2012年4月30日月曜日

温泉に行かない日(83) トイレ探索について

このブログにも何回か登場しているJimotyのためのトイレマップなるGoogle Mapの事です。
なぜこのような馬鹿げた地図を作ってるかという話です。
実はですね、告白しますけどね、ええっと数年前にですね、ワタクシの下部消化管最末端部にある過酷事故が発生しました。
ああ、俺もそーゆー事態に見舞われる様なトシになったんだなあと感じ入りつつ、消化器外科の外来に数回通い、何とか事をおさめたのです。

当時、丹波篠山産の山椒と黒豆を関西方面の伝手から貰ったんで、旨い旨いと毎日喰っていたんですが、その山椒の方がその過酷事故の原因ではなかったかと睨んでいます。
で、そのような状況ですと、言うまでもなくトイレのブースに入った時が辛い。
この時程、自宅のトイレが温水洗浄便座である事に対して、深く神に感謝した事はない訳です。
しかし残念ながら、貴方もよおくご存知の通り世の中のトイレ、特に公共的トイレの温水洗浄便座実装率は誠に低く、緊急時等に温水洗浄便座非実装の公共的トイレに飛び込んで事が終わった後の後始末の度、怨嗟のうめき声と激痛の叫び声を上げたものです(経験者なら解ってもらえると思いますけど、これって決して大げさではないですよ)。
で、それじゃあ少なくとも自宅近隣及び通勤経路にある公共的トイレのうち、温水洗浄便座が実装されている場所を確認しておいて緊急時に備えようというのがきっかけです。
で、確認出来た場所をメモに記録してたんですけど、Google Mapという便利なサービスを利用すればいいと思いつき早速実行に移した訳です。
以下に、トイレマップに掲げたマニフェストを書き写してみます。
ここは、Jimoty達が如何なる状況に際しても安心安全なトイレライフを過ごせるよう、温水洗浄便座が実装された公共的トイレを全国レヴェルでマップ化するという、人類に残された最大崇高な使命を果たす為に創設された場である。
ここでいう公共的トイレとは、
「私設公設問わず、基本的に誰もが無料・無条件で使用出来るトイレ」
を指し、従って個人宅内や首相官邸内や拘置所内、或いは有料パウダールーム等の一般人が容易に使用できない物件や金持ち専用物件は除外している。
表記については以下を参考にしてほしい。

<温水便座実装状況>
実装!⇒青アイコン
残念!⇒非実装(赤アイコン)
不明…⇒未実査(黄アイコン)
使用感評価★⇒赤い「!」アイコン

<所在地>
利便性を向上するため、基本的に住所を添えた。
しかしそれが間違っており、それが原因で下着内に排泄物を遺漏させる等の実害が発生したとしても、それ対する責は筆者にはなく、貴方の括約筋にある事を予め表明しておく。

<使用感評価>
トイレ全体の使用感を★あるいは☆で評価した。
温水暖房便座の有無についてはこの評価に直接的影響はない。
★⇒このトイレを使うなら寧ろパンツの中で潔く排泄する
☆⇒どうしようもなければこのトイレを使うけど可能であれば他を当たりたい
☆☆⇒このくらいだったらちょっと我慢して使う
☆☆☆⇒普通に使える
☆☆☆☆⇒便意・尿意が無くてもここに来てホッと一息つきたい
☆☆☆☆☆⇒このトイレを我が家にして暮らしたい
「1/2」の表記がある場合、それは「☆の半分」を意味する。
例)「☆☆1/2」=☆の数が「2.5」

<参考情報>
個人的な感想等ではあるが、該当トイレを深く理解する為の参考として欲しい。

<写真>
写真は概ね外観だけに留めた。
これは、愚かな官憲との無用なトラブルを避ける為の措置であることを理解されたい。

<探索日時>
2012年4月28日以降に探索した物件及びそれ以前に探索した物件のうち探索日時が明らかなものについては、初回探索日及び最終探索日の項目を追加している。

こうして少しずつMapへの掲載数が増えて行ったんですが、そのうちに、
「緊急時に備え、温水洗浄便座付き公共的トイレを捜して記録しておく」
という当初の指向がだんだんだんだん薄れてきちゃったんですね。
どうなったかというと、
「単に面白がりなおっちゃんとして、いろんなトイレのシャシンを収集したい」
という方向に変わってきたんですね。
それは、下部消化管最末端部の過酷事故が完全に解消した[1]事が直接的な原因なんですけど、それよりは私自身が昔から持っている「変な事が好き」「何でもない事や他のヒトが何にも思わない様な事を必要以上に面白がるのが好き」という歪んだ性格がそうさせているようです。
で、山の中の温泉に行く度に、周辺にトイレはないかトイレはないかと捜すようになり、発見すると満面の笑みを浮かべながら(素早く周囲の状況を見回し誰もいない事を確認してから)いそいそと写真を撮り、その写真には忘れないようにGPSデータを埋め込み、自宅に帰ると欠かさずトイレデータをGoogle Mapに記録するという、何だかヘンタイおっちゃんみたいな事になっちゃった訳です。

世の中には、所謂「バリアフリー的観点に立脚したトイレマップ」ってのが結構ありますが、私のは全くそうではなく、単なるトイレのコレクションです。
もしあなたが「何だか変なトイレ」「なんでこんな場所にあるんだ的トイレ」をご存知なのであれば、是非ご教授願いたいです。
万難を排して赴き、万難を排して実使用し、嬉々としてMapに登録します。
どうぞよろしくお願いします。

参考までに、これまでのコレクションの中での最高評価及び最低評価の実例を示します。
JR宝塚駅前の素晴らしいトイレ

JR福知山線:宝塚駅「みんなの駅前トイレ」の多目的トイレ
メルセデスSクラス並みのフル装備

©ill-health(ruephas) 2012

井川大仏近くにある恐怖のトイレ 夜は絶対入れない
井川大仏登山道入口
2010年代には極めて珍しいボットンシステム採用
この虚無感が何とも言えず哀れを誘う
©ill-health(ruephas) 2012
言うまでもなくどっちもまごうかたなきトイレなんですが、これほどの差があると「トイレ」という用語を再定義したくなる程です。
…けど、どっちのトイレが好きかと問われれば、実使用ならば前者、鑑賞対象としてならば後者かな、はははは。

[1]
完治したと自分では思っていますが、この病は再発率が高いと医師に言われていますので、今は出来るだけ山椒から遠ざかったライフスタイルを心がけているところです。

温泉に行かない日(82) 如何にGoogleとはいえ

わたしのMacBookは目覚まし時計としても使っていて、毎朝6時に起動するように設定しています(が、最近はそれを待たずに目覚めてしまう事が多く、つまり老人化が進捗しつつあるという事ですがそれがなにか?)。
今朝も、あの「ふぉあぁーん」の音で起床しました。
で、FireFoxを立ち上げてらじる★らじるでNHK第一放送を聴きながら自分のこのブログを見た訳です。

こんな感じで、何時もの通り変哲のない感じです。
ある一点を除けば。

その「ある一点」とはどこでしょうか?
そう、これです。

「じんぐうでまってるZ!」と言っているこの鳥は
何と言う名前なんですか?
誰か教えてください
Zって…?

 
どうやらこのゴールデンウィーク中には是非神宮球場(正式名称は明治神宮野球場東京都新宿区霞ケ丘町3-1:0180-993-589)に来てヤクルトスワローズを応援しよう!という事らしいです。
このブログ(Powered by Googleですがね)が持つ何らかの特徴とか指向が、ヤクルト球団がGoogleに投資した広告料と相まって、この広告を表示させたのだと思います。

神宮には過去1回だけ行った事があります[1]
確かに清々しい雰囲気の素晴らしい球場でした。
それは否定しない、認めます。

しかし、肝心な事を申せば私はスワローズファンではまったくない。
念の為申せば、ワタクシは阪神タイガースの熱烈なファンであり、GWを迎えた今、今年も例年通りずるずると順位を下げているという体たらくを目の当たりにしてフンガイしつつ、「例年通り」という点で妙に安心しているところです。
草葉の陰で阪神を見守る北杜夫[2]氏の歯ぎしりが聞こえる様であります。

ネット経由で個人情報を洗いざらい全て持って行く技術を開発し、それでもってBigMoneyを稼いでますよー、という事を臆面もなくあっけらかんと公表しているGoogleですが、流石にこの俺様がタイガースファンだったとは見抜けなかった様だなおいGoogleめ、わはははははこの間抜けめが。
しかしまだスワローズで良かったよ。
万が一ジャイアンツのバナーだったら、とんでもない事になるとこだったよ。
いうまでもなく、私はアンチジャイアンツ。

[1]
まだ大阪で仕事していた頃、新宿本社に出張したついでにヤクルト阪神戦を観戦したのですが、物凄いぼろ負けでした。
それ以来、私が観戦すると球場を問わず阪神がぼろ負けする事が100%であり、これはジンクスではなく既に「事実」です。
従って最近では甲子園に行くのは控えています。

[2]
慶応出身の精神科医であった北氏ですが、意外な事に熱狂的な阪神ファンでありました。
ちなみに、どくとるマンボウ医局記に「(慶応病院医局所属時代には)よく神宮球場まで早慶戦を見に行った」みたいな記載があったように記憶してますが、なるほど慶応医学部と神宮球場は至近距離だったような気がする(ほんとじゃなかったらごめん)。
いずれにせよ、改めて合掌。

2012年4月29日日曜日

温泉に行かない日(81) テルマエ・ロマエ

テルマエ・ロマエ(ヤマザキマリ著:株式会社エンターブレイン発行:月刊コミックビーム連載 )という漫画については、単行本が発売されて以来楽しく購読しています。
昨年の今頃、映画化が決定して以来結構な盛り上がりを見せていますが、その映画が昨日2012年4月28日にこけら落としと成りましたので早速鑑賞して参りました。
予め購入しておいたオリジナル手ぬぐい付き前売り券を手に、TOHOシネマズサンストリート浜北(静岡県浜松市浜北区平口2861サンストリート浜北2階:053-584-1040)に赴きました。
内容についてはネタばれになりますので詳細は書きませんが、オリジナルのストーリーを軸に、映画独自の設定を加えた中々楽しく、意外にも少し泣けるものでした。
映画制作者には大変申し訳ないのですが個人的に一番笑えたのは、ルシウスが浴槽で溺れてローマから日本にワープするシーンで毎回出てくるある人物でした(この人物は本筋には全く関係ない人物です)。
この人物、斯界では可成りの有名人だと思われるのですが、演出なのかご自身のアイデアなのか可成りコミカルな演技をしていて、数回目の登場時には劇場内が可成りの笑いに包まれました。
可成りが連発しました、スンマセン。
こけら落としの日に映画を見に行くというのは本当に久しぶりで(多分、大阪で見た桑田圭祐監督「稲村ジェーン」以来22年振りかな)、堪能いたしました。
そういえば先日はCINEMA e-ra静岡県浜松市中区田町315-34笠井屋ビル3階:053-489-5539)なる渋い映画館で、忌野清志郎 ナニワ・サリバン・ショー ~感度サイコー!!!~を鑑賞したし、何だか映画づいているこのごろです。 

同館があるサンストリート浜北ってとこには偶然にも源泉掛け流し 薬石汗蒸房 風と月(静岡県浜松市浜北区平口2861サンストリート浜北1階:053-584-6199:¥700より:早朝割引有り:源泉掛け流しは露天風呂のみ)という温泉があって、映画終了後に入って行こうとも思ったんですが、所用があり今回は残念ながらパス。
でも多分、 ここで映画を見た多くの観客が、映画館を出てエスカレータを降りてすぐ前にあるこの温泉に流れたのに違いありませんね。

その後は、サラカム・イサーン(タイ料理:静岡県浜松市中区小豆餅2-14-2:080-3633-4347ですが日本語解らないヒトが出る場合ありランチ11:30~14:00:ディナー17:00~23:00:重要情報⇒ビール等の飲み物持ち込み完全フリー!!:勿論メニューにはシンハービール等タイの地ビールも用意されてますよ)に行って、安くて旨くて辛い食事をとり帰宅。

帰宅後は酒を飲みつつ、有川浩三匹のおっさん(文春文庫:ISBN978-4-16-783101-1:¥695+税)をこれまた笑いながら読了。
三匹のおっさん ふたたび(文藝春秋:ISBN978-4-16-381260-1:¥1680税込)を買おうかどうか、文庫化まで待つか悩み中です。

2012年4月23日月曜日

温泉に行かない日(80) まる1年

このブログ、趣味である温泉銭湯入浴施設への探訪記録を残すことを名目に、本来的にはそれに絡めて日常的に起こったり思ったりした事を書いて残しておこうという目的で、2011年4月23日に始めました。
そう言う事なので、表向きの体裁は温泉銭湯入浴施設への探訪記であり、同好の士に温泉銭湯入浴施設の情報が少しでもシェア出来ればいい[1]という部分ではブログとして公開していますが、本質的には個人的日記(週記)です。
ですので、このポストのようにタイトルに「温泉に行かない日」が付されたものが本来書きたいものであるかも知れません。

何だろうな、当時は東日本で大変な出来事が起こった直後ということと、個人的・仕事的にいろいろ行き詰まる事が多かったりして何となく厭世的気分になっていました。
加えて、若いと思っていたら知らぬうちにトシが積み重なっており、その結果精神的にも肉体的にも老いの影が見え隠れし始めて、まだまだ遠い先の事ながらうすぼんやりと「死」を感じ始めたのが昨年くらいであり、死ぬまでに自己に関する記録をどんな形でもいいから残しておきたいなあと思って始めたのがきっかけです。

で、本日は2012年4月23日。
あれからまる1年が経過し、心情や状況は変化し、それに応じて内容や文体も変化し、番外編的に禁煙してみたり[2]、山奥の温泉に行く事が多い事から公衆トイレの世話になる事も度々であり、その結果公衆トイレ探索[3]を始めたりして今日に至りました。
入浴という行為を書く事を通じて新たな知己も出来、その知己の影響で1年前にはあまり興味のなかった銭湯という施設カテゴリにも開眼して、まあ充実した1年間でありました。
自宅近辺の入浴施設に関してはあらかた行き尽くした感もあるし、この1年は(ワタクシは本来関西系の人間なのにも関わらず何故か)東への指向が強かったため、今後は指向を西に切り替えてそっち方面の入浴施設に出来るだけ出かけて、しかし内容的にはこれまで通りあまり身のないものを書いて行こうと思っています。
同時に、このブログの本来的目的である「日記」「雑記」的内容も増えて行く気がします。

あと、このポストで丁度200ポスト目になります。
公開されているのはそのうち195ポストで、非公開になっている残りの5ポストってのは、ある事情である眼鏡屋をボロッカスに書いたり喧嘩売ったりしてたのが3ポストで、可成り個人的な事を書いたため、これはさすがにやばいだろうというものが2ポストです。
眼鏡屋に関しては、ブログに書くのと同時併行してメールと電話で直接喧嘩してたんですが、最後は向こうから謝ってきたんで、武士の情けで非表示にしてあります(が、削除はしてません。またおかしな事しでかしやがったらいつでも表示させられるようにね)。
1年は今年のような閏年を除いて大抵365日ですから、だいたい1.8日につき1ポストという事になるんですね。
まあ今後もこんなペースで不真面目に、ぼちぼちとポストして行こうと思ってはいます。

[1]
この要素については、温/泉/週/記MAPに移りつつある感じです。

[2]
このブログで最もHit数が多いのは残念ながら温泉モノではなく、ブログタイトルとは全く関わりなく禁煙について書いた「チャンピックス日記」と「禁煙不定期記」です。 

[3]
Jimotyのためのトイレマップ
最近はそっちへの投稿の方が多い気がします(笑)。

2012年4月22日日曜日

自宅の湯(1)

前にも書いた事がありますけど、実は私、入浴そのものが余り好きでなかったりする。
まあ告白しますけど私って、何日かお風呂やシャワーを使わなくても実は全然平気で、毎日朝シャワーを浴びて夜は浴槽につからないと我慢出来ないという清潔偏重野郎とかの心理は、これを全く理解出来ない訳です。
なので、ウィークデイにおける自宅での入浴行動は大抵朝のシャワーのみで、浴槽に浸かっちゃうのは、そーだなー、数ヶ月に1回とかそんなもんです。

しかし、今日は久しぶりに入ってみた。
しおさい竜洋から自宅に戻り、少し(嘘です、たくさん)お酒を呑んだ後再び入浴したくなったんで、自室をあさって入浴剤を探し出し、それを投入して入浴しました。

いうまでも貸し切りだし、湯温も好みに合わせて調整出来るし、その点では確かに素晴らしいなあ。
でも、如何せん狭い。
浴室内を見渡せば無機質な素材で出来ており窓もなく、余り寛げないんですよね。

まあ、自宅の風呂ってのは、なんていうのか義務的に入浴する場所なんでしょうね。
楽しむというより、保清する為の入浴。
自宅の風呂はケで、温泉や銭湯はハレって事なんでしょうね。
どっちも大事なんでしょうけど、ガキ並みの精神性しか備えていない私は、ヤッパリ自宅より外の施設の方にどうしても惹かれるなあ。

しおさい竜洋(1)

あれえ、おっかしいなあ。
このしおさい竜洋(静岡県磐田市駒場6866-10:¥350:割引回数券有り:10時~21時:最終入場20時30分:定休毎週木曜日:7/21~8/31と年末年始は営業)って人工温泉、個人的にお気に入りに属する入浴施設なんだけど、いままでこのブログで訪問地としては書いた事がないんですね。
これまで何回もいった事があるというのに、我ながら意外です。
以前、@Nifty温泉に投稿した事があるので、書いたつもりでいたのかもしれませんね。
また、同じく以前このブログで「行くべき温泉(施設)の選択基準」みたいな内容でここの施設に触れた事はあります。

実は昨日、夜の8時過ぎから「忌野清志郎 ナニワ・サリバン・ショー 〜感度サイコー!!!〜」なる素晴らしい映画を街中の小さな映画館で鑑賞し、それに影響されて心の中で「スローバラード」を絶叫しながらその後友人と痛飲し、久しぶりの午前様になった結果、起きたのが今日の10時過ぎ。
桜の花も散り切った春なのに今日は妙に寒い日で、本当は一日寝てたかったんだけど体を温めたくなってお風呂に出かけました。
お風呂に行こうかなと決めた時間がもう午後であり余り遠くには行けないし、寒いと言っても私は暑がり故、クールダウンの機能が余りない銭湯は避けたいし、さあどこに行こうかと考えあぐねた結果、しおさい竜洋に決めたんですね。
ここはホンマモンの温泉ではないんですが、所謂人工温泉。
しかも、内湯と外湯で異なった薬効石を使っているという希有な入浴施設です。
自宅からの距離も手軽で、マナー知らずのバカキャンパーが大挙として訪れる(施設の隣はオートキャンプサイト)春過ぎから秋以外の期間に行くには本当にいい場所です。
清掃も行き届いているし、狭くてやや閉塞感はあるものの露天風呂もあるし、客層はじじいばばあが中心で騒がしくないし、人工ながらお湯もいい。
お風呂を出れば、地場のとれたて野菜が沢山売っているし、お弁当も売っているし、休憩スペースは無料。
その気になれば、風力発電の翼や灯台を眺めながらBBQも出来るという文句なく楽しめる入浴施設です。
これで入浴料は¥350、行く価値は充分に有りですよー。

おまけの情報。
既に書いたように、わたしはここへ過去何回も来てますが、中のお風呂がたまーに激しくOFしてるところを複数回目撃してます。
完全なる循環式なので本来OFする事はあり得ないんですが、装置の不具合なのか計算づくなのか何なのか、ホントにたまに掛け流し状態に成る時があるんです。
まあ「源泉」ではないんですが、「遠くには行けないけど、掛け流しのお風呂に浸かってみたい」向きは、ここに通い詰めればある一定の確率でその現場に立ち会えますよ。

2012年4月21日土曜日

温泉に行かない日(79) 歯が抜けた

今回は温泉に関係ない日記的ポストですねんごめん。
私は幼少の頃から歯が弱い。
歯が弱い?こんな表現ないですね。
要するに、虫歯だらけのガタガタな状態と言うことですが、こらえ性がない故、治療しかけては中断し、再開してはまたやめちゃってということが長年続いてます。
しかしこれでは来るべき老後、食の楽しみが失われてしまうじゃんヤバいじゃんと思い、ここ数ヶ月は根本治療に向け、マジメに歯医者に通っています。
で、昨日も歯医者にいったのですが、遙か20年以上も前、北海道に行ったときにその旅先で歯根が化膿し、地元の歯医者で仮治療したまま放置していた前歯がいよいよダメだと医者に宣告され、差し歯をする事になり、本番の差し歯をするまでの間入れておく仮歯を入れて貰いました。
で、今朝、先程ですね。
いつもの如く歯を磨いていたらそれが抜けてしまったのです。
昨日の治療時、歯医者から、
「仮の歯ですので抜けてしまう場合があります。抜けちゃったら予約なしでも来てくれればまた入れますよ」
と言われていたので抜けたこと自体にあまり驚きは無かったんですが、おもろいこともあります。

まず、上手くしゃべれないんですね。
歯が無くなった部分から空気が抜けて上手くしゃべれない。
印象としては、擦過音って言うんですか、摩擦音か、つまり「さ」行とかの発音が上手く出来ない。
「さ」と「た」が混じった感じになってしまって、滑舌がとっても悪くなった。
まあ私は普通でもあまり滑舌が良い方じゃないんですけど、更に悪くなったです。

次に、口を開けたとき、これがまあ「レレレのおじさん」に酷似していることには我ながら驚きました。
笑えますので写真を撮っておこうと思います(非公開)。

滑舌が悪くて、レレレのおじさんに酷似した中年か、わはははははは。
これも老後へのワンステップだと思ってますがね。

本日午後、早速ハイシャにいって、現状復帰しようと思っていますよレレレのレ。
自分の事ながらおもろい顔だったので、元に戻るのがちょっと残念。

2012年4月18日水曜日

国民宿舎奥浜名湖(3)

忙しい忙しいという人ほど実際は暇だという話を聞いたことがあります。
一方、私はこのところ非常に忙しくて忙しくて、も~忙しくて仕事に忙殺されており、全く忙しさにコロされそうな程に全く多忙な毎日を送っています、ははは[1]
で、まあ忙中閑ありを気取って、2012/4/15にピクニックとしゃれ込もうと決意し、実行に及んだわけであります。
とは言っても遠方に赴く体力気力は流石になくて、フツーのスーパーでお弁当を買い、近場で眺めのいい所にいって高所から下界を睥睨する事にいたしました。

浜松市北区の丘の上に「おもかる大師」というのがあります。
似たような大師や地蔵さんや石は多分各地にあるような気がするのですが、要するにそれを実際に持ち上げてみて、軽く感じれば願いが叶うし、重く感じればもっと精進しなさい系[2]のあれです。
買い物を済ませ、車を山の下の駐車場に止めて丘に登り、早速大師さんを持ち上げてみました。

まあ大方の予想どおり、大師さんはクソ重く感じられ、「ああまだオレは精進がたらんのか。うう゛、このトシになってこれ以上精進なんかしたくないなぁ」とボヤきつつ、大師さんの前にあるベンチに腰掛け、計画通り下界を睥睨しながらお弁当を食べました。

その後暫くぼ~っとしながら時間を過ごし、丘を降りてすぐにある国民宿舎奥浜名湖のお風呂に入った訳です。
玄関脇には浜松では有名な某食品会社のマイクロバスが止まっており、混んでるかなあと思ったのですが、浴室にはじいさん一人のみで非常に静かで落ち着いたもの。
いつものように大きな窓から外を眺めながら入浴を楽しみました。

さて、ここには久しぶりに来たわけですが幾つかの変化が。
  1. サウナの脇にあった水風呂用の木製浴槽(殆ど家庭用のサイズ)が消滅していたこと。
  2. さらにその横にあった矢張り小さな薬草風呂用の一人用浴槽が水風呂用になっていたこと。
私は2.の小さな薬草風呂に一人で入るのが好きだったので少し残念ですが、旧木製浴槽は経年劣化がかなり進んでいましたので、このご時世だし施設としては「更新」よりは「撤去」を選択したんでしょうなあ。

今日日の不景気がいろんな所に少しずつ影響を与えているようであります。

[1]
よーするに、ヒマだったって事を軽やかに理解してくださいねー。 

[2]
あくまで私の個人的想像ですが、たぶんこれって一種の健康診断ではないかと。
軽く感じるって事は体力気力が充実してて、重く感じるって事はちょっと体調が悪いと。
だから、重く感じるときは生活に気をつけて体調を整え、軽く感じる様になりなさい、ってくらいの意味じゃないかなあと思うんですね。
しかし、私は何回か持ち上げたことがありますが、時を問わず重かったですなあ。
高齢化の証であります。


より大きな地図で 温/泉/週/記Map を表示

2012年4月16日月曜日

山王峡温泉しらかば荘(3)

某団体に勤めるしがない数字屋につき、いや、しがないだけでなく高齢化も進んでいるため、年度決算処理をしなきゃならないこの時期は、毎年大抵心身共にくたびれており、温泉・銭湯・温浴施設に行くのもままならないという情けなさです。
勿論今年も例外ではありません。
従って、このブログへのポスティング数も極めて減っていて、まあ仕方無いなあと諦めています。
が、そんな中、先週2012年4月8日にドライブに行きました。
くたびれた心身をちょっとでも回復してやろうという目論見であり、目的は特に温泉とかでは無かったのですが、私は海よりやっぱり山が好きという性格を持つため、足が向くの
は自然に北の方と言うことになります。

あ、そうだ、青崩峠にでも行って足神神社の横にある冷たくて旨い水でも飲んで気持ちをさっぱりさせて、そんでもって汲んで帰って、貰い物の山崎の水割りでも楽しむか。
うん、そうしましょう、そうしましょう。

という感じ。
うーん、となると矢張り山王峡温泉しらかば荘に寄らないわけにはいかないなあ。
少し遠回りになるけどまあいいじゃない。

ということで現地に赴いたわけですが、事前に想像していたとおり、
「現在浴槽が故障しているため当面お風呂については休止します」
とのことでした[1]
この温泉の設備、どうもいよいよヤバいみたいですなあ。

運営や設備に関する公的補助金はなさそうだし、本来ターゲットにしている林業関係の客は殆どいないだろうから宿泊料・利用料がバカバカ入ってくる事は金輪際なさそうだし、たまに来る客と言えば私みたいにビンボーで、きっかり400円しか落として行かないヤツばかりだし、どう考えても儲かる事はないよなあ。
儲からないから風呂を修繕する事は出来そうもないし、もうこのまま永遠に閉鎖かぁ?

などと思いつつしらかば荘を後にして、更に山奥へ向かった[2]のでした。

[1]
宿泊及び食事の部門は営業中とのことですが、温泉に入れないんじゃあ行く価値はないですねぇ。
孤独に浸りたい向きにとっては風呂なしでも良い場所ですけどね。

[2]
その後、青崩峠を目指しつつライフワークであるトイレ探索をしたのですが、途中道を間違え崖にずり落ちかけて車が左45°まで傾いて横転しかけるという嬉しいオマケがつきました。
水窪方面の下道を四輪で探索する方は、多少慣れてる私でもこのザマですので、ご注意遊ばせ。