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2013年6月2日日曜日

みよし湯(12)

この6月下旬以降、ご当地の銭湯にも中々行けなくなる環境に変わるため、今月は住居地周辺の銭湯・温泉・スー銭等、行けるところには出来るだけ行っておこうと思います。
先ず本日はみよし湯の日です。
しかしここは相変わらず、馴染客に愛されていますなあ。

(言っとくけど「馴染客」だぜ。どっかの会社の吹けば飛ぶような自称マーケティングリサーリ担当の薄っぺらい男みたいに「リピーター」なんて言葉を使ったら、みよし湯のお客に張り倒されるぜ)

私といえば、幾つか所用を粉した後、開店時間である15時ジャストに到着したのですが、もう既に結構な人数のお客さんが入ってて、その上驚くべき事に板場でパンツを脱いでいると早くも浴室から引き上げてくる爺さんもいたりして。
開店同時に浴槽に飛び込み、ひとっ風呂楽しんでからさっと出てコーヒー牛乳飲み干して帰宅する。
何とも粋ですよねえ。


2013年5月5日日曜日

みよし湯(11)

実に約1週間ぶりのポスト。
今年は例年と違い、仕事が連休まで食い込んでくることはなかったのですが。何時もの如く連休中は出来るだけ外に出ないように心がけようと思ってました。
とは言っても、近所の公園で昼酒しちゃったし、灯台に登りに御前崎に行ったりはしましたが。
でもまあその程度であり、その他は暫く読んでなかった鬼平ものをまとめ読みしたり、友人が貸してくれた小田和正の八景島ライブDVDを鑑賞したりと、云えば「ごろ寝タイプ」の休日でした。
で、今日はみよし湯に行って来ました。
街中に基地外及び彼らの特殊車両が溢れかえって前進すら儘ならぬのではという恐怖があったのですが、想定外にも普段の日曜日よりも道が空いており、14時30分過ぎに家を出たのですが、みよし湯が開く15時だいぶ前についてしまって拍子抜け。
基地外及び彼らの特殊車両は、主戦場たる駅前方面に集結してバカ基地外パワーを蟻の如く蝟集した地元民に見せつけている模様です。


2013年3月10日日曜日

みよし湯(10)

正午前後にはなんと22℃もあった気温が強い風に吹き飛ばされたのかどんどん下がり始め、少し肌寒い程度になってしまったため、お風呂に行きたくなって来ました。
というか、実を言うと今日は焼津黒潮温泉元湯 なかむら館に行くつもりでいたんだけど、なかむら館は換気があまり良くなくて、この陽気じゃ多分グロッギーしちゃうかもと思ってやめたんですね。
で、家でゴロゴロしてたら昼過ぎになってどんどん気温が下がってきちゃったんで、近場の銭湯に行くことに決めました。
近場の銭湯といえば巴湯かみよし湯なんですが、巴湯のほうは残念なことに日曜日はお休み。
従って足を向けたのはみよし湯の方。
開店直後の15時数分過ぎにつきましたが、既にもう駐車場は殆ど一杯で、最後に残ったスペースに辛うじて車をねじ込めたくらいの盛況ぶり。
すごいなあ。
どこの銭湯もそういう傾向があるようなのですが、ここみよし湯も地元の常連のため、ややフライング気味に開店しているようですね。
ここみよし湯はもう今では全くもって馴染みの空間となっている訳ですが、番台に座るおばちゃんも最近ではようやく私の顔を覚えてくれたみたいで嬉しい限りです。
しかし、浴室内は人が犇めいているといって差し支えない程度に混み合ってます。
脱衣場には5人。
そして浴室内には10人。
そしてその10人には珍しく4歳くらいの子供も含まれています。
珍しいことですね。
大抵は私が最も若輩なんですが。
で、いつもの様に湯船に浸かってると、眼鏡をかけた爺さんが一人入って来ました。

2013年1月3日木曜日

みよし湯(9)

賭けに勝ちました!
みよし湯は営業していて、近隣からのお客さんやみよし湯専門家たちで大盛況!
ああ、安心した。
普通に営業して、みんな番台のおじさんに「おー、おめでとう」「またよろしくなー」等と声かけてる。
毎日こんな感じの日が続いてくれたら、大安心だ。
体を洗って湯船にどっぷり浸かって感じた。
みよし湯の近所の人たち、ありがとう。
ボクが外様のまま、この銭湯を味わえるのは皆さんのおかげです。
銭湯は地元の人の為にあると銭湯主(こんな言葉ないけど、わかるでしょ)は思ってて、地元の人は銭湯が無くなっては本当に困るぜと感じてる。
この事が今日、改めて感じられたよ。
私はその事にちゃっかり乗っかってる人ですけど、地元の人たちと同じくらいみよし湯が好きですよー!

温泉に行かない日(135) みよし湯は開いているだろうか?

年始のお休みも本日で終了。
ウチの上司はこんな日にも働いているようで大変申し訳ないのですが、私の方は不足だった年賀状と切れてしまったインクジェットプリンタのインクを購入して昨日完了出来なかった年賀状作成を先程終了し、今から昼ご飯でも食べようかと思ってる所です。
まだ松の取れぬ本日ですので、折角だしご飯はお酒とともにしたためようと思ったのですが、いや少し待てよ。
今日は外気温が実測5℃、風も強く大変寒く感じます。
このように寒い三が日最後の夕刻を近くの銭湯で過ごすのも悪くないかなと思い、夕方はみよし湯に行く事に今決めました。
みよし湯には徒歩や公共交通機関を用いて訪れる事が出来ない。
いや、嘘です。
行けない事はないのだけど、自宅近くのバス停から一旦浜松駅まで出て少し歩き、遠州鉄道新浜松駅から電車に乗って遠州曳馬駅で降りれば目と鼻の先にみよし湯はあるんですがスンマセン、片道1時間もかかるし同じく¥520の交通費もかかる。
車なら時間は20分で、平均的な燃費(私は意外に結構エコドライバーで、平均的には13km/l。車は旧型スイフト)で計算するとガス代は¥100もしない。
ということで車に乗って行きたいので、そうなるとお酒は呑めません。
タクシー使うなんて贅沢も出来ないし、だからお昼ご飯はお酒抜きで楽しもう。

ところが、昨日1月2日の夕刻、みよし湯仲間の友人から「みよし湯に行ったら休みだった。珍しい」なるメールを貰っていた事を思い出しました。
わたしのみよし湯経歴は昨年(いや、一昨年かな)に始まったばかりのまだまだ浅いものですので、年末年始の営業状況について実体験としては知りません。
みよし湯は7のつく日、即ち7日、17日、27日が休みとなってます。
「大晦日には結構みよし湯は混み合うんだ」という話を少し前に聞いた事があるので、年末は営業原則通りきっと営業しているんでしょう。
でもどんな商売にも例外はあるもので、みよし湯の場合、年始だけはお休みなのかもね。
ま、こんな事に一寸した運試しをしてみても良いのかも知れない。
まあ兎に角、行ってみましょう
やってなければ素直に帰れば良いだけだし、今後に向けての知識を得る事にもなるし。

2012年12月16日日曜日

みよし湯(8)

午前中には倉真赤石温泉に行って体をあっためてきたばかりなんですけど、流石今は冬。
今日は結構気温の高い日ではあったのだけど夕方にはだんだん体が冷えてきて、こりゃたまらん、銭湯だ銭湯だという気分になり、そんな時にはみよし湯に限ります。
車に飛び乗って(いや、実際には飛んで乗ったりはしないが)みよし湯のある東へ走りました。
車中、今朝国道1号線バイパスから非常にクリアに見えた富士山のてっぺんを思い出したりしながらほどなくして現地に到着すると、おおなんと駐車場が満車。
いや、よおく見ると西側の駐車場に何とか1台ねじ込めるスペース発見。
3回くらい切り返しを繰り返し、殆どフランスにおける超人的な路上縦列駐車の状態で駐車完了。
後ろの人、車出せたのかしら。

車は満杯だったんだけど中は程よい混み具合。
服を脱ぎながら浴室内を覗き見れば入浴客は5人。
長く伸ばした髪を後ろに束ね、全身を刺青で覆った大柄な人が、隣に坐ってるカタギらしき爺さんと大笑いしながら話してる。
ううむ、シュールだなあ。
で、私の方は、その髪束ね兄さんが浴槽から出て丁寧に体の雫を拭き取っている横をすり抜け浴室へ。
午前中既に倉真赤石温泉で体を綺麗に洗ってはいますが、他の入浴客の気分を害さぬ様、石鹸を使って、だけど形だけささっと体を清めて入浴。
うわ、流石に熱いねえ。
激熱ではないけど、熱いなあ。
でもまあ銭湯はやっぱこうなくっちゃ、と最近感じるようにはなってきました。
浴槽に入り、限界に達して一旦洗い場に出て体を冷まし…、という事を3回程繰り返し、非常に満足な気分になって浴槽を出ました。
いやあ、今日は結構幸せな一日だったな。
みよし湯を車で後にして10分程あと、自宅近くのスーパーで買い物をしようとしてたらみよし湯仲間からケータイにメールが。
「今からみよし湯いくよー」
うーん、残念。
まあこんなこともあるね。

2012年11月24日土曜日

みよし湯(7) & みどり湯(1)

で、結局優柔不断な私はやや遅めの午後になって、予てより気になっていたみどり湯(静岡県湖西市新居町新居1127:053-594-0344)に行く事に決めました。
みどり湯はここでも書いてるように、浜松市の西隣である湖西市(旧新居町)にある銭湯で、今年の1月くらいから行きたいなあと思ってた銭湯ですが、その割に約1年放置してました。
行きたいと思った温泉や銭湯なのに長期間行かないまま放置というケースが私にはたまにあり、平山温泉龍泉荘なんかがその好例です。
特に街の銭湯なんかはあっさりと廃業してしまうケースが多いので、本当は兎に角早く行かないとまずいとは解っているのだけど、ケツが重いというか、めんどくさがりというか、本当に自分の性格が嫌になります。
平山温泉龍泉荘は幸いな事に営業を継続してくれているからラッキーなんですけどね。

車で国道1号線バイパスを西に走り、新居の関所の辺りまで行き、旧新居町という宿場町に相応しい狭い道をくぐり抜けた所にみどり湯はありました。
駐車スペースを心配していたのですが、みどり湯の道を挟んだ向かい側に3台分の駐車場が確保されていて一安心。
全部空いています。

ん……?
全部空いている?

到着時間は16時前後。
この銭湯は初めてなので営業状況の情報がなかったのですが、一般的な銭湯であればまあ15時開店で21時に閉めるというのが普通だと思います。
銭湯には大抵一番風呂好きの固定客がいるもので、16時と言えばそういった地元固定客が風呂から上がるくらいの時間。
従って普通であれば数台の車が停まっていても不思議ではないと思うのだけど、1台も停まってない。
駐車スペースに車を停めて、銭湯の建物に向かいましたが、銭湯特有のあの暖簾がかかっていないです。
どうもやってないみたいです。
今日は土曜日で、銭湯によっては土日は休みの所もありますので、ここみどり湯もそういう営業形態かもしれません。
建物の全面上部に掲げられた「湯りどみ」という緑色の文字も撤去はされていませんし、駐車スペースも確保されているし、廃業を示す様な掲示もなかったし、だから廃業ではないと思いたいです。

こんなこと電話一本掛ければすぐに解る事だと思うのだけど、何となく自分の目で確かめたい性格なので、年内近いうちの平日夕方に再度訪問して状況を確認してこようかなと思いました。
何て言うんでしょう、「廃業感」みたいなものをそんなに感じなかったので、三連休の半ばでもあるし、臨時で休んでる可能性もあるしね。

で、みどり湯を後にして向かったのは、自分ではもう既に定番銭湯として確固たる地位を占めているみよし湯。
夕方17時過ぎという時間に来たのは初めてこのみよし湯を訪れた時以来。
そのときは結構混んでたんで、「今日も混んでるんじゃないかなあ」と思いつつ現地に到着しました。
で、駐車場は…

ん……?
全部空いている?

おいおいまたかよ。
でもダイジョウブ。
こちらの方はちゃんと電気はついてたし、もう見慣れた感のある富士山デザインの暖簾もかかってたし、ちゃんと営業しています。
出入り口から硝子戸越しに浴室を見やれば、予想に反してお客さんは極少なく、私の他には2人だけ。
そのうち一人も私と入れ違いで浴室から出てきました。
入湯料300円と石鹸代20円を支払い、浴室に入って体を清め早速浴槽に入ると今日はそんなに熱く感じない。
適温であります。
熱くないと感じるのは、どうも巴湯に行き始めて以来「銭湯は熱い」という考えにとらわれているような気がしてる為かも知れません。
事実、暫く入っていると正に流汗淋漓。
誠に気持ちがいいです。

ここみよし湯の浴槽は銭湯の規模の割には大きくて、感覚的には巴湯の倍くらいあります。
それをたった2人で使うのですから大変のびのび出来ます。
2人と言ってももう一人のおじさんは念入りに体を洗っているので浴槽は私の独占。
もう何も言う事なかったです。

40分程銭湯を楽しんで浴室を出て、コーヒー牛乳を一気飲み。
旨かったですねえ、ふふ。

2012年6月3日日曜日

みよし湯(6)

宿酔いとのシビアな戦いに最後のケリを付けるため、残れる力を振り絞り、みよし湯に行ってきました。

宿酔いへの対策としては、一般的には、
  • 水分を取って兎に角、寝る
  • 塩水・味噌汁等を飲む
  • 運動して汗をかく
  • お風呂に入って汗をかく
等が高名ですが、そのうち「兎に角、寝る」「塩水・味噌汁等を飲む」は完了し、運動嫌いの私としては「 運動して汗をかく」のは嫌いなので、最後に残った「お風呂に入って汗をかく」を、どうせだったら好きな銭湯でしたいなあと思ったからです。

午後まで寝てたら少しながら食欲も出てきた。
私は拉麺が大好きで、自分では1日3食365日全て拉麺でもぜんぜんおっけだと思ってるんですが、流石に今日は喰う気にはなれず、結局近くにあるかっぱ寿し浜松泉店(浜松市中区泉2-2-53:053-478-0971:午前11:00<日・祝は午前10:25>〜午後11:00:最終入店(ラストオーダー)午後10:30)に行って、お寿司数皿と味噌汁を食した後、15時少し前にみよし湯に着きました。
みよし湯には何回か来てますが、開く前の時間に着いたのは初めてです。
既にじいさんが数人、あたかも10時前のパチンコ屋のようにドアの前に行列を作ってて、一寸吃驚しました。
恐らく「一番湯マニア」なんでしょうなあ。
待つ間もなく時間は15時となり、私も自動ドアをくぐってお金を払い、裸になって浴室に入りました。
午後もまだ半ばの時間帯。
浴室内には広い窓から入ってくる光でとても明るく、透明感の溢れるなかなかいい雰囲気です。

ただし、その透明感溢れる空間にいるのは全員肌の弛んだおじさん、或いはしわくちゃのジジイであります。

体を洗って浴槽に入り、心の中で「ふんふんふん」等という感じの鼻歌を歌ってだらけた表情をしていると、いかにも高橋留美子の漫画に出てきそうな雰囲気の、痩せて眼鏡をかけて禿げたジジイがよろよろ入ってきて、私の坐ってる縁の部分から浴槽に入ろうとしてきました。
少し足腰が弱っている様だし、私の横でこけられても寝覚めが悪いやと思ったんで、そのジジイにニコっと笑いかけて、ジジイの為にスペースをあけるために反対側の縁に移ってあげました。
そのジジイの様子が気になった(というか、おもろそうと感じた)私は、観察する事に決めました。

そのジジイは可成り厳しい表情を浮かべながら慎重に浴槽の縁に手をかけ、慎重に縁をまたぎ、慎重に浴槽に足を入れ、慎重に身を沈め、慎重に坐ると、慎重に廻りを見回していました。
そこでやっと緊張が取れたのか厳しい表情が薄れ眉毛の両端が下がり、きりっと結ばれていた口元がだらしなく緩み、私の方を見ました。
そして、さっきまでの慎重ぶりが嘘のように軽やかな感じで私の方の縁っこまでやってきて隣に坐り、私にこう訊ねました。
「おにいちゃん[1]。あんたも眼鏡掛てるな。度数はどのくらいかの?」

町の銭湯ではいろんな世間話が飛び交うもので、私も何度か見知らぬヒトに語りかけられたりしましたが、それらは大抵、
「おう。あんま見いひん顔やな。この辺か」
「いまから雨振ると思うか?」
などという無難なものであり、今回のようにいきなり技術的・哲学的質問を投げかけられる事は全く想定外でありました。

さらに私を困惑させたのは、ジジイの質問にある「眼鏡の度数」という言葉であります。

確かに我々は時々「また近眼が進んじまってよう、眼鏡作り替えて少し度数上げたわ」などという会話をたまにしますよね。
しかしそれは例えば、
「前回作成した眼鏡の度は3.42度であったが、その間の視力の低下がこれだけあって、それをこのマイプニッツ係数を用いた計算に当てはめると3.46度、つまり前回より0.04度あげる事にした」[2]
等と言う事実を基準にしたものではないよねえ。
だからそうでしょ、あなた。
もし友人にさあ、
「お、眼鏡買えたじゃん。かっけーじゃん。フレームもいい感じだけど、レンズの方、度数どんだけ上げたんだよ?」
って聴かれたら、返事出来ないでしょ?
私もそのジジイに度数を言われてどのように答えればいいものが困惑してたんですけど、まあ裸眼視力を言うのが適当だろうと考えました。
しかし実は私、自分の裸眼視力を覚えていない。
なのでジジイに、

私(以後、A):
うーんたしか、0.01とか何とかって言われたような気がしますね

じじい(以後、J):
近眼か?

A:
そうですね、近眼です。
でも老眼も来てるから朝テレビのニュース見ながら新聞読む時は困るんですよねー。
眼鏡かけたり外したり。

J:
わしもそう。
近眼。

A:
へえそうなんですか。
近眼なんて、何か若いですねえ。

J:
ちょっとにいちゃんの眼鏡貸してくれ。

A:
(眼鏡を外してジジイに渡しながら)いいですよ。
掛てみてください。

J:
(顔を顰め)う。
にいちゃん。
これキツいな、もうちょっこし[3]弱くならんかな。

A:
弱くならんかなって、そんな事いったって、だってこれは僕の眼鏡だから。
今おいくつなんですか?

J:
もう90だけどなあ。
儂のこの眼鏡なあ、戦争の時つくった。
先の戦争の時。

A:
戦争?
先の戦争って、朝鮮戦争とかってことですか?

J:
違う。
大東亜戦争んとき。
だからもう60、いやあ70年も前か。
流石にツルはかえとるけど、玉はそのときのまんま。

A:
ほんとですかあ。
すごいですね。
物持ちがいいんだねえ。
あと、昔のものは最近のものと違って、長く持つようにキチンと作られてるんだろうねえ。
じいさんも視力が下がってないってことですよね。
これからもきっとこのまんま行けますよね。

J:
(表情がもの凄く不安そうに激変して)そう思うか?
儂はずっと見えてたいんだけど、最近白内障って言われて薬を指してるんだけど…
見えなくなるのがこわいんじゃけどなあ。

A:
ダイジョウブですよ。
お医者の言いつけ守ってしっかり薬を続ければだいじょうぶですからね

こんな会話を少しばかり楽しんでから、ジジイより先に出てきたんだけどね。
でも不思議な時間でした。

眼鏡の玉(レンズ)って、果たして70年も持つものなのかなあ?

フレームだけは変えているとすれば、フレームに合わせる為にレンズを少しずつ削っている筈で、でもジジイの眼鏡のレンズは充分に大きかった。

私はそのジジイに担がれたのか、ジジイの話はマジだったのか、そのジジイと語り合った事自体が白昼夢だったのか、そもそもそのジジイそのものがマボロシだったのか…?

[1]
ジンセイを大きく「青年期」と「老人期」に分けるとすると、私は問題なく後者に属するものですが、そのジジイなんかに言わせりゃあ私何ぞはまだハナタレなんでしょうなあ。

[2]
当然この部分、当然全部嘘ですからね。
マイプニッツ係数などというものはこの世に存在しないから、ググる必要はないからね。

[3]
「もうちょっと」と「すこし」のハイブリッド。

2012年3月10日土曜日

みよし湯(5)

みよし湯に行ってきましたよ。
営業開始するのは15時ですが、自宅を出発したのは15時20分過ぎ。
現地到着は15時40分くらいでしたかね。
既に銭湯前の駐車スペース3台分は埋まっていて(軽自動車・湘南ナンバーのヤン車・BMWという不思議な組み合わせ)、西側の駐車スペースに辛うじて1台分だけ残っていたスペースに車をねじ込むことが出来ました。
相変わらず商売繁盛で、嬉しい限りです。
お湯は何時もの通り素晴らしかったです。
浴室内の雰囲気も同様に何時もの通りだったのですが、それにしても相変わらず入れ墨率が高かったですねえ。
今日は浴室内で私を合わせて6人の入浴客がいたのですが、うち2人が胸と背中に倶利伽羅紋々[1]、1人が肩口辺りだけの入れ墨という感じで、割合としては〆て50%ですか。
凄い凄い。

スーパー銭湯系の場所は入れ墨入れたひとは出入り禁止になっているせいか、旧来タイプのトラディショナルな銭湯にはそこそこの割合で入れ墨の人が来てます。
各地の銭湯に行き始めた当初の数年前は、まあはっきり言って凄く怖かったんですけど、彼らは別に浴室内で暴れるでもなく騒ぐでもなく、ただ普通にお風呂に入っているだけであり最近じゃもう慣れてしまったので、何にも感じなくなってしまいました。

で、ゆっくり暖まって浴室を出て着替えていると、若い人が入ってきたんですな。

彼は番台のおばさんににこやかに挨拶して入浴料金を払い、姿形にまったく不釣り合いな感じのショッキングピンクのタオルを購入して板場に上がってきたんですけど、そのとき彼の体に私の手がぶつかっちゃったんです。
「あ、ごめんなさい」って謝ると向こうも会釈してくれて、まあそれだけの事なんですけど、彼が全裸になるとまあ色もデザインも鮮やかな見事な入れ墨で…。

でね、なんか私最近思うんですけど、 私は別にその手の種類の人を弁護したり応援したり擁護したりするつもりは全然ないけれども、お風呂屋さんで見かける彼らはホントに紳士的なのは事実なんです。
で、寧ろ今日日はその手の人じゃない市井に生きる普通の人々の方がいろいろよっぽど怖いですよね。
「何するか解らない、さっぱり読めない」
という点では、普通の人の方がよっぽど怖い。
直ぐにキレる普通の人々[2]は是非銭湯に来て、世間を勉強してほしいよ。
ホントにそう思います。

[1]
倶利伽羅紋々って言葉は、筒井康隆の何かの本で知った単語で、本来は大きく彫った不動明王の入れ墨というような意味らしいですけど、今はその意味が広く変化して、不動明王に限らず大きく彫った入れ墨というような意味で使われているようです。

[2]
私もややそのような傾向があるので、反省しています。
もっと銭湯に通って世情の勉強をします。

追記)
結局このポストの翌日、つまり2012年3月11日の午後4時過ぎに再度みよし湯に行きました。
14時46分、1分間の黙祷を自室で捧げているとなんだか知らないうちに涙が出てきて、妙に人恋しくなり、結局半自動的にみよし湯に行ってしまいました。

温泉に行かない日(75) 今から銭湯に行こうかな

このポストはもう殆どTwitterに近いです、すみません。
今は3月の上旬で季節の変わり目。
数日前には矢鱈暖かい日もあったけど、今日は一転して何だか薄ら寒い感じです。
特に現在、住んでいるマンションの大規模修繕が行われていて建物全体に仮囲いがされていて、タダでさえ弱い陽の光が更に弱められて、部屋の中は結構冷えてます。
現在時刻、14時54分。
銭湯に行くには良い時間ですよね。
浜松に残されたたった二つの銭湯のうちのひとつ、みよし湯に行ってあったまってこようかな。
うん、そうしよう。
以上、あまり内容のない日記的つぶやき的ポストでした。
ではごきげんよう。

2011年12月30日金曜日

みよし湯(4)

ここにも書いたように、年末年始は超多忙という訳では決してないんだけど、ちょこちょこ変なタイミングで短時間の仕事が入っていますんで、遠くにある温泉とかに行くのは叶いません。
昨日もちょっとだけ事務所に行って、夜から同期会があったので、その間の時間を利用してみよし湯に行きました。
いつものように15時過ぎに訪れたんだけどその時点でもう大変な賑わいでした。
玄関正面の3台分ある駐車場はもとより、玄関向かって左側にあるほうの駐車場もあらかた埋まってて、私が停めたらそれで丁度満車。
うわー珍しいなあ、と思いながら暖簾をくぐって板場に入るとそこは服を脱いでいるジジイたちで一杯で、透明ガラスの向こうに見える浴室を見ると、そっちの方もジジイ達で溢れ返っている。

すごいすごい、これは喜ぶべき事でしょう。

なんせ、いっぱい入ってくれないと潰れちゃうもんね。
松の湯(松乃湯)の件もある[1]ので、たくさんお客さんが来てくれると単純に嬉しいですから、多少混み合ってても全然気になりませんね。
ジジイの山をかき分け浴室に入り、ザバザバ掛け湯を使ってから浴槽に浸かる。

はあー、いい気持ちだなー

ここに通いなれた近所のジジイたちは鯔背な感じな人が多くって、さっと入ってさっと出る人が殆どで、いつまでも意地汚くお湯に浸かり続けてるのは私くらいですね。

しかたないじゃん、きもちいいんだもん。
と心の中で言い訳しながらゆっくりお湯に入り続けていたのでありました。

帰宅後、まだ少し時間があったため、先日Amazonで購入した「テルマエ・ロマエIV」(2012年4月に映画化決定)を読んで時間調整。
ルシウス、なんかすんごい事になってるけど、大丈夫なのかしら?と、他人事、且つ漫画の事なのに心配になりましたが、オレもバカだね、全く。

[1]
最近都合が合わなくて松の湯を覗きに行けてませんが、どうなってるのか心配です。
みよし湯には、温泉同好会主要メンバーで自称「みよし湯評論家」のKさんがいますが、松の湯の方にも同様の感じの人物であるYさんがいます(残念な事に同好会会員ではない)。

2011年12月4日日曜日

みよし湯(3)

ワタクシの煩悩はこれほどまでに強いのか?

14時ちょい過ぎくらいまで、
「あかん。これ以上のキャッシュアウトは許されへん!今日はゼッタイに外出禁止じゃ!」
たるオブセッションに凝り固まっていた癖して、15時を少し過ぎるともうどうにもこうにも我慢出来なくなって、結局はみよし湯に出かけてしまった根性なしのわたくしでありました。
だって、今日すっげえ寒かったんだもん。
暖ったかいお湯に我が身を任せたくなったんだもん。
しかも、変なスー銭じゃなくて、ちゃんとした「銭湯」でそうしたかったんだもん。
仕方ないでしょ。

で、クルマに乗りこんだ訳です。
10分程度のドライブで、そうですね、開店(っていうのかな)後30分程過ぎた15時30分過ぎに着いたのですが、案の定銭湯の前の3台分ある駐車場[1]は満車。
なのに、そのうちの1台が丁度出車している所で、その後に無事止められた。

うーん、出車した若いにいちゃん、すげえな。
わざわざ車で来て、もうひとっ風呂浴びて帰宅するとは。
粋と言うか、いなせと言うか、江戸っ子っぽいって言うか…

まあいいや。
とにかく薄ら寒いので、300円払ってさっさと脱衣して浴室に入り、ケツの穴とおちんちんを慎重に充分に洗い清め、早く体を温めたい一心で、あの秀逸な構造の浴槽に身を投じた訳です。
身を投じたと言ってもそれは比喩であり、どっぽーんっと入った訳じゃないですからね。
先客たるジジイの迷惑にならぬよう、静かにそーっと身を投じたんですよ。

で、その先客たるジジイの腕や背中をふと見ると、何だか所謂「彫り物」がしてある。
ううむ、元々「彫り物」とか言われるのは、別にヤクザの人々の専売特許ではなくて、裸体系職業の人々(まあステレオタイプ的に言うと、例えば一心太助とかの片肌脱いでなきゃ仕事ができない感じの職業の人)が心意気を示す為にやってたらしいですね。
このジジイは果たしてどっちなのか?
裸体系職業の心意気方面なのか、ヤクザ方面なのか?
でもこのジジイは、じっと気持ち良さそうに目を閉じたままお湯に浸かっているだけです。

果たしてこのジジイは俺にとって危険なのかどうなのか、そう考えながら浴槽を出て頭と体を石鹸で洗いながらふと右を見ると、さっきのジジイとは別人のジジイが私同様体を石鹸で洗っていて、その背中にはやや小振りではあるが見事に彫られた薬師如来っぽい感じの仏様が…

あかん、だめだ、ヤバい。
こっちのジジイは、モノホンだよ。
だってあなた、なんてったってアイドル、じゃない、薬師如来ですよ。
今日日のバカな若いヤツや変なガイジンがシャレで彫ってる(というか、貼ってる)薔薇とかとは違うもん、それって。
気合いが違いますもん。
先日カイシャで受けた「不当要求防止責任者研修」(まあ簡単に言うと、カイシャにやってきたヤクザへの対応を学ぶ研修)で上映されたビデオに出てきた怖いヤクザを思い出しました。
また、浜松地区はY口組の勢力範囲で、意外にヤクザ人口が多い事も思い出しました。
石鹸の泡を薬師如来に飛ばさぬよう気をつけて体を流し、さっさと浴槽に入りました。

少しくビビりながら入浴していると、ついに薬師如来の方も浴槽に入ってきました。
二人の彫り物ジジイにサンドイッチにされてる状態です。
先客のジジイは以前として瞑目したまま、ピクリとも体を動かす事なくお湯に浸かっていて、それはそれで不気味です。
薬師如来の方のジジイはどうやら加齢により体の節々が堅くなっているらしく、わたしともう一人の彫り物ジジイに向かって軽く会釈してから、お湯の中で屈伸したり、浴槽の縁に掴まって体を延ばしたり、「うー」っと唸りながら体をねじったりし始めました。
その様子が実に気持ち良さそうであり、なんというか危険な香りは全く漂ってきません。
寒がりで関節痛持ちのジジイがでかい浴槽で体をほぐしているだけのことの様です。

で、もう一人のジジイは、まあ言うまでもなく依然としてじーっと気持ち良さそうに目を閉じたままお湯に浸かっているだけです。

ビビって損した。
私も急に気が抜けてしまって、薬師如来ジジイと同様に浴槽の中で柔軟体操なぞ始めたりして、みよし湯を存分に楽しんだのでありました。

[1]
みよし湯の入り口正面には3台分のパーキングスペースがありますが、番台のおばさまに伺った所、温泉向かって左側の方にあと数台分のパーキングスペースを確保しているとの事です。
でもこの辺は結構狭い通りで周辺にコインパーキング等もないので、出来れば遠州鉄道(所謂「赤電」)等の公共交通機関を使った方がいいかもです。
そうすればとなりの炉端焼の店や、とりひちでいっぱい引っ掛けて帰れるしね♪

2011年10月30日日曜日

みよし湯(2)

日曜日。
何故か朝から頭に浮かぶのは、みよし湯のあの秀逸な浴槽構造。
今日は寒いから銭湯がいいね。
是非行きたい。

何で「是非」なのか説明しよう。

お風呂好きなヒトは夏冬関係なく風呂に行きたい。
温泉も好きだし、銭湯もいい。
でも風呂好きにも「暑がり」「暑がりじゃない」のそれぞれがいてさ、私は暑がり。
風呂好きの暑がりが夏行く温泉のチョイス基準は、露天があるかないかなんだよ。
火照った体をクールダウンするには水か外気しかないからね。
従って、行ける温泉(あるいは入浴施設)は限られてくるんだ。

最近好きになってきた銭湯という浴場カテゴリだが、 多くは水風呂なんてないし換気の為の窓も小さい。
とても素敵な空間なんだけど、暑がりにとっては少しシビアなんだ。
なので、なかなか足が向かない、特に暑い時期は。

ところが秋を過ぎるとそのシビアな状況は一変する。
気温が低いから、クールダウンの必要性がなくなってくる。
寒いから風呂に入る、という当たり前な日常生活が出来るんだね。

今日は正にそんな日だった。

15時30分過ぎという全く最上の時刻にみよし湯に着き、裸になって浴場に入り、先に入っていた両腕に彫り物をした小柄な爺さんと今日の天気(小雨)なんかを話しながら、己のち○ち○や、ケツの穴等の部分をきちんと清めて浴槽に入る。
白を基調にしたタイルで覆われた清潔な浴室。
その中にある秀逸な浴槽に、頭にタオルを載せて身を沈める

はあああああああぁー。

すんごおおおく、きもちいいね。

すんごおおおく、きもちいいね。
非常に正直に書くと、Sexよりも気持いいかもですよ。
うーん、なんていうのかね、ふぁーってひらいてく感じ。
すべてが安心出来る気持になれる。
だから、眠くなる。

寝そうなんだ、寝たよ。
がくってなって、鼻からお湯が入って起きたけどね。
2時間程、長湯を楽しみました。

2011年6月12日日曜日

みよし湯(1)

幼稚園の頃は、父親の勤務先にあった社宅に住んでいた。
その社宅は岐阜市内の繁華街近く(岐阜市真砂町の辺り)にあり、小学校に上がる寸前まで暮らしていた。
もう40年以上も前のこと故、その頃の記憶は可成り薄れて来ているけど、ぼんやりと覚えてる事もある。
社宅前で幼稚園バスを待っていたら虹が出て綺麗だった事、近所にあった地方百貨店の地下にあったラーメン屋が旨かった事、暑い中窓を開け放して扇風機を全開にし焼き肉をした事、等々。
銭湯の記憶もその一つ。
社宅には確か共同風呂があったと記憶するが、近所にあった銭湯にも行っていた。
(子供の目から見れば)大きな浴槽、浴室内の照明が浴槽のお湯にきらきらと反射し綺麗だった事を妙に覚えている。
それ以来、このトシになるまで銭湯に行った事はそう多くはなくて、次に示す程度だ。

■行った記憶のある銭湯■
名称住所等営業状況情報感想等
名前失念S運輸岐阜支店(つまり我々親子が住んでた社宅)のあった岐阜市真砂町から幼稚園児が歩いて行ける範囲のどこか不明幼い頃の記憶では、湯船からお湯がじゃんじゃんOFしていたので、当時は循環なんてさせてなかったのかねえ?
名前失念阪急今津線小林駅から徒歩10分くらい東の方にいったあたり不明立派な建物で料金は篦棒に安かった筈
名前失念JR別府駅から至近の何処か不明年期がはいった建物だった
いうまでもなく温泉銭湯
蒲田温泉東京都大田区蒲田本町2-23-2 ハイツ志摩1F
03-3732-1126
JR蒲田駅から徒歩10分
営業中東京銭湯でよく見られる典型的な熱い黒湯で温泉銭湯
何かの時に京浜東北線で蒲田駅を通過中に南の方を見たら偶然温泉櫓が目に入り、辛抱たまらず現場に行ったという経緯です
焼津黒潮温泉元湯 なかむら館静岡県焼津市駅北1-14-7
054-628-4397
営業中元旅館で今はお風呂だけの営業形態
温泉銭湯
名前失念名鉄柴田駅から徒歩範囲の何処か不明大学時代に一度いった銭湯が柴田駅近くにある
人生で初めて893さんの芸術的な背中を間近にみた場所として記憶している
    くらいのもの。
    上から2番目の阪急今津線小林駅から徒歩10分のところにある銭湯には、単身赴任時代一度きりしか行った事はないのだけれど、それがきっかけになったのかその後急激に温泉に開眼、傾斜するようになり、比較的至近距離にあった武田尾温泉元湯(兵庫県西宮市塩瀬町名塩4205-1:0797-61-0234)に通い始めたのだが、こちらの銭湯に通い詰める事は何故かなかった。
    そんな中、昨日みよし湯(静岡県浜松市中区曳馬6-5-30:053-471-3844)という銭湯に行ってきた。
    いつぞや、土曜日だかのカイシャ帰りに、東名高速浜松北バスストップから高速バスに乗ろうと思い、そのため遠州鉄道曳馬駅から電車に乗ろうと歩いていたら偶然見つけた銭湯だ。
    それ以来いつか行ってみたいと思っていたのだが、中々機会を得られなかった。
    今回は、みよし湯の筋金入りの常連客Kさん(みよし湯評論家)に導かれ、念願の来訪・入湯が叶った。

    Kさんの車に乗せてもらい、夕方5時過ぎに到着したのだがその時点で台く5〜6台くらい停められそうな駐車場は略いっぱい。
    車を何とか空きスペースにねじ込み、青色をベースにした鮮やかな暖簾をくぐり板場へ。

    うーん!懐かしい。
    そこいらにあるスーパー銭湯とは、ヤッパリ格が違うなあ。
    時間の経過によって生まれた重厚感が空間を支配している。
    古色蒼然という言葉があるが、ここは正に「古色燦然」という感じ。
    そして「銭湯」と言われて皆がイメージするエレメントは漏れなく揃っている。
    番台・番台に積まれた販売用の石鹸やタオル・20円で動く肩揉み機、10円で使えるドライヤー・天井でぐるぐる回ってる扇風機・男女の板場を区切る低い壁(馬場さんだったらむこうを見渡せるかも)、古い木製のロッカー、等々、等々…。
    番台で300円払い、常連さんに黙礼して裸になり、硝子戸を開けて早速浴室に入る。
    入り口近く右側に整然と積み上げられた黄色いケロリン桶(小型=関西サイズ[1])を手にとり、ざばざば掛け湯をし、浴槽に入る。
    私にとってやや熱めに感じるお湯には、子供の頃の記憶通り光がきらきらと反射し綺麗だ。
    ベスト入浴人数が6人程度の浴槽は少し独特の形で、深くなった中央部分の両脇に電気湯と気泡湯が配置されており、また腰掛ける部分も高低が付けられているため、便利だ(たぶん書いている意味が全然解らんと思うが、実際に行って体験すれば解るよ)。
    板場と同じく、男女浴室を区切る壁は低く、夫婦で行った場合、秘技「オーイ出るぞぉ!」が使えそうだし、女湯を覗こうとする不埒なオヤジがいた場合、むしろ女性軍がケロリン桶や石鹸で撃退しやすい高さとも言える。
    で、低温のお湯が好みの私は、10分も入っていると流汗淋漓、頭がだんだんふらふらしてきたので、一旦浴槽から出て、お水で手首と首筋を冷やし、血液が冷えたら入浴し、という事を数回。
    頭のてっぺんからつま先まですっきりした所で体を拭いて板場に戻り、扇風機と団扇で火照った体をさまして、みよし湯を後にしたのであった。
    ちなみに入浴中、わたくしはふらふらになった時間帯を含めてずっとにやにやしていたけど、その表情はお気に入りのお風呂に入った時に必ず出る癖である。

    その後、みよし湯の近所にあるこれまたKさん行きつけの焼き鳥屋(大将は明るくてエロで、つまりいい方だ)で乾杯。
    風呂上がりの麦酒と焼き鳥が美味しいおいしい。
    ちなみにKさんは酒が一滴も飲めない体質とのことなのだが、何故かそこにはKさんの名前でキープされた焼酎のボトルが…。
    Kさんってちょっと摩訶不思議な人物である。

    とにもかくにも全く楽しい、上々な一日であった事よ。
    摩訶不思議なKさん、有り難うございました。

    [1]
    ケロリン桶には関西型と関東型の2タイプがあり、前者は小さめ、後者は大きめ。
    関西では関東より多めに掛け湯をする風習があるらしいため、桶が大きいと重いし、お湯も勿体ない為、関西では小さめの桶になったとの事。
    関西型は大阪や京都等の限られたエリアでしか見られないとの情報もあるのだが、中部に立地するここみよし湯では何故か関西型。
    詳しくはここここをご参照の程を。
    ちなみにケロリン桶はネットでは販売していない。
    しかしLoftで手に入るので、欲しい人は銭湯から盗むんじゃなくてちゃんと買ってね。
    筆者もそうして関東型を入手し、入浴グッズ入れとして活用している。
    ロフトで買ったケロリン桶
    それだけでも様になるが、可愛い石鹸箱や温泉地で購入した
    タオル等を組み合わせて銭湯や温泉に行けば
    もうそれだけであなたは注目のヒト(なわけない)
    (C)ill-health 2011