本日(2019年2月16日)も湯谷温泉に気軽に行ってきた。
実は今日、鳳来寺山パークウェイの入り口横にある松風苑に行こうと思っとったんじゃが残念ながら休業じゃったし、矢張りどうせならば行ったことないとこに行きたい。
じゃから、まずは観光案内所に行ってみた。
観光案内所と言っても残念ながら常設ではなく、JR飯田線湯谷温泉駅待合に土日祝の昼前後のみに開いている感じ。
観光案内所は運良く開いており、一人のじいさまがカウンターに座っとった。
「今日、日帰り温泉に入りたいんですけどどっかいいトコありますか」
「ああはい。ゆ〜ゆ〜ありいなはどうです」
「いや、そこはもう既に入ってますので、旅館の日帰りがいいんですけど」
実際には行ったことはないんじゃけど、あそこには別に行きたくないのが本音じゃった。
「旅館の日帰りかぁ…、うーん。あ、そうだ」
「なんでしょう」
「今丁度、これやってるんだけど」
と云って1枚のフライヤーを渡してくれた(実はPDFへのリンクを貼るのは初めてなんで、見れんかったら文句を書いたコメントを下され)。
「湯谷温泉 湯めぐり入浴葉書」のご案内じゃ。
© ill-health(ruephas) 2019 |
そこには、1500円払って指定の葉書を買ってくれれば、湯谷温泉にある指定の旅館6ヶ所に入れると書いてある。
親しい人にその葉書を送れば(贈れば)、贈られた人はそれでもって湯谷温泉の日帰り入浴が3回も味わえるし、勿論買った人がそのまま使ってもいいというなかなかいいシステムじゃ。
見ると、
- 湯の風HAZU
- はづ別館
- 旅荘みつい
- 旅館ひさご
- 湯谷観光ホテル泉山閣
- 旅館翠明
ところで、ワシはこの湯谷温泉にある旅館の日帰り温泉については結構な数を制覇しとるが、相性の悪い旅館もある。
はづグループと称する同じブランドの旅館が幾つかあるんじゃが、それらには未だ脚を踏み入れたことはない。
以前勇気を出して入浴を乞うてみたんじゃけど「うちは日帰りやってないんです」と云われて断られた事があり、それ以来また断られるのが嫌で脚を向けとらんかった。
じゃから「湯の風HAZU」と「はづ別館」以外の4ヶ所は制覇しとる。
これは好都合じゃ。
この機会を活かせばもしかして難攻不落であったはづグループも「お断り」の憂き目に合うことがないかも知れん。
ということでワシはそのフライヤーを握りしめ、勇躍はづ別館に元気よく歩いていった。
勇躍歩いていった、と言っても実は湯谷温泉駅からはづ別館(愛知県新城市豊岡町字滝上11−4:0536-32-1211)までは歩いて30秒もかからん。
目と鼻の先じゃ。
玄関に入ってこんにちはと呼ばわると奥から法被を着た人が出てきたんで、貰ったフライヤーを指し示して、
「これ使ってここの温泉に入りたいんですけど大丈夫ですか」
と訊ねると、
「ああはい、ありがとうございます。是非お入りください。ただですね…」
ワシは思わず身構えた。
もしかして婉曲にお断りを食らうのであろうか。
「ただ?ただ、なんでしょう」
「今は12時過ぎです」
時計代わりのスマホを見た。
「そうですね。今は確かに12時5分ですね」
「そうです。12時5分です」
「それが何か問題なのでしょうか」
「あのですねお客さん。もしお時間があってあと1時間弱、午後1時までお待ちいただけるんであれば板敷川に面した露天風呂をご案内できます。実は当館は男女交代制でして、今は眺めの良い露天風呂は女性のお時間でして、内湯にしても男性のお客様で少し混み合っております」
実にカスタマーフレンドリーな素晴らしい提案じゃ。
待たない選択肢はないじゃろう。実にカスタマーフレンドリーな素晴らしい提案じゃ。
「わかりました。其のくらいなら全然待ちます。よろしくおねがいします」
(続)
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コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。