:よしわかった。
経理課長:それでですね、実体験に関しては体験人数が多いほうが何かと良いかと思います。従いまして来週からワタクシも出張に参りたいと考えますが…
営業担当常務・総務部長:却下する。
すみませんでした。
しおさい竜洋には人工温泉の他、サウナと水風呂もありますので、サウナ好きなおじさんたちにも最適です。
その他、レストランもあるし地場の野菜などの産物を安く売ってるし、夏場には屋外BBQもやってますので、一日遊べる場所です。
遠州灘に面しているので、海際の自転車道を使ってランニングや自転車に乗るための基地としても使えます。
安くて楽しめるいいとこだと思いますよ。