走ってるとだいたい常にギシミシ音がする。
どこからギシミシが発生するのか走っている途中に耳を澄ませてみるがさっぱりワカランチン。
発生場所がわからんから原因もわからん。
わからんなりにつらつら考えてみるに発生場所の可能性としては、
- ボトムブラケット
- ステム周辺
- サドル周辺
通常の着座走行状態でも踊りながら走っても、高速(わしの場合「高速」とは30km/hが規定値である)でも低速でも兎に角いつもギシミシ音がする。
更には停止した状態でハンドルを上からグイグイ押さえつけたり、押さえたまま左右にハンドルを振ってもやはりギシミシ音がする。
となると、やはしステムやハンドル周辺がホンボシのような気もする
付いていて然るべき場所のグリスが切れとるんじゃろうか。
締め付けとるネジが緩んできとるのか。
いずれもちょっとネジを締めてみたりばらしてみたりとワシの手に負えん感じ。
ネジの増し締めなんかは暫く前までテキトーな感じでじゃんじゃんやっとたんじゃけど、実はそれこそが素人の浅はかさであり、規定の強さより弱ければ正常に機能しない危険があるとある日知った。
簡単に云うと、例えばブレーキキャリパーに付いとるワイヤーというかケーブルというか、あれの締め付けが弱かったと思いねえ。
そうするとブレーキをかけようと思ってレバーをグイと引いたらケーブルが抜けてしまい停止することが出来ず車列に突入し、ワシは最悪お☆様になってしまうかもしれん。
逆に強く締めたらその瞬間、パキンとか云う軽快な音とともに部品が割れ、いや部品じゃったら何とかなるがフレーム(猫に小判なカーボンフレーム)が軽快な音を立てて逝ってしもうたら、もう目も当てられん。
ということで怖くてネジも締められん。
とは云ってもやはりギシミシ音も恐ろしい。
ある日走っとったら突然車体がバラけて前のめりに突っ込み、顔面を強打したり修復したばかりの前歯が砕け散るのはやはり忍びないし、そこまで行かずともギシミシ云わせながら走行中、別の自転車に千切られる瞬間そいつにその音を聞かれるのがなんだか恥ずかしい。
ということで、通勤でいつも使っとるトレッくんの代わりにメルくんに乗って事務所に行き、仕事が終わってから出入りしとるミソノイに行ってちょっと見てもらった。
その日はちょうどミソノイ有楽街店のウェブサイトの写真に載っとる若い店員さん(ちいとかっこいいにいさんです)がおったんで早速現在の窮状を訴えてみた。
「ま〜異音の原因なんていろいろありますけどね〜」
などと云いながらハンドル握って押したり振ったり異音の診断すること約1分。
「ちょっと部品交換しますね〜」
ショップ内の作業場にメルくんを持ち込みハンドルを外し、ついとったスペーサー(ハンドルの高さを調整する輪っか)を別のに交換した。
上の丸いフタとステムの間にある 輪っかをアルミのに交換したら音消えた © ill-health(ruephas) 2011-2018 |
要するに診断時間及びオペ時間合わせて僅か3分で、完全静音化完了。
作業工賃は部品込で1,080円。
「もともと付いてたスペーサーはカーボンなんですけどね、カーボンって潰れて行くんですよね、それが異音の原因だったんでアルミのやつに換えました」
うーん、そんなところに原因があるなんざ、ワシのようなトーシローにはわからんよ全く。
そしてやはりプロはすげえと思いましたよ。
ちなみにスペーサーの交換が終わってハンドルをステムに取り付けとる時に、にいさんは普通のアーレンキー(六角レンチ)を使っとったんで、
「締め付けの強さはやはりあれですか、長年の経験と勘でやってるんですか」
と問うてみたところ、
「とんでもない、ボクにそんな感覚は全く無いです。ちゃんとトルクレンチ使って規定通りの強さで締めますよ」
とのことで、最後はやはりトルクレンチで仕上げとりました。
メルくんは一生もんだから、長く乗りたい。
パキンという軽快な音だけは絶対に避けたい。
トルクレンチ、本格修理用のと持ち運べる携帯用のやつ買おう。
一時的にカネはかかるが、必要だと痛感したからなあ。
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コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。