2017年9月17日日曜日

温泉に行かない日(337) 宅内Wi-Fi環境壊れた ⇨ カネかけず復旧

暫く前から自宅のWi-Fiが繋がらなくなりおった。
自宅に有線ネット環境を作ったのは1999年10月で、その後時期は不明だけどAppleのPowerBook2400c買ったときに合わせてAppleのAir Macベースステーション(おにぎり型のやつですな)を導入してWi-Fi環境(当時はWi-Fiなんてシャレオツな呼び方じゃなくて「無線LAN」という大和魂溢れた質実剛健な用語を使っとった)を整えた。

これがAppleのAir Macベースステーション。無駄にシャレオツ。

いやあすごく感動してさ、マンションのベランダに出ても自宅のネットに繋がっとるのがすごいと思って、家に遊びに来た友人にその姿を見せて「すごいじゃろう」と自慢したら「ベランダからパソコンでメールやネットをする必要性を全く感じない」と冷たくバカにされたことを昨日の事のように思い出すぞピーポー君。
何年か経つとベースステーション内のコンデンサが破裂して(殆どのベースステーションの持病だった模様)ステーションが破壊せしめられたため、なんとなくAppleの純正品を使うのはやめて(高いし)、CoregaのCG-WLBARGMというMIMO対応のルータで再構築したんだけど、設定に四苦八苦した記憶があります。
これがCoregaのルータ。なんか強そう。

で、今回はこれが(ここ笑うとこだぞ)壊れたんで、どうしようかと悩んでおった。
普通だったら買わなきゃなので、熱帯雨林などで情報を集めておったのだが、今最新の規格は11acという次世代高速規格であり、今後ルータを買うんだったらこれを選ぶのがデフォであることと、鉄筋コンクリート越しに電波を飛ばしたい、且つ複数のデバイスをつなげたいのであれば1万円から2万円の設備更新投資と判明した。

クソめ、そんな金あるかよ。
しかたない、暫くはパケット不足に怯えながらiPhoneでネット生活を送るしかないか。
と諦めた。

しかし待て。
以前auから白くて四角いWi-Fiルータが送りつけられてきてたな。
既にWi-Fi環境のあったワシには無用の長物だったので放置プレイを決め込んでいたし、その姿かたちからなんとなく「弱っちい」イメージを持っておったので、使うつもりはまったくなかったルータだ。
携帯電話ごとに配られていたのか、探してみたら自宅にはこのルータが3台もあった。
全くもってカネの使い方を知らん会社だ。
契約住所で名寄せすりゃあこんな無駄なバラマキは不要だったはずなのに、その分ケータイ料金安くしてくれやと強く訴えたい。

どうだ、シャレオツで弱っちそうだろう?
これはauがユーザに対して無償レンタルと称してばらまいていたルータで、当然最新の通信規格には対応してません。
11nという前の規格。
しかしそんなこたあワシにとってはどうでもいい。
今の通信環境が維持できればそれでいいんじゃ。
よし、これで行こう。

そうだそうだと早速取り出し、モデムのLANポートとこのシャレオツルータのWANポートをケーブルで繋ぎ、シャレオツルータに電源ケーブルを繋いでみたが、当然のことながらつながらない。
クライアント(MacBook使って設定中)とシャレオツルータ間はブラウザに「192.168.0.254」と入力してやればファームウェアに含まれる設定画面が立ち上がりつながります。
通常、新規のルータを使う場合には、プロバイダの回線に接続するためのユーザIDとパスワードを設定しなければ行けないからです。
私としては素人っぽく、それ無しであっさりつながることを期待してましたがダメでした。
なんでそんなことを期待してたかというと、理由は下記1.で書いているとおりで現在のプロバイダ契約内容を本棚をひっくり返して探し出すのが篦棒に面倒だったからです。
結局探し出していろいろ確認しなければ行けないハメになりましたけどね。

で、ここからは箇条書きでまとめときます。

  1. 実は私、プロバイダ(OCN)と最初に契約した時のドキュメントは持っているが、その後光フレッツに契約変更した時のドキュメントを紛失している。したがって顧客ナンバーはわかるが、接続に必要な接続ID・接続パスワードがわからない。
  2. 今日は日曜日でプロバイダサポートコールはやっていない。
  3. OCNのサイトで契約内容の確認できるかどうか色々探してやってみたら、非常にわかりにくかったけど何とか確認できた。
  4. ルータに接続IDとパスワードを設定するために設定画面を開くが、肝心のWAN設定がどこをひっくり返しても出てこない。
  5. もしかしてファームウェアが古いのかも知れないのでアップデートしようと思うが、そもそもネットにつながってないので確認さえも出来ない。
  6. お手上げ。以上。
兎に角、4.のところでルータの設定画面でWANの設定さえ出来ればおそらく繋げられるんですが、出ないものは仕方ない。
諦めかけつつ、シャレオツルータそのものに何か裏にヒントはないかいろいろひっくり返して見ていたら、モード切替スイッチというのがあって、AUTO・AP・ROUTER」の各モードを選べる様になっている。

で、今の位置はAUTOになっている。

ふんふん、ふんふん。
なるほど、なるほど。
よおし。

シャレオツルータの電源を落とし、スイッチをROUTERに切り替え再度電源投入。
その後暫くしてMacのブラウザからシャレオツルータの設定画面を立ち上げてみると、今度はちゃんとWAN設定画面が現れた。
よおし。
そこから先程調べた自分の接続IDとパスワードを設定して保存。
設定画面からシャレオツルータを再起動し、本体のステータスランプを観察しとると、暫くしたらオレンジ点滅からグリーン点灯に変化。

お、来たか!

Macのネットワーク環境設定を開けてみると、よおし、繋がっとる。
auhome_axxxxx-Aが表示されとるぞ。
これで、旧規格ではあるが宅内Wi-Fi環境が復活できた。
ということで、この駄文を書き飛ばすことも出来たわけでありますね。
いやあ、まさにデジタルリソースの無駄遣いですなあ、あっはっは。

でもワシ、実はこんな感じでいろいろモノゴトを弄ってひっくり返してウジウジ取り組むのが好きなんだよね。
だから数万円お金が浮いたってよりは、自分の力だけでなんとかできたってのが正直うれしかったね。
なかなか充実した時間でありました。

2017年9月16日土曜日

大野木荘(1)

富士から浜松に戻ってからも2〜3週に1回、下手すると毎週土曜日に富士に通っています。
富士は好きな街ですが流石に浜松から毎週通うまではのめり込んでいません。
理由があるからで、要するに歯医者に通っています。
これも別に地元の歯医者にスイッチすりゃあいい話ですが、まあちょっとした事情があってキリが付くまでは富士の歯医者に通わねばならないのです。

歯医者は午前中に終わりますので、どっかでご飯を食べたとしても午後はまるまる時間が空きます。
じゃあ、富士と浜松の間にある温泉で行ったことない場所はないかと考えてみたところ、コンヤ温泉というとこがありました。
場所は以前行ったことのある梅ヶ島温泉の手前6kmくらいのとこ、というか諸情報の文脈によっては「梅ヶ島温泉」にはこのコンヤ温泉郷も含まれている場合もあるみたいなので、それでいくと広い意味での梅ヶ島温泉の入口というか、そんな辺りであります。

国道1号バイパス千代田上土ICから安倍川左岸をひたすら北上すること1時間、途中若干シビアな道路状況もありますが、現地到着。
実は現地につくまでは日帰りがあるか、のみ可の宿はあるのかなど現地情報をきちんと調べてなかったのですが、コンヤ温泉街入口である孫佐島ってとこに案内看板があり、そこにはいくつかの温泉宿があることが書かれてました。
そのうちの一つである大野木荘(おおのぎそう:静岡県静岡市葵区梅ヶ島4269-10:054-269-2224:¥540/1h:時間・休業は要問い合わせ)を理由もなく選び電話をかけて確認してみると入浴可能とのこと。
早速訪ねると大変綺麗なお宿。
失礼ながら、こんなすたれた温泉街にこんなにカネかけちゃっていいの?って思えるくらいにきれいな建物。
中に入っても当然清潔感が溢れており、ああここに泊まってみたいなあと感じました。

肝心のお風呂ですが、これがまた私が大好きな「ぬるめ・ぬるつる」。
お湯の中には白い湯の華がゆらゆらしていて、泉質は個人的には充分合格。
入浴後かなり長い時間、肌にまとわりつくぬるつる感が継続します。
今はなき、赤石温泉白樺荘には若干負ける感じではありますが、そこらにあるぬるつる系温泉に比べれば圧勝。
そしてぬるいので、いくらでも入っていられる感じ。
こうなると入浴時間が1時間に限られていることが非常に残念であります。
内湯・露天とも岩風呂で、露天の方がやや浅めの浴槽。
内湯・露天は脱衣室経由で行き来する必要があるため、人によっては若干不便と感じるかもしれませんが、わたしは別にかまわない。
例えば兵庫にある「しそう よい温泉」も構造上の理由で内湯と外湯との行き来は一旦着替えてからでないと出来ませんが、なんていうか気持ちの切り替えができて、新たな雰囲気で楽しめる感じでした。
ここは着替える必要もないし問題ないですね。

行った当日は幸いにも私以外には誰もいなくて貸切状態。
メイン露天で、何回か内湯も楽しみました。
いや〜、1時間短かったなあ。

同じくコンヤ温泉郷にある「こんや銘酒館」も名実ともに魅力的。
建物の前は通っただけで実際に入浴はしてませんが、窓越しにお酒の瓶が垣間見え、ここはぜひ泊まって温泉とお酒を味わうべきところとみました。

あと、梅ヶ島キャンプ場から数分のところにあるコンヤの吊り橋、ワシは怖過ぎてとても渡れんかった。
筆者は極度の高所恐怖症ではありますが。
この吊り橋をもしロードバイクで渡れた人がいたら、先着1名の方に大野木荘の日帰り入浴1回分奢ります。
証拠の動画を投稿してください。

コンヤ温泉郷、いいぞ。


↑地図表示、ズレてたらゴメンナサイ。
少しずらせば表示されます。

2017年9月15日金曜日

Ride before you look!(11) やっとこさ浜名湖を一周できた

昨年、浜松市北区にある尉ヶ峰(標高433m)という山の辺りの道を自転車で走って以降、長きに渡って膝痛に悩まされており、痛みだすのが怖くて平地を距離にして40kmを上限にしか走れないという日々が続いておりました。
その間、ストレッチしたりバス通勤の際に職場の手前3つ前のバス停で降りて早足で歩いたり、また、クリートの取付角度やシート高の調整をしたり、物理的に拇指球中心にペダリングができるよう(これすると自然に内股になる)、シューズの外側に中敷きを追加したり工夫と若干の努力を重ねてきました。
その結果、今年の8月に入って少しずつ調子が上がってきて、

8月6日:春野方面(40km:高低差200m)
8月12日:竜洋方面(50km:高低差40m)
8月13日:大東町方面(90km:高低差70m)
8月20日:再度春野方面(60km:高低差200m)

という感じで、膝に痛みを感じることなく走れるようにはなってきました。
右膝お皿周辺に僅かな違和感はありますが、痛みには至りません。
普通にロードバイクに乗っている人から云わせりゃあ、
「なんじゃこれ、初心者以前じゃんか」
でありますが、初老が一旦痛みを抱えてしまうと本当に辛いもので、ここまで回復させるにはなまなかなことではありません。
ちなみにロードバイクを始めた直後は、フラペで100km程度は普通に走れていました。

ということで、昨年挑戦して見事玉砕したハマイチに先日挑んでみました。

ちなみに昨年ハマイチに挑んだのは11月くらいでした。
その時は自宅をスタートして浜名湖に向かい反時計回りで走ったんですが、40kmあたりの尾奈で右足に膝痛が発生し、その後も左足中心で漕ぎ続け70km辺りの浜名湖ガーデンパークまで行きましたが、その時点で両脚とも激痛になっており走行不可能。
膝を動かさないと殆ど痛みを感じないのですが、歩くと激痛。
1時間程度休んだら左脚の方が僅かには使える感じに回復してきたのですが、ハマイチコンプリートを狙ってここから先の舘山寺方面(東名を越えて気賀方面に抜ける際にちょっとした坂路あり)に向かうことはさっさと諦め、比較的平坦な佐鳴湖経由で命からがら(そん時は本当にそんな心境)帰宅しました。
しかしまさに満身創痍、階段は愚か車の乗り降りも手で脚を持ち上げないと出来ないほどの状態でした。

今回は春野を2回走れたという若干の自信もありましたが、念のため自宅スタートは避け車で天竜浜名湖鉄道気賀駅周辺まで行ってそこからスタート。
且つルートは奥浜名湖と庄内湖をショートカットしたへちゃらけた「なんちゃってハマイチ」であります。
すなわち距離は60kmで高低差は殆どありません。


ルートなどの詳細は上のリンクをクリックすれば(たぶん)見られますのでそちらに譲りますが、とにかく長距離走りに行けるめどがついたこと、これは膝痛持ちには大変な福音です。
今週末もどこかに、100km先くらいの遠くまで走りに行きたいんですけど、颱風が日本縦断するということで大変残念。
いい季節になってきたのにね。

2017年8月12日土曜日

Ride before you look!(10) 少しずつ改善している?

お盆休みですかそうですか。
あっしには関わりのねえことでござんす。
直虎ブームですかそうですか。
あっしには関わりのねえことでござんす。

Yahoo様の予言によれば今日1日は何とか雨は降らなくて、かつ決して晴天ではないというワシのような意気地なしにはもってこいの天候になるとのことだったので、ここ暫く試している「内股走法」がどんくらい有効か試してみようと早朝出かけました。
ただし、昨年11月にハマイチをやった(というか完走出来ず玉砕)時のような膝の激痛(自転車降りたらまともに歩けず、クルマに乗り込むにも手で脚を持ち上げないといけないくらい)に襲われるのは絶対にイヤなので、まだ無理はしません。
自宅から姫街道を南下して浜松市街地を抜け、相生からR150を通って取り敢えず「しおさい竜洋」というところを目指します。
意気地なしらしい見事なフラットっぷりです。
ペダルは踏み込まず、内股っぽい感じで脚を回すような感じを維持することを意識して走るのって結構たいへんです。
ちょっと気を抜くとグイとペダルを踏み込んでおり、更に気を抜くと膝の間隔がだんだん開いてくる。
無意識にそんな感じで漕げる様になるまでは暫く掛かるかも。
で兎に角心のなかで「踏むなよ〜、回すんだぞ〜。膝は内股だぞいいかぁ〜」と念じながら30kmほど走ってみました。
上級者にとって自転車の30kmなんて近所のコンビニに買い物に行く以下の距離で、のり始めの頃は不遜にもワシもそう思っとったんだが、今のワシにはそこそこの距離。
すなわち膝のお皿周辺がおかしくなり始める距離であり若干怖いんですけど、今日に関しては違和感は感じず。
気を良くして取り敢えず50kmまで(もちろんフラットロードで)走ってみましたが問題なし。
今のところ、

  • クリートは若干つま先開き気味でセット
  • シートはほんの少しだけ低め(ジャストと思う高さより数ミリ程度)
  • ケツの位置は出来るだけ後ろ
  • 膝の内側がトップチューブに触れるイメージの内股
  • シューズの一番上のラチェットはやや緩め(足首が少し自由になるイメージ)

このセッティングとこの走り方で何とかなりそうな雰囲気。
当面はこのまま平地で航続距離を伸ばして行って、100kmくらいは平気になってきたら玉砕を続けている春野方面とか三ヶ日方面にかかっていきたいですなあ。

あとは、やはり脚力が相当落ちている実感ありなので、自宅でできる筋トレを始めたいなあとも思うのであった。

2017年8月11日金曜日

プロジェクト "山神社"(15) 蜂前神社

静岡県神社志の情報などを調べて、現在のところ浜松市及びその周辺で56ヶ所の大山くん関連神社があることが確認できております。



静岡県神社志はわたくしにとってはまさにバイブルであります(すまんジーザス 、深い意味はないんだ)。
出来ればもっと鮮明な印刷であればもっと良かったんじゃが。

自分の性格的には、図書館に篭ってちくちくちくちく情報を集めるのが好みなんですが、当然のことながら神社は参拝してなんぼ。
今日はもし雨が降らなければロードバイクに乗って浜名湖周辺を走ろうかと思ってたんですが、Yahoo天気様の予言によれば遠州地方はいつ雨が降ってもおかしくないとのこと。
大事なMerckxを濡らすのは嫌なので、本日は静岡県神社志で確認できた神社のうち3社に参拝しました。

蜂前神社(はちさきじんじゃ)
社格:郷社
鎮座地:静岡県浜松市北区細江町中川6915
大山くんの状況:何とか祭神の末席に食い込んでいる(右脇宮側)

最近の浜松は直虎で浮かれすぎとってはっきり云ってうんざりだが、この神社も直虎関係文書があるということでやや盛り上がっておった。
私としては直虎なんか別にどーでもよく、ただ大山くん参りをしたいだけなのでその辺は軽やかにスルーして本殿に参拝。
この神社には大量の神様が祭神(合祀でも相殿にいるんでもなく、祭神です)がいます。
次の通りです。
<本社>

 熯速日命(ひはやひのみこと)

<左脇宮>

 甕速日命(みかはやひのみこと)

 天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)

 蛭見命(ひるこのみこと)

 大己貴命(おほなむちのみこと)

 少彦名命(すくなひこなのみこと)

 天穂名命(あめのほひのみこと)

<右脇宮>

 武甕槌命(たけみかづちのみこと)

 國狭槌命(くにさつちのみこと)

 石凝姥命(いしこりどめのみこと)

 市杵島姫命(いちしきまひめのみこと)

 大山祇命(おおやまづみのみこと) ⇨ここ注目
県西部の大山くんは県東部の彼と違って、自分自身がメインになっている神社に住んでいることはあまりなく、既に書いたように境内社として収容されていたりするケースが殆どなんで、末席とは云え祭神に列席しているのは誠に嬉しい限りです。

では御由緒が書かれた写真だけ。
ホンモノは皆さん自分で見に行ってください。

その他大勢を書くスペースはないようだ
© ill-health(ruephas) 2017

今日はここの他に、大神山八幡宮と女河八幡宮に参拝しましたけど、そればまた次回。

2017年8月7日月曜日

浜松番街区プレート発掘プロジェクト(1) まずは下調べ

住所表示とか難しい、ややこしい。
わしにはわからん。
現状から実際を探ってみよう。
前回書いたとおり、浜松公僕の手による文書によれば、
「街区符号」とは、町の区域を道路、水路などで区画した街区(ブロック)に付けられる数字で、「番」で表します。
「住居番号」とは、街区の中の建物に付けられる数字で、「号」で表します。
ということであります。
つまり「街区番号」+「住居番号」が浜松市における住居表示の基本であり、例えば123番街区にある建物の何処かには123ー1とか123ー2とか言うプレートが付けられ、更にはその制度は公僕主導でやってるシステムなので公式文書はもちろんのこと、例えばGoogle Mapとかにも表示されるはずじゃ、そうじゃそうじゃと思ったんじゃ。
よしじゃあ調べよう。

とはいってもデブ性、もとい、出不精なわしのこと、まずはデジタル空間で下調べをしてみることにしたじゃ。
Google Mapでね。
実際に「物証」を確保しているのは2枚だけじゃが、そのうちの1枚「324番街区」をキーに調べてみよう。
これがそのあたりの地図じゃ。



324番街区プレートが有るのは、門井ビルの南東角。
浜松市の規定に基づけば、門井ビルの有るこのブロックが「324番街区」のはず。
説明しづらいんじゃが、街区定義によれば、南東の角が門井ビル、北東の角がEPO浜松ビル、西側は北向きの一通道路のとこ。南側はビアホールであるハートランドの前面道路。
これがおそらく324番街区であるはずじゃ。
Google Mapに表示される住所とのこの「324」の数字との関連を確認してみる。

EPO浜松ビル
〒430-0944 静岡県浜松市中区田町324−3

豊栄ビル
〒430-0944 静岡県浜松市中区田町324−6

heliopole
〒430-0944 静岡県浜松市中区田町324−8

cosmic
〒430-0944 静岡県浜松市中区田町324−10

ALAGRANDE
〒430-0944 静岡県浜松市中区田町324−11

CHICKEAT
〒430-0944 静岡県浜松市中区田町324−12

門井ビル
〒430-0944 静岡県浜松市中区田町324−14

ハートランドビル
〒430-0944 静岡県浜松市中区田町324−15

北村ビル
〒430-0944 静岡県浜松市中区田町324−17

ユニヴァーサルパーク 田町有楽街
〒430-0944 静岡県浜松市中区田町324−17

コスモ第11ビル
〒430-0944 静岡県浜松市中区田町324−18

松原ビル
〒430-0944 静岡県浜松市中区田町324−20

娘っこ
〒430-0944 静岡県浜松市中区田町324−22

味の木下
〒430-0944 静岡県浜松市中区田町324−24

アンセットビル
〒430-0944 静岡県浜松市中区田町324−26

JINENはなれ
〒430-0944 静岡県浜松市中区田町324−27

うむ、なるほど。
よし。
街区番号は住居表示として使われているのは確実じゃな。
且つ、おそらくじゃが、無機質に「324」だけを住居表示に用いては全くワカランチンなのは間違いないので、昔からのなんだろ、おそらく字とか大字を補ってわかりやすくしとるんじゃろうな。
兎に角わかった。

上記を受けて、ワシの考えた行動方針は、ガキっぽいという誹りを畏れず云えばやっぱ「1番街区から調べたい」であるんじゃな。
それは浜松市の公僕が言うところの「道路方式」で例えるならばまさに「一丁目一番地」。
まず確認すべき場所じゃろう。
よしわかった。

2017年8月4日金曜日

温泉に行かない日(337) 浜松番街区プレート発掘プロジェクト

出し抜けで申し訳ないですけど、ちょっとこれを読んでみてください。
1.住居表示制度について
浜松市では、市街地の住所をわかりやすくするため「住居表示に関する法律」及び「浜松市住居表示に関する条例」に基づき、住居表示を行っています。
住居表示制度は、土地の地番で表示していた住所を、市で定めた基準に基づいて順序よく建物に番号を付けることにより、わかりやすい住所とし日常生活あるいは経済活動上の便宜を向上させることを目的としています。
2.住居表示の表し方
住居表示の方法には、「街区方式」と「道路方式」があり、浜松市では、「街区方式」を用いています。街区方式は、町の区域を合理化するとともに、「街区符号」と「住居番号」により表示する方法です。
※「街区符号」とは、町の区域を道路、水路などで区画した街区(ブロック)に付けられる数字で、「番」で表します。
※「住居番号」とは、街区の中の建物に付けられる数字で、「号」で表します。
したがって、住居表示を実施した区域の住所の表し方は、次の例のようになります。
(1)一戸建て住宅等の場合
住居表示実施前 : 浜松市××区○○町 100番地の1
住居表示実施後 : 浜松市××区○○一丁目 2番(街区符号) 3号 (住居番号)
(2)分譲マンション等の場合
住居表示実施前 : 浜松市××区○○町 150番地の2 △△マンション101号
住居表示実施後 : 浜松市××区○○一丁目 11番(街区符号) 5-101号(住居番号) △△マンション
※住民登録時は、住居番号のあとにマンション名を付けてください。


浜松市の公式サイトからの引用です。
なんでこんな訳のわからん文章を引用したかと云うと、理由はこれです。
© ill-health(ruephas) 2017
これは、えっと浜松市役所の大通りを挟んで東側、浜松信用金庫本店のすぐ隣りにある住友生命ビルの市役所に向かう地下道の入り口あたりにあります。



最初見つけた時、遥か昔に流行ったペトロ&カプリシャスの「5番街のマリーへ」を思い出して、へえなんかシャレオツじゃん、しかし洒落っぽさは篦棒に全く浜松らしくねえなあと思い、また、これはきっと古い住居表示でありつまり現在ではもう使っていない番号であり、ただ見てくれがちょっとシャレオツなんでビルのオーナーかだれかが装飾として残しているんだろうと思い、そう思った直後に興味をなくして115番街区プレートの件は私の頭からは消え去りました。
まあ、その件だけでなく他の件に関しても1歩歩けば忘れる私の頭脳構造では有るですけど。

で昨夜、仕事場の仲間と有楽街の焼き鳥屋で痛飲し(普通の日なのに全くもう)、いけねバスやべえと思いながら静岡銀行浜松営業部(アゴラ浜松ですね)辺りを歩いていたら、また見つけた。

© ill-health(ruephas) 2017

324番街区。



うむ、そうか。
つまりあれだ、このナントカ番外区ってのは今も生きている住居表示方式なのであろうな。
しかしなんだ、これじゃあ全然わかんないじゃん。

例えばさあ、東京に住んでいるあなたが浜松に出張し、その時浜松の友人と飲みに行くために待ち合わせをすることになったと思いねえ。
その友達が「324番街区の東側の端っこで待ってるから、19時までにそこまで来てね」と云ったと思いねえ。

あんた、行けるか?
行けねえ、行けねえよ。
「静銀の北っかわ、田町の交差点で待っててね」と云われたほうが絶対にわかる。
シャレオツだけど不合理。
ワシはそう思ったわけだ。

しかし何故こんな事になったんだろう、こういうことについてはきっと先達がおられて情報をもたらしてくれるに違いない。
そう思ったワシは早速「浜松市 番街区」でググった所、まず個人の方のサイトが見つかりました。

それは、現在「隠居見習い」中であるらしい「にととら」さんによるありがたきかな定年というサイトであります。
この方、興味の幅がかなり広く行動的、且つ博覧強記であるらしく、ブログのポスト一覧のサブジェクトに目を通しただけでもかなり楽しそうなコンテンツが並んでます。
必見でありますぞ。
余談じゃが、私の故郷である大分の「青の洞門」に関してのポストは、幼少のみぎり、同じような疑問を親父に投げかけた事があり興味深く読ませていただきました。
閑話休題、浜松の番街区問題に書かれたポストは、浜松市の住居表示、全部が全部こうではないが・・・と言うもので、論旨的にはワシと同じような方向性であります。

浜松の番街区に関して書かれた個人系サイトは他には皆無なのでなんとも言えませんが、少なくともワシも「にととら」さんも要するに「なんじゃこれは、わかんないじゃん」という感想であります。

さらにググりを継続した結果が冒頭にコピペしたものであり、引用元は浜松市の公式サイトであります。
浜松市においては住居表示は番外区方式がデフォであると高らかに謳っとるわけでごぜえやす。
それはわかるが、その他については難しすぎてワシの頭脳では理解できん。
浜松市による正式な要項は、
浜松市住居表示実施要綱(PDFファイル)
に有るが、ワシにとっては更にワカランチンである。

また、浜松市には一体いくつの番街区が有るんじゃろうと思ってその方面をググると、
住居表示区域街区数一覧表(PDFファイル)
というのが出てきた。
これにによれば、浜松市にはなんと全部で5193もの番外区が存在しておると言うことであり、うむこれはものすごい。
なんとなく駅前市街地周辺だけのものかと思っていたのですが、全市的な動きであったわけです。
私は浜松市◯◯区のどっかに住んどるわけですが、その辺りをこのリストで見てみたらちゃんと番街区があると書かれておる。
そんなん知らんぞ。
ワシの住所は「浜松市◯◯区◯◯ ◯丁目◯◯番◯◯号」なんじゃが、丁というのがもともと長さの単位(100mでしたっけ?)ということを考えると、これはおそらく浜松市の公僕が書いているところの「道路方式」なような気がする。
違うかもしれんが。
使えない表示システムが行政主導で残っており、それは今後も続きそうでワシの近くにもそれは存在しておる。
じゃが使えないからみんな使ってない(んだよね)。
使ってないけど行政は変えるつもりはない。

しかし、私はこれらの事をとやかく云うつもりは全くござんせん。
ただ、面白がりの心に若干の火は点きました。

情報がない。
うむそうか、それならばそれでよし。
ならばワシ自らが現場を発掘せしめる。
1番街区は一体どこじゃ?
そして5193番街区は一体どこじゃ?
そのプレートをしかと目にしたい、写真に撮りたい。
それをワシ自らが現場を発掘せしめる。
暇で気候が良い、何もやることがないお休みの昼下がりならばちょっと自転車で出かけて「番外区プレート」ハンティングをして、それを写真に収めよう。
それを地図に落として保存しよう。
特に目的や意味はないんだけど、別にいいではないか。
薄ら面白そうではないか。

山神社(大山くん=大山祇命)探索、ロードサイドのエロ本自販機小屋探索に並んで、街歩きがちょっとおもしろくなるかも知れない。

2017年8月1日火曜日

Ride before you look!(9) 膝痛に悩まされる

膝が痛いから走れない。
昨年8月27日。
浜松市北区気賀の国民宿舎奥浜名湖から尉ヶ峰を経由して三ヶ日へ抜けて帰宅するという約70km、高低差約300mというコースを走った時以降、何回走っても30kmで膝に違和感が出始め、40kmで痛みに変わり、50kmで激痛でペダルを回すことが出来ず、ママチャ以下の時速10〜15km出すのが精一杯。
対応するため、色々試しました。
  • シート高の調整
  • ハンドルの位置調整
  • クリート取り付け角度調整
その辺をちょこっとずつ試しながら走ったんですが大幅な改善には至らず。
整形の医者には「高齢化のせい」と突き放され、仕方がないので対症療法として装着していた105の28Tスプロケットをアルテグラの32T(普通であれば激坂職人のためのスプロケと同時に貧脚仕様でもある)に換装。
これで若干の坂であれば以前に比べりゃあ多少は楽になりましたが、劇的にはよくはならない。
ネットとかを見ると「Qファクターをちいと調整したら驚くほど改善した」「クリート取り付け角度をいじったらうそのように消失した」などという情報が結構ある一方で「何をしてもダメだ」「もうあきらめて100km乗るのはやめた」などという悲報もあふれており、現段階では私は後者に属しています。

そんな中、ほんの僅かながら効果があったのは「クリート角度を少しつま先が外向きになる角度にしてみる」という方法で、30kmで違和感が出るのは解消できないんだけど、その度合いが少し軽減した感じです。
怖くて長距離は走れないのでまだなんともいえませんが、これは少し続けてみようかなと。
あと私が出入りしているショップは浜松にあるミソノイサイクルなんですが、その店員さんや私の師匠のような人が「トップチューブに触るようなイメージで膝を動かせ」というのがあって、膝を少しトップチューブ側にちぢこまらせるようなイメージで走るとよいかもしれないといってましたので、ちょっと意識してみようかと思います。

そうだな、あとは膝にヒアルロン酸でも注射するか、皇潤でも買って飲むかって事しか思い浮かばん。
それともう一回スポーツ整形の医者にかかってみるかなあ。

2017年7月31日月曜日

温泉に行かない日(336) 時代の風はヤギに吹いておる

© ill-health(ruephas) 2017
富士宮は朝霧某所で撮影したヤギだ。
このヤギがおるのは自分の家の屋根だが、屋根におるだけでいっかな下にある自分の部屋に入ろうとせん。
おかしなヤギじゃったがそのおかしさゆえ、鮮明に記憶に残った。

© ill-health(ruephas) 2017

わろとる。
明らかに、わろとる。
更に、

© ill-health(ruephas) 2017
更にわろとる。
もう説明は不要じゃろう。

物珍しげに86を眺めるヤギ
© ill-health(ruephas) 2017

これらは、愛知県某所でのヤギじゃ。
フェンスを倒してまで86に乗りたいようじゃった。

© ill-health(ruephas) 2017

これは浜松市某所でのヤギじゃがよく見てみい。
口角が上がっとる。
おうそうよ、わろとるんじゃ。

写真はもっともっと他にも有るぞ。
そのうち気が向いたら更に公開しよう。

更にじゃな、ワシなどのぽっと出とは比較にならない強靭な組織個々にあり。
それこそが、


彼らが紡ぎ出す「会報 ヤギの友」は比類ない激烈さで君を叩きのめすだろう(と、思われる。実は読んだことない)。

ほれ、これで君らもわかるじゃろう。
時代はヤギに来とる。
皆も遠慮なくヤギを追っかけ給え。

2017年7月30日日曜日

プロジェクト "山神社"(14) 続・浜松市内における山神社考

時間が有るときには先般浜松市立中央図書館から借りた「静岡縣神社志」(昭和16年発行:昭和59年復刻:価格は脅威の¥9300也!)を少しずつ調べているところです。

前回、
富士ではもう「石を投げれば大山くんに当たる」入れ食い状態だったので、やはり地域が異なるとこんなにも違うんだと言う思いです。
しかしですね、現存する富士の山神社の多くは決して大きな神社ではなく、寧ろ朽ち果てた祠のような物が多く、また、氏子の皆さんの管理上の問題なのか神社業界の事情なのかは知りませんが、結構な数の山神社が近隣にあるもっとデカい神社にM&A(合祀)されたり被支配法人(境内社)になっていたり主祭神のトリマキ(配神)になってたりします。
ので、もしかしたら同じような境遇の大山くんが浜松あたりにも案外いるのでは、みたいなことを書きましたが、いやまさに結構そんな状況にあることがだんだん判明してきました。
大山くん自身がセンターを張っている神社はあるにはありますが、それは御殿場・三島・沼津・富士とは比較にならない少なさです。
浜松周辺では上記引用のうちの後段、つまり、

  • 合祀系
  • 境内社・末社・摂社系
  • 配神系
の割合が篦棒に高く、しかも予想以上にその数が多いという感じです。
まあ「石を投げれば大山くんに当たる」までには行きませんけど「5個投げれば何とか当たる」くらいの感じです。

借りている「静岡縣神社志」は昭和59年復刻版とは言え、活字を拾い直しての鮮明な状態での印刷というわけではなく、なんだろう古い版下を再度印刷したというか、今日日っぽい例えで云えば「印刷して何回かコピーした原稿を複合機でPDFにしました」って感じの品質なので、画数の多い漢字は潰れており読み進めるのになかなか時間がかかるため、貸出期間を延長させてもらって更に調べを進めようと考えています。

あと、富士市立中央図書館には公的機関が発行している書籍や資料だけでなく、民間の郷土史家のような人(おそらく教師上がりとかいう感じなのかな)が作成した脚で稼いだような資料がかなり充実しており、無格社未満の神社についてはこちらのほうがものすごくデータが充実してました。
なんせ「静岡縣神社志」の冒頭には、
「載するところは郷社以上全部並に村社無格社の一部なり」(静岡縣郷土研究協會長 静岡縣學務部長 伊能芳雄氏の序文)
などと正面切って書かれており、でもまあそりゃそうだとは思う。
その辺の道端に有る道祖神レベルの小さな祠まで拾い上げていたらキリがないし、たとえやったとしたら一体何冊になるかもわからないから。
なので、ある程度「静岡縣神社志」の調べが終わったら、その次は中央図書館の司書というか郷土資料室の担当の方に、その手の資料が浜松にも有るかどうかをちょっと確認してみようと思います。

できるだけ情報を集めて、できるだけ多くの大山くんに参拝したいものです。

2017年7月29日土曜日

温泉に行かない日(335) 温泉銭湯的には非常に厳しい県西部

4月までいた富士市には基本的に温泉はなく、幾つかのスー銭とホテル(と云うか旅館)にある浴場を銭湯として開放している場所が有るだけでした。
ただし、地理的に云うと例えば伊豆・山梨・熱海などの温泉地に非常に近く、特に伊豆に関しては伊豆縦貫自動車道開通の影響なのか、沼津から伊豆方面に抜けるR414が以前に比べれば渋滞の度合いが緩和され(関係ないかなあ?)心理的距離が若干近くなりました。
熱海に関しては昨今は篦棒に混んでいる状況ですが探せば穴場的な日帰り可能温泉がたくさんあり、アクセスに関して云えばJR東海道線(在来線)を使っても富士から40分とまあまあ近いため、風呂上がりに駅前辺りの飲み屋で(いいところが沢山あり)飲んでから帰るという夢のようなショートトリップも充分に可能です。
そういう意味で富士は温泉銭湯的には恵まれた場所でした。
未湯な場所を大量に残したまま帰任となったのは大変に残念であります。
一方帰任地である浜松(を中心にした県西部)はどうかというと、まあこちらにも未湯な場所はいくつかありますが、

  1. 舘山寺にある観光ホテルの日帰り温泉(たっかいやつや)
  2. シティホテルの岩盤浴(たっかいやつや)
  3. 騒がしそうな健康ランド系温泉
  4. ゴルフ場内の温泉(私はゴルフはやらない)
などであり、要するにあまり行きたくない、或いは行けない場所ばかり。
現在未湯な場所のうち自ら気合を入れれば何とか行けそうなのは、

  • いそのシティホテルの温泉(あらたまの湯からのローリー)
  • 健康ゆ空間 磐田ななつぼし(旧:磐田の湯)
  • 遠州和の湯
  • つま恋温泉 森林乃湯(ヤマハが撤退し、今はホテル再生業として名高いHMIが経営)
くらいかなあと。
私が好きな鄙びた感が味わえそうなのはいそのシティホテルくらい(シティホテルなのに何故鄙びた感が?と訝ってるあなたは当該ホテルのWebSiteを探して見てくれ)で、これらについては近々に訪れてみようとは思いますが、胸の高鳴りはあまりないというのが正直なところです。

遠州エリアはごく一部を除き魅力的な温泉はあまりなく(あくまで個人的感想です)、そのごく一部の魅力的な温泉は廃業し、銭湯に至っては現在開業しているのは2箇所のみ。
温泉砂漠状態。

ということで、今後は隣接エリアである静岡県中部と愛知県東部に新規入浴場所を開拓する必要があります。
とは云っても、例えば豊橋エリアの銭湯は基本全部入浴済みだしたぶん温泉はありませんし、焼津市から静岡市あたりに関しても幾つかの温泉銭湯は入浴済みなので、あと残されたタマがどのくらい存在するのか不安です。
あまりないような気がする。
タマがあまりない中で、私好みの例えば「山王峡温泉しらかば荘」(旅館としての営業はしているが日帰りは実質やってない)や、これは愛知県豊根村(旧富山村)の「湯の島温泉」のような鄙びの極北のようないい温泉が見つかるのかどうか。
たぶんかなり厳しいとは思いますが。

2017年7月22日土曜日

湯の島温泉(4)

今日は前赴任地にある歯医者に行く予定だったんですけど、実は予定を間違えていて実際には次の土曜日だったことが判明。
1日時間が浮いてしまった。
もう少し涼しけりゃ自転車に乗りに行くとこなんですけど、あまりに暑い!
部屋にいても冷房入れてなけりゃアタマがクラクラするくらいなのに、この炎天下舗装路など走れば斃れること必定であるため温泉行きに決定。
大山くんお参りツアーでも良かったんだけど、それは先週一発やってますので今日は見送り。

久しぶりに豊根村の湯の島温泉に行くことにしましたが、自宅から約80kmの距離の狭い山道を走ります。
実はこのブログの最初のポストがこの湯の島温泉なんですが、それは大体6年前に書きました。
当時はこのくらいの道は結構平気だったんですが、今や五十路のわたくし、無事に走れるかどうか不安な気持ちでしたが、案外平気な感じで現地まで着くことが出来ました。
少し早めについてしまったので、時間つぶしでこれまた久しぶりに大嵐駅まで脚を伸ばしてみました。
大嵐駅舎はなんでも東京駅を模したものらしいのですが、全くそう見えないのがちょっと哀しい。

まあそう云われればそう見ないこともないことはない
© ill-health(ruephas) 2017

その駅前には屋根付きの自転車置き場があって、そこにはこんな掲示が。


© ill-health(ruephas) 2017

とみチャリ
プロジェクト 開始!


なるほどなるほど、どーもタダで自転車を貸してくれるらしい。
ふむ、確かにJR飯田線で大嵐まで来ても、バスもなけりゃタクシーもない。
はっきり云えば他のものも殆ど何もない。
メインストリート(と思われる部分が微かにある)まで2km、湯の島温泉までは3kmもあり、歩くのはちと大変ですんで、このアイデアは素晴らしいと思います。
自転車乗り初心者のワシとしても気になったので、どんなラインナップなのか見てみると、

© ill-health(ruephas) 2017
左から、MTB・一見ロードバイクに見えるが泥除けやキャリアがついたランドナーっぽいドロップハンドルのスポーツバイク・ガキチャリ・ガキチャリ・ママチャリ・ガキチャリ。
うんうん、うん。
なるほどいいぞ素晴らしいプロジェクトだな。
しかしどれも、ちょっと古い。
最低限のメンテはしていると思われますけど、ちと古い。
ワシが乗るとすればMTBかランドナーみたいなやつですが、そのランドナーを見るとFujiじゃないですか。

乗るのにはやや厳しいか?
© ill-health(ruephas) 2017
わたくし、現在フツーのロードバイクに乗っているんですが、3分くらい40km/h維持できなければ人ではないとか、坂バカマンセーとかそういう風潮はダイキライな「流すロードバイカー」なの。
だからかどうだかわかんないけど、もう少し年食ったらランドナーで2〜3泊くらいの小さな旅が出来たらいいなあという憧れを持ってます。
おをっ、と思って観察してみましたが、うーん。
サドルやバーテープなども破れちゃってて、乗るのにはやや厳しそう。
シフトレバーもStiではなく、ダウンチューブ装着のレバー型。
いやー、レガシーな感じがとってもス・テ・キ。
うん、でもね、このプロジェクトを主宰している一般社団法人とみやまの里さんには申し訳ない、時間がなかったんで今回は見送り。
次回は飯田線で来て、このチャリに「乗らざるを得ない」状況に自分を追い込んでみたいと思います。

さあて。
温泉が開く13時になったので、湯の山温泉に戻って一浴しようと思う。
ていうか、到着したのは実はまだ13時の5分前だったんですけど、受付にはおばさまがすでに座っていて受付開始してました。
おや、いつの間にかJAF優待施設になっているな。
これで100円ディスカウントの320円、安いなあ。

時間前のフライング乳欲、はぁ一体なんじゃこの乳欲ってのは、フライング入浴のためワシが一番乗りかと思ったら既に先客がいやがった。
その先客は頭にタオルを巻きやがっててメガネをかけやがった男で(女だったらこれはこれで嬉しい驚きじゃが)、あろうことか浴室内に小型三脚付きコンパクトデジタルカメラを持ち込んでいやがっていて、しきりに自撮りをしやがっておる。
オレが入ってきても構うことなくしきりに自撮りやがっておる。
ワシは驚いた。

馬鹿かコイツは。

まあ何だぁ、告白するけど俺だって時として浴室内の写真を撮ります。
禁止掲示がなくて誰も居ない場合はな。
他の人が乳欲、くそ、入浴している中での写真撮影がマズいのは言わずもがなだよねえ。
これってマナーでさえなく、そりゃ犯罪だろ。
なのにその頭タオル男はワシにはお構い無しで浴槽に出やがったり入りやがったりしながら、中や外の色んな場所、いろんなポーズで自撮りを続けてやがる。
ワシはゆっくりしたくてゆったり時間を過ごしたくて片道2時間かけてここに来たと言うのに何だこの男は一体。
暫くは何も言うまいそのうち出やがるだろうと辛抱しておったが、その男はなかなか出ていきやがる気配を見せやがらない。
初老の男でやがる。

くそめ。

もうたまらん。

「あんたさあ、オレは遠くからここで寛ぐために来たんだけど、あんたのせいで全部ぶち壊しだよ全く。もういいから出てってくれよ」

その返事が驚天動地。

「あ、すみません。誰も居ないと思ったんで

はぁ?
この野郎巫山戯やがって誰もいないと思いやがっただと?
念のために申し添えますけど、この男マジでこう云いやがったんですよ、ほんとに。

「出てけよ。オマエがやってるのは犯罪だぜ。電話してやろうかオマワリに。近くの交番にケーサツいたからすぐ来るぜ」
と言ったらやっと、
「すみませんでした。もう出ます」
って言いやがって出ていきやがったクソ初老 。

はあ…
これでやっとゆっくり湯につかれるとため息付きながら露天に入ってしばらくしたらそのクソ初老再度浴室に登場しやがって、
「あ、すみませんどっかに白いタオルありませんでしたか」
とオレに訊きやがった。
しらねーよ、テメーが自分で探しやがれ。

全く最近のクソ爺はもう。

その後はやっとほんとに静かな時間がやってきたのは嬉しい限りです。
その後に入ってきた爺さんは誠に温泉に似つかわしい爺さんで、こっちの方は大歓迎。
あと1時間くらいゆっくり入って、満足してお風呂出ました。

あなた達に云っておく。
温泉自体は素晴らしいので、皆様もぜひお越しくださいませ。
そして、いいか。
誰か入っている浴室で写真を撮るのは絶対にやめ給え。

2017年7月17日月曜日

プロジェクト "山神社"(13) 浜松市内における山神社考

富士から浜松に戻ってきても、山神社というか大山くん(大山祇命:別神号として大山積見神・大山積神・酒解神・山之神etc)への思い絶ち難く、この地での大山くん状況を確認するためにGoogle Mapで社名に大山くん関連のキーワードが入っている神社を改めてざっと探してみました。
そうすると、和合に2社(三島神社・大山祇神社)天竜に1社(山神神社)があり、山神社(「さんじんじゃ」もしくは「やまじんじゃ」)名義では、蜆塚(山神社)・深萩(山神社)・雄踏(山神社)・神ケ谷(神ケ谷山神社)・富塚(根川山神社)・入野(三社山神社)にそれぞれ存在することがわかりました。
実はこの殆どに参拝しているのですが、改めてその少なさに若干落胆しました。
富士ではもう「石を投げれば大山くんに当たる」入れ食い状態だったので、やはり地域が異なるとこんなにも違うんだと言う思いです。
しかしですね、現存する富士の山神社の多くは決して大きな神社ではなく、寧ろ朽ち果てた祠のような物が多く、また、氏子の皆さんの管理上の問題なのか神社業界の事情なのかは知りませんが、結構な数の山神社が近隣にあるもっとデカい神社にM&A(合祀)されたり被支配法人(境内社)になっていたり主祭神のトリマキ(配神)になってたりします。

もしこのような状況が同じように浜松でも起こっているとすれば、よその神社に身をやつして生き延びている大山くんが結構いるのではないかと思い、それを調べるため先日、浜松市立中央図書館に行ってみました。
富士でもそうでしたが、当然のことながら郷土関係資料は地元の図書館が結構しっかりと持ってます。
相当古い資料も閉架で保管されており殆どは館内で閲覧可能です。
今回は、静岡県神社庁や中央図書館が編纂した古い資料を何冊か当たり、合祀・配神・境内社関係を調べた結果、祭神自身が大山くんである神社を含め、30社ほどで大山くんが祀られていることが判明しました。
これを地図にまとめるとこうなります。



この30社をコンプリートするのが当面の目標となります。
ちなみに本日は糞暑い中、大歳神社(鎮座地:静岡県浜松市区天王町1484−1)、大宮神社(鎮座地:静岡県浜松市東区国吉町364−1)、六所神社(鎮座地:静岡県浜松市南区新貝町855)に参拝し、心のなかで「おお、大山くん。オレもオマエもお互い頑張ろうな」と心の中で声をかけ、各社10円づつのお賽銭と、大歳神社では大盤振る舞いをしておみくじも購入してまいりました。

ただ、この30社について書かれている資料はいずれも旧社格でいう「村社」以上の神社のデータしかなく、無格社及びそれ以下の神社(法的に認められていない神社)については記載がなかったようです。
格式を重んじる神社業界ではまあ仕方ないと思われます。
ですので、もう少し資料を漁ってせめて無格社までカバーしている物を見つけ出したいと思います。
そうすれば、より多くの大山くんに出会えるかもしれません。

如何にロードバイクが好きと言っても、糞暑い夏の間は寧ろ体の毒と思われるし、だからといって家で昼酒飲みながらダラダラ過ごすのもどうかと思いますので、図書館に行って調べ物をし、読み取れたことを現場に行って(もちろんクルマで)実際に確認するという作業をやって実り多い時間を過ごしたいものだと思います。

非常に立派な大歳神社だが、残念ながら
大山くんはこの中の人ではない
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この先に有る末社、御久和神社の小さな
木製の祠の中に6柱の神様で共同生活中
いかにも大山くんらしい
© ill-health(ruephas) 2017

300円也のおみくじは吉
購入しても結果は見えず、水に浸すと浮き出てくる
商売の欄の記載には誠に納得
「地道」じゃなくて「地味」ね
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2017年5月14日日曜日

温泉に行かない日(334):五十肩?

肩が痛い。
大変痛い。
ここ数週間痛い。

いや、最初は寝違えたと思っておったのだ。
ワシは大変に寝相が悪く、ベッドの場合は柵があるんで大丈夫なんだが、フローロング直敷きの布団などで寝ると朝には明後日の方向と場所で寝ていることが殆どなくらい。
なので、寝違えたんだと思っとった。
寝違えであれば早けりゃ数時間、長くても数日のうちに痛みは解消しまともな生活を取り戻せるんだが、今回は数週間ず〜っと右肩の痛みが続いている。
ワシの仕事はその時間の殆どをPC操っているんだが、キータッチする度に右肩が疼き歯を食いしばりながら無機質なExcelの画面と格闘している状態で大変つらい。

余談だが情報システム担当の方、ワシのPCのExcelをお願いだから2010に上げてくだせえませおねげえしますだ。

閑話休題、時間が経つに連れ症状はヘンになってきていて、今じゃあ何もしていなくても姿勢にかかわらず痛みを感じるようになってきている。
トシ食うと色んな所がおかしくなるというのは最近の実感で、実例としては頭頂部を始めとした頭部各所の脱毛(要するにハゲ)、意図しない早寝早起き、ちょっと走っただけで出現する膝痛などが挙げられるが、ワシ別にハゲは怖くないし、早寝早起きは寧ろ健康にいいかもだし、長い距離自転車乗った後の膝痛はロキソニンテープの集中投与で翌朝には解消してる。
今回の肩の痛みはそれらとはちょっと違う陰湿さをもってワシの体を蝕んでいる感じであり、更に形容するならば小狡いとか嫌味であるとかいう表現も適切な感じ。

自転車に乗るときはそれによる影響はさほどないが、それでも漕いでる間も痛いので、無意識のうちに右肩を上下させたりしている。
集中できない。

昨日は愛知県豊根村にある温泉に行ってきたんだが(これは別途ポストします)、入浴時間の殆どを普段であれば絶対使うことのない打たせ湯で過ごし、右肩のマッサージに励んだ。
励んだものの改善の進捗は見られない。
困ったものである。

ワシはもう52歳。
となると、これがいわゆるひとつの「五十肩」と呼ばれる疾病なのであろうか?
五十肩は結局治らないとも聞くし、一方ではある日出し抜けに痛みが消えるとも聞く。
とある人にこの肩の痛みを訴えた所、その人は「骨の石灰化」という想像するだに恐ろしげな原因で肩が痛くなることがあると語った。
優しげな眼差しで物静かな口調で爽やかな表情で澄んだ声色で、その人はそう私を脅したのであった。
これはいけません。

ということで、今週火曜日にリハビリの専門病院に行って診てもらうことにした。
これで治ればいいんじゃが、
「あー、はははぁなるほどこれねうんうんうん、うん。ごめんねこれもう治んないんですよ。痛み止めだけ出しときますからこれで何とかしのいでください。はーい次の方ぁ」
なんて状態だったら目も当てられん。

2017年4月23日日曜日

温泉に行かない日(333):まる6年(日記なので…)

途絶えたりまた始めたりというのは全くもって記載者の自由なのはよくわかっとるんじゃが、昨年12月から更新していないってのは流石に寝覚めが悪いんじゃ。
しかしじゃなあ…
これは決して言い訳ではなく備忘録として書いておくんじゃが、今年に入ってから業務が大きく変化し多忙になり、精神的にも肉体的にも余裕がなくなったことがやっぱり大きかったんじゃなとは思う。

ワシ、この4年くらい富士市川成島という場所に住み、吉原(この地名に未だ誤解があるのは全くもって腹立たしい限りじゃ)の仕事場で働き、かなり気ままな生活を送ってきたじゃ。
仕事場以外のトモダチも多く出来て、結構幸せな時間じゃったと思う。
だったらその雰囲気でもっと書きゃいいって思われるかもしれんじゃが、いやあ仕事の圧力ってのは結構ガチで、帰宅すると兎に角気を抜きたくて、お酒を飲みながら音楽を聴き、明日に備えて精神を和らげるまでが精一杯で、何かモノを書く余裕ははっきり云ってなかったんじゃなあ。
昨年の丁度今くらいに始めたロードバイクは、そんなワシに肉体的精神的に適度な刺激を与えてくれて助かったんじゃが、フラペ時代には一切表出しなかった膝痛がクリートに変えた途端に表出し始め、100km走れない体たらく。
なんじゃか色んな意味で追い込まれ感がきつくなり、本当に余裕がなかったんじゃよなあ。

で、実はこの4月中旬に転勤し、元の更に元の職場(会社で云うなら所謂「本社」ってやつじゃな)で約10年ぶりに勤務を再開したじゃ。
これで精神がどう変化するか、ワシがワシ自身の様子を少し観察してみようかなと思っとる。
実はワシ、数字家業なんで今の時期は忙しいはずじゃし実際ちょっとは忙しいんじゃが、本社業務はさっぱりと忘れてしまっておるので、バリバリとは仕事しとらん。
Excelで作った諸表の罫線を確認したり、注記の內容を修正したり書き足したりという気楽な仕事を与えられておるので(上司に感謝)、精神的には結構助かっとる。
要するに今はリハビリじゃな。
この余裕の9割を稼業に振り向け、残りの1割を趣味に振り向けようと思っとる。
その1割とはすなわち温泉、ロードバイク、車、山神社、あとはこのブログ。
他にも仰山ある。
高齢化してもやりたいことは山ほどあるんじゃ。
カネと時間が許せば、富士市でやりきれなかった遊びを富士市にいってきちんとやりたいとも思う。

まだこちらでの生活ペースを掴みきれとらんので、徐々に徐々に元に戻していく所存じゃ。
取り敢えず、静岡県西部を中心としたエリアの山神社を図書館でスクリーニングするとか、膝痛を起こさないQファクタとクリートの角度と靴のカント角を見出して一日100km楽に走れるようになるとか、それら以上に大事なのが温泉探訪再開じゃ。
それらを中心にまた気楽に書こうとおもうんじゃ。

ということで…
やあやあMさん、お待たせしました久しぶりじゃなぁ。