2018年1月28日日曜日

しおさい竜洋(2)

しおさい竜洋(静岡県磐田市駒場6866-10:¥360:割引回数券有り:10時~21時:最終入場20時30分:定休毎週木曜日:7/21~8/31と年末年始は営業)は人工温泉でなかなかいいとこだと思うんですが、行くなら冬場に限ります。
というのは、ここには竜洋海洋公園オートキャンプ場というのが隣接していて、夏場だと無礼なバカキャムパーがどこからともなく大量に湧き出し、無礼な態度と酔っ払った状態のまま風呂に入りに来るため、精神衛生上極めて良くないからであります。
根性無しの彼奴らめは、冬場は仮死状態に陥るため風呂への襲撃がなく、心安らかに入浴できると、このような状況であります。

上に書いたとおりここは人工温泉で、入浴してみると心なしかお湯にとろみを感じます。
どんな人工温泉かというと、男湯で云うと内湯が光明石というのを使っており、外湯には那須ラジウム鉱砂というのを使っているみたいです。
科学に疎い私には詳しいことはわからないんですが、とにかくとろっとした感じがするのは事実です。
内湯の温度は40.7℃くらいで、普通の人だとややぬるめと思いますが、人工温泉のおかげなのか、なかなか湯冷めしにくい感じです。
ちなみに、天竜区にあるやすらぎの湯という入浴施設は、かつては同じような人工温泉だったんですけど、いつの間にか人工温泉をやめてしまい普通のお風呂になっちゃって残念だったんですが、しおさい竜洋にはこれからも人工温泉として頑張って欲しいものだと切にお願い申し上げる次第です。

今日久しぶりに行ったんですが、狙い通りお客さんは地元の爺さんばかりでヘンに騒ぎ立てる人はおらず、落ち着いた心持ちのまま内湯・外湯・気泡湯を2時間弱かけて何回も入ることができました。
しめしめ。
現在外装をやりかえる工事を行っているようで建物の周りは仮設の足場が取り付けられており、その関係で外湯にも青い養生シートが被せられていいて、光が全体に青っぽい感じになっていました。
それはそれでいつもとまた違った雰囲気を醸し出していていい感じでしたけど。

さて、この写真は浴室入り口にある券売機です。
今まで幾つもの温泉銭湯に入ってきましたが、切符の種類が男女別になっているのは私の体験ではここだけです。
前から気にはなっておったんですが、これはなんでだろう?
容易に想像されるのは営業上の統計データをとっているということなんですけど。
このデータを元に、営業状況の報告とそれを受けての戦略会議が開かれているに違いありません。
隔週金曜日の午後に開かれている「しおさい竜洋管理会議」でこのデータを経理課長が報告するわけです。
経理課長:先月の入浴者動向は1日平均322人でうち男性が202人、女性が120人でした。単価は回数券利用者の数が増えたことにより342円でした。
総務部長:単価は下がるかもしれないが、回数券の販売を強化してリピ客の確保には尽力してもらいたい。
経理課長:はい。営業課長とさらなる拡販方法を検討してまいります。
総務部長:よろしくお願いしたい。
経理課長:ただですね、男女割合という点で少し問題があります。男性の割合のほうが高いのはこれまで通りですが、実はここ半年ほど減少傾向が続いております。
営業担当常務:どういうことかね?
経理課長:男性に飽きられつつあるということかもしれません。
総務部長:…うむ。
経理課長:これについては、男性客数を回復させる営業方策について営業課長と現在検討しております。
総務部長:お、そうか。現在の状況を教えてくれ。おい、営業課長、どんな方向性か報告してくれ。
経理課長:いや部長。営業課長は現在「男性が喜ぶサービス提供のあり方」を実体験するため、えっとあのその、そのですね、某サービス方面目的で出張しております。次回、その実体験のさまと共に、対策も併せて報告する予定です。
営業担当常務:よしわかった。
経理課長:それでですね、実体験に関しては体験人数が多いほうが何かと良いかと思います。従いまして来週からワタクシも出張に参りたいと考えますが…
営業担当常務・総務部長:却下する。
というような会議が行われているのではないかと勝手に妄想するオレは全くバカですね。
すみませんでした。

しおさい竜洋には人工温泉の他、サウナと水風呂もありますので、サウナ好きなおじさんたちにも最適です。
その他、レストランもあるし地場の野菜などの産物を安く売ってるし、夏場には屋外BBQもやってますので、一日遊べる場所です。
遠州灘に面しているので、海際の自転車道を使ってランニングや自転車に乗るための基地としても使えます。
安くて楽しめるいいとこだと思いますよ。

2018年1月8日月曜日

接阻峡温泉会館(3)

成人の日ですね。
成人の皆様、誠におめでとうございます。
頑張って真面目に働いて、ワシの老後に向けての年金をしっかりと納めるよう切にお願いする次第です。
新成人へは以上です。

ホントは自転車に乗りたかったんですが、朝には既にかなりやばい天気だったため自転車は諦め、しかし早く起きてしまったので、今日は一つ遠めの温泉に行こうということで、接岨峡温泉会館(静岡県榛原郡川根本町梅地175−2:0547-59-3764:¥400:10:00〜20:00)に行きました。
前回ここを書いたのは2011年11月ですが、書いてなくても1回位は行っているはず。
行ってはいますが、少なくとも5〜6年ぶりだと思います。
浴室の造作が本当に「温泉らしい温泉」で、鄙びた感じがたまんない場所です。
じゃんじゃん雨が降る中、片道100kmを下道使って約2時間ちょい。
遠いわ〜。
しかし、遠路はるばる行く価値は十分にあります。
現地に着くと、建物がなんだか賑やかしい。
前と何かが違うんですが、ほほう、食堂が出来てる。
以前は、食事は出してはいたとおもいますが、予約だったような気がする。
その代わり、受付にはカップラーメンとが売っていて、その感じも却ってナイスだったんですが。
中に入ると、これまた以前はなかった近代的な券売機がでんと置いてあって、入浴券はもちろん、食堂のメニューやタオルなどもそれで購入するシステムに変わっていました。
接阻峡でも近代化は着実に進むのであった
前までは、受付の中におばちゃんが居て支払いをしたんですが。
今日はおばちゃんじゃなくておじさんが居て「食堂始めたんでぜひご利用ください」としきりに勸められます。
充実の食堂メニュー。ダムカレーが気になります
要予約ですのでご注意を
しかし、接阻峡に着いてしまったら飯食うとこはないはずだと思っていたので、途中川根温泉の辺りでお蕎麦を食べてしまっていたので今回はパス。
次回は接阻峡温泉会館で飯食います。
ちなみに今日は、
ここで蕎麦を食べました。
天麩羅蕎麦1000円とやや高かったんですが、天麩羅の量と味が半端ねえ。
干し柿の天麩羅という変わったネタもありました。

400円で入浴券を買って中に入ると、浴室は全くいい意味で変化はなく、風情たっぷりのままでした。
ここには内湯しかないんですが、その浴槽は将棋の駒の形のような変形6角形で、最大6人ベスト3人くらいの大きさ。
深さはやや深く、浴槽の底にお尻をつけるとお湯が顎まで来る程度ですが、浴槽の周囲の一部には階段状の腰掛けのような構造になっていますので、それに腰掛けるのも吉。
お湯はもう、ぬるつるローション系美人の湯でいい泉質。
循環してるという表示はあるんですが、明らかなオーバーフローもあって掛け流し感も充分に味わえます。
そして、ややアツ。
入って10分ほどで流汗淋漓。
15分で限界を迎えたため、少し
温泉って、極めてマイルドですごく気持ちがいい火傷だと思うんです。
それが証拠に、暑さに耐えかねて浴槽を出て、窓を開けて体の表面を充分に冷やしても汗は止まらない。
暖かさが体の中に向かってじわじわ進んでいるので、表面だけ冷やしても汗が止まんないんだと思う。
窓際で体を冷やしてはお湯に浸かるということを繰り返し、大変気持ちよく入浴できました。
いやー、もう少し近ければなあ。
しかし、余り近いとありがたみが失せるから、このままでいいか。

超満足して外に出ると、雪がガンガン降ってました。
車に乗り込もうとして駐車場脇を流れる川を見ると、すごくきれいな水色。
写真には一切の修正を加えてません
これはなんでだろう。
ほんとにきれいな水色で、どなたかこの理由をご存じの方、ぜひご教授ください。

2018年1月7日日曜日

松風苑(3)

ここについては2013年に書いた以来で、もう5年前か。
この辺の温泉関係はほぼ行き尽くしていて行くところがないんだけど、それでも落ち着いた温泉に行きたい時、湯谷温泉は非常に便利な温泉です。
特に今日行った松風苑(愛知県新城市豊岡滝上64-3:0536-32-1578:のみ可:のみ時間は概ね11:00-16:00:¥800:ポイントカードあり♪)は小体な和風旅館でたいへん落ち着いており、静かにぼーっと温泉に浸かりたい時にはとてもありがたい存在であります。
そんないい感じの場所なのですが何時行っても大抵誰もおらず、貸し切り状態のときがほとんどという意味でも穴場と言えます。
今日もちょうど先客が出た直後であり、1時間30分ほど入ってましたが出る直前に何人かがまとめて入ってくるまでは独り占めで幸せになれました。
ちなみにここには内湯外湯が両方ありますが、内湯は水道局源泉で、2008年頃に湧き出したいい感じに濁った新源泉(7号泉)を使っていると思われるのは外湯です。

しかしここの温泉、こんなに熱かったかしら?
43〜44℃位あるかな。
ここの温泉旅館に足繁く通っていたのは相当前で、当時はそんなに温泉に興味がなかったためかあまり記憶がないのですが、外湯に結構長い時間だらだら浸かってたような気がするんだけど、今日の外湯は結構熱くて5分入っては同じ位の時間を外に出て涼んでということの繰り返しでした。
ものすごく汗かきました。

ちなみにここでは、お願いすればこんなもの貰えます。
本業は温泉旅館で、日帰りもやっているというところは探せば結構たくあんありますが、日帰り客にポイントカードを発行してくれるとこはそうそうないと思います。
1個めのスタンプがこてっと横向いているのはご愛嬌であります。
今日はお正月ということで「特別に2個スタンプ押しますね〜」。

更に「今日はシャワーの調子が良くなくてゴメンナサイ」ということで、
こんなものまで貰えました。
この温泉成分をできるだけ忠実に再現した入浴剤とのことです。
まあ確かにシャワーからお湯は出ませんでしたが、ほこほこに火照りきった体には全然問題なかったんですが。
これで自宅で1回だけだけど湯谷温泉7号泉が味わえるということですね。
よーしコイツは正月から縁起がいいわい。

2018年1月4日木曜日

Ride before you look!(13) 寸鉄の一言

今日、自転車の大先輩がふらっと事務所にやってきて、
「おいおまえ、最近全然乗ってねえだろう」
と一発で看破されてしもうた。
はい、乗ってません。
なんで分かるんだろう?
たしかにMerckxが泣いております。

平日だと帰宅後は真っ暗で今の時期はとても寒く、乗る気にはなれないのが最大の理由。
オレほんとに寒さがダメなんですよね。
特に下半身、脚が本当に冷え性なんですよ。
しかし先輩は「だったら家でローラー台に乗れ」と云う。
先輩、うちはですねマンションでして、先輩のように一戸建てではないので、あのローラー台のごーごーいう音が近所迷惑になるんですよ。
あとですね先輩、ローラー台ってめちゃくちゃ発熱しますよね。
F1のソフトタイヤよりも早く溶けちゃうんですよ。
というのがローラー台に乗らない言い訳。

すべて、ぜ〜んぶ言い訳であって、乗ろうと思えば普通に道で乗れば良い。
乗らないのは弱いからである、自分が。

帰宅後直ぐに酒瓶にかじりついて飲み始めるオマエのアル中っぷりはなんだ、その暇があれば厚着をして乗ればいいじゃん、とセルフツッコミ入れました、今。
あと、なんだろ、乗るからには近所をちょこちょこじゃだめなんでは?と勝手に思い込んでいるフシがあります。
なんていうか、ロードバイクに乗ったら最低50km主義みたいな。
でも別に多分そんなことはないんであって、30分ほどしゃ〜っと近所を走るだけでも全く乗らないよりは全然違うはずなんだよな。

ということで、明日の夜からは何十分かでもいいんで、別に正装しなくてもいいんで、ちょこっと乗ってみようかなあと。
さらに今週末の天気予報を見たところ、土日にかけては暖かく雨も降らぬようなので、日曜日にはまとめて乗ろうかなあと思います。

考えてみると、ふらっと現れて寸鉄のような言葉をかけてさっさと帰っちゃう先輩はすごいなあと思います。
看破力っていうのかな、流石に人生無駄にしてないわ。
少しでも見習わないと。

2018年1月3日水曜日

プロジェクト "山神社"(16) 岐阜の山神社2連発

旧本籍は大分県大野郡朝地町(今の行政区名は知らん)ですが、現本籍及び所謂実家は岐阜なので、たまに岐阜に帰ります。
母親は意気軒昂としてるんだけど親父がややくたばりかけなのが心配で、今回も昨年暮れから昨日まで岐阜に帰りました。
行っても別にやることはなく、昨年死んでしまった飼い犬カール(むーん、可愛かったのう。享年20歳)のお墓参りに行き、でもその他に出かける予定がないことを確認してお酒を飲んだりタバコを吸ったりダラダラするだけだったんですけど、思いついて近所に山神社がないかどうか探してみました。
こういう時にまあそこそこ頼りになるのが各県にある神社庁のサイトで、岐阜なので岐阜県神社庁のサイトを探してみました。
ものははっきり言うべきなのでいいますが、我が地元である静岡にある静岡県神社庁のサイトは全く箸にも棒にも掛からぬダメなサイトで、それに比べれば岐阜県神社庁は幾つかの角度で神社を検索可能であり、祭神で縛ることができたので早速「大山祇命」で調べると、県内で37社の神社があることが判明。
しかしどこも実家からは遠く、まあいいや遠いし寒いし酒飲みたいし、まあ今回は見送りね〜、たる雰囲気が濃厚になってきました。
で、ダラダラしながら、かつ残りパケットを気にしながら(Wi-fi環境のない実家での晦日ですぜ、あんた)Google Mapで「山神社」「大山祇」などをキーワードに調べていたら、岐阜市奥という変な地名のところに山神社を発見しました。
まさに岐阜市のどん詰まり。
親父は麦踏みのように宅内を歩きながら世の中のすべてに呪詛の言葉を吐くことにしか興味がないようなので放置することにし、母親を山神社に誘ってみたら意外にも「行きたい」との回答。
Google Mapによる情報による限り、極めて地味な、地味の極北とでも言うべき神社なのでそれを伝えましたが「行く」というので、一緒に行きました。
地味の極北
行ってみると、本当に地味で、しかし小さいながらも清らかな本殿を持つなかなかの山神社。
ああ、岐阜にも山神社ありとの気持ちに心持ちが強くなったので、同行の母親に「もうちいとどっかに脚を伸ばすかい?」と聞くと、「昔よく行った板取の温泉に行きたい」と云う。
温泉はウエルカムなんだけど、準備はないため「行くだけ。入らない」ということを確認して出発。
暫く走るとロードサイトに「モネの池」という表示がチラチラし始めた。
ん、オレは知っている。
「モネの池」とか「名も無き池」という名前?で最近有名なところで、(オレの大っ嫌いな)パワースポットということ。
でもその池は神社の境内にある池であること。
その神社には大山くんがいること。
前に何かで読んだことがあったのだ。
よし行くしかあるまい。

で、つきました。

神社の名前は「根道神社」で、祭神は根道大神・伊弉冉命・大山祇命・金山比古神という有名どころ、無名どころを取り混ぜた面々。

「日本全国を管理する神」にいつの間にか成り上がりおって、こいつめ

根道大神なんて本当にしらんなあ、まあいいけどね。
ちなみにこれがモネの池だか名も無き池だかですがね。


よし、篦棒に綺麗だな。
池については以上です。
池はほっといて、石段を登ったところにある根道神社に行って参拝。
旧社格は村社で、それなりの格式があるみたいです。
大変立派な本殿と、拝殿?舞殿?があってなかなかいい神社でした。

兎に角「岐阜にも大山くんここにあり!」との意を強くした正月でありました。

温泉に行かない日(338) ロードスターを買って得るもの失うもの

欲しくなり、諦め、また欲しくなり、また諦めの繰り返しのNDロードスター。
2015年に発売され、ああもう約3年も経つのか。
小学生から大学に入るまで付き合っていた女の子は、
「どんなに欲しくても1年は我慢してみるの。その時間が耐えられたら本当に本当に欲しいものだって確認できるから」
ってかつて述べていましたけど、そういう意味ではもう充分だろ、って思う。
ひたすら我慢する間にRSが出て、NR-Sが出て、ファストバックが出て、先日はRedTopも出た。
欲しい気持ちを整理してみようと思う。

まず、得るものはなんだろう?
  • ずっとマニュアルミッションの車が欲しかったんだ
  • 内燃機関の車が好き(ハイブリッドやEVの車がエコだと思ってるあんた、思慮が足りないようだ)
  • 小さくて精密な物が好き
  • 長く持ち続けられる物が好き
  • 満足感
アットランダムだけどこんな感じ(「ッ」が爺さん臭いね)。
ミニバンとかでかい車は本当に本当に本当に本当に心底嫌いだし、運転できないやつでもアクセル踏めば走って、機械が安全を保証してくれる(と車屋は云っているね)ロボットな車も嫌いだし。
同時に、オレはそんなに車の運転がうまくない。
小さい車、マニュアルの車、下手なオレでも運転できる車、今乗っているスイフトっぽくない車、一生付き合えそうな車、自分自身の責任で運転できる車。
NDロードスターしかない。

失うもの。
  • ユーティリティ。今乗っているスイフトには、ロードバイクを2台乗せられる。ロードスターは1台さえ無理
  • カネ。流石に乗り出し340万円は高い。ハイオクだし。
  • 山奥の温泉。今のスイフトはガタガタだから、どんなシビアで狭い山道でもガンガン行ける。傷なんて怖くないから。
で、これらをどう考えればいいんだろう。
まず、得るものについては論考の必要はないよね、得るんだから。
論考が必要なのは、失うものだろう。

まずユーティリティ。
トランクについては、独りで2泊くらいの旅行は全く問題ないですね。
http://minkara.carview.co.jp/userid/928798/blog/
この写真の方はこれでゴルフに行ってるようです。
ゴルフの玉を打つ棒を入れたカバンは助手席に入れてるみたい(ちなみにオレは嫌いだからゴルフはしない)。
要するに、普通の生活とか数泊くらいの旅行であれば全く問題ないユーティリティをロードスターは持っています、多分。
ただし、素のままではロードバイクは載せられない。

だがなあ、どんな世界にもツワモノはいるもので…
http://minkara.carview.co.jp/userid/2244157/album/46842/
2台載せてるし、この人。
わたしは、ロードバイクの前後のホイールを外して助手席に収め、キャリアを使ってフレームだけ何とかなればいいと思ってたので、この写真の事実だけで正解。
つまり、ロードバイクの搬送はロードスターで問題ない。

カネ。
いいだろ別にカネは。
今までガキどもに、はっきり云って数百万、もしかしたらもっともっともっともっとかけてきたし。
数百万くらい払えるよ(現金+ローンでな)。
互助会よろしく!
銀行よろしく!

山奥の温泉。
それが一番の問題だ。
今乗っているスイフトは、中継ぎ腰掛けのつもりで買った車ですけどね、なかなかいいんですよ。
走るし、曲がるし。
まあ、ちょっと小回りは効かないけど、やすかったのにいい車です。
今では15万キロに達し、座席からは内臓がはみ出ており、全身傷だらけ。
でも、それでこそ山奥の狭い道の果てにある温泉に行けたんだよね。
傷つくことを恐れることなくね。
そんな道をロードスターで走るのは流石に嫌だもん。
その解決策としては、
「中古の110カブを買う」
しかない。
カブだったら、高速道路以外どんなとこでも行ける。
110だったら、ダンデムも可能。
http://blog.goo.ne.jp/dream-shizuoka/e/7f6d54125c3231d63037c2d8b187b4a5

冬は寒いが、寒さのあとの温泉は最高じゃろう。
夏は暑いが、温泉で火照った頬を流れる風は、カブに乗っとって最高に感じるじゃろう。

ということで、あらゆる意味でロードスターを買うべき条件は整った。
あとは、互助会と銀行が「うん」と頷いてくれれば、それだけで良い。
よろしくお願いします。
こちらからは以上です。

倉真赤石温泉(11)

新年だからといって特にめでたくもないんですけど、社会的儀礼に基づき、皆様あけましておめでとうございます。

正月に行くべき温泉はどこか、熟慮に熟慮を重ねて(約5分間)得た結果は、倉真赤石温泉でした。
さっさと準備を済ませ、さっさとクルマに乗り込み、ガンガン走って温泉に到着。
温泉建屋前の僅かなスペースにクルマを停めつつ奥を見やると、中には鈴木会長(社長と言うか店長と言うか館長というか、要するにこの温泉の持ち主。スズキの鈴木会長に似ているのでオレが勝手に付けているあだ名)が胡座をかいているのが見えました。

クルマを降りて中に入り、
「あけましておめでとうございます」
と挨拶して中に入ると、鈴木会長は弁当を使っていました。
「いやあ、今日はヒマなんで営業開始を12時にしたんだよ」
って、今もうその時間過ぎてるんですけど。
「じゃあまだお湯溜まってないですか」
って訊いたら、会長は弁当を使いつつ、
「いや、いっぱいだよ。いいから早く行ってゆっくり入んな」
と云ってくれたので、会長との会話は後回しにして直ぐに浴室へ。

ここに関しては過去もう10回も書いているのでくだくだしくは書かないですけど、シンプルな浴室、乱舞する湯の華、ぬるくていつまでも入っていられるぬるつる泉質。
全てに変化なし。
どこにもスキはなし。
内湯しかないんだけど浴室にはおっきな窓があって開け閉めでき、湯あたりしそうになればそれを大きく開け放てば宜しい。
あけるとそこに見えるは、杉と竹に覆われた静やかな山林。
人工物は、はるか遠くに頭だけ見える鉄塔のみ。

注がれる源泉。
それと同じ量がオーバーフローしてます。
熱がりの私でも1時間ゆっくり入っていられる奇跡的な温度。
まったく、何も言うことなし。

浴室をでて、汗を拭き拭き会長と会話。
会長、今また新たな野望を抱いているようでした。
真冬に訪れたガッツ石松をして素晴らしいと云わしめた屋上の完全温度無調整炭酸温泉には瞠目するしかなかったが、会長、今回はそこまでハードな企画ではなく、玄関先に「真っ白になる源泉」を引き込んで、訪れるものたちをびっくりさせてやりたいとのこと。
「なあに、そこらに岩はたくさんある。4㌧トラックをぐっとここまで乗ってきて、岩を積んでやればなあに、直ぐにできるよ」
「白骨温泉みたいに真っ白になるんだよ。これを使えばいっぱい客が来るわい」

その意気や吉。
ぜひ期待したいもの。

なお、例のミニカレンダーは今年も健在でした。


あと、レアアイテム化して久しい「倉真赤石温泉タオル」については、本日会長のご機嫌が良かったようで、なんと記念に無料でいただけました。
あくまで超ラッキーなことであり、通常は有料であることは強く申し伝えます。

さらにあと、数年前に自販機あらしにやられて以来、ここには自販機はありません。
殆どの方は掛川バイパス西郷ICから現地を目指すと思われるが、途中でファミマ(旧さーK)があるので、そこで適度な補給をするがよろし(倉真赤石温泉は、持ち込み可じゃ)。

兎に角、鈴木会長。
今年も意気軒昂と見た。