2016年3月23日水曜日

ロードバイクを手に入れたい日記(20) 半端ない心配事の数

私のビビリを悟ったかのごとく、Oさんは正に「Oさん新聞」の如く毎日のように私にメールを送ってくれ、ペダルの選択から自転車の保管方法まで、正に私の不安を先回りしたようないろいろなサゼッションを与えてくれます。
これは心強いですよマジで。
もっと早くお知りあいになれればよかったです。
で、そういった「Oさん新聞」である程度解決したり、このブログで既に書いたものが一部含まれますが、ロードバイクを手に入れることが決まってから抱いたいろいろな心配事について、箇条書きにして軽重の区別なく順不同的に書きだしてみようと思います。
  1. そもそもこんな俺にロードバイクを乗る資格があるのか。
  2. 俺は今51歳なんですけど、いかになんでも始めるのには遅すぎないか。
  3. カネがないんですけど、どのくらい借金(そう、借金だ)すればいいのか。
  4. 何を揃えれば良いのか。
  5. 街でよく見るロードバイク乗りのあの格好が恥ずかしいが、普通の格好で乗ってはマズいのか。
    • 何故恥ずかしいかというと、突き出た腹が顕になるからだが、それは我慢できそうだ。自業自得というやつだ。
      例を上げればこういう感じですね。
      徒然ピータンより転載
      著作権表示しようと思いましたが探してもなかった
  6. 噂によると、ロードバイク乗りは空力向上のために脛毛を剃ってるらしいんですけどその噂はマジなんでしょうか。トーハツが残念なヒトは他の部分が濃いという一般例の通り、私も脛毛が濃いんですが、肌が弱いので剃るのは嫌だ。
  7. 私は老眼で且つ極度の近視。遠近両用メガネをかけているのですけど、多くの自転車乗りがかけているあのサングラスのようなものはどうすればいいのか。メガネの上にサングラスを掛けてもいいのか。ちなみに私はコンタクトは体質的に合わなくて使っていません。
  8. Oさんは私の背格好を見ているため大丈夫だとは思うけど、フレームサイズは大丈夫か(俺はだいぶ小男ですんで)
  9. 俺ははっきり云うけど少し(少し?自分をまっすぐに見据えろよ)禿げている。メットでその傾向が加速化することはないか。
    • いや待てよ、考えてみればそれは別に構わない。この件は忘れてくれ。
  10. 跨がり方がワカラナイ。
  11. サドルに尻を載せる方法がワカラナイ。
  12. 最初の漕ぎ出しがワカラナイ。
  13. シフティングがワカラナイ。
  14. ブレーキングがワカラナイ。
  15. 走ってる途中でパンクしたら多分お手上げだ。
  16. メンテの方法がワカラナイ。
    • 以前、乗っている折りたたみチャリの変速機(どうもディレイラーのあたり)の調子が悪く、下調べもせず自力で調整しようとしたら状況は逆に極めて悪くなり、結局ホームセンターに持ち込んで調整をお願いした経験あり。
    • タイヤ交換は上手く出来た。
    • ロードバイクは1万円の折りたたみチャリより遥かに複雑で繊細だろうから、手入れは欠かせないと思うが、うーん大丈夫か?
  17. 最低限のメンテをするための工具はどの程度必要なのかなあ。
  18. 自宅から富士まで100km以上の距離があるので、納車されたらクルマで運ばなければならない。ホイール外してクルマへは何とか載せるとして、富士で自力で組み直せるのか。前輪は何とかなりそうだけど、後輪は絶対ややこしそうだ。
等など。
まだまだたくさんあるぞ。
面倒だから書かないけど。

でもね、この内いくつかある「心構え」関係については実はもう「そんなのどうでもいいやあ」って思えてます。
数本前のブログで書いた「あいつ、素人のくせしてあんないい自転車に乗りやがって」の件についても、それはそれで別に構わない。
この人生で恥ずかしい思いや死にたいと思ったことは結構あったけど、それにくらべりゃ全然どってことないでしょ。
歳くうと、恥ずかしいと思う感度も都合よく薄れてくるし。
オレはオレだし。
ハードウェア系の件については、それこそOさんがいろいろ適切な提案をしてくれるので、それをちゃんと読んで従っておけば、まずは大丈夫だと思います。

借金については、この程度であればまあよいわ。
鉄道作家の宮脇俊三さんは日本中や世界の鉄道に乗り倒して、その費用は多分家を数軒建てられるくらいのものだったと想像しますが、私はそんな凄い投資をしようとしているわけじゃない。
とは云っても、趣味にお金がかかるのは仕方ない。
仕方ないけど今はその金が無い。
そうなると借金するしかなくて、今回は会社の互助組織にいくらか借りて1年位で返していくことにしました。

ところでちょっと引用が長くなるけど、借金についての面白いお話し(と云うか見解)があるのでちょっと読んでみてください。
宮脇俊三さんの師である内田百閒(うちだ ひゃっけん)の文章です。
百閒先生はその著書「第一阿房列車(だいいちあほうれっしゃ)」で「なんにも用事はないけれど」汽車に乗って大阪に行くため(つまり100%、汽車に乗るためだけに大阪に行くということですね)知人に借金を求めるんですが、その際のお話しです。
気を持たせない為に、すぐに云っておくが、この話のお金は貸してもらうことが出来た。あんまり用のない金なので、気が楽だろうと云う事は、借りる側に起っていてもわかる。借りる側の都合から云えば、勿論借りたいから頼むのであるけれど、若し貸して貰えなければ思い立った大阪行をよすだけの事で、よして見たところで大阪にだれも待っているわけではなし、もともとなんにもない用事に支障が起こる筈もない。
  -中略-
一番いけないのは、必要なお金を借りようとすることである。借りられなければ困るし、貸さなければ腹が立つ。
  -中略-
私が若い時生活に困り、借金しようとしている時、友人がこう云った。だれが君に貸すものか。放蕩したと云うではなし、月給が少くて生活費がかさんだと云うのでは、そんな金を借りたって返せる見込みは初めから有りゃせん 。
そんなのに比べると、今度の旅費の借金は本筋である。
  -中略-
ただ一ついけないのは、借りた金は返さねばならぬと云う事である。
( 内田百閒「第一阿房列車」新潮文庫の新仮名遣版より、コピペではなく本を目で見ながら手で打ちなおした形で引用)

最後のセンテンスは確かに私も「いけないなあ」と思いますがね笑。

あと、〜の仕方がワカラナイというようなテクニカルな件については、Oさんやショップの方に加え、こちら富士でいっしょに乗ってくれる友人が数人はいそうなので、その方たちに教わりつつ練習を重ねれば、そのうち「公道デビュー」も出来るでしょう。
なあに、俺がニガテなジャズドラムよりはきっと上手く行くだろ。
なんとかなるでしょ、たぶん。
たぶんね。

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コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。