温泉に行かない日(37) これも秘湯

直前のポストでも書いた通り最近全然温泉に行けていないという為体なのだが、それでも行きたいと思う所はある。
ここ数回書いている山梨県の奈良田温泉は勿論だが、そんな傾向に全く反する、なんというか変な場所にある温泉に行きたいのだ。
ある人はそこについて「県の温泉ではトップクラスのお湯」と語っている。
「究極の貸切風呂」との評価も可能だ。
わたし的には「交通至便」という表現になる。
決して山奥ではない。
全然山奥ではない。
0.9車線の狭隘な道を通って行く事はない。
時速100kmで行けるよ。
繁華街ではないが、その温泉のすぐ横を何百台何千台ものクルマが時速100kmで疾走している。 
だから多分誰でも行けるが、そのトップクラスの温泉を味わうにはある種のガッツが必要だ。
それは東へ西へ車が疾走している日本の大動脈のすぐ横に存在している温泉。 
それでも 「究極の貸切風呂」であり「県の温泉ではトップクラスのお湯」であり、でも「秘湯」。
しかし残念ながら、そこは「のみ不可」（入浴「のみ」で利用するのは「不可」であり、宿泊や食事等のオプションを求められる場合「のみ不可」と表現する）なので、私は多分一生味わえないのだ。
しかし、例えば貴方がそこそこ若く、もし仲のいい彼或いはカノジョがいるのであればまったく状況は変わる。
その温泉は超秘湯でも、単なる秘湯でもなくなって、便利至極な温泉施設と化す。

グランドヴィラ（愛知県一宮市丹陽町九日市場1350：0586-76-3131）がその答えです。

まあ要するにラブホテルなんですけど、公式サイトをみても全面に押し出してるのは「天然温泉」で、効能として「打ち身」「くじき」等、何だか普通な温泉みたいで笑える。
変な温泉が好きなので、わたしはここに是非行きたいね。
例えば月曜に有給とって、朝早く自宅を出て高速に乗って西に向かい、一宮で降りて１人このラブホに乗り込んで、終日思うが侭この温泉を堪能する、というのはどうだろう？
東河内温泉よりも秘湯度は高いと思うのは、強ち間違いじゃないでしょ？
ああ、いきてぇ～！