2013年12月3日火曜日

温泉に行かない日(258) 大学サークルの同窓会に行ってみた③

膝のお皿の痛みをこらえつつ、やあやあと云いながらほぼいっぱいになったテーブル席に無理やり割り込み横を見ると、そこには私がメインでやってたバンドのリーダーでギター担当だったHくんが。
こいつは全く変わらん。
更にその横には同じバンドでベースしてたFくんが。
こいつは現役時代、一番はっちゃけてた感じだったはずなのに、俺とかFくんよりも更に落ち着いてしまってて、風貌もなんか高倉健に酷似してるじゃないか。
一体こいつの人生に何があったんだろう?
とかいう感じで酒飲みながら色んな話したり写真撮ったり、あと私のドラムの弟子であったNくんの腹があまりに出すぎていることや、後輩でありつつバイクの師匠であったHくんのハゲ具合に苦言を呈したりしてるうちに時間は過ぎ、O先輩のステージやF先輩嫁のステージなどの後、視界のTくんが、
「フォークソングといえばやはりRuephasでしょう」
と発言し、8年ぶりくらい、もっとかな、兎に角超久し振りに5人揃って一曲演奏することになりました。

幸いなことに、キーボードのNちゃんが几帳面にも当時のコード譜を幾つか持ってきてくれていたので、それを元に出来そうな曲を選曲し、数分練習と打ち合わせ。
Crin'という曲を選んだんですがその曲は元々ハードロック。
しかしお店にある機材はアコースティックギターとキーボード、それにO先輩が持ってきたカホンだけでありベースはなく、当然ロックは出来ない。
仕方ないので「ボサ・ノヴァっぽい感じでいくか」となったんですが、その曲の作曲者たるリーダーHくんがそもそも「コードを覚えていない」等と抜かすし、ベースが無いので店にあったギター(某有名アーティストが所有していたヤイリの高級品らしいという噂)を手にしたものの「最近目が弱って譜面が見えん」とFくんは抜かすし、ヴォーカルの方のNちゃんも「メロディ思い出せない」と抜かすし、オレはオレでカホンという楽器の事は知ってたものの叩いたことなんて無いので「どうすればいいかわからん」と抜かすし、まともなのはキーボードのほうのNちゃんだけ。
悩んでも仕方ないしと思い極め、えいやあとやってみました。

それがこれです。

まあ、数分の打ち合わせだけでやった割には何とかなってるとは思うけどねえ。

因みにさらに前回再結成時の映像がこれですので、まあ隔世の感ありですなあ。

じつは10年か15年前か更にもっと前か。
社会人に成って暫くたったころ、在学時代よりPCとかの環境が大きくなってきて、アマチュアでもPCを使ったレコーディングが何とか出来るようになって来たので、サークルのメーリングリストで(そんなこともやってたのだ)「デジタルRuephas」構想ってのを提案したことがあります。
社会人に成ってそれぞれ別の場所で働き、会うこともままならないんですけど、イメージとしてはネットワークを通じてそれぞれのセクションを各地で録音し、そのファイルをメールか何かでやりとりしながら多重録音できればいいなあ、という感じ。
大学卒業時に作ったアナログで作った記念テープはそれなりに気合が入ってたんですけど矢張り完成度は高いとはいえず、もう少し時間とカネがあればもっといいものが出来たのにという後悔の念が消えてなかったということもあるし。まあもちろん、その「デジタルRuephas」構想は実現せぬままに終わったんだけど、今回の同窓会は100%アナログな「一発録画」だったものの、そんな気持ちを少し癒してくれる時間であったことは間違いありません。
兎に角同窓会は盛会のうちに終わり、更に2次会で語り合い楽しい時間でした。
年一回はやろうじゃないという話もでて、もしそうなれば同窓会嫌いな私ではあるけれど、多分毎年参加するんだろうなと思いながら、帰りの新幹線に乗り込みました。

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たぶん。