2013年6月9日日曜日

さがら子生れ温泉(1)

昨夜は、年1回は必ず開かれるビジネスパートナーとの呑み会で痛飲し、今朝の起床は10時。
痛飲した割には二日酔いなどの症状は見られなかったためエイヤッとベッドを抜け出しました。
今月末に引越しがあるので、クロネコヤマトのサイトから予約を入れたりしてから自分で作った温/泉/週/記Map(Googleマップ)でもって本日行くべき温泉を探索。
あまり遠くなくて、あまり行ったことがなくて、あまりがっかりしないような場所はどこだろうと地図を弄るうちに、牧の原というところにあるさがら子生れ温泉(静岡県牧之原市西萩間672-1:0548-54-1126:¥500/3時間:10:00~22:00:定休第2火曜日 12月31日~1月1日 3・6・9・11月の第2火曜日~木曜日)に決めました。
この温泉にはこのブログを始める相当前に行ったことがありますが記憶が定かではなく、上に書いてあるマップでのコメントにはかなり後になってから、
恐らくいい温泉なんだろうけど、あの混み具合じゃあ、心身を開放する事は全然出来ない
等と書きました。
う~ん、果たしてそんな激混みの温泉だったかなあ?
まあ行けばわかるさ、と早速温泉ロード(国1バイパスのこと。自分で勝手に命名した)で東に向かいました。
約1時間半のドライブで現地に到着。
土曜日の早い午後なんですけど、駐車場の埋まり具合はほぼ半分ってとこ。
混んでる様子では無さそう。
建物は上から見ると全体がアーチ状で、結構モダンな感じ。
うんうん思い出してきたぞ。
車を降りて入り口に向かって歩いていると、建物周辺には「祝 200万人達成」みたいな幟がたくさんたってました。
人気なんですねえ。
そして温泉と思われる香りが僅かに流れてきます。
いいぞいいぞ。
入り口に設置されている券売機で入湯券を購入し、早速男湯へ。
浴室は「愛鷹の湯」と「萩の湯」の2つがあり、多分定期的に入れ替えていると思うんですが、本日は岩風呂である「愛鷹の湯」が男湯です。
ちなみに「萩の湯」は木のお風呂です。
板場に入っても全く混雑感はなく、あの地図のコメントは何だったのだろう、等と考えながら裸になって浴室へ入りました。
かけ湯で体を綺麗にしてから、まず「源泉かけ流し」と書かれている、4人入ったらいっぱいな程度の浴槽へ。
お湯の色は、薄く淹れたお茶のような感じで、最初のうちはややつるな感じの肌触り。
柔らかい感触の温泉。
湯口から流れるお湯を少しすくって舐めてみると、なんというか丁度良い塩加減^^;
浴室には「源泉のみ 加水一切無し!」と書かれた張り紙が貼ってあって、自信があるんですねえ。
でもまあ確かに悪くない泉質で、よく温まる感じです。
ここの浴室内にいるのは矢張り殆どが爺さんで、私より年下と思われる人間は一人だけ。
従って、聴こえてくるのはスピーカーからこぼれ落ちてくる小音量のオルゴールによるサザンナンバーだけで、会話する声などは殆ど聞こえて来ません。
私も皆さんと同じく、黙ったまま源泉掛け流し浴槽に入ってました。

そんな中、私より後から入ってきたジジイが源泉浴槽の私の隣に来て、





「あんた、スティーブ=ジョブスに似てるな」
は?
ジョブス?
なんでこんな爺さんがジョブスのことを知ってて、かつそれを俺に話すんだ?

因みに一応これが、

スティーブ=ジョブス。
かっこいい。

あるいはこれ。

ちゃんと見てね。
スティーブだよ。

まあ、私は今日、丸いメタルフレームのメガネを装着して、無精髭を生やしてお風呂に行ったんですけど、その感じが似ていたのかもしれない。
しかも最近禿げてるし、俺。

でもさあ、そのジジイはどう考えても70オーバーで、そんくらいのトシの普通のジジイは百歩譲ってビル=ゲイツは知っててもスティーブは知らんでしょう。
そのジジイは、
「息子からノートパソコンを教えてもらってるんだけど、それがMacなんだ」
等とカッコイイことを云う。
「で、そのMacを作ったという人物を息子に教えられて、それがあんたに似てたから」
いやいやいやいやいやいや。
そんな、いや、スティーブがそんなこと聞いたら、草葉の陰で泣きますって。
などという過分な会話をそのジジイと楽しみつつ、ゆっくりと温泉を味わっておりました。
俺って、ジジイが話しやすい雰囲気持ってるのかねえ。

さがら子生れ温泉に浸かりながら、隣のジジイにあんたはジョブス似だといわれる。
変な体験しました、はは。

因みにMapの方に書いていた「あの混み具合じゃあ」ってのは完全なる勘違いだったようです。
ならここの湯と間違ってたみたいです。
すまん、子生まれ温泉。
心身は充分に解放できます。

あと、この温泉の名前について。
ここの温泉から少し行ったところに「子生れ石」ってのがあります。
近くにあるお寺の住職が昔、
「自分の死後に、裏山の岩から、まゆ形の石が生まれるから、これを自分の身代わりとして大切にせよ」
と言い残して息を引き取り、果たしてその通りになったという。
この部分、当然Wikiからのコピペだ。
セーガクさんじゃないから別にいいだろ。
その子生れ石にあやかった温泉名で、露天風呂の壁にはいくつかその丸い石が埋め込まれたデザインになってます。

岩から丸い石が出てくるなんてのはよくわからん話ですが、多分、なんでか知らんが実際に丸い石が岩から出てくるという自然現象がまずあって、後からその現象に上手く合うような話を誰かが作ったんでしょうけどね。
でも、丸い石が生まれる(生成される)というのはホントで、それ自体はちょっと不思議ですがね。

上の地図に示す場所です
小さな川の畔にある岩に丸い石が見えますな
なんか苔むしちゃってますが
© ill-health(ruephas) 2013
もう少し寄ってみました
© ill-health(ruephas) 2013
道端にもこんなかんじでごろごろ
© ill-health(ruephas) 2013
近くにはこんな祠も
© ill-health(ruephas) 2013
ご神体(っていうのかね?)
丸いね
© ill-health(ruephas) 2013
祠の中にある記帳ノートに記入するための
ボールペンを入れてる缶
君、君だけがまわりから浮いちゃってるぞ
大丈夫か?
© ill-health(ruephas) 2013

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たぶん。