2019年10月5日土曜日

サンヒルズ三河湾(1)

琵琶湖南岸や京都方面の銭湯巡りには、ふと思い立って「さあ行くぞ」という訳には参らん。
しかしまあ隣県の東側辺りであらば、まあふと思い立って「さあ行くぞ」という衝動的行動の範囲内であろう。
という事で本日、初三谷温泉を体験した。
体験場所はサンヒルズ三河湾(愛知県蒲郡市三谷町南山1-76:0533-68-4696:¥600:11:00〜15:00:ポイントカードあり)というホテルで、何となくじゃけど学校関係と云うか公務員関係のような感じがする。
当然クルマで行ったんじゃけど、カーナビ頼りに現場近くまで行ったんじゃが、最後のところでは隣に立っとる「ひがき」に強引に案内されてしばし困却した。
初めて行く人のために一応下の地図で説明しとこう。



黄色い道はR23じゃが、これを下つまり南側から向かう場合、勢河という料理屋のところをぐいっと鋭角に右に曲がれと指示される可能性がある。
ここからでも行って行けんことはないが、恐らくは隣りにある「ひがき」の敷地内を抜ける形になって余り都合が宜しくない。
正確にはその先にある三谷温泉交差点を右に曲がるが正解じゃ。
しかと覚えておくように。

さて現地に到着し、フロントで600円払うとポイントカードが貰える。
入るたびにはんこを押してもらえ、それが6個貯れば1回無料で入浴できるという仕組みになっとる。

脱衣室に入ると、壁にこのような貼り紙がしてある。

堂々たる宣言
© ill-health(ruephas) 2019
「本来、無味・無臭・無色の天然温泉」なるMTMM宣言というのは初めて見た。
まあ、MTMMがいいか悪いかの価値判断は色々あるとは思うが、まあ一般的に云ってMTMMよりかは色が付いとったりとろみがあったり硫黄の香りがしとったほうが喜ばれる可能性が高いと思うので、ややびっくりしたという次第じゃ。
あと、カルキ臭いとの自白も同時に初めてじゃ。
この辺、このような事実を変な感じで隠匿しようとするよりは遥かに好感が持てるのは確かじゃろう。
ま、実際ややカルキ臭かったですが(笑)。

先日入った「THE」もそうじゃったし、更に少し前に入った浜名湖グランドホテルさざなみ館でもそうじゃったように、一般的にホテル旅館の日帰り入浴では高い確率で貸切体験が味わえるが、今回も殆ど貸切状態であった。
ワシが入るのと同時に一人の爺様がすれ違うように出ていったが、それ以降は完璧な貸切じゃった。
有り難いような少し寂しいような感じじゃ。
このホテルは少し高台に建っとるので露天風呂から望む風景のことを少し期待しとった。

眼下に広がる三河湾の素晴らしい景色
© ill-health(ruephas) 2019
このような感じじゃった、とお伝えしたいところじゃがこの写真は実はホテルのロビーから撮影したもので、残念ながら露天風呂の借景では殆ど下界を望むことは出来なんだ。
露天風呂はそもそも三河湾側にないし。
しかし、夕方以降に入るならば100万ドルの値がつくかどうかは別として、街の明かりが楽しめるじゃろう。
ただ日帰り入浴客は15時迄じゃからこれを体験することは出来ないのは残念じゃ。

とは云っても、ワシが気に入ったのはやはり外湯であり、湯温はだいぶんに低く、即ちワシにとってはこの上ない適温であり、そよそよ吹く爽やかな風も相まってどんだけでも入っておられる。
浴槽の深さもやや浅めで、小人たるワシに取っては好都合。
やや浅めのほうが落ち着いて入ることが出来る。
聞こえるのは湯口から注がれる温泉の音だけで、ワシは暫く寝てしまった程じゃ。
お湯がMTMMなのは仕方がないが、それでもなかなかいい温泉じゃと思う。

シャワーブースは完全に間仕切られておるから隣客を気にすることなく体を洗えるし、これとは別に立って浴びることが出来るボディシャワーも用意されとる。
冷水機もちゃんとある。
脱衣室がやや狭いのが玉に瑕じゃけど、そこに用意されとるマッサージ機は無料で使える。
これで600円ならば充分にお得じゃと云えるじゃろうと思う。
(恐らく)ぎゅうぎゅう詰めの芋洗い状態なラグーナの湯に高いカネ払って入るより、こちらを選ぶが正解じゃと思われる。
ぜひお試しあれ。

温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
1.5
風情ポイント
2.0
やぎさんポイント
0.0
入浴料
600
温泉コスパ
0.6


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コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。