2018年4月28日土曜日

Ride before you look!(20) うちにTREKがやってきた(その4)

連休とやらが始まりましたな。
よし、連休については以上だ。
しがない数字稼業に身をやつしているワシとしては今日は仕事で、しかしせめて通勤くらいはバスやクルマではなく自転車を使って無聊を慰めようと思いメルくんで出勤してみた。
朝からからりと晴れて気持ち良かったんで、少し早めに出て通勤路を外れて20kmほど走ってまあまあ満足でありました。

で、トレッくんの件。
これまでに基本的な清掃とフロントホイールの交換までは済ませた。
ワシの技術で次に出来そうなのはリアホイールの交換であります。
トレッくんに標準装備されていたBONTRAGERのよりは僅かに軽いVISIONのTeam25が余ってるんでそれと交換するんじゃよ。

で、
著作権表示をしたいんだが正式なのは諸事情で出来ひん
詳しくはhttps://goo.gl/ctYzCH
©熱帯雨林

これ買った。
釣具兼自転車コンポメーカーの製品はもう高くて高くて手が出なくって、取り敢えずやっすいこれ買った。
本当は道具にカネかけるべきなんだがなあとは思うよ。
しかしそもそもカネがないんだから仕方あんめえよ。

次にこれも買った。
例の怖いばあちゃんの写真は印刷されとらんよ
©熱帯雨林
たっかいわ、高っかいやつやん。
でも、700cのチューブ付き2本セットって、そこそこちゃんと乗れるレベルだとまあ同じような値段なんですね。

さらにこれも買った。
ワッシャーに見えるだろ
オレもそれに見える
©熱帯雨林
なんじゃいこりゃ、ワッシャーかい?
いやいやこれはロースペーサーというもので、前に書いたけど11S用のホイールに9Sとか8Sのスプロケを付ける場合に必要な部品だそうです。
11Sのスプロケより9Sとか8Sのスプロケのほうが厚みが薄いからなんかカマさんと嵌らんとかなんとからしいがワシ阿呆なんでよくわからん。
理屈はどーでもいいから手持ちパーツを有効利用して、且つ出来るだけ安くトレッくんを今よりいいやつにしたいだけなんじゃよな。

ということで準備は完了。
今日はもう夜なので、明日以降時間を見つけて一発やらかしてみようと思います。

2018年4月23日月曜日

温泉に行かない日(345) まる7年

本当に意外で、1つのことをまる7年も続けたことは53年の人生で多分初めてかもしれないなあ。
このブログを始めたのは2011年4月23日なので、毎年4月23日には「まる◯年」というポストをしてます。
ちょっと過去のポストを抜粋して振り返ってみようかな。
2017年4月23日(まる6年(日記なので…))
 途絶えたりまた始めたりというのは全くもって記載者の自由なのはよくわかっとるんじゃが、昨年12月から更新していないってのは流石に寝覚めが悪いんじゃ。
 しかしじゃなあ…
 これは決して言い訳ではなく備忘録として書いておくんじゃが、今年に入ってから業務が大きく変化し多忙になり、精神的にも肉体的にも余裕がなくなったことがやっぱり大きかったんじゃなとは思う。
2016年4月23日(まる5年)
 50になんなんとする人生となりましたが、その分いろいろあるなあと最近ほんとに思えます。
 いいこともヤな事も結局避けて通れない。
 そういういいこと、ヤな事を今までどおり書いていきたいと思います。
2015年4月23日(まる4年)
 なおちなみにこのポストで丁度累計600ポスト目になりました。
 諸事情で実際に公開されているのはそれよりちょっと少ないですが、少なくともこの4年間に600の駄文をここで書き散らかして来たわけで、分量的には大学時代に書いた卒論(「労働者派遣事業法の現実とその未来」という妙に共産チックで尚且つ誰かのテキスト丸写しの卒論)を遥かに超えるものと思われます。
 多い年には226ポストも書いてますが、しかし今年は4ヶ月経ったけどこれでたったの13。
 この調子では死ぬまでに1000ポストというのは可成り厳しい情勢であります笑。
 まあ、それもどうでもいいけどね。
 流れに任せ、自分で自分の様子を見ながら自然にやるつもりです。
2014年4月23日(まる3年)
 あれから色々変わったな。
 老眼が進んだり、持久力が落ちてきたりと肉体的にははっきりと老いの影響が現れてきたし、職場も変わって単身赴任を再び始めたり、単身赴任先にある山神社に興味を持ったりしたし、ガキ共が二人とも何とか大学生に成ったりして、老年を前にして何か本当に生活環境や精神環境が変わってきました。
 変わらないものなんて何も無いです。
 これから先も歳を取りながら、このブログを書いたり仕事したり遊んだりして生きていくんでしょうが、まあ精々頑張って楽しみながら過ごしたいと思ってます。
2013年4月23日(まる2年)
 両親からも、会社の部下同僚上司からも、
「お前は本当に飽きっぽいヤツだ」
 と言われ続けて40数年。
 ラーメンと酒には絶対飽きませんが、仕事やジョギング、それから日記帳に書く日記等、己に対して苦行を強いる系の事は嫌いで殆どは3日も持たず全く続きません。
 流石に仕事は「やーめた」という訳には行かないんで20年と少しという長きに亘って已む無く続けてはいますが、精神的にはとっくの昔に「辞めて」ます。
 要するに私は、好きな事は喜んで続けるけどヤな事はゼッタイやらないもんね、という誠に快楽追求系自己中心的我が儘勝手かつ飽きっぽい人間であるという事です。
2012年4月23日(まる1年)
 何だろうな、当時は東日本で大変な出来事が起こった直後ということと、個人的・仕事的にいろいろ行き詰まる事が多かったりして何となく厭世的気分になっていました。
 加えて、若いと思っていたら知らぬうちにトシが積み重なっており、その結果精神的にも肉体的にも老いの影が見え隠れし始めて、まだまだ遠い先の事ながらうすぼんやりと「死」を感じ始めたのが昨年くらいであり、死ぬまでに自己に関する記録をどんな形でもいいから残しておきたいなあと思って始めたのがきっかけです。
2011年4月23日(初ポスト:湯の島温泉(1))
 決算のため多忙な時期がやっと終わり、 今日は本当に久しぶりの土曜日休みだったので、よれきったスーツ4着をクリーニングに預け、朝食としてカレーを食べてから、愛知県にある湯の島温泉(愛知県豊根村富山字兎鹿ノ平12-3:0536-89-2170)へ出かける。
 付近の地名は湯野島だけど、施設名は湯の島。
 ややこしい。
 ここはもう何回も行っている馴染みの温泉で、源泉掛け流しの露天風呂を楽しんでから、内湯でうたた寝をするのが最大の楽しみ。
 今日もほぼ貸切状態で約2時間、湯船に浸かってうとうとしながら過ごした。
住んでる所からこの温泉までは結構距離があり、少しシビアな山道なのだが、行き始めた頃はそう負担に感じなかった。
 最近疲れるのは、トシのせいだと思う。
 この間からJimotyのためのトイレマップという意味のない変なGoogle Mapを作り始めていて、今日も自宅から温泉までの間にある公衆トイレを取材したかったが、大雨のため面倒になり、今回は行って帰ってきただけで途中寄り道はしなかった。
 昼飯抜きだったため、午後4時に近くにあるスガキヤ 浜松葵ロックタウン店(静岡県浜松市中区葵西3-25-1:053-438-1717)でラーメンを食べてから帰宅しそのまま爆睡。
 午後9時過ぎに再度起きて、お酒を飲んでから寝る。
この節操の無さ、文体のはしたない変化。
歳を取るごとに軟化していく內容。
でもそれでもいいんだもんね。
おれ、そういう人だから、もうそういうことはやっとわかってきたんだから。

震災でショックを受けたり、幾つか素敵な趣味を見つけたり、仕事とかで心に傷がついて落ち込んで精神科に通ったり、富士で素敵な4年間を過ごしたり、不遜な眼鏡屋に怒髪天したり、人生は面白かったり複雑だったり悲しかったり。

人生でも、世の中でも、いろんなことがあっていろんな人が居て、いろんな始まりやいろんな終りがある。
でも大抵のことは大したことはなくて、大抵のことはうまくいく。
そう思って生きていく。
そう思って、駄文をまだ書いていこうと思う。
取り敢えずの目標は駄文1000文。
現在、非公開含め733ポスト。
「週記」だから無理する必要もないから、脱力して書いていこうと思います

2018年4月22日日曜日

Ride before you look!(19) うちにTREKがやってきた(その3)

今朝は普通よりだいぶ遅く起きたけど、その普通というのが6時前なのでつまり今朝の起床時刻は7時30分くらい。
今日は貰い受けたTREK(以後「トレッくん」と呼称します)を今可能な範囲でメンテして、少し長めに乗ってみるのが目標であります。

富士での単身赴任時代に使っていたMINOURAのメンテスタンドは向こうで売っぱらって来てしまったため、トレッくんをひっくり返して前後のホイールを外し、前のホイールは計画通りTeam25に交換。
タイヤとチューブも交換したかったけど在庫はコンチのGP4000しかなく、流石にそれは勿体無いので現状品をそのまま流用しました。
リアについてはスプロケを外す工具がまだないので、現段階では現状品のBONTRAGERのホイールをそのまま使いますが、そのスプロケが結構汚れていたのでパーツクリーナーで綺麗にクリーニングするにとどめました。
工具が入手でき次第リアもTeam25に変更する予定です。
チェーンについてもパーツクリーナーで洗浄して、あらかた汚れが落ちた後で粘度が高めのリブで注油。
その後、showroomでフレーム全体を拭き上げてホイールを付け直し取り敢えずの完成。

付いているペダルはフラペなので極端な話、その辺を10km前後走る程度ならばビーサンで充分なんですけど、ここはまあちゃんとしたスニーカー履いて乗りました。
ジーンズ・Tシャツ・スニーカーというカッコで乗るのは気楽でいいなあと思いましたねえ。

Merckxに乗る時はまあ自転車乗りとして標準的な姿カッコするんですが、それ故ある程度速度を出さなきゃいけないような強迫観念が発生します。
そんなガチなカッコでそのスピードかい、おいおい。
そんなガチなチャリでこの程度の坂を歩くかい、おいおい。
そんなガチな靴で結局立ちごけかい、おいおい。
他人様からこんな感じに思われるのを避けてるわけですな。
いやいや全くシンドい話です。
それに引き換えトレッくんのような少し古めのロードにジーンズ・Tシャツというカッコの場合は20km/h程度のママチャリ速度で流していても違和感ないし、5%を越える勾配に差し掛かったら下車して歩いても誰にも咎められないし、ホントに気楽でいいですよ。

ちなみに「自転車乗りとして標準的な姿カッコ」というのはサイクルジャージにサイクルパンツのことですな。
乗らない人から云わせりゃあ、
「なんじゃオマエはこんなピッチピチの服着てまったく恥ずかしくねえのか。フレディー・マーキュリーかオマエは」
だろうね。

ピチピチの一例
ちなみにこの下にぱんつ履いてないよ
直ですわ、じか
COPYRIGHT © DESCENTE LTD.
ALL RIGHTS RESERVED.
うむ、なるほど恥ずかしい。
確かにフレディー・マーキュリーじゃんか。


まあよい。
で兎に角、トレッくんの調子を見定めるために10kmくらいかな、ちいと走ってきました。
体格に全く合っていないデカいジオメトリ(ワシは161cmという結構なコビトでしてね)で漕ぎにくい、というか寧ろ停車した時にトップチューブがぎりっぎりでお◯んち◯に当たりそうで怖い、という事を除けば全体的にはやはり問題なし。
フレームデカいんでシートピラーは全部完全にシートチューブに埋没しきっており、業界的に云うとそれは結構かっこ悪い部類に入るんですが、さっき書いたとおり普段着なんでそんなのは全然気になりません。
要するに乗れればいいのである。
昨日、自宅の回りを2〜3km走った時に比べ、フロンドだけではあるけどホイールを交換したせいかフロントがやや軽く感じられ、相対的に(絶対的にかなあ?)リアが重く感じる。
早くリアも交換したいもんです。
走行音はかなり静か。
MerckxにつけているRacing3というホイールは軽くてなかなか気に入っているんですが、ベアリングのところから結構音がするし、フロントディレイラーの調整不足なのかギアによってガイドプレートにチェーンが干渉しているような感じのちゃりちゃり音がする。
また、ボトムブラケットの辺りからは不気味なギシギシ音がするんですけど(交換するかなあ)、トレッくんはその手のメカニカルな雑音は一切なし。
本当に静か。
シフトチェンジの音も静かで、正確に決まる。
平地だけでなく、短いながらも結構な勾配の坂路も走ってみましたがどちらも問題ありませんでした。

よし、これならば安心して普段使いができそうですわ。
前回の內容と重複しますが、
  • リアホイール交換
  • ステムを今より短めのものに交換(安い中古を探そう)
をまず早くやりましょうかねえ。
またこれとは別に、CatEyeのLEDライト用のステイを買って手持ちのライトを装着できるようにしておかないと法規違反になる。

あと、今日ひさしぶりにフラペのロードに乗ったんですけど、ペダリングが下手くそなのかペダルの上で脚が動いてそれがそこそこ怖かった。
出来ればビンディングペダルに交換したいですな。
TimeのXPRESSOシリーズはビンディングシューズじゃなくても漕げるので、今Merckxに付けているXPRESSO 4をトレッくんに移植し、MerckxにはXPRESSO 12辺りにしようかなあ(高えが)。

そして何より本当はいの一番にやりたいのはハンドルをもっとコンパクトなサイズのやつに交換したいということなんですけど、これはモノが手に入ってもSTIの付け替えやバーテープの巻き直しというワシには結構ハードル高めの作業が伴う。
なので、座学と耳学問とネットで充分な知識を習得してからのお楽しみになりそうです。

2018年4月21日土曜日

Ride before you look!(18) うちにTREKがやってきた(その2)

手に入れた中古TREK。
程度は中の中ってところで、きちんと整備すれば普段使いとしては充分過ぎるくらいのレベルだし、パーツ交換等をすれば40〜50km程度のフラットロードのライドであれば何とか行けそうな気がする。

で、まずは自分でも出来る整備をやって安心して普段使い出来る状態にしようと思います。
とは云ってもべつに特別なことをするわけではなく、
  • タイヤ交換
  • スプロケ清掃
  • チェーン清掃
  • ブレーキシュー交換
  • フレーム清掃
  • 各部への注油
  • スペーサを調整してハンドル位置を下げる
くらいしか出来ません。

で、これらが済んだら次のことを可能な範囲でやりたいです。
やりたいことと、それに伴う不明点というか問題点も併記しておこう。
問題がクリアになれば実行に移すと、そういう感じで進めて行く所存であります。
  1. ホイール交換
    【概要】
    BONTRAGERというTREK系パーツ会社のホイールが付いてますが、以前MerckxにつけていたVisionのTeam25というホイールに換装したい。
    このTeam25は斯界では「鉄下駄」と呼ばれているんですが、現状のものよりは軽いしナンチャッテではあるけどスポークは一応エアロですし。
    【問題】
    リアホイールですね問題は。
    Team25には11Sのスプロケがついとったんじゃが、もし現状の9Sスプロケをそのまま移植する場合一手間いるようだ。
    前なにかで「11S対応ホイールに昔のスプロケをつける場合にはスペーサかなにかをカマさんと嵌らん」と読んだことがある。
    その辺を確認しないと。
    あと、工具を持っとらん。
    スプロケ固定工具(短いチェーンが付いとる変な形の道具)とロックリング外し工具というのが必要。前、スプロケを普通仕様の28Tから貧脚仕様の32Tに交換した時は、自転車の師匠に道具を借り受けたんじゃが、今後のこともあるし買っておいたほうが良いじゃろう。
    以前ショップで見たらSHIMANOのスプロケ固定工具が5000円もしておって鼻血が噴出しましたが、まあWiggleか熱帯雨林でもっと安く売っておったのでそっちを入手しよう。
  2. スプロケ交換
    【概要】
    上記の通り、余り使っていない105の28Tスプロケが手元にあるのでそれに換装できればいいなあとは思うじゃよ。
    【問題】
    ちゃんと調べるけど、多分5500系のパーツと付け替えようと思っとる5800系(「現行5800系」と書こうと思ったんじゃが、悲しいことに今月7000系が発表され6月より販売開始じゃよ、くすん)には互換性の欠片もないと思われるじゃよなあ。
    互換性なかったら現状品を移植するしかないけど、もしそれが摩耗してしもうたら何と交換すればいいんじゃろうか?
  3. ハンドル交換
    【概要】
    現状品は兎に角その幅が広くて、MTBに乗っとるような感じ。
    どっかでいいサイズの中古品を探して付け替えたい。
    【問題】
    バーテープを巻き直す技術がない…
  4. ステム交換
    【概要】
    遠すぎます、長すぎますステムが。
    ワシの腕は脚と同様短いんじゃよ。
    【問題】
    特に問題なし。
    中古パーツを探して買って交換すればよし。
こんくらいかなあ。
時間見つけて一個づつやっていこうと思います。

Ride before you look!(17) うちにTREKがやってきた(その1)

やってきてくれたブツはこれ。
かっけ!

普通にいい感じでしょ?
アルミだけどクロモリ感が若干あって渋いじゃろ?
© ill-health(ruephas) 2018
自転車は楽しい乗り物で出来れば普段使いしたいんじゃけど、今乗っているMerckxで買い物に行くガッツは流石に持ち合わせておらず、かと言ってママチャリに乗る自信はもうすっかり失われているため(ロードよりママチャのほうが絶対ムツカシイ)まあ諦めておった。
そんな中、先日勤め先の上司(上司というのも憚られる。かなり上の職位の方)がワシに、
「◯◯君、自転車乗ってたよね。なんかさあうちにね君が乗ってるような感じの自転車があるんだけど欲しい?」
と持ちかけてくれた。
正直云うと余り古いやつや、古くなくてもシフトレバーがダウンチューブにあるダブルレバーのはやはり嫌なので失礼覚悟で「写真撮って見せて貰えませんか」とお願いしたら、部屋の中においてある自転車の写真を見せてくれた。
ほう、室内保管だったんじゃな。
わくわく。
写真で見る限り普通に乗れそうな雰囲気じゃったんで元気よく「頂きます!」といって先日上司のお宅までお邪魔して貰い受けてまいりました。

ワシは自転車乗りの端くれではあるけれど、メーカーとかモデルとかの知識は殆ど無いので貰った自転車がいつ頃のどの程度のモデルなのかははっきりわからん。
メーカーはTREKで、アルミフレーム。
フロントフォークもアルミ(カーボンフォーク期待したけど流石にダメでした)。
フレームにSLと書いてあるからにはSLというモデルなんでしょう。
フレームサイズは超デカいよ。
今持っとるMerckxは42と書いてあるけど、貰ったTREKには56と書いてある。
そしてハンドル幅も極く広い。
前オーナーは相当デカかったんじゃろうか?
付いとるコンポはシルバーで結構渋い感じなんじゃけど、なんと驚くべきことに105と書いとる。

これはクランクだけどブレーキとか
他のパーツもちゃんと105でごわす
まさにいぶし銀
© ill-health(ruephas) 2018
へえ、こりゃめっけもんじゃよ。
ちなみにスプロケは9速。
Wikipediaで調べてみると、105の9Sモデルは1998年から2004年にかけて発売されとった(5500系)。
なので、期待を込めて一番最後の年度を使って(1998年モデルよりは2004年モデルのほうがワクワクするじゃろ?)TREK SL 2004で調べてみたら、貰い受けた自転車にクリソツな画像がわんさか出てきて、いろいろ見てみた結果一番似ているのがTREK 1400SLという2004年モデル。
なのでワシのもそれではないかのう。

これとかそれっぽいよね
チェーンステイにはSHIMANOとあるけど
わしの貰ったのにはBontragerと書いとる
Copyright Gofar Enterprises Ltd © 2018
https://goo.gl/ahxVTa
おまけとしてサイコンも付いとった。
CAT EYEのCC-RD310Wというモデルのやつ。
電池交換したらちゃんと起動した。
走ってみたら速度と距離と経過時間がきちんとカウントされとった。

右のがおまけのサイコン
ちっちゃいけど視認性は案外良さそう
© ill-health(ruephas) 2018
貰った状態ではタイヤの空気が抜けきっとったが、エアポンプで空気をいれてみたらちゃんと入った。
試しにその状態で近所を少し乗り回してみた。
確かに古い感じはするけどちゃんと走る。
変な振動もないし、手放しで乗ってもちゃんと直進する。
手放しのままで緩いカーブに入っても腰の動きだけで切れ込んでいく。
フレーム全体はホイール含め基本正常のようじゃなあ。
よおしいいぞ。
そしてコンポは古くとも流石に105。
変速もカチッと決まるしブレーキも問題なしじゃよ。
ただどうも前オーナーが派手にコケたか停車中倒してしまったのか、トップチューブにデカ目の凹みあり。

別に構わん(その①)
© ill-health(ruephas) 2018
あと、右側デュアルコントロールレバーのブラケットが結構きっぱり破れとるな、はは。

別に構わん(その②)
© ill-health(ruephas) 2018
しかし実使用においていずれも全く問題ないようじゃ。
凹みも破れも前オーナーの「漢の勲章」じゃろ。
こりゃ随分と良いもの貰ったようじゃなあ。
しかし、かなりの期間放置プレイだったようじゃし、きちんと手入れしてからじゃないとちょいと危ないかも。
あと出来れば、ホイールとかスプロケとかを手持ちのやつと交換して、現状より少しでも快適に乗りたいと思うんで、可能な範囲で交換していこうと思っとる。
ということで、メンテナンス話はおいおい書くよ。

2018年4月15日日曜日

法泉寺温泉 滝本館(2)

宝泉寺温泉 滝本館(ほうせんじおんせんたきもとかん:静岡県掛川市上西郷5174-1:0537-29-1126:¥1000のはず)。
ここについては2012年5月に撃沈しております。
しかし先週、やはり過去に撃沈済みであった倉真温泉の落合荘に行ってみたら予想外にあっさり入浴できたため、この勢いに乗じてみてはどうかと思い電話してみました。
「日帰り温泉出来ますか」
「うーん、えーっと、何時くらいに来れますか?」
「えーっとそうですね〜、11時位には行けそうです」
「う〜ん、それだったら大丈夫ですよ。入れます。どうぞいらしてください」
え、マジ?
6年前のあのお断りは何だったんだ?
しかし、電話での会話に一つヒントは隠されてます。
それはおそらく一昨日とか今日の午後おそめだったらアウトだったかもしれないということです。
まあそれについては改めて。

兎に角申し出た時間から遅れることがあっては残念な結果になるかもという恐怖が芽生えたため、さっさと出発。
幸いなことにR1は渋滞もなく、西郷ICで降りて北上、10時50分くらいに滝本館に無事到着。
玄関先には4枚の戒名札(業界隠語で、旅館とかの玄関先に掲げてある宿泊客が書かれた板のこと)が掲げてあり、今日は宿泊客と地元の会合があるようであります。
うんうん、なるほどなるほど。
予想通りです。
玄関の引き戸を開けると愛想のいい女将さんが笑顔で出迎えてくれて、その奥の厨房では宿屋の方が調理に精を出していらっしゃいます。
女将さんに500円を支払い(掲示には1人¥1000と書いてありましたが…)赤い絨毯が敷かれた階段を上がって右に行くとお風呂場です。
古い旅館なんですが、お風呂場に行く途中で目に入った客室ももちろん、脚を踏み入れたお風呂場も非常に綺麗に清掃されていて気持ちいいですな。
服を脱いで浴室への引き戸をガラリと開けると正面浴槽奥にはかなり大きなガラス窓(フィックスですが)があり、旅館内の林が見事な借景となってます。
浴槽は立派な岩風呂仕立てで最大10人でベスト4人くらいの大きさです。
手桶でお湯を掬ってかけ湯をしましたが、このあたりの倉真温泉や倉見赤石温泉と同じくぬるつるローション系の良い泉質。
循環はさせているようですが塩素臭は全く感じません。
このような旅館の日帰りの例に漏れず最初から最後まで貸し切りで、風情のある浴室と素晴らしい泉質を独り占めで堪能させていただきました。
どう?羨ましいだろ?

イノシシのせいで露天には入れず
くっそ、イノシシめ
© ill-health(ruephas) 2011-2018
で、ちなみに冒頭にも書きましが、ここに関しては「運が良ければのみ可」です。
地方にある小さな旅館はなかなか「日帰り」できないところが多いんですが、上手いことやれば入れる可能性が無くもないです。
同じようなことを先週書きましたけど、お風呂に入りたい日の前後、特に後ろに宿泊客がいれば日帰り入浴の可能性が少し高まります。
旅館としては、前日宿泊客が10時にチェックアウトしてその片付けが終わると少し手がすくと思うんですね。
で、その後当日のチェックイン客がいる場合は温泉はそのままの状態、つまり清掃はするかもしれないけれども基本は入浴可能な状態をキープすると思われます。
いない場合は燃料代が勿体無いため循環を停め、休止させると思われます。
ですので狙い目はチェックイン客がいる可能性が高い土曜の午前遅くか午後一番。
午後3時を過ぎるとチェックイン客のお迎え準備に少ない人的リソースをさかれはじめるので可能性は低くなります。
今日は日曜ですが、たまたま会合客とチェックイン客がいたためまさに「運良く」日帰りで楽しめたんだと思われます。
あと、この手の旅館に事前に入浴可否の確認のために電話をかけた時、結構何ていうんだろ、めんどくさそうというか愛想がないというかそんな感じの話っぷりに聞こえるときが結構多いです。
しかし殆どの場合、実際に赴いて見れば電話の印象が良い方に一変することが多いですね。
恐れず電話し、恐れず赴く。
これが大事です。
みなさんも是非お試しあれ。

あ、あと情報ですが西隣にある小杉館は「うちはふつうの旅館じゃないから」という非常に謎な理由であっさりお断りを喰らいました。

西前頭12枚目という好位置につけてます
敢闘賞でしょう
© ill-health(ruephas) 2018

2018年4月14日土曜日

プロジェクト "山神社"(18) 高塚熊野神社

高塚熊野神社(静岡県浜松市南区高塚町4708:053-448-2288)はJR東海道線高塚駅から徒歩数分という好立地であります。

立派な本殿内
本殿は堅牢な鉄筋コンクリで万全の体勢
神様が祀られとる奥まで見渡せる神社はあまりないです
© ill-health(ruephas) 2018
熊野神社ですんでわたくしの敬愛する大山くんとは基本関係ない神様が祀られておるわけで、実際ここの神社の御祭神は伊佐奈伎命(イザナギノミコト)・事解之男命(コトサカオノミコト)・速玉之男命(ハヤタマオノミコト)という結構な有名どころであり、そこに大山くんが割って入る余地は殆どないわけです。

大書された三大巨頭のお名前
由来を読んで「高塚」の地名のわけが判明
© ill-health(ruephas) 2018
しかしワタクシは参拝した。
何故かと言うと、ほーれ、社格が高くてデカ目の神社には周辺にある自立困難な極小神社をM&Aする必要性があったりして、された極小神社は運が良ければ本殿内に合祀されたり、しかし殆どの場合は敷地内に小さな別宅が建てられて、そこでひしめき合うように身を寄せて暮らしている事が結構ある。
ここ高塚熊野神社の場合、本殿の東側に「別社」という名前の建物があって7社計16柱もの神様がひしめいており、その中に大山くんもいるというわけであります。
大山くんは別社の中の左から2番めにある「山住神社」の祠の中におって、狭いながらも楽しい我が家というか、まあなかなか上々な生活を送っているように見えました。

おなじみの五穀豊穣に加え悪霊除けという
新しいミッションを担い始めた模様
© ill-health(ruephas) 2018
この別社の中には何をどう間違えちゃったのか天照大御神とか素盞鳴尊という正真正銘のビッグネームがいたり(しかし流石に天照大御神は別社内7社の中では最もでかく、かつ風格ある祠です)、八柱神社という祠には名前の通り8柱の神様がもうギュウギュウ詰めでいたりしてますので、なんだろ、神様界の縮図というかが垣間見れたような気もします。
どのように収入が按分されるのかわかりませんが、7社共有と思われるお賽銭箱にお金を投入し(今考えれば7で割り切れる金額にすればよかった。いやしかしそれでは8神いる八柱神社・2神いる天照皇大神宮と福神社では問題が発生するなあ。だから16円か160円か1600円が一番良さそう)参拝を済ませました。

ここ遠州方面は県東部とは違い、大山くんがメインというかセンターを張る神社はそう多くなく、大山くんファンとしてはこのような感じで他の神様の敷地内に身を寄せている大山くんを探してコツコツお参りするしかありません。
だけどもそういう大山くんは誠にまさに大山くんらしくて結構好きです。
三嶋大社や大三島の大山祇神社のような超デカイ神社から、名も知れぬ山中にひっそりと傾ぎながら佇む石祠までなんでもござれ、誠に守備範囲の広い大山くん。
好きだなあ。
高塚熊野神社の伊佐奈伎命・事解之男命・速玉之男命の皆様、今後も大山くんを始めとして別社内の16柱の神様方をどうかよろしくお願いします。

あ、あと、神社には直接関係はないけれど、境内には立派な御神木がありますがそこにはこれまた結構ご立派な体格のリス(多分タイワンリス)が住んでますね。
見つけて追いかけたんですが目にも留まらぬ速さでご神木の上の方にしゃ〜っと逃げられた。
さらに神社の南側に建つお宅には犬が一匹いるんですけど、なんだか始終哭いていて、その啼き方が典型的な遠吠え。
口を高〜く空に向かって掲げて「わほほ〜〜〜〜〜ん」と甲高い声でなく。
ま、それだけのことですが可愛かったですなあ。
富士のアパートの向かいにいた龍之介、元気にしとるかなあ…。

2018年4月8日日曜日

足湯 水神の松(1)

先週グルメポタリングした時に入った足湯があります。
足湯 水神の松(あしゆ すいじんのもり:「すいじんのまつ」に非ず:静岡県浜松市西区西区舘山寺町3305:¥0:6:30~20:00:定休不明:駐車場なし)という足湯で、水神松公園(すいじんのもりこうえん)という小さな公園の中にあります。
というか、その公園は足湯の面積がほとんどのような感じですけど。
浜名湖沿いの散策路横にあるためクルマでは行けません。
クルマの場合は近隣の駐車場に停めてから徒歩で行きます。
場所は下の地図をご確認ください。

ワシは人混みが嫌いで、また観光地温泉も嫌いであります。
従って舘山寺温泉にはかつて一度も入ったことはないのでこの足湯が初舘山寺温泉ということになります。
「舘山寺温泉なんてチャラい金持ちしか行けねえ温泉なんて、けっ、行けるかよ」という歪んだ人生を送っており、その歪みにより勝手に「究極のMTMMで塩素臭たっぷりなヤな温泉」という思い込みもあります。

実際はどうかというと意外にも薄濁りの結構温泉らしいお湯で、足湯ゆえ口で味わうことは流石に躊躇われましたけど、足湯の横にある温泉分析が書いてある掲示板を見ると食塩泉とのことなので、全身浴をすれば意外にいい温泉なのかもしれません。

ビンディングシューズを脱いで備え付けの手桶で脚を清めて入ってみると湯口のあたりのお湯は結構熱くて気持ちいいです。
熱いのは苦手なゆえ湯口から離れた場所に移動すると私には適温でこれまた気持ちいいです。
効能として「筋肉痛や関節のこわばり」と記されていたため、サイパン(マリアナのSaipanじゃないよ。当たり前か)を膝関節の上までまくり上げ、いつも痛くなる膝関節を温泉に浸けて心のなかで「痛いの痛いのとんでけ〜」などと叫びながら暫く楽しんでました。
残念ながら循環させているみたいで、足湯なんだからちょっと勿体無いけど掛け流しにすりゃあいいのにと思いますが、まあ仕方ないですね。
温泉リソースは出来るだけ無駄遣いしないようにしなくてはならんというのはわかりますので。
足湯に浸かりながら目に入る景色はこれは素晴らしく、ワシ他にも何箇所か足湯に入ったことはあるけれども、間近に浜名湖を望めるこのように素晴らしいロケーションの足湯はなかなかないですね。

素晴らしい景色を楽しめる割に足湯のある辺りは舘山寺の中でも目立たない場所というか、メインエリアから外れたところにありますんで、案外待たずに入れるかもしれません。
なかなかいい足湯で、舘山寺温泉、少しですが見直しました(けど、あくまで足湯体験範囲ですんで)。

ちなみに「水神の松」と書いて「すいじんのもり」と読むらしいです。
何故そう読むかについて足湯の横に説明書きがありましたが、ごめんなさい、余り意味がわかんなかったです。
ご興味のある方は是非現場でご一読いただき納得してみてください。
ワシにはちょっとわからんかったよ。

あと、足湯のマナーですけど、
  • 脚を清めてから入る(これは全身浴も一緒だな)
  • 出る時には腰をかけるところを跨がない(濡れてしまって次のお客さんに迷惑)
  • 浴槽の中をむやみに歩かない(みんな気持ちよく足湯を使ってるんだから当たり前だよな。歩く時は静かにね)
  • 待っている人がいたら適度な時間で譲る(待ち客を気にせず世間話続けてるおばさんがいたりするが待たされる側の気持ちになれよな)
ですね。
よろしくお願い申し上げます。

2018年4月7日土曜日

落合荘(1)

本日も飽きずに歯医者。
以前にも書いたけどだいぶ治療も進捗してやっと人並みになってまいりました。
で、恒例になりつつある「歯医者帰りのお愉しみ」は今日二つ。
まずは島田の魚魚茂(ととも:静岡県島田市新町通1-5:0547-37-2979:11:30~13:30/17:30~20:00:定休火曜)。
島田の定食屋と云えばここにとどめを刺すとの誉れ高い店で、名前の通りお魚が旨い店らしいんですが、本日は焼肉定食。
キャベツとお肉がじゅ〜じゅ〜音をたてて小さなフライパンに乗って来ます。
マグロの刺身もついて¥700(税込)。
噂に違わず美味。
この店には是非浜松の有楽街に進出して欲しい。
夜は当然飲めるようです。

二つ目は温泉。
掛川の倉真温泉と法泉寺温泉は日帰り施設はなくすべて温泉旅館で、以前日帰りしに行ってみたんですがすべて「お断り」という憂き目にあったため、少し離れた倉真赤石温泉に行くのが通常です。
日帰り温泉を基本受けない旅館に日帰り温泉に入りたいと思った場合、土曜日の早めの午後を狙うと願いがかなえられる可能性が少し高まります。
土曜夜にチェックインする客がいる場合、チェックイン前にお湯を立てている事が多いため、入れてくれることがあるのですな。
チェックイン客がいない場合は玉砕ですけど。
で、本日はそれを狙って落合荘(おちあいそう:静岡県掛川市倉真5795:0537-28-0331:のみ可:¥1000:JAF会員証提示で¥700:入浴可否については事前に電話確認のこと:駐車は旅館前の道路に縦列駐車なので自信のない人は事前に特訓のこと)に電話してみたら入浴OKとのご回答。
よし。
落合荘までは島田から1時間位。
玄関入ると正面にぬこの石像。
建物は決して新しくはないけど、しっかり維持されていて当然ながら清掃もしっかりされてます。
しかしその当然のことが出来てない旅館も結構あるんだよなあ。
受付(っていうのかな?帳場?フロント?)でJAF会員証を提示の上700円をお支払して奥にある浴室に。
浴槽を見るとお湯が水色で、まるで別府の青地獄みたいで少しぎょっとしましたけどそれは単にタイルのせいで、実際には基本MTMM。
だけどわずかにとろみがある泉質。
循環させているせいか、倉見赤石温泉よりとろみは薄いです。
浴室はそこそこ大きくて、露天はありません。
浴室も最大12人ベスト4人の浴槽もすべてスクエアな造形で、木材料は使われておらずタイルなどの硬質な建材で出来ているため非常に深いリバーブ効果(一般に言うエコーですな)が得られています。
こうなっては仕方ないので、貸切状態であることこれ幸いと佐野元春の「情けない週末」をフルコーラスで歌い上げさせていただきました(大きな声は出してはおりませぬ)。
本当に非常に深いリバーブですので、極めて上手に歌っている錯覚を確実に得られ、精神衛生上誠に宜しい。
湯温はやや高めですけど、暑がり(熱がり)のワシでも慣れることが出来る程度で、通常の人類ならばまあ適温でありましょう。
浴槽はやや深めですけど浴槽の縁沿いは腰掛けられる設えになってます。
倉見赤石温泉のような秘湯感はないですし泉質も格下とは思いますが、アクセスは容易で安心してゆっくり入れる好温泉だと思います。
案外穴場かもです。

温泉を堪能してロビーに出ると、う、黒ぬこがおるではないですか。

落合荘のクロ
にゃ〜
トシは取っとるけど前足クロスしてオシャレじゃにゃん
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くう、クソおとなしい。
クソ可愛い。
聞くと「名前はクロです。人間で云うと95歳くらいかなあ。人懐っこくてお客さんの膝の間に入ってきちゃうんですよね〜」。
くうううう。
ワシの膝にも入ってきておくれ。
と思ったら、入ってきた。
くっそ、ずっとこうしておりたい気分じゃよお。
10分位頭と喉をなでなでして、ある意味温泉より至福の時間を過ごしたのであった。
旅館の人に「またクロに会いに来てくださいね」と云われたが、云われるまでもありません。
また来るに決まっとる。

2018年4月1日日曜日

Ride before you look!(16) グルメポタリングは愉し

先週はDoor to Doorで浜名湖一周(ただし奥浜名湖省略形)という膝に爆弾抱えた男としてはややガチ気味なライドでしたが、正味なところガチが嫌いなワシとしてはそれを反省し、本日はぼ〜っとした感じのグルメポタリングと致しました。
とは云っても予め目的を決めた「ガチ」なグルメポタリングでさえなく、行き当たりばったりな感じ。

本日は弱っちいライドでありますので無理せず定番の浜松市北区役所駐車場までクルマ。
自転車を組んで取り敢えずは舘山寺に向かうワシ。
風が強いのでちいと苦労したのと、私が勝手に名付けている「呉松の峠」(地図参照)が普通に辛かった以外は非常に平和なポタリング。



えっちらよっちら峠を越えて動物園駐車場への入庫待ちのクルマ(数km並んでたぞホントに)をすり抜けると舘山寺。
パルパル横の湖岸道路に入り、その先にある水神松公園の足湯を堪能してると空腹に。
ということで…。

【らーめんカフェ ワコー】
静岡県浜松市西区舘山寺町3305-7:053-487-5312:11:00〜19:00:定休水曜
この辺を走っているといつも気になっていたんだけど、何故行っていないかというと単純に「店の看板のメニューに価格が書いてない」という恐ろしさからでありました。
しかし今日は空いているみたいだし、ラーメン1杯に数千円とかはまさかないだろうと思ったので入店。

プーさんが海からの不審者を厳しく監視中
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あと怖かったのが、観光地に立地している独立系飲食店によくありがちな「店員の不遜な態度」でした。
しかしご安心召されい。
前者については1000円出せば数百円お釣りが来る程度のメニュー構成。
そして後者については店主と思しきおじさん含め、スタッフさんはすべて愛想が良くてホッとしました。
ワシはピリ辛カレーラーメン頼みましたが、とても美味かった。
ワシは味の比喩に関する言語幅が極めて狭いので申し訳ないが、とても美味かったです。
ボンゴレラーメンとかゆずラーメンだったかな、それも気になったので次回以降は順番に試してみようと思います。
大満足して浜名湖畔まで一旦出て、次にどこ行こうとGoogle Mapと相談していたんですけど、以前「舘山寺に旨いいちご大福屋がある」という話を聞いたのを思い出した。

【しず花】
静岡県浜松市西区西区舘山寺町2335:053-487-6256:9:00〜19:00:定休月火
有名なのは「いちごの雫」で最近は「2代目 いちごの雫」も出ているです。
この2品は開店前に行列が出来るほどの人気で短時間のうちにSold Out必定な人気商品で、且つ本来は毎年3月31日で販売終了との事でありましたが、本日はたまたま日曜日ということで特別に販売しており、更に運が良いことにいちごの雫の両品ともまだ在庫があるという。
当然二つとも購入。
更にカレーラーメン食ったばっかりだと云うのに「いそべ焼き」を一本買って現場食い。
噂に違わず美味かったですわまったくもう。
いちご大福、明日行ってももう売ってないよ〜。



走行に伴う消費カロリー以上のカロリー摂取を続けながら更に走行。
気賀に戻り、先週に比べればだいぶ散ってしまっているけれどもまだまだ素晴らしい桜のトンネルを抜けて気賀駅に入り、またもやGoogle Map先生にどこ行くかお伺いをたてた結果、非常にコンサバな目的地である井伊谷宮に行って今日は終わりとしよう。
私の好きな山神社とは全く違い、バブルじゃねえのと思える篦棒に立派な社殿に恐れ入りながら参拝。
少しは貧乏神社にもカネ回せや、などと心の中で毒づきながら早くも戻り始める。
暫く行くと、なんか変なうどん屋があるのを見つけた。

ねえ、どお?
ハードル高そうでしょ?
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そのうどん屋とは紀伊國屋書店ならぬ…

【井伊国屋うどん】
〒431-2212 静岡県浜松市北区引佐町井伊谷(詳細番地不明):090-1625-1385:定休月曜:営業時間不明)

今回は敢えてGoogle Mapではなくこれで場所を説明だよ。

どうだ、わかりやすいだろ?
地図とメニューと連絡先と営業案内が既に渾然一体
もはや現代芸術
この情報だけで来てみやがれ
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怪しさという点ではもう篦棒に立ってますねここ。
今回だってままよとばかり飛び込んだ感じですけど。
飲み屋だったら結構飛び込んでいけるんだけど、もしくはロードサイドのエロ本自動販売機の写真とかは平気で撮れるんだけど、ここの壁は厚くて高いわ。
よし入ろう。

右手の茶色い小屋が店舗ではなく左手の透明ゲルのほうが店舗。
店主がいない場合は、透明ゲルの入り口にある拍子木を叩けばそれが呼び鈴代わりになる。
味についてはどうかな、饂飩のプロ的の人が食えばどうってことないってなると思うけど、オレの場合、同じもの食っても雰囲気で味が変わってしまうけど、そういう意味では美味かったな。
手打ちうどんだけど、ごめん、オレが打ったうどんとあんまり変わんないような気もする。
とは言え、注文した塩うどんはうまかったよ、熱かったしね。
シンプルな味なのに深みがあるんだなこれ。
是非一度どうぞ。

という事で、巷に溢れるガチな精神に溢れしライダー共よ。
高価なバイクを捨て、街へ出よ。
クリートシューズを脱ぎ捨て、店に入れ。
食え、味わえ。

こちらからは以上です。