2019年12月31日火曜日

温泉に行かない日(420) 素晴らしき小林製薬ネーミングワールド

  • アッチQQ(熱くなった部分にぶつけてくやつ)
  • オイルデル(便秘にぶつけてくやつ)
  • オシリア(お尻のかゆみにぶつけてくやつ)
  • カブナース(尿パッドによるかゆみにぶつけてくやつ)
  • ガスピタンa(屁にぶつけてくやつ)
  • 漢方ズッキノン(頭のずきずきにぶつけてくやつ)
  • 漢方ナイトミン(不眠にぶつけてくやつ)
  • 漢方ヒロレス(疲労にぶつけてくやつ)
  • ケシミンクリーム(シミにぶつけていくやつ)
  • 健脳ヘルプ(認知症にぶつけていくやつ)
  • コムレケア(こむらかえしにぶつけてくやつ)
  • コリホグス(筋肉のこりにぶつけてくやつ)
  • サカムケア(逆剥けにぶつけてくやつ)
  • さらくちだま(粘った口にぶつけてくやつ)
  • しみとりーな(シミにぶつけてくやつ)
  • ステンレス水筒洗浄中(水筒の汚れにぶくけてくやつ)
  • スミガキ(歯の汚れにぶつけてくけど特に炭がはいってるやつ)
  • チクナインa(蓄膿にぶつけてくやつ)
  • チン!してふくだけ(電子レンジの汚れにぶつけてくやつ)
  • 爪ピカッシュ(爪のザラザラにぶつけてくやつ)
  • 天使のミミクリン(耳の汚れにぶつけてくやつ)
  • トイレその後に(トイレのあとにぶつけてくやつ)
  • 熱さまシート(発熱にぶつけてくやつ)
  • のどぬ~る(喉のバイキンにぶつけてくやつ)
  • ハレナース(扁桃腺にぶつけてくやつ)
  • ハナノアa(鼻詰まりにぶつけてくやつ)
  • ファイチ(貧血にぶつけてくやつ)
  • ボーコレン(膀胱の残尿感にぶつけてくやつ)
  • ムズメン(男性の内股のかゆみにぶつけてくやつ)
  • ユリナールa(頻尿にぶつけてくやつ)
  • ユービケア(こわばった指にぶつけてくやつ)
  • ロコエール(関節関係にぶつけてくやつ)
  • ワキガード(ワキガにぶつけてくやつ)
  • 物忘れ改善薬 ワスノン(物忘れにぶつけてくやつ)

以上は小林製薬の公式サイトを見て「ヘンな名前じゃなあ」と感じた商品の一覧じゃ。
いずれも誠に立派なものじゃ。
小林製薬のネーミングが「なんかおかしいぞ」と思っている人は多いじゃろうし、ワシもかなり以前からそのように感じておったわけじゃが、改めて調べて並べてみると最早ヤケクソというか形振り構わぬというか、そのような感想を覚える次第じゃ。
これらは誰が考え、誰が決裁しとるのじゃろうか。
ワシは再度小林製薬の公式サイトを隈無く調べてみたが、商品名の決定に関する記述はなかったのは残念じゃ。
したがって想像するしかない。

担当者が考え、課長次長あたりに提案し、次長は部長執行役員あたりに根回しし担当者に稟議を書かせ、役員会で審議して最終的には社長にひっくり返されるなどという清水一行的ドラマティックな展開があったりするのじゃろうか。
それとも最初っから全くのトップダウンだったりして。
新製品に対してトンデモネーミングを場の空気も読まぬまま乱発してくる独裁社長で、それを諌める忠臣は既になく、イエスマンまるけの企業統治的に問題ありな会社に見えるんじゃけども案外そのトンデモネーミングが市場消費者の心を鷲掴みにしておって、結果として商売繁盛しておるのかもしれぬ。

むしろ読んだだけで股間がむず痒くなる
もしやこれも社長暴走の結果か…?
© 2019 Kobayashi Pharmaceutical
Co., Ltd. All Rights Reserved.

どちらなのかはわからんし、どちらでもないかもしれぬ。
真実は多分WEBの世界を丹念に調べれば判明するじゃろうけど特に調べようとは思わん。
真実を知ったとてそれが何になるじゃろう。
知らないほうが面白い。
ワシの願いとしては、小林製薬さんには今後もワシらの心にどストライクなネーミングを連発していただき、新鮮な驚きを与え続けてほしいというそれだけじゃ。

年末を過ごすにあたって誠に相応しい話題で今年を締めくくれたことを、ワシは誇りに思う。
じゃあなさようなら2019年。
来年もよろしく2019年。

2019年12月30日月曜日

温泉に行かない日(419) このブログは本当に「温/泉/週/記」かどうか数値で検証⑤

ワシは飲み屋にしても飯屋にしても温泉銭湯にしても、馴染みのところを探してそこに何回も行くという性格がある。
勿論新規物件をガンガン開拓するのが好きな人が居るのも知っとるしそれはそれで楽しいじゃろうと思う。
ただワシは基本的にめんどくさがりと云うか開拓心に乏しいと云うかそういった性格を持ち合わせておるからそっち方面にあまり力を注いどらんように思う。
では実際のリピ率と云うかなんと云うかを実際に見てみよう。
上位だけご紹介するじゃ。


全リストはこちら(Google Spreadsheetが開きます)じゃ。

件数としては143じゃけど、人が書いたり数えたりしとることの結果じゃから多少の間違いはあるかも知れん。
勿論「ポスト数=行った回数」という訳ではない。
また逆に、行っとるのに書いとらん温泉銭湯もある。
このブログを始めたのは2011年じゃけど、それ以前に行っとった特に関西方面にある温泉銭湯が思いのほか多く、基本的に全ての既湯温泉銭湯を載せておる温/泉/週/記Mapとこのブログを見比べながら未記載温泉銭湯件数をざっと確認してみたら82ヶ所(これまたGoogle Spreadsheetが開きます)程もあった。

その上での考察じゃが、まず143(未記載の82ヶ所を加えると225ヶ所)という数字そのものについては「案外沢山色んなとこに行っとるなあ」という感想じゃ。
勿論、世に数多存在する温泉銭湯入浴家にはプロやセミプロ級の者もおるじゃろうから「500ヶ所入浴しました」「先月には念願の1000ヶ所入浴果たしました。これぞ正しく1000湯ガハハ」などという豪の者もザラな筈でそういった人々の足元にも及ばんわけじゃが、しかし逆に言えば、例えばあなたの身近な人に200ヶ所以上の温泉銭湯に入ったことがある人は多分皆無と思う。
そういう意味ではワシはまあ珍しいと云って差支えないとは思う。

さて問題の「リピ率」の件じゃ。
例えば根拠がないものの「リピしとる」と云える回数を仮に5回以上とすると、
リピ施設:9施設(6.2%)
非リピ施設:134施設(93.8%)
ということになる(割合の母数は143としとる、以後同様)。
まあ確かに倉真赤石温泉とかみよし湯なんかはワシ自身が見ても「おんなじ場所でなんでこんなに書けるんじゃろうか?」と思えるくらい書いておるんじゃけども、そのような場所は案外少なかったようじゃ。
1回しか書いとらんところの件数は丁度100施設で、割合にすれば実に70%となる。
エリア的には当然のことながら静岡県が圧倒的に多いが、単身赴任などで自宅以外に住んだ場所についても結構多く、特に静岡県富士市に住んでおった時期には可成り積極的に色んな場所を「新規開拓」しておったのがリストにするとよく分かる。
何だ案外ワシは新しいとこを探して訪れるのが好きなのかも知れん。
ならば今後は毎月1ヶ所というわけには参らぬものの、出来るだけ新規物件を意識した温泉銭湯巡りをしてみようと思った次第じゃ。
クルマの性能も良くなって、今までよりも遠くに行くことにあまり苦労がなくなったし。
来年はとりあえず西を攻めるか東に向かうか、暮れ正月の間に探してみようかの。

2019年12月29日日曜日

温泉に行かない日(418) 温泉銭湯に来てほしくないヤツら

以前に温泉銭湯に於ける犯罪者の量刑一覧というポストを書いたんじゃが、ワシごときがそのような事をいくら書いたと云えどもその手の犯罪者は一向に減る気配を見せん。
具体的には、
  • 体を洗わずいきなり浴槽に入る
  • 洗い場で痰を吐く
  • 浴槽或いは洗い場で放尿する
  • 浴槽或いは洗い場で屁をこく
等という行為をしでかす犯罪者共を糾弾断罪し、死刑・遠流の刑等の量刑を決定したというものじゃ。
なお云うまでもないが、上記4点に該当するものは全員切腹と決まっておる。
これらの如き重罪までは行かないものの、善良な入浴者をして思わず眉を顰めさせる行為をしでかす常識知らずが相変わらず多い。
昨日は浜名湖グランドホテルさざなみ館に行き、本日はしおさい竜洋で入浴を楽しんだわけじゃが年末で浮かれた者共が多いせいか、気に触る客が普段より多かった。
いや、多くの人ならばあまり気にも留めんことかも知れんが、ワシにはいちいち引っかかる。
年を食ったせいで了見が狭くなっとることもあるとは思うが、次の行為については皆様どう思われるじゃろうか?
  • 薄っすらと目を閉じて鼻歌を歌い続けるヤツ
    まあ気持ちはわからんでもない。
    浴室内は構造的にリバーブ効果が高いので下手くそが唸る鼻歌でも上手く聞こえるという特性があるから。
    しかしワシは心静かにお湯に浸かっていたい。
    ジジイの鼻歌を聞きたくはない。
    それなのに隣のジジイに長々と鼻歌を唸られると辟易する。
    これまで出会った鼻歌ジジイは例外なく薄気味悪いビブラートを深く深くかけて自己陶酔して瞑目して歌っとる。
    そのような不気味なことは自宅の風呂でやってくれ。
  • 浴槽に飛び込むヤツ
    常識をまだ弁えておらん小学生ならばまだ我慢できる。
    いい年こいたおっさんがお湯の飛沫が飛ぶくらいの勢いで湯船に飛び込むのはもう犯罪じゃろう。
    飛び込んだ後剰え満足げに「はぁ〜、いいなあ温泉は」などと口走っとる者さえおる。
    なあにがいい温泉じゃ馬鹿め。
    死んでくれ。
  • 大声での会話をするヤツ・不気味な笑い声を上げるヤツ
    浴室浴槽で喋るなとは云わん。
    ワシとて友人と入浴したならば軽い会話を楽しむこともある。
    しかし、大音声はやめてくれ。
    かてて加えてじゃ「ひひひひひひひ」という感じで不気味な笑いを発し続けるものもおる。
    「さあ、風呂上がったら帰りは楽だぞ」
    「そうだよなあ。東名のインターまで10分ちょっとだしなぁひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ」
    「ひひひひひひひひひひひひ」
    東名のICまで10分くらいでつけるのの何が有り難くてひひひひと笑うのか全くわからん。
    深夜の地下室でこのひひひひひひひひを聞いたならば、必ずや失禁するほどの恐怖を覚えるであろう不気味な笑いはやめてくれ。
  • ドアを閉めんヤツ
    これは何故か特にジジイに多いように見受けられるが、兎に角「ケツの締りが悪い」やつが居る。
    脱衣室から浴室の間の扉を無神経に「バン」と閉め、勢いで跳ね返って扉が半開きになっとるのも気にせずかけ湯もしないで湯船に突入というのが彼奴らのルーティンじゃ。
    浴室から外湯に向かうときも同様であり、半分空いとる扉の間から冷たい風が吹き込んできて体を洗っとる人が寒そうにしとるときもある。
要するに、兎に角無神経な奴は温泉銭湯に来るな。
ワシらはこういった外道共を見てイライラするために温泉銭湯に来とるわけではない。
ただただ心を休め、いいお湯や良い風情を味わいたいから来とるんじゃ。
わかったかバカどもめ。

2019年12月28日土曜日

温泉に行かない日(417) キックバネを買いに

自宅のドアに付いとるというか空いとるというか、新聞受けがあるじゃろう。
あれの蓋が壊れてしもうた。
壊れて外れてしもうた。

外れた蓋
輪ゴムは上部のシャフト上のものが
紛失せんようにするためはめとる
なんだか哀れな姿じゃ
© ill-health(ruephas) 2019

というか随分前から壊れとったんじゃけど面倒くさくて放置しておった。
しかし余りに体裁が良くないため一大決心をば致して修復することにした。
とは云っても自分で修復させる自信は全く無い。
苦労ばかりじゃろう。
ワシとしてはこのような類の件は大変苦手としておる。
若い頃の苦労は買ってでもやれとの言葉があるが意味がわからない。
金を出して苦労が回避できるのであらばそれでよいではないかと思うところもある。
そもそもワシは既に若くもないから苦労を買う義務もない。
つまり自分でやる気はさらさらない。

ちょうど都合の良いことに自宅の向かいに建築資材販売会社があって、この会社はワシが引っ越してきた頃から潰れもせずずっと手堅く経営を継続しとる。
継続しとるだけではなく、年々少しずつじゃけど社屋がきれいになってきとる。
言い換えれば顧客に恵まれ、きちんと良心的な商売をしとるということじゃ。
ここならば安心できると思い早速相談してみた。
外れた蓋を手に持って行って、居合わせた若い職人さんに窮状を訴えてみた。
職人さんはしげしげと蓋を眺め、裏返して触り、いろんな箇所を弄くり、そしてワシに云った。
「うーん、ちょっと難しそうですね」
そうか、難しいか。
「このバネが折れちゃってるのが原因なんですけど、メーカーも型番もわからないんで同じものが手に入るかどうか…」
そうか、手に入らんか。

わかるじゃろうか
バネの右側の上が折れておる
実際にはもっとぐーっと長くなっておって
それでもって蓋を押さえるという仕組み
© ill-health(ruephas) 2019

「どうです?こうなったらもうドアごと交換ってのは」
「いやあ、やめときます」
苦労は金で買えば宜しかろうが、まだまだ使えるドアの本体を買う気は全く無い。
そもそもマンションであり、ドア自体は共用部分とされとるから勝手に交換は出来ん決まりじゃ。
兎に角建材屋のプロが「難しい」ということは難しいんじゃろう。
ワシは肩を落として自宅に取って返し、自らの手で事態を打開することとした。
Macbookの蓋(こちらの蓋はまだまだ健在)をぱかりと開けてChromeを立ち上げドア新聞受け バネで全世界を検索してみると、ワシと同じ悩みを抱えておる民が多数おっていろんな事を書いておる。
いくつか読んでわかったのは、折れた蓋のバネをことを「キックバネ」と云い、ワシんちの新聞受けの蓋のように何かを裏側からぐっと抑える場合によく使われる部材のようじゃ。
これをうまいこと入手せしめ、蓋についとるところの棒状のものにうまいことはめ込みさえすれば、まあ元通りとは云わんまでもうまいこと修復できることはわかった。
ならばキックバネを入手するまでのこと。
ワシは早速真っ黄っ黄のスイスポに颯爽と乗り込み、一番近くにある大型DIY店に向かった。
開店直後の店内に入り真っ直ぐサービスカウンターに歩み寄り、そこに立っておったおっちゃんに外れた蓋を指し示して、
「このバネが折れっちゃったんで同じようなものを買いたいんですが」
と伝えると、おっちゃんは即座に胸ポケットからPHSを取り出し、
「あ〜、◯◯君か。キックバネ探してるお客さんが居るんで売り場案内してくれ」
と◯◯君に指示した。
因みにワシから「キックバネを買いたい」とは一言も云っとらん。
ああ見えてあのおっちゃん、なかなかのプロじゃ。
すぐに飛んできた◯◯くんに蓋を見せると、
「あ〜、う〜ん…これですか。あるかなぁ」
と客を可成り不安にさせる言葉を吐いた後足早に歩き出した。
ワシも急いで◯◯君のあとについて行った。
建築資材コーナーに辿り着くとワシを見て、
「ここなんですがね、うーんやっぱりなさそうだなあ」
棚を見ると数種類のキックバネがあるにはあるがまさに帯に短し襷に長し状態で、シャフトの直径(2〜3mm程度)に上手く適合しそうなものは非常に弱っちくてとても蓋を押さえられるような力はなさそうだし、逆にこれならば蓋をぐっと押さえられるじゃろうと思われるものは、コイル状の部分の内径が7〜8mmもあって棒に嵌めてもガバガバで使い物にならんじゃろうと思われる。
ワシはこの店を諦め、少し先にある別の大型DIY店に向かった。
最早店員に聞くまでもなく、ワシは真っ直ぐ建築資材コーナーに向かい、すぐにキックバネの在り処を見つけた。
しかし、そこでも状況は似たようなものじゃった。
ワシは「ううむ」と唸り声を上げ、真っ黄っ黄のスイスポに戻ってシートに座り、窓を開けて煙草に火をつけて一服つけながらiPhoneで近くにある金物屋を探してみた。
個人経営系の金物屋は案外沢山あり、その検索結果に基づき4店程訪れてみたがよく考えれば本日は年末の日曜日。
個人経営ゆえどこもかしこも既にお休み。
店先に「謹賀新年」と書かれた正月飾りを掲げており扉はピタリと閉じられておる。
まあ仕方ない。
続きは来年に回し、暮と正月は郵便受けがぱかりと空いたまま過ごすとしよう。
これもまたヨシじゃ。

多分こんな感じのバネが良さそうに思えるんじゃが
サイズもわからんしネットで買うのはちょっとなあ…
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金物屋回りが空振りに終わったワシは、その脚でしおさい竜洋に向かい、ひとっ風呂浴びてから帰宅して昼寝をしたわけじゃ。

2019年12月14日土曜日

かんぽの宿 浜名湖三ヶ日(7)・完

最初に書いたのは2011年か
もう8年も前か。
多分もっと前に行っとったと思うんじゃがどうも思い出せんが。
しかし読み返してみると何か当時のワシは色々悩んでいた様子じゃ。
うむ。
それをこの温泉が助けてくれたんじゃろう。

本日、そのかんぽの宿 浜名湖三ヶ日に行ってきた。
これが最後じゃから。
かんぽの宿浜名湖三ヶ日ついては何回か書いとるけども、温泉欠乏地であるここ静岡県西部地区ではまさに出色、素晴らしい泉質、このような素晴らしい温泉が来週から喪失してしまうのは誠に残念。

仕方ない。
ワシは本日、最後の入浴をしてきた。
温かくてねえ、泉質はそれなりに鋭いものもあったが相対的には丸くてね、本当にいい泉質。
ありがとうじゃった、素晴らしい泉質じゃった。
本当にありがとうよう。
ありがとうじゃった。
素晴らしい温泉じゃった。
ほんとうにありがとう。

さようなら。
ありがとう。
本当にありがとう。

さようなら。

2019年12月13日金曜日

温泉に行かない日(416) ワシが結構キライと思うヤツ PartⅣ

街角やスーパー店内もしくは観光地などで気になるのが、白い「節麺」を耳にぶら下げてある種の病気に罹っているかのようにぶつぶつぶつぶつぶつぶつぶつぶつぶつぶつぶつぶつぶつぶつぶつ喋りながら歩いているヤツじゃ。
キライとは思わんがかなり気味が悪い。
そういうヤツに限って真っ黒いマスクを口に当てたりしとる。
その事により不気味さの度合いがいや増しておる。
彼奴ら(きゃつら、と発語しなされ)はなぜ節麺を耳にぶら下げておるのか。
なぜ節麺を耳に当てて街を歩くのか。
おかしくないか、節麺じゃよ。

いや、間違えないでおくれ。
ワシは節麺を否定するつもりは全く無い。
実際手元にある。
これじゃ。

ワシが淡路島で買った節麺
見ての通り耳にはめるものではなく
茹でて食うのが正しい
© ill-health(ruephas) 2019
味噌汁に入れても美味いし、パスタっぽくオリーブオイルとヒマラヤ岩塩と胡椒だけで仕上げても美味い。
主食にも肴にもなるスグレモノじゃ。
しかし、かと云ってこの節麺を耳にぶら下げて街やスーパーや社内を歩くのは御免被る。
節面を耳からぶら下げてぶつぶつぶつぶつぶつブツブツブツブツつぶやきながら歩く、クルマを転がす奴らは、何が面白いのであろうか?
噂によると、街をブツブツ系の節麺野郎が耳からぶら下げとるその節面は、驚くべきことに何と数万円すると聞いた。
しかも驚くべきことに、食い物屋では売っておらんとも聞いた。
一体どこで売っておるのじゃろうか。
一方ワシが所持しとった節麺は確か淡路島の岩屋港で購入したと記憶しとるが、袋の中に何百個と入ったものが200円くらいじゃった。
これこそ真っ当な節麺といえるじゃろう。

いずれ節麺を耳からぶら下げるのはやめておけ。
かっこ悪いばかりじゃ。

節麺は小麦製じゃから、この男、湿度が上がれば
耳がベタベタしてしまうじゃろう
節麺は耳に入れるのはやめて
茹でて食うがやはり吉じゃろう

本日は異常じゃ。
またな。

2019年12月8日日曜日

温泉に行かない日(415) このブログは本当に「温/泉/週/記」かどうか数値で検証④

今回は前回最後に書いた件について可視化してみようと思うとる。
何を書いたかと云うと、
ワシという人間は比較的「何にでも興味を示すが、同時に飽きやすい」というふうに仕上がっとるため、どうしても身の回りで気づいたり起こったりしたいろんなことについて書きたくなってしまうということも理由じゃと思う。
ワシとしてはそれはそれでいいと思っとるよ。
じゃ。
温/泉/週/記との名前に反し、温泉銭湯とは全く関係ないポストをかなり大量にしておる。
どんな具合かというとこのような有様じゃ。


タイトル件数
温泉に行かない日414
プロジェクト "山神社"47
チャンピックス日記42
Ride before you look!35
不健康で酒まみれなダイエット日記33
ロードバイクを手に入れたい日記23
やぎさんが好き!21
たおやかに勤務中Returns19
結膜下出血顛末17
禁煙不定期記11
チャンピックス日記Ⅱ10
五十肩との戦い4

もしかしてこの他にもあるかも知れんが、拾うのが途中で面倒になってきたためこのへんでやめてしもうた。
全部で12種類ある。
温泉に行かない日というのは、ブログを始めた2011年4月23日の翌日に早くも書きはじめておって、要するに開始2日後に既にネタに困って苦しんでいた事を意味している。
更にその翌日の25日にも書いておる。
ワシは一体何を考えておったのであろうか?
この温泉に行かない日というのは、全く温泉に関係ないのも確かにあるはあるが、おそらく半分くらいは温泉銭湯関連ネタだと思われるのでまだマシじゃ。
その他の11種類のものは、温泉銭湯とはまさに全く関係ない。
因みにその11種類の合計ポスト件数は262じゃから、総879ポストに占める割合は29.8%とほぼ3割であり決して少なくない。


しかしあれじゃ、ワシゃこのような人類の役に全く一切100%立たない駄文を書き飛ばすのが大好きじゃし、「浮気症」というと言葉は悪いじゃけど「いろんなことに広く興味がある」と書けば随分印象が違うじゃろう。
ワシとしてはこのような感じで興味を感じて面白かったら書くし、面白くなさそうだったらさっさと止めるという潔い行動を続けていこうと思っとる。

やぎさんが好き!(21) お好み焼き さわ田

ここ暫くお好み焼き さわ田(静岡県浜松市北区引佐町渋川4131-1:053-545-0160:営業は土日祝のみ:不定期に休むことあるので事前に公式ブログもしくはInstagramを確認するが吉11:00~18:00:美味いお好み焼きや焼きそばが¥350から♪:ビール・焼酎あり)に行っとらんかったので、昼飯がてらちいと覗いてみることにした。
12時位に着いたんじゃけど珍しくお客さんがおらず、店の奥さんがちょうどキャベツの葉っぱが沢山入ったコンテナをドサリとやぎさんエリアに置いたところじゃった。
そのやぎさんたちじゃけど、今年生まれたココアとマロンはここ数ヶ月見ぬ間に結構デカく育っておるようじゃ。
気になったのは、いつぞや角がもげて流血沙汰になっとったくろやぎさんの姿が見えんかったことじゃけど、まあ1人で上の方に行っておるんじゃろうと思った。

さてこやぎさんの春頃の姿はこうじゃ。

こやぎさんながらきりりとしとる
© ill-health(ruephas) 2019
via Instagram

動画で見るならばこうじゃ。


ほーれどうじゃ、実にかわいいじゃろう。
斜面に生えとる木の葉っぱをちまちま食っとる。
いやあ、かわいい。
しかして現在はこのように育っておるわけじゃ。

むう、こ、これは…
© ill-health(ruephas) 2019
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なんだかすっかりおっさん臭くなっておって驚いた。
角も立派なら顎髭まで生やしておる。
たまに若い男がやぎさん風のヒゲを生やしておるのを見るが「いやあ、君ぃ。もうちいとトシ食ってからやったほうがカッコいいよ」と思う。
これもそれに近いかも知れん。
更にこやつ、かなり鋭い頭突きを習得しておった。
ワシはここにこれば店の向かいの空き地から草を引き千切ってやぎさんたちにあげるのを通例としとるが、この若ひげやぎさん以外のやぎさんに草をあげとるとそいつに突進してきて容赦なく頭突きをカマしとった。
頭vs頭ならば「その意気やヨシ」となるんじゃが、まだ若いからか限界と云うか適切な頭突きポイントを知らんと云うか、相手の腹部に頭突きをカマす。
これはいけません。
老婆心ながら、今後良く学習して「正しい頭突きの方法」を習得するが宜しかろうと本人に繰り返しアドバイスしておいた。

さてくろやぎさんが依然として姿を見せん。
出来上がった焼きそばを食べながら店の奥さんに聞いてみると、
「作手の方にある道の駅に貸し出しているのよ。そこにはしろやぎさんが1匹いるんだけど仲間が欲しいとか云うことで旦那が連れてっちゃったのよ」
「すぐに返してくれるらしいいだけど、あの子がいないと寂しくてねえ」
というような事情らしい。
作手の方にある道の駅とは道の駅作手手作り村(愛知県新城市作手清岳ナガラミ10−2:0536-37-2772:9時~18時:10月~3月は17時まで:定休木曜)のことじゃろう。
「こんど行って様子を見てきてよ」とお願いされたので時間を見つけて見に行こうと思っとる。

まあとにかくは、やぎさんたちの成長の早いことじゃ。
今後もじゃんじゃん育って、そのうちCafe de Clarkのマサオのように、ワシと頭突きを通した交流をしてほしいものじゃ。

2019年12月1日日曜日

温泉に行かない日(414) 亀山屋はかなり凄かった

このサイトでは理由はないが独立した形で食い物屋関係のポストはあまりやらんようにしとるけど、今回はそういう内容じゃ。
ちなみに文中、ラーメンとチキンライスの記述がなされとるが、そのものの写真は載せとらん。
理由はこちらを参照してくだされ。

今日は日曜日じゃから遅く起きた。
概ね9時に目が醒めた。
普段離床するのは公式には6時、しかし実質的には高齢化に伴い「覚醒」する時刻は次第に早まっておる。
即ち大抵朝3時から4時には目が醒めており、6時まではなんとなく義務的に布団に入っとるという感じじゃ。
従いまして、本日の覚醒は普通の日より4〜5時間は遅かったということじゃ。
ワシは普段は朝飯を食わん。
理由はよくわからんのじゃけど普段の朝は何故か非常に吐き気が強く、食べたとしても戻してしまうので食っとらん。
とは云っても、今朝のようにこれだけ遅く起きると流石に懸念となっとる吐き気は発生しておらず、久しぶりに「腹が減ったことが理由で起きた」という感じじゃった。

普段の休日じゃと「さて今日はどこの温泉に行こうか。それとも未参拝の大山くん物件に行くか」という感じでGoogle Mapとにらめっこすることが多いんじゃが、本日は「何を食いに行くかなあ」という感じで考えをめぐらしとった。
そのうち全く脈略も何もなく何となく頭に浮かんできたのが「チキンライス」という単語とそのイメージじゃった。
そのイメージとは、例えば東京銀座の資生堂パーラー(ワシ、一回だけ飯を食ったことがあるヨ)で供されるチキンライスはワシが敬愛する池波正太郎先生の大好物らしかったけども、いくらするかは知らんし知ったとしたら驚愕する[1]じゃろうから特に食いたくない。
例えば卵と私とかのチェーン店のヘンにアレンジされたチキンライスはワシにとってのチキンライスではない。
その他、有名洋食屋で出されるのも違う(と思う。行ったことないんで知らんのじゃ)。
ワシが食いたいチキンライスは、昨日の残りご飯をカゴメのトマトケチャップと味の素(もう死後に近い調味料かも知れん。社名は別として)だけで炒めた感じのやつじゃ。
それを店で喰いたい。
そう思ったワシは、早速Google先生にお伺いを立ててみた。
その結果見つかったのが亀山屋(公式Websiteなし:静岡県浜松市中区鹿谷町27-39:053-453-8759:11:00〜19:30:定休金曜)という街のラーメン屋じゃ。
鹿谷の美術館の近くというかそのへんにある。
亀山というのはこの辺の旧地名であり、軽便鉄道の亀山トンネルにその地名をとどめておる。
ワシ、このあたりはそれこそ何十回何百回と走っとるはずじゃけどもこの亀山屋なるラーメン屋の存在は全くノーマークと云うかマークする以前と云うか本当に知らんかった。
興味を覚えたワシは早速行ってみることにした。

これが亀山屋じゃ
© ill-health(ruephas) 2019
行ってみると率直に云ってそのへんにいくらでもありそうなふつーのラーメン屋じゃ。
店のすぐ脇にある駐車場にクルマを停めて店先に行くと12月に入ったというのに冷やし中華の品札を掲示しておる。
ラーメンと書いてある赤い暖簾を潜って中に入るとかなり狭い店じゃ。
4人掛けのテーブルが3つと二人掛けのテーブルが1つ。
そのうちの1つにはすでに先客が座っており、何かをつまみにしながら大瓶のビールを飲んでおる。
まだ昼前じゃよ。
ワシは空いとったテーブルに席をとり、壁に貼ってあるメニューを眺めた。

写真が斜めなのはメニューの下でビール飲んどる
おっさんの個人情報を保護するためじゃ
勿論腕がないことも理由じゃ
© ill-health(ruephas) 2019
本日ワシはこの店でチキンライスを食うためにやってきた。
400円じゃ。
しかし、他のメニューを見てワシは思わず呻き声を上げた。
  • ラーメン350円?!
  • 野菜いため300円?!
  • 餃子(6ケ)250円?!
はあ?
なんじゃこりゃ?
この価格は?
おかしいじゃろこれ。
例えばじゃ、腹を空かした男がここに辿り着き、ラーメンとチキンライスと餃子を食っても千円札1枚で済む。
どうなっとんじゃここは。
ワシは当初の目的であるチキンライスに加えてラーメン350円也を注文した。
お店は所謂「ワンオペ」で、コマのようにくるくると立ち働いとるのはおばちゃん1人だけじゃ。
調理も提供も会計もテーブルの片付けもすべてこの小柄なおばちゃんが執り行っとる。
すげえ。

まず来たのはラーメンじゃ。
超正統派のラーメン、いや中華そば若しくは支那そばと云ったほうが宜しかろう。
鹹水の効いた麺が丼の縁までいっぱいに注がれた住んだスープの中に潜んどる。
小口に刻まれた青葱、昔懐かしいナルト、チャーシュー、シナチク。
比喩の言葉が陳腐すぎてすまんが、誠に昔ながらの中華そばそのもの。
味もいいけども、特筆すべきは「ちゃんと熱い」ことじゃ。
ラーメンの基本中の基本。
ぬるくて味の良いラーメンより、そんなに旨くなくてもちゃんと熱いラーメンをワシは選ぶ。
ここ亀山屋は、旨くて熱い。
文句なし。
嬉しがりながらラーメンを啜っとると、おばちゃんが遂に目的のチキンライスを持ってきてくれた。
値段の割に盛りは極めて多く、グリーンピースと鶏肉のかけらが入っとるこれはまさにワシの期待通りの一品じゃ。
いい意味で毒々しいほどケチャップ色をしており、一口食すとかなり熱い。
出来たての熱々。
期待通り、いや、期待以上にワシの好みの味。
特筆すべきは、紅生姜の存在じゃ。
最初は「ん?」と思ったが、チキンライスに適量載せてともに食すとこれが非常に合う。
チキンライスと紅生姜の素敵なマリアージュじゃ(くふ)。
ラーメンもチキンライスも十分に盛りがいいので、完食するのが辛かったほどじゃ。
満腹により、ラーメンのスープを全部飲めなかったことが実に悔やまれる。

しかしこれはいいとこを見つけた。
鹿谷で営業時間が19時30分じゃったら会社帰りに寄れるかも知れんし、本日のような休みの日にふと思いついて行くにも何の問題もない。
気をつけねばならんのは唯一つ。
注文すべきは何か1品のみ。
主食級を2品頼んでしまうと完食できなくて結果後悔するのがオチじゃ。
あと、途中でも書いたがこの店は「ワンオペ」じゃ。
おばちゃん1人が全部やりなすっとる。
じゃから、席についてから注文を取りに来るまでに時間がかかるし、注文してから提供されるまでも時間がかかる。
1人で切り回しとる人気店じゃから当たり前の話じゃ。
時間に余裕を持って、ゆったりした気持ちで出向かれるが宜しかろう。

[1]
書いた後値段が気になったので、サイバー空間をいろいろと捜し歩いてみましたが、不思議なことにどこにも価格が書いていない。
資生堂パーラーの公式サイトにも、個人系のブログにも、グルメサイトにも一切書いていない。
おかしな話です。
因みに名古屋店の価格は1,700円(税込)。

温泉に行かない日(413) このブログは本当に「温/泉/週/記」かどうか数値で検証③

さて次は温泉銭湯モノかそれ以外かの問題について検証じゃ。
ここで云う「温泉銭湯モノ」とは、温泉銭湯に入った事そのものを書いとる事を意味しとって、内容的には温泉銭湯のことであっても例えば京都にはこんなにたくさん銭湯がある、とか三谷温泉の日帰り温泉パスポートの存在を発見したとか云うのは除外しておる。
タイトルで言うと、温泉銭湯名そのものズバリが書かれておるものが対象となっておる。
結果は書いとる当人は当然わかっとって、数を拾う前は「温泉銭湯モノはまあ大体10%くらいじゃろうという感覚じゃった。
実際のところはこんな感じじゃ。

(Powered by Google spreadsheets)
青い縦棒が温泉銭湯モノで、赤がそれ以外じゃ(左軸)。
オレンジ色の折れ線が温泉銭湯モノの割合を示しとる(右軸)。
見ての通り圧倒的に「それ以外」が多く、全期間での結果は次の通りじゃ。
  • 温泉銭湯モノ:219ポスト
  • それ以外:656ポスト
  • 温泉銭湯モノ割合:25.0%
割合が最も高いのは2014年で33.3%。
この年は単身赴任の私生活そのものが比較的落ち着いてきて(仕事は別じゃヨ)、かつ赴任先の富士市というところが立地的に伊豆方面とか山梨方面など温泉が集積するエリアにほど近いため、比較的足繁くそれらの温泉銭湯に出向いとったというのが理由のようじゃ。
この時期はロードバイクが欲しくて欲しくてその件に関しても結構書いとったんじゃが、それでもこれだけ温泉銭湯モノを書けたということは、今考えると温泉銭湯的には結構幸せな時期じゃったのかも知れん。
逆に最も低いのは2017年じゃけども、この年はポスト数そのものが年間15しかなくて、統計的にはあまり意味をなさんように思う。
2013年も相当低いが、これは前にもちと触れたが不健康で酒まみれなダイエット日記とかチャンピックス日記Ⅱというような温泉以外の件を毎日のように書いていたためじゃ。

まあ繰り返しになるが、通期での温泉銭湯モノ割合は25.0%。
つまりこのブログは厳密な意味では「温/泉/週/記」ではないかも知れん。
ただし、上記の通り温泉銭湯周辺事に関してはそこそこ書いているはずで(まだ数は拾っとらんけども)、それらを加えたらもしかして50%に近い割合があるかも知れん。

あと言い訳にもならんとは思うが、ワシという人間は比較的「何にでも興味を示すが、同時に飽きやすい」というふうに仕上がっとるため、どうしても身の回りで気づいたり起こったりしたいろんなことについて書きたくなってしまうということも理由じゃと思う。
ワシとしてはそれはそれでいいと思っとるよ。