2018年5月26日土曜日

Ride before you look!(31) トルクレンチが欲しい(その1)

ステムのトップチューブ側:7Nm
ステムのハンドル側:5Nm
サドル:11Nm

目視の限りだと(見逃しはあるかもしれんけど)これしか数値は書いていなかった。
何かと言うと、ロードバイクを構成する部品の取り付け強度。
上の3つはワシが乗っとるメルくんのパーツに記載してあったものじゃな。
Nmとはニュートンメートルの略らしく、するってえともしかして林檎の落下が関係しているかもな。
と思いWikipediaを一読しても何もわからんかった。
というか、短文ながら最後まで読み切ることはワシにはできんかった。
ワシには宇宙語は読めない。
読めないが兎に角、例えばステムのトップチューブ側のネジを締めるときには7Nmとかいうのが適切な強さで、それ以上でもそれ以下でもよろしくありません、ということじゃろうと思う。
前にも書いたとおり、ワシ今までそんなことは全然わからんちんじゃったから何も気にせず各部のネジはじゃんじゃん緩めてテキトーな強さでじゃんじゃん締めとった。
つい最近「テキトーに締めるネジによる恐怖」というものを物の本で知り、ああワシはなんとしたオロカモノよと恐れ入ったというわけじゃい。
締め過ぎらばパーツが破損せしめたりネジがネジ切れる(わははは城島茂より低レヴェルじゃなあ)、しかして弱すぎらばパーツの脱落。
前者であらば最悪カネで片を付けようかとも云えるが、後者の場合自らの或いは他者の身体を傷つけ、最悪死に至らしめてしまう可能性さえ否定できぬ。
じゃからロードバイク各部のネジは適切な強さで締めねばならぬということ、あたり前田のクラッカーである。

じゃが、ワシは絶対音階ならぬ絶対Nm感は持っとらん。
ワシだけでなく大部分の自転車乗りも持っとらんらしく、剰え日頃お世話になっとる自転車屋のおにいさんでさえも持っとらんと先日ワシに告白したところだ。
ネットで調べた範囲では世界に誰一人として正確なNmを自らの肉体のみで測ることができる人は居ないということが判明した。
これに就いては後日「世界Nm学会」で発表する予定じゃ。
ですので、
「Nmがわからないとお嘆きのあなた。そんな事もあろうかと思いましてワシらがNmをちゃ〜んと図れる道具を作っておりやすぜ」
という者たちが世の中に存在するわけですな。
なるほど。
ワシもその者たちが作る道具にあやかりたいと切に思うところである。
その道具のことを世間様は「トルクレンチ」と呼ぶ。
なぜ「Nmレンチ」と呼ばないのか調べてみたがどこにも書いてなかった。
トルクと云えば自動車方面でよく使う単語なのでそっちの関係なのかもしれぬ。
試しにワシはトルクレンチ ロードバイクのキーワードでググってみました所もうじゃんじゃん記事は出る広告は出るブログは出る。
多くの者どもがこんなにもNmの迷路に迷い込んどるのかと驚かされたわ。

まあよい。
兎に角ワシもトルクレンチがほしい。
どんな性能が必要なんじゃろうか。
メルくんに付いとるコンポはSHIMANO製なのでそれをキーワードに調べてみると、駆動系(BB・クランク関係・スプロケ・ペダル等)はかなり大きな力、つまり30〜50Nmが必要となることがわかった。
そりゃそうじゃろう、脚の力がじゃんじゃんかかるんじゃもの。
これらは今の段階では自らバラすようなことはまずないと思われるので(先々は多分バラすと思うじゃが)、今はここまでの性能はいらんじゃろう。
その他の各パーツは上限が10Nmであることもわかった。
下限の強さはクランクキャップという部品(どこに付いとるどんな部品なんじゃろうか?)の0.7〜1.5Nm。
まあこれは間を取って1Nmで締めれば良いじゃろう。
という事で、ワシに必要なのは「1〜11Nmの範囲を1Nm単位で締められるトルクレンチ」ということであることがわかった。

そこでちいと気になると云うか、ワシまだシートのポジション(高さと前後)とクリートのポジション(取り付け角度)がまだ決まっとらん。
以前よりだいぶ良くはなってきたんじゃが、腹にストンと落ちるような納得感まであと1〜2歩という感じ。
じゃから、走っとる時に一旦降りてちょこちょこ調整する場合がありその調整箇所にもちゃあんと指定値がある。
今は普通のL型アーレンキーのセットをツールボトルに入れておってそれを使っとるが、もう空恐ろしくてそれらについては緩める時しか使えん精神状態。
じゃとすると、もし「携帯できてちっちゃくて軽くて丈夫で1〜11Nmを正確に締められるトルクレンチ」があれば精神衛生的に大変好ましいです。
それがある程度のレベルのものであればそれ一つ持っとけば自宅での整備にも使え、出先での調整にも使え、つまり財布に優しいというすんばらしい状態が期待できる。

よし、ならば探そう。
ターゲットはズバリ!

携帯できてちっちゃくて軽くて丈夫で1〜11Nmを正確に締められるトルクレンチ

もっと云えば数千円で買えれば言うことなしであります。

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コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。