2013年12月14日土曜日

北川温泉ホテル(1)

先日は既述の通り、オッサン3人で伊豆へ遊びに行ってきました。
その時行った黒根岩風呂について書いたんですが、宿泊したホテルにも勿論温泉はありまして、そのことも書かないとね。
泊まったのは北川温泉ホテル(ほっかわおんせんほてる:静岡県賀茂郡東伊豆町奈良本1127-14:0557-23-2150)という北川では比較的古参と思われるホテルです。





別に言い繕うこともないのであからさまに書きますけど、古参と思われるだけあって決して新しいホテルではなく、はっきり云って建物設備は老朽化は隠しようもありません。
でも結局、このような温泉地にあるホテルってのは寧ろそのくらい「時間の経過」を感じさせるほうがある意味風情があると思うし、泊まったあとの好印象悪印象は建物よりもホテルマンの態度や接客のほうに強く左右されるんじゃないかなあ。
このホテルの場合、フロントを仕切っていた男性ホテルマンの印象が大変に良くて、だから好印象ですね。

当日はホテル内のお風呂より先に、波打ち際にある噂の混浴露天温泉「黒根岩風呂」に云ったのですが、そこから戻って食事(というか宴会だよね)を摂ってから、11階にある内風呂に入りました。
内風呂と云ってもガラス張りで、昼間の時間だったら海が見渡せそうだし、夕刻であれば素晴らしい日の入りの風景が楽しめそうな感じです。
ただ私の場合、入浴したのが夜のことで風景は見ることは出来ず、先客のクソガキ3人組が狼藉の限りを尽くしていたためゆっくりも出来なくて早々に退散いたしました。
まったく、今日日の親の教育は、なっちゃねえなあ。
前にも書いたけど、公衆マナーや社会的常識を子供に教えるには、温泉や銭湯ってのはベストな場所なんだよねえ。
ところが若い親は自分も子どもと一緒になって狼藉を働く情けない始末。
日本に未来はありません。

で、翌朝。
屋上にある「空中湯園」と名付けられた露天風呂に行きました。
脱衣して外に出ると、足元は畳敷き。
畳敷きのお風呂は久しぶりです。
このホテルは北川エリアでは最も高い建物のようで、眺望が素晴らしい。
素晴らしいが寒いので、先ず湯船に浸からなければ風邪を引きそうであります。
かけ湯をして浴槽に身を沈めました。

入浴したのは丁度おひさまが昇る時刻で、きれいな朝焼けを楽しみながら湯浴みが出来るかと少し期待したんですけど残念ながら曇天で、ただ雲の隙間から射るように海に突き刺さってる光の様子がとても素晴らしかった。

肝心のお風呂ですが、浴槽は一寸長めの長方形で深さはベスト。
浴槽の海側の縁が少し切り欠いてあって、結構な量の温泉がザバザバ流れ出てるので「掛け流しかなぁ」と思ったんですけど、このホテルのサイトにはあっさり正直に、
源泉から天然温泉を加水循環放流式にて引いているので、いつでも新鮮な温泉をお楽しみいただけます。
なんて書いてありました(笑)
だからそれで何か減点になるというわけでもないですけど。
湯口の近くは熱いので、その逆側、東屋風の屋根がかかってる辺りで肩まで温泉に浸かり、空の光や海の色や、意外に近くに見える伊豆大島をぼんやり眺めてました。
私にとっては少し熱すぎるくらいの温度のはずなんですけど、外気温が低いせいかとても適温に感じられ気持ちが良いです。
先客は一人。
私よりやや年配の落ち着きのあるオッサンで、そいつはただ一言。
「気持ちいいですなあ」
それだけ私に語りかけて、あとはゆっくりお湯に入ってます。
私も全く同感。
その言葉にしきりにうなづきながら、1時間ほどお湯に入り続けてました。

で、今回の温泉旅行。
温泉も楽しかったんですけど、何か空を見てる時間が多かったような気がする。
空なんて今まで気になったことはなかったのに、年食ったせいなのか、不思議です。

© ill-health(ruephas) 2013
© ill-health(ruephas) 2013
© ill-health(ruephas) 2013
© ill-health(ruephas) 2013
© ill-health(ruephas) 2013
© ill-health(ruephas) 2013
© ill-health(ruephas) 2013
© ill-health(ruephas) 2013


0 件のコメント:

コメントを投稿

コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。