2019年10月19日土曜日

サンライフ焼津(1)

ここ数週間西方面、即ち愛知県方面にある温泉を求めて出掛けておったが、今回は東の方にある未湯の温泉に行ってみようと決めた。
あまり遠くても疲れるので、適当な距離にある焼津辺りにしようと思ったが、さてどこにしようか。
ワシにとって焼津と云えば勿論焼津黒潮温泉元湯 なかむら館にとどめを刺すと思っとって何回も行ったことがあるが、実は行くたびに気になっとった別の場所があった。
それが本日入りに行ったサンライフ焼津(静岡県焼津市中港3-3-12:054-627-3377:¥510:ポイントカードあり♪)じゃ。
ワシはどっちかと云うと、いやはっきり云うと多くの人で溢れかえっとるような大規模施設型の温泉銭湯が好きではなく、何と云うかひっそり系というかこじんまり系というか、そっち系の温泉銭湯が好きであり、焼津黒潮温泉元湯 なかむら館はそういうワシに非常にピッタリの場所じゃ。
しかし温泉銭湯の場数を増やしてくると、大規模施設と云ってもまあそんな毛嫌いすることもないような気分になってきた感じがする。
最近大規模施設に対する抵抗感がまあまあ弱くなってきたということじゃな。
たまにはいいかなと。
ということで焼津に向かった。
土曜日の午前というのにR1の上りは混んでおって思ったより時間がかかった。
現地についてみると駐車場が半分ほど埋まっとる。
ここの施設の正式名は「焼津市勤労会館」であり公的なものじゃ。
運営は指定管理じゃろうと思うが、温泉だけでなくトレーニング室や会議室なども装備しており、こういった温泉施設以外のサービスを利用にしくる人も多そうじゃ。
多分お風呂は混んどらんと思う。
入り口の券売機で大人510円也の入浴券を購入し脱衣室に入ると案の定余り人はおらん。
マッパになって浴室に入るとこっちにも余り人はおらん。
内湯に1人の爺様が浸かっとるだけじゃが、外湯の様子はいまいちわからん。
シャワーで掛り湯をしてまず外湯に入ることにした。
外湯は岩風呂で、こっちにも爺様が1人だけ入っとる。
温泉の温度を表示しとるパネルをみると39.4℃となっとる。

おほ。

ワシにとって大変都合の良い温度じゃ。
早速入る。
お湯はほぼ透明じゃが、微かに緑がかっとるような気もする。
泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉ということじゃが、その香りはなかむら館のそれと良く似とる。
舐めてみるとそうじゃな、自分の汗と同じくらいかやや濃い目の塩味で、この間入った松風園の半分くらいかなあ。
あとやはり苦味がある。
泉源での湧出温度が50℃ということじゃから恐らく加温はしとらんじゃろうが、循環はさせとるから塩素は使っとると思う。
しかし塩素臭は全く感じなかった。
少しではあるがオーバーフローさせとって、若干ではあるが掛け流し気分が味わえるのがいい。
外湯の大きさはかなりでかくて、深さは座ると顎にお湯がかかるくらい。
もう少し浅いといいんじゃが、その代わり浴槽内には岩で座れたり横になれる程度の段差が作ってある。
そのためか、ワシより後に入ってきた爺様たち(ここホント、入浴客の100%が爺様)の寝湯率がかなり高かったことは特筆すべきじゃろう。
内湯にもトド化した爺様が出現しとった。

普通の人にしては多分可成り温めじゃろうと思うが、入浴客は何れも流汗淋漓状態であり、流石にナトリウム泉は体の温まり方が違うと思う。

危惧しておった「芋洗い状態」「オイルサーディン状態」はまったくなく、市街地から少し離れた立地的であるから周辺からの嫌な騒音もなく、聞こえるのは湯口から注がれる温泉と、オーバーフローしている温泉の音だけで誠に落ち着けた。
穴場だと思う。
想定外によい温泉じゃった。


温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
3.0
風情ポイント
1.5
やぎさんポイント
0.0
入浴料
510
温泉コスパ
0.8

0 件のコメント:

コメントを投稿

コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。