2013年6月28日金曜日

お食事処 ゆかわ(1)

引っ越したら寧ろ今の地元の温泉銭湯に行きづらくなるので、スー銭でもいいから今まで行ったことのないところに行ってみようと思ってましたが、生来の「馴染んだ場所好き」が災いして、例えば喜多の湯などということろには結局行かずじまいでした。
でもあちらでの実際の生活が今度の日曜日に始まるとなるとそうも言ってられないなあと思い、「馴染みだけど行ったことがない場所」というのを検討してみました。
「馴染み」と「行ったことがない」というのは一見論理矛盾してますが、そうでもないよ。
結論から言うと、今日行ったところはお食事処 ゆかわ(愛知県新城市豊岡字滝上5-1:0536-32-1508:¥1000:公式ウェブサイトでは¥800となっていますが「最近の燃料価格の高騰により当面の間¥1000とします」旨の貼り紙が現地にしてありました:食事をした場合は¥0:10:30~16:00)です。
「馴染み」というのは言うまでもなく通いなれた湯谷温泉のことで、このゆかわという温泉は未湯ですので「行ったことがない」ということです。

やたらと工事をしていて片側通行規制が続く国道257号線を走り現地に着くと、いつも車を止めている足湯のある駐車場に車を入れ、徒歩で数分のところにあるゆかわに行きます。
玄関から階段を降りて行くとフロントがあり、そこで料金を払って更に川に向かって階段を降ります。降りきったところに露天風呂がありますが、通路右側にあるのは女性専用露天風呂、左側には入り口が2ヶ所あり、それぞれ「男(混浴)」「女(混浴)」と表示してあります。
なんか変な表示だなあと一瞬思ったんですが、多分ここには露天風呂が3ヶ所あり、ひとつは完全女性専用、ひとつは基本男風呂だけど女性も入浴可、残りは基本女風呂だけど男性も入浴可、とかそんな感じなのかなあと思い、「男(混浴)」と書かれている方に入りました。
脱衣場で服を脱ぎ、浴槽エリアに入ると既に8人くらいの人々が浴槽に入っており、びっくりした。



え゛?!
半分が女性。

女性の半分はおばさんと萎びたババアでしたが、残りの半分はふたりとも結構若い女性で、入浴用巻きタオルをすることもなく、普通のタオルを前に当てただけの状態で入っている。
おばさんとババアはもう既に失うべきものはすべて失いきってしまっているようで、完全にすっぽんぽん。
ふうん、ここはこの状態がデフォか、と思いつつ、良くかかり湯をして浴槽に入りました。
私、自分では結構煩悩多き男だと自負しているのですが^^;、風呂に入るとどうもその辺の毒気が抜けてしまうようで、浴槽に入ってしまえばあまりいつもと変わりません。
あの入り口の「男」「女」の区分は、単に脱衣場を分けているだけであって、考えてみればそういうシステムの古い温泉は結構ありますよね。

川の流れの音を聴きながら湯谷7号泉の特徴である薄濁のお湯に浸かっているとそれだけで気持ちが落ち着いてきます。
ほんの僅かなオーバーフローは見られるものの、循環もさせているようですし加温加水塩素投入もしているようですが、湯温が私にはピッタリのややぬるめで、長い時間肩まで浸かってても全然平気な感じです。
時折吹いてくる涼しい風が快いです。
半身浴の形になって目を閉じていると強烈な眠気がまとわりついてきて、遂には少し寝てしまったようです。
眠り込んで力が抜けて、頭をがくっとさせて鼻から温泉を吸い込んで目が醒めましたが、ホントに気持ちよかったなあ。
結局1時間以上浴槽に居続けてました。
「浴室」に1時間いることはよくありますが、「浴槽」に1時間いると云うのは、暑がりな私には珍しいことです。

あと特筆すべきはこの温泉、洗い場のカランから出てくるお湯も温泉だということです。
これは今までなかなかお目にかかれなかったことです。
泉質がマイルドなため、上がり湯をする必要はないからこれでいいんだよね。

まあおねいちゃんと混浴してもしなくても、それにはかかわりなく温泉は気持ちよいですなあ。
満足して帰途につきました。

雰囲気が大変いい温泉です。
上に書いたように女性専用露天風呂もありますし、混浴の場合は入浴巻きタオルのレンタルもしていますので、女性の皆さんも心配なくこの良い温泉を体験できると思います。
人生に一度くらいは混浴を体験してみてはいかがでしょう。
なお、予約をすれば1日に一組のみ宿泊できるそうで、そうなればあの温泉に入り放題可能ですね。

また、彼とふたりきり、彼女とふたりきりで温泉に入ってみたいと思う向きは、川を挟んだ向かい側にある翠明がお勧めです。
少しお金を追加すれば貸切露天風呂を二人であじわえますぜ。
ふふふ。


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