実際問題、最近になっても神社の守り手がいなくなったと云うような事情で地元の神社を近くの神社に吸収合併させる事例というのは一定数あるようじゃ。
しかし、法的に言えば多くの神社は法人であり、法人の合併にはおそらく定められた手続きを取らねばならんじゃろう。
そう思ってちょっとGoogle先生にお伺いを立ててみると、やはりあった。
その辺の手続きを代行するところが確かに存在する。
例えばこれじゃ。
http://houmu.skr.jp/gyoumu-gappei.html
このサイトは群馬にある行政書士法人のサイトじゃが、見るとワシが思った通りのことが書いてある。
因みにこの行政書士法人を主宰しとる人は「行政書士の資格を持つ神職」という少しく変わった人(失礼)らしく、サイト内の各文章に神社に対する微妙かつ色濃い思い入れがはみ出ておってなかなか楽しませてもらった。
これを見て、やはり想像したような原因でM&Aしてもらってるケースも確かにあることは状況証拠ながらわかった。
しかしながら、疑問もある。
境内社として吸収合併M&Aされて長屋に収まっておるケースは、特に統計的調査をしたわけではないが、勿論田舎にもあるがそうでもないまあまあ人口が多そうなところにも普通に散見される。
逆に「石祠単独型神社」的に見ると、富士市とか御殿場市とか富士宮市とかの人跡まれな山間部に、風雨に晒され次第に傾ぎつつも存続しておる山神社その他の神社が、これもまた結構数多く存在しておる。
本当に野ざらしとなっておるものもあるが、祠の前に先程お供えされたのではないかと思えるくらいに新しげなワンカップ大関や榊がきちんと供えられておる祠さえある。
これはどういうことじゃろうか?
ワシは不思議に思った。
人が多いのにM&Aされている石祠。
殆ど人がいないのに傾いだまま頑張っておる石祠。
何がこの違いを生み出しておるんじゃろうか?
世間に良くある温泉日記。
だけど毎日は行けないので、日記ではなく週記。
温泉だけでなく、町の銭湯とかスー銭に行った事や、Macの事とか、山神社のこともだし、罵詈雑言や更にはやぎさんの件やウォーキングやロードバイクやロードスターやスイフトスポーツやその他の事も。
2020年2月29日土曜日
温泉に行かない日(431) 温泉卵の奥は深い…
ワシは大学時代、愛知県の内海海岸にあった某レストラン厨房でアルバイトをしておって、それがきっかけになって料理が好きになった。
そのレストランは可成り有名な料亭旅館の出店であって、旅館の跡継ぎの長男(KO大学出身の包丁人)が店を取り仕切っておった。
この人は忙しい中ワシの如き若造に本当に丁寧に調理の基本を教えてくれて、その結果玉子丼の作り方、その玉子丼に使う出汁の作り方、本当に美味しいカレーの作り方とそれをベースにした廉価版(即ち原材料費を上手いこと間引いて、だけどもまあまあ美味しいやつ)の作り方、パンの切り方(案外難しい)、ラーメンの湯切りの仕方、チャーハンの作るときの中華鍋の煽り方、玉ねぎの切り方、鱧への包丁の入れ方等などを付け焼き刃ながら可成り効率的に習熟し、更には面倒な客への対応方法や社長(つまり長男の親父じゃね)の効率的な騙し方なども合わせて学ばせていただいた次第じゃ。
背景としてはこのような事があったわけじゃ。
まあその後調理人になるとか管理栄養士になるといった進路は取ることもなく、ちょっと料理が好きな平凡なリーマンとして過ごしてきた。
数年前まで静岡県富士市で5年弱ほど単身赴任しとったが、上記の通り料理調理に対する抵抗感が皆無でむしろ好きであり、幸か不幸かアパートの立地が郊外で近隣に飲食店が見当たらなかったことも手伝って、土日の殆どは勿論下手すると早く帰った平日なども安物の包丁を使って、簡単なものを作って食べとった。
土鍋で炊いたご飯とか、ニガウリを使った美味い漬物とか色々作ったが、中でも思い出深いと云うか思い入れがあるのは温泉卵じゃな。
ワシはもともとアトピー持ちで、今はほぼ問題ないがやはり基礎的にはアレルギー体質は残っておるようで、生卵や未加熱の牛乳を飲食すると大抵の場合お腹を下す。
卵かけご飯が大好きなワシじゃけど食べられるのはその後の対応が取れる場合、即ち食後半日ほどの間、すぐにトイレに駆け込める環境が確保できる時のみに限定されておる。
生卵による腹下しの原因は白身のタンパク質じゃけど、加熱すれば腹を下すことはないと云われとる。
実際、硬くうでた卵を食べても何の問題もない。
そのような意味では、白身だけ加熱されて白くなり、じゃけど黄身はほぼ生のママという温泉卵は、卵かけご飯が好きなワシにとっては救世主のようなものじゃと思われた。
それに気づいたワシはスーパーに行って安売りの温泉卵を贖って早速食してみたが、ワシのイメージとは違う。
仮に生卵を0、うで卵を10とした場合、温泉卵と銘打って売っとるものはまあ良くても6、多くは7〜8であり、要するに白身はガチガチで黄身にも結構熱が入っとるわけじゃ。
こんなものでは卵かけご飯は出来ん。
ワシのイメージとは即ち、白身部分はふわとろ状態、黄身部分は殆ど生のママ。
これじゃ。
このような状態で売っとる温泉卵は無いと思い極めたワシは、仕方なく自分で理想の温泉卵を作るに至ったわけじゃ。
土鍋を使ったり、冷蔵庫から出して暫くおいて常温にしてから作ってみたり、使うお湯の量を減らして半分浸かるくらいでやってみたり、時間を短くしたりいろいろ試行錯誤してたどり着いたのがこれじゃ。
https://cookpad.com/recipe/2892230
ワシが2014年頃Cook Padに投稿したレシピじゃが、全てはここに書いたつもりじゃ。
これに従うならば、そこそこ高確率で「白身部分はふわとろ状態、黄身部分は殆ど生のママ」の温泉卵を作ることができるじゃろう。
しかしやはり、料理の奥は深い。
こんな単純なものであっても奥は深い。
使う鍋の厚み、卵の大きさや新鮮さ、室内温度、恐らく10秒単位での加熱時間などで結果は驚くほど大きく変わる。
これはいいじゃろう!と自信を以て殻を割ってみると、殆ど生卵だったり逆に市販レベルに固まってしまっておったり…
まあ、そこがまた面白いと云えるんじゃけどもね。
因みにこれは昨夜作って酒のツマミとしたものの写真じゃ。
やや加熱が足りない仕上がりじゃったが、まあまあ合格じゃろう。
そのレストランは可成り有名な料亭旅館の出店であって、旅館の跡継ぎの長男(KO大学出身の包丁人)が店を取り仕切っておった。
この人は忙しい中ワシの如き若造に本当に丁寧に調理の基本を教えてくれて、その結果玉子丼の作り方、その玉子丼に使う出汁の作り方、本当に美味しいカレーの作り方とそれをベースにした廉価版(即ち原材料費を上手いこと間引いて、だけどもまあまあ美味しいやつ)の作り方、パンの切り方(案外難しい)、ラーメンの湯切りの仕方、チャーハンの作るときの中華鍋の煽り方、玉ねぎの切り方、鱧への包丁の入れ方等などを付け焼き刃ながら可成り効率的に習熟し、更には面倒な客への対応方法や社長(つまり長男の親父じゃね)の効率的な騙し方なども合わせて学ばせていただいた次第じゃ。
背景としてはこのような事があったわけじゃ。
まあその後調理人になるとか管理栄養士になるといった進路は取ることもなく、ちょっと料理が好きな平凡なリーマンとして過ごしてきた。
数年前まで静岡県富士市で5年弱ほど単身赴任しとったが、上記の通り料理調理に対する抵抗感が皆無でむしろ好きであり、幸か不幸かアパートの立地が郊外で近隣に飲食店が見当たらなかったことも手伝って、土日の殆どは勿論下手すると早く帰った平日なども安物の包丁を使って、簡単なものを作って食べとった。
土鍋で炊いたご飯とか、ニガウリを使った美味い漬物とか色々作ったが、中でも思い出深いと云うか思い入れがあるのは温泉卵じゃな。
ワシはもともとアトピー持ちで、今はほぼ問題ないがやはり基礎的にはアレルギー体質は残っておるようで、生卵や未加熱の牛乳を飲食すると大抵の場合お腹を下す。
卵かけご飯が大好きなワシじゃけど食べられるのはその後の対応が取れる場合、即ち食後半日ほどの間、すぐにトイレに駆け込める環境が確保できる時のみに限定されておる。
生卵による腹下しの原因は白身のタンパク質じゃけど、加熱すれば腹を下すことはないと云われとる。
実際、硬くうでた卵を食べても何の問題もない。
そのような意味では、白身だけ加熱されて白くなり、じゃけど黄身はほぼ生のママという温泉卵は、卵かけご飯が好きなワシにとっては救世主のようなものじゃと思われた。
それに気づいたワシはスーパーに行って安売りの温泉卵を贖って早速食してみたが、ワシのイメージとは違う。
仮に生卵を0、うで卵を10とした場合、温泉卵と銘打って売っとるものはまあ良くても6、多くは7〜8であり、要するに白身はガチガチで黄身にも結構熱が入っとるわけじゃ。
こんなものでは卵かけご飯は出来ん。
ワシのイメージとは即ち、白身部分はふわとろ状態、黄身部分は殆ど生のママ。
これじゃ。
このような状態で売っとる温泉卵は無いと思い極めたワシは、仕方なく自分で理想の温泉卵を作るに至ったわけじゃ。
土鍋を使ったり、冷蔵庫から出して暫くおいて常温にしてから作ってみたり、使うお湯の量を減らして半分浸かるくらいでやってみたり、時間を短くしたりいろいろ試行錯誤してたどり着いたのがこれじゃ。
https://cookpad.com/recipe/2892230
ワシが2014年頃Cook Padに投稿したレシピじゃが、全てはここに書いたつもりじゃ。
これに従うならば、そこそこ高確率で「白身部分はふわとろ状態、黄身部分は殆ど生のママ」の温泉卵を作ることができるじゃろう。
しかしやはり、料理の奥は深い。
こんな単純なものであっても奥は深い。
使う鍋の厚み、卵の大きさや新鮮さ、室内温度、恐らく10秒単位での加熱時間などで結果は驚くほど大きく変わる。
これはいいじゃろう!と自信を以て殻を割ってみると、殆ど生卵だったり逆に市販レベルに固まってしまっておったり…
まあ、そこがまた面白いと云えるんじゃけどもね。
© ill-health(ruephas) 2020 |
やや加熱が足りない仕上がりじゃったが、まあまあ合格じゃろう。
- ミルクパンを使用(Cook Padに載せている鍋より鍋肌は厚め)
- Mサイズの卵を常温に戻さずすぐに調理
- 加熱時間は7分(Cook Padでは12分としておる)
2020年2月28日金曜日
プロジェクト "山神社"(51) 合祀・境内社について①
プロジェクト "山神社"は、富士市で単身赴任していた時期に矢鱈めったらに「山神社」という名前の神社があったのが気になったのがきっかけで始めたものじゃ。
神社といえばほれ、例えば、
こういうイメージじゃろう。
写真は静岡県三島市にある三嶋神社で、我が大山くんの東方親分的存在。
若しくはこれじゃ。
これは四国愛媛県は今治市大三島にある大山祇神社(是非参拝したいがまだ未参拝)。
こちらも大山積神(おほやまつみのかみ:案外喧嘩っ早いと漏れ聞いとる)を御祭神と仰ぐ大山君系神社の西横綱。
まあこれらが一般的神社のイメージじゃろう。
ここまで凄くなくてもまあ例えば、
これはワシの崇敬神社の一つである大山祇神社(浜松市中区和合町:四国は大三島からの勧請じゃよ)じゃが、この程度の神社(すまんな大山くん)であればまあその辺にいくらでもあるというのが事実じゃろう。
一方、これを見てくれろ。
これらは何れも富士市内にある山神社の写真じゃ。
神社境内にはこの石祠以外は何もない。
そもそも境内がどこからどこまでなのかも判然としない始末じゃし。
こんな感じの山神社が富士市周辺には本当にたくさんある。
これはこれで「地元密着感」があって、ワシ的には実際こっちの方によりシンパシーを感じるわけじゃ。
しかし一方、同じ県内である浜松市を中心とする西部にはこのような石祠形式の山神社は殆ど見かける事はない。
あるとすればまあこのような形態じゃ。
比較的ちゃんとした神社の本殿のすぐ脇に長屋形式の小屋があって、そこに幾つかの小さな祠が収められており、それらをよくよく観察するとその中に大山くんの家がある、というような形式じゃ。
ワシはこれを独自に「長屋形式」と呼称しておる。
今度学会でこの呼称を正式名称とするよう報告・養成する予定じゃがそれはさておき、兎に角このような形式が多く、富士市における石祠単独形式はほぼ皆無じゃ。
ワシとて完全な莫迦ではないから、このような祠のことを「境内社」「摂末社(若しくは「摂社・末社」)と呼ぶことは知っておる。
呼び名は知っておるが、なぜそうなっとるのかは正式には知らん。
想像はしておる。
つまり、例えば今で云う限界集落のような集落に石祠単独型神社があったと思いねえ。
限界集落で住んどるのはもう既に数人のジジババばかり。
心の拠り所としてこの小さな神社を崇敬し参拝しとったが、流石による年波には勝てん。
この小さな神社をお参りし、維持管理し、崇敬することはできなくなることがわかっとる。
ならば廃社にすればいいのかも知れんが、心持ち的にはそんなことはとても出来んし、もしかして勝手に廃社なんかするのは法的に問題があるかも知れん。
ということで、比較的近くにあるデカ目の神社にお願いしてM&Aしてもらったのではなかろうか、と。
まあこのように勝手に想像しておったわけじゃ。
神社といえばほれ、例えば、
2016年2月の三嶋神社 立派じゃあ、ほんとにりっぱじゃあ © ill-health(ruephas) 2020 / 2016 |
写真は静岡県三島市にある三嶋神社で、我が大山くんの東方親分的存在。
若しくはこれじゃ。
落ち着きがあって、キリッとしとるなあ Copyright © 2017 愛媛県神社庁. All rights reserved. |
こちらも大山積神(おほやまつみのかみ:案外喧嘩っ早いと漏れ聞いとる)を御祭神と仰ぐ大山君系神社の西横綱。
まあこれらが一般的神社のイメージじゃろう。
ここまで凄くなくてもまあ例えば、
© ill-health(ruephas) 2020 / 2015 |
一方、これを見てくれろ。
© ill-health(ruephas) 2020 |
© ill-health(ruephas) 2020 |
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神社境内にはこの石祠以外は何もない。
そもそも境内がどこからどこまでなのかも判然としない始末じゃし。
こんな感じの山神社が富士市周辺には本当にたくさんある。
これはこれで「地元密着感」があって、ワシ的には実際こっちの方によりシンパシーを感じるわけじゃ。
しかし一方、同じ県内である浜松市を中心とする西部にはこのような石祠形式の山神社は殆ど見かける事はない。
あるとすればまあこのような形態じゃ。
東頭神社における長屋例 浜松ではなく豊橋じゃけどねえ すまんのう、謝るワイ © ill-health(ruephas) 2020 |
ワシはこれを独自に「長屋形式」と呼称しておる。
今度学会でこの呼称を正式名称とするよう報告・養成する予定じゃがそれはさておき、兎に角このような形式が多く、富士市における石祠単独形式はほぼ皆無じゃ。
ワシとて完全な莫迦ではないから、このような祠のことを「境内社」「摂末社(若しくは「摂社・末社」)と呼ぶことは知っておる。
呼び名は知っておるが、なぜそうなっとるのかは正式には知らん。
想像はしておる。
つまり、例えば今で云う限界集落のような集落に石祠単独型神社があったと思いねえ。
限界集落で住んどるのはもう既に数人のジジババばかり。
心の拠り所としてこの小さな神社を崇敬し参拝しとったが、流石による年波には勝てん。
この小さな神社をお参りし、維持管理し、崇敬することはできなくなることがわかっとる。
ならば廃社にすればいいのかも知れんが、心持ち的にはそんなことはとても出来んし、もしかして勝手に廃社なんかするのは法的に問題があるかも知れん。
ということで、比較的近くにあるデカ目の神社にお願いしてM&Aしてもらったのではなかろうか、と。
まあこのように勝手に想像しておったわけじゃ。
2020年2月24日月曜日
温泉に行かない日(430) 自宅警備員は素晴らしい
3連休最終日、本日は終日自宅に引き籠もってMac相手に仕事をしておる。
外出する気力はなく、例えあったとしてもシステムの仕事に押し込められとるのでそちらが優先じゃ。
現在関わっとるシステムの仕事はまだ開発段階であり、幸か不幸かよくわからんがその開発環境には自宅のMacからでもアクセスできる。
じゃからわざわざ会社の事務所に行かずとも仕事ができる。
このご時世、事務所がある市街地に行かなくても仕事が出来るというのはありがたい。
今、変な意味で注目を集めとるテレワークとやらを図らずも実体験できとるわけじゃ。
なかなか不思議じゃ。
ところで自宅警備員という職業がある。
詳しくはこちらをご参照いただきたいんじゃが、自宅警備員の主な要素を抜き出すならば次のとおりとなる。
完璧とは云えまいが、まあまあこの数日のワシの姿と重なる要素が多い。
自宅警備に生涯を捧げるのは難しいし、高性能のPCを装備しておるわけでも無いが、要素としては揃っとる。
まあワシの場合一応は正式な職業を持ち、かつ身分的には何とか正職員であるため正式な自宅警備員とは云い難いが、少なくともこの3連休に関しては可成り自宅警備に寄り添った生活じゃった。
自宅警備員的生活のいいとこは何と云っても自分のペースで仕事が出来ることじゃ。
休みたいと思えば上司の目を盗むことなく休憩出来るし、ガアっとやりたいと思えばその通りに出来る。
歩いて数分のところにある近所のコンビニに行って、100円のコーヒーを買ってタバコ吸いながら気分転換できるのもなかなかいい。
更に云えば、例えば酒飲みたいと感じたらその欲望に任せて飲酒しながらの業務が可能というのが何と云っても素晴らしい。
今は仕事でシワが伸び切った脳味噌を復元させるためこれを書いておるんじゃが、実際問題昼過ぎくらいからビールを舐めつつMacに向かっておる。
もしこれを事務所でやったならば、上の階から偉い人がゆっくり降りてきてワシの後ろに静かに立ち、
「君。この会社で長いことご苦労だった。明日からはゆっくり永久に自宅を警備してくれ」
と云われるのがオチじゃ。
流石にそれは困る。
まだ払い終わらぬローンがある。
斯くの如く自宅警備業務は大変に素晴らしいのじゃが、残念なことに明日朝6時を以てこの素晴らしい職業はクビになることがほぼ確定しとる。
なぜ「ほぼ」かと云うと、明日(木偶の坊揃いの)政治屋から何らかの声明が発表される予定であり、その内容によってはもしかしたら国家権力により多くのリーマンが自宅警備員への転職を強要される可能性がほんの僅かながらあるからじゃ。
ワシは内心それを色んな意味で心待ちにしとるわけじゃが、これはまあアレじゃ、出来の悪い小学生が「今夜学校が火事になったら明日のテストを受けずに済む」と思うレベルと全く同じじゃ。
情けないのう、全く。
因みにこのポストをモバイルではなくPC(ウェブバージョン)で閲覧すると、一番下のところに「場所」という項目がある。
そこには「自宅」と書かれておってそれをクリックするならば、日本国内に実存するとある場所が示されると思う。
これは当然ワシの自宅ではない。
Google Mapで「自宅」を検索すると何故かここが指し示される。
一体どういうことじゃろうかと思う。
外出する気力はなく、例えあったとしてもシステムの仕事に押し込められとるのでそちらが優先じゃ。
現在関わっとるシステムの仕事はまだ開発段階であり、幸か不幸かよくわからんがその開発環境には自宅のMacからでもアクセスできる。
じゃからわざわざ会社の事務所に行かずとも仕事ができる。
このご時世、事務所がある市街地に行かなくても仕事が出来るというのはありがたい。
今、変な意味で注目を集めとるテレワークとやらを図らずも実体験できとるわけじゃ。
なかなか不思議じゃ。
ところで自宅警備員という職業がある。
詳しくはこちらをご参照いただきたいんじゃが、自宅警備員の主な要素を抜き出すならば次のとおりとなる。
- 自宅警備員(じたくけいびいん、通称引き○○り)とは、自宅の警備に生涯を捧げる漢の事である。近年増加傾向にある花形産業であり、就業者は主に若年~中年の男性。現在日本の人口のうち最も従業員が多い職業である。
- 主な仕事はその名の通り自分の住まう邸宅を警備することである。基本的に高性能のPCを主武装とし、情報戦を得意とする。
完璧とは云えまいが、まあまあこの数日のワシの姿と重なる要素が多い。
自宅警備に生涯を捧げるのは難しいし、高性能のPCを装備しておるわけでも無いが、要素としては揃っとる。
まあワシの場合一応は正式な職業を持ち、かつ身分的には何とか正職員であるため正式な自宅警備員とは云い難いが、少なくともこの3連休に関しては可成り自宅警備に寄り添った生活じゃった。
自宅警備員的生活のいいとこは何と云っても自分のペースで仕事が出来ることじゃ。
休みたいと思えば上司の目を盗むことなく休憩出来るし、ガアっとやりたいと思えばその通りに出来る。
歩いて数分のところにある近所のコンビニに行って、100円のコーヒーを買ってタバコ吸いながら気分転換できるのもなかなかいい。
更に云えば、例えば酒飲みたいと感じたらその欲望に任せて飲酒しながらの業務が可能というのが何と云っても素晴らしい。
今は仕事でシワが伸び切った脳味噌を復元させるためこれを書いておるんじゃが、実際問題昼過ぎくらいからビールを舐めつつMacに向かっておる。
もしこれを事務所でやったならば、上の階から偉い人がゆっくり降りてきてワシの後ろに静かに立ち、
「君。この会社で長いことご苦労だった。明日からはゆっくり永久に自宅を警備してくれ」
と云われるのがオチじゃ。
流石にそれは困る。
まだ払い終わらぬローンがある。
斯くの如く自宅警備業務は大変に素晴らしいのじゃが、残念なことに明日朝6時を以てこの素晴らしい職業はクビになることがほぼ確定しとる。
なぜ「ほぼ」かと云うと、明日(木偶の坊揃いの)政治屋から何らかの声明が発表される予定であり、その内容によってはもしかしたら国家権力により多くのリーマンが自宅警備員への転職を強要される可能性がほんの僅かながらあるからじゃ。
ワシは内心それを色んな意味で心待ちにしとるわけじゃが、これはまあアレじゃ、出来の悪い小学生が「今夜学校が火事になったら明日のテストを受けずに済む」と思うレベルと全く同じじゃ。
情けないのう、全く。
因みにこのポストをモバイルではなくPC(ウェブバージョン)で閲覧すると、一番下のところに「場所」という項目がある。
そこには「自宅」と書かれておってそれをクリックするならば、日本国内に実存するとある場所が示されると思う。
これは当然ワシの自宅ではない。
Google Mapで「自宅」を検索すると何故かここが指し示される。
一体どういうことじゃろうかと思う。
2020年2月23日日曜日
温泉に行かない日(429) ハゲの実態
家に帰ってダラダラ酒を飲みながら、依然テレヴィを眺めておる。
眺めておると、東京という名前のバンドの班長の人が増毛会社の広告放送に出ておった。
見る限り、彼自身は頭髪関係の問題には関係ないようじゃ。
一方ワシはといえば、同方面のトラブルにどっぷりと浸かっとる。
ワシはポリシーとして「ハゲはハゲらしく生きる」を掲げておる。
またワシの性格は「自分を落として笑いを取る」が基本じゃ。
こんなワシが、東京班長のこの広告放送を見て改めて思ったのは、
「週末を境にして突如毛髪を猛烈に増加せしめて皆を驚かせる」
事をやりたい。
是非したい。
想像できるぞ。
皆がワシを見てコソコソ囁いとるのが判る。
想像もできない。
多分もうザワメキも起きない気がする。
単なる馬鹿野郎かあいつは。
位な感じじゃろうな。
あ〜あ、疲れてるのかなワシ。
眺めておると、東京という名前のバンドの班長の人が増毛会社の広告放送に出ておった。
見る限り、彼自身は頭髪関係の問題には関係ないようじゃ。
一方ワシはといえば、同方面のトラブルにどっぷりと浸かっとる。
ワシはポリシーとして「ハゲはハゲらしく生きる」を掲げておる。
またワシの性格は「自分を落として笑いを取る」が基本じゃ。
こんなワシが、東京班長のこの広告放送を見て改めて思ったのは、
「週末を境にして突如毛髪を猛烈に増加せしめて皆を驚かせる」
事をやりたい。
是非したい。
想像できるぞ。
皆がワシを見てコソコソ囁いとるのが判る。
「え?マジ。ありえんし」そんな感じで会社内を散々ザワメカしておいて次週の月曜、出し抜けに原状復帰し、その時の会社のヤツの反応を見てみたい。
「なんだあいつ結局ハゲがハズいんじゃん。情けね〜」
「千と千尋のハゲ隠しかよ」
「お前から声かけろよ。俺には出来ん。お前から行け」
「指摘したら案外怒る可能性」
「アイツも出る午後の会議、取引先の若いねえちゃんも来るけどやべえな。前もって云っといた方がいいんじゃね?」
想像もできない。
多分もうザワメキも起きない気がする。
単なる馬鹿野郎かあいつは。
位な感じじゃろうな。
あ〜あ、疲れてるのかなワシ。
温泉に行かない日(428) 5分で判る◯◯ー◯◯◯
いやあ本当に書く時間と気力がかなり不足しておる。
SNS関係では、最近はFBからInstagramに軸足を移しとるがそれに写真をアップするという簡単なことさえやる気が起きんしそもそも上げる写真を撮る時間もない。
まあよい、人生にはこのような時間も必要なんじゃろう。
閑話休題、只今帰宅しニュースを見ようとテレヴィをつけると偶々かの悪名高き国営放送が選択されておって映し出された。
何が映し出されたかと云うと、このポストのサブジェクトのような題名のプログラムじゃ。
はっきり書くならばえっと確か「5分で判るスカーレット」じゃったかな。
スカーレットと云えば名鉄車両のメインカラー。
SNS関係では、最近はFBからInstagramに軸足を移しとるがそれに写真をアップするという簡単なことさえやる気が起きんしそもそも上げる写真を撮る時間もない。
まあよい、人生にはこのような時間も必要なんじゃろう。
閑話休題、只今帰宅しニュースを見ようとテレヴィをつけると偶々かの悪名高き国営放送が選択されておって映し出された。
何が映し出されたかと云うと、このポストのサブジェクトのような題名のプログラムじゃ。
はっきり書くならばえっと確か「5分で判るスカーレット」じゃったかな。
スカーレットと云えば名鉄車両のメインカラー。
スカーレットのアルバム(© 鬼頭哲哉) より引用させて頂きました これが名鉄7000系パノラマカーのスカーレット 「ど〜け〜よ〜ど〜け〜よ〜こ〜ろ〜す〜ぞ〜」 岐阜名古屋あたりの当時小学生の今50代なら わかるじゃろこれ なお、引用元の写真キャプチャには 「写真撮影・提供:佐藤哲也様」とありました |
鉄ちゃんたるワシはその単語にビクッと反応し、その手の短い鉄道プログラムかと画面に目を向けてみたがそうではなく、今国営が無駄金使って作成し垂れ流しておる連続テレビ小説のことらしい。
1週間分なのか前日放送分なのかは判然とせんが、兎に角5分で判るという触れ込みのようじゃ。
しかしワシは国営をそもそも見とらんし、見とらんから当然そのナントカという番組の存在も知らんし従って興味も全く無いため民間放送に切り替えてしまったが、そのあとワシはふと思った。
5分で判るんじゃったら、本番も最初からその5分で済ませて空けた時間をもっと有意義なものを流せば宜しかろう。
若しくは国民から巻き上げておるショバ代をその分少しでも安くしてあげるが宜しかろう。
本日は異常じゃ。
あー、これで何とか「温/泉/週/記」を守ることが出来たが、この内容ではだめじゃろうなあ。
1週間分なのか前日放送分なのかは判然とせんが、兎に角5分で判るという触れ込みのようじゃ。
しかしワシは国営をそもそも見とらんし、見とらんから当然そのナントカという番組の存在も知らんし従って興味も全く無いため民間放送に切り替えてしまったが、そのあとワシはふと思った。
5分で判るんじゃったら、本番も最初からその5分で済ませて空けた時間をもっと有意義なものを流せば宜しかろう。
若しくは国民から巻き上げておるショバ代をその分少しでも安くしてあげるが宜しかろう。
本日は異常じゃ。
あー、これで何とか「温/泉/週/記」を守ることが出来たが、この内容ではだめじゃろうなあ。
2020年2月15日土曜日
温泉に行かない日(427) Cafe de Clarkが長期お休み中
下手すると殆ど毎週末行ってはマサオ諭吉梅太郎その他猫たちと遊んでおるCafe de Clark(静岡県浜松市天竜区谷山45:11:00〜16:00くらい:運転に自信がない人はR473天竜川側にある駐車場に停めて5分くらい登り坂を歩くが吉)じゃ。
しかし残念な事にお店のご都合によりこの2月一杯はお休みしとる。
従ってそうじゃあなあ、もう半月以上はマサオに会えとらん。
正直寂しい。
一方、ワシ個人的には今年に入ってから結構仕事が忙しくなってきておって土日にも事務所や自宅でせねばならんことがだいぶんに大きなって来た。
実は今もそうじゃ。
始業時間前の薄ら寒い事務所で梅の握り飯を齧りながらディスプレイに向かっておる。
じゃから、ある意味これは大山くんがワシに対して、
「おいお前。これはお前が仕事に集中出来るようあえてマサオ諭吉がお前の目に入らぬよう配慮した結果じゃ。今は仕事に集中するが宜しかろう」
と云っとるようなもんじゃろう。
まあそれはそれでいいんじゃよ、大山くん。
だが、しかぁし!
読者諸賢もよく知っとる筈の、古来云われておるあの言葉があるじゃろう。
「忙 中閑 あり」
ワシは普段周囲の者たちに、ワシの生き様を説明する便利な言葉として「閑 中忙 あり」を用いとる。
これは即ち、実は結構ヒマなんじゃけれどもそれを周囲に悟られぬよう忙しいフリをして批判を巧みに回避するという一子相伝の荒業じゃ。
しかし今回用いるのは正しく「忙中閑あり」じゃ。
如何に忙しいとは云っても、そもそも自他共仕事嫌いと認めるワシのことじゃ。
誰もおらん伽藍堂の事務所で9時から17時までマジメに仕事を出来るわけがない。
まあやれてもせいぜい14時とかが限界であり、その後真っ黄っ黃のスイスポ君に飛び乗って天竜にひた走るならば、1〜2時間程度マサオ諭吉と遊べるとは思われる。
じゃから大山くんのこの配慮は無用といえば無用なんじゃけど、まあ良い。
今は泣き言は云わずねちねち仕事に勤しもうかのう。
やだなあ。
遊びたい。
しかし残念な事にお店のご都合によりこの2月一杯はお休みしとる。
従ってそうじゃあなあ、もう半月以上はマサオに会えとらん。
正直寂しい。
一方、ワシ個人的には今年に入ってから結構仕事が忙しくなってきておって土日にも事務所や自宅でせねばならんことがだいぶんに大きなって来た。
実は今もそうじゃ。
始業時間前の薄ら寒い事務所で梅の握り飯を齧りながらディスプレイに向かっておる。
じゃから、ある意味これは大山くんがワシに対して、
「おいお前。これはお前が仕事に集中出来るようあえてマサオ諭吉がお前の目に入らぬよう配慮した結果じゃ。今は仕事に集中するが宜しかろう」
と云っとるようなもんじゃろう。
まあそれはそれでいいんじゃよ、大山くん。
だが、しかぁし!
読者諸賢もよく知っとる筈の、古来云われておるあの言葉があるじゃろう。
「
ワシは普段周囲の者たちに、ワシの生き様を説明する便利な言葉として「
これは即ち、実は結構ヒマなんじゃけれどもそれを周囲に悟られぬよう忙しいフリをして批判を巧みに回避するという一子相伝の荒業じゃ。
しかし今回用いるのは正しく「忙中閑あり」じゃ。
如何に忙しいとは云っても、そもそも自他共仕事嫌いと認めるワシのことじゃ。
誰もおらん伽藍堂の事務所で9時から17時までマジメに仕事を出来るわけがない。
まあやれてもせいぜい14時とかが限界であり、その後真っ黄っ黃のスイスポ君に飛び乗って天竜にひた走るならば、1〜2時間程度マサオ諭吉と遊べるとは思われる。
じゃから大山くんのこの配慮は無用といえば無用なんじゃけど、まあ良い。
今は泣き言は云わずねちねち仕事に勤しもうかのう。
やだなあ。
遊びたい。
2020年2月9日日曜日
プロジェクト "山神社"(50) 東頭神社
昨年の3月末に豊橋市中央図書館に行ってきて、豊橋近辺に於ける大山くん状況について文献をあたって確認してきた。
主なテキストは愛知県神社庁豊橋支部神社誌編纂委員会という団体が編纂した「豊橋市神社誌」で、それによれば僅かに17社が大山くん物件であることがわかった。
その後時間が空いているときなどに幾つかの大山くん物件についてはちくちく参拝行動をしてきたが、今回は未参拝神社の一つである東頭神社(愛知県豊橋市石巻町東頭45)に参ってきた。
そもそもこの「東頭」の読みが謎じゃ。
神社名の読み方もわからんのに参拝するのはこれはまあ中の人にも神社近隣の人にも失礼に当たるじゃろうと思い蜘蛛の巣で調べてみると、どうやら「とうずじんじゃ」と読むらしいことはわかった。
地名を社名に冠したのか、社名にあやかって地名になったのかまではわからん。
ここを選択した理由は勿論未参拝物件であるからじゃけども、ここ数週間結構仕事が多忙でやや疲れており、あまり遠い場所の大山くんちに行く気力が残っていないと感じたからじゃよ。
東頭神社は自宅から程近く、時間的には高速を使わずとも1時間未満で辿り着ける。
しかしトシは食いたくないもんじゃなあ。
R362を東に走って石巻の辺りに着いた。
この辺は去年の10月に1回行って結構気に入ったナツメ別館(愛知県豊橋市石巻町字南山93-7:0532-88-0111:¥500:11:00〜18:00:日帰り入浴は土日祝のみ:タオル貸出は無料♪)の近くじゃ。
そん時になぜワンセットで行かんのじゃと思う人もおられるじゃろうが、自分でもわからんがワシゃ温泉や銭湯は1日1ヶ所となんとなく決めとると云うか、目的の場所に1ヶ所行ったらどこにもよらずにさっさと帰りたいと云うような性癖がある。
効率的ではない。
誠に無駄な時間の使い方だとは思うが、性癖ゆえ諦めとる。
まあよい。
現地につくと神社脇には広い駐車場があって一安心。
大山くん系の物件は前回のように時として「クルマを停めるスペースさえない」というシビアなケースもあるので行く前はいつもヒヤヒヤしとる。
クルマから降りて鳥居を潜ると脇の方に由緒書が立っとった。
写真では読みづらいので文字に起こしてみる。
これから幾つかのことが判る。
1つ目は幾つかある境内社の中でも稲荷神社が頭一つリードしとる事。
4月中旬には花火が派手かつ勇壮にぶちかまされる事。
あと、この辺の住民はやたらとモノを失くすらしいという事じゃ。
しかしここにお稲荷様がおわす限り、遺失物への心配は無用じゃからじゃんじゃんなくしてじゃんじゃん見つけ出せば宜しかろう。
さあて、先ずは本殿の素戔君にご挨拶がてら参拝する。
ワシは自他共に認める大山くんファンじゃから、大山くんが境内社にある神社の場合は本当は真っ先に大山くんの祠を見つけて本殿より先にお参りしたいんじゃけども、今では(理由の如何を問わず)本殿の神様のお陰で大山くんは存続できとるわけじゃから、やはり大家さんたる本殿の御祭神にお参りするのが礼儀じゃろうと思っとる。
大家参拝を終えて早速境内社探索にかかる。
筆頭境内社である稲荷神社は探索せずともその存在は確認できる。
本殿の左側にあるのはすぐに判る。
赤い鳥居もあるし、赤い幟旗がたくさん掲げられとる。
逆の右側には本殿とは別に小さな社殿がある。
もしやこれかと思って中を覗いてみたが、兎に角境内社であることは間違いないが中の人の情報については一切書かれておらんので詳細がわからん。
あと、鳥居の近くにもう一つ同じような規模の社殿があるが、神社の入口近くにある境内社と云えばほれ、大抵これじゃ。
つまりこれは想像通り秋葉神社じゃった。
秋葉神社は多くの場合、メイン神社の入口近くでマジメに防災防火委員会委員長を務めとる。
神社に火の手を上げるような不届き者が来ないように、24時間365日休むことなく見張っとる。
誠にご苦労さんなことよ。
もしかして明治39年の本殿焼失後にスカウト(御分霊)されてここで防災に勤しんどるのかも知れん。
しかしううむ。
大山くんの物件と断定できるものが見つからん。
大きな神社の近くにある幾つかの小さな神社が境内社として祀られる場合、結構な割合で本殿すぐ脇に長屋形式の小さな建物の中に並んでひっそり存在しとることが多い。
もしかしてここもそうかも知れんと思い、筆頭境内社である稲荷神社方面に進むと、ほおらやっぱりあった。
合わせて5社の境内社が寄り添いながら祀られとる。
そしていずれもきちんと表札が掲げられとる。
あ、いかん。
5社の社名のメモとるのを忘れとった。
写真でなんとか見えそうじゃ。
即ち左から、山神社・水神社・鍬神社・津島神社・辯天社の順じゃ。
あれ、でもおかしいなあ。
まず由緒書の書きっぷりから考えると、本殿右側におわす神社は恐らく山神社か鍬神社じゃろうと思われる。
そしてここの長屋にもその2社が存在する。
しかしまあ、特に大山くん物件はそこら辺に普通に大量にあるから、別の大山くんが2つ境内社や合祀されとることは決して珍しくない。
中には5社とか6社の山神社を抱え込んどる神社もある。
一方鍬神社というのはあまり聞かない社名じゃ。
ワシの知識不足の為じゃろうが、このへんではあまり見ない社名じゃ。
じゃからもしかしたら、本殿右側の物件は大山くんかも知れん。
あとこれもワシの知識不足なんじゃが、弁天さんって神様なんじゃなあ。
インド出身の美人とお伺いしとるから、みうらじゅん系統の存在かと思っとった。
まあよろしい。
兎に角この東頭神社の中で明示的に大山くん物件と判るのはこの長屋の一番左の祠だけじゃ。
他の4社には申し訳ないが、大山くん前の賽銭箱にのみ10円を投入し、二礼二拍手一礼で恙無く大山くんにご挨拶することが出来た。
最近はトシを食ってきたからか、大山くんに参拝できると何だか少し心が安心するような感じがする。
しかしまあそれは、決して悪くはないことなんじゃろう。
主なテキストは愛知県神社庁豊橋支部神社誌編纂委員会という団体が編纂した「豊橋市神社誌」で、それによれば僅かに17社が大山くん物件であることがわかった。
その後時間が空いているときなどに幾つかの大山くん物件についてはちくちく参拝行動をしてきたが、今回は未参拝神社の一つである東頭神社(愛知県豊橋市石巻町東頭45)に参ってきた。
そもそもこの「東頭」の読みが謎じゃ。
神社名の読み方もわからんのに参拝するのはこれはまあ中の人にも神社近隣の人にも失礼に当たるじゃろうと思い蜘蛛の巣で調べてみると、どうやら「とうずじんじゃ」と読むらしいことはわかった。
地名を社名に冠したのか、社名にあやかって地名になったのかまではわからん。
ここを選択した理由は勿論未参拝物件であるからじゃけども、ここ数週間結構仕事が多忙でやや疲れており、あまり遠い場所の大山くんちに行く気力が残っていないと感じたからじゃよ。
東頭神社は自宅から程近く、時間的には高速を使わずとも1時間未満で辿り着ける。
しかしトシは食いたくないもんじゃなあ。
R362を東に走って石巻の辺りに着いた。
この辺は去年の10月に1回行って結構気に入ったナツメ別館(愛知県豊橋市石巻町字南山93-7:0532-88-0111:¥500:11:00〜18:00:日帰り入浴は土日祝のみ:タオル貸出は無料♪)の近くじゃ。
そん時になぜワンセットで行かんのじゃと思う人もおられるじゃろうが、自分でもわからんがワシゃ温泉や銭湯は1日1ヶ所となんとなく決めとると云うか、目的の場所に1ヶ所行ったらどこにもよらずにさっさと帰りたいと云うような性癖がある。
効率的ではない。
誠に無駄な時間の使い方だとは思うが、性癖ゆえ諦めとる。
まあよい。
現地につくと神社脇には広い駐車場があって一安心。
大山くん系の物件は前回のように時として「クルマを停めるスペースさえない」というシビアなケースもあるので行く前はいつもヒヤヒヤしとる。
クルマから降りて鳥居を潜ると脇の方に由緒書が立っとった。
時の経過を感じさせる立て札 © ill-health(ruephas) 2020 |
東頭神社 由緒なあるほど。
素戔嗚尊を祭神とする。
創立の年代は口碑により天智天皇元年(西暦六六八年)といわれる。
石巻大明神東頭宮として祭られたものと伝えられるが明治三十九年火災にあい棟札等の古記録を失って確かなところ不明。
大正五年神饌幣帛料共進指定村社に列せられる。
境内社としては稲荷神社(祭神 保食神) 鍬神社(祭神 天照大神) 山神社(祭神 大山祇命)がある。
とくに稲荷神社は遺失物の願かけに霊験灼かと村民から崇敬を受ける。
例祭(四月十五日頃)前夜 境内において手筒花火 境外に打上花火が揚げられその火勢勇壮なこと近隣に聞える。
これから幾つかのことが判る。
1つ目は幾つかある境内社の中でも稲荷神社が頭一つリードしとる事。
4月中旬には花火が派手かつ勇壮にぶちかまされる事。
あと、この辺の住民はやたらとモノを失くすらしいという事じゃ。
しかしここにお稲荷様がおわす限り、遺失物への心配は無用じゃからじゃんじゃんなくしてじゃんじゃん見つけ出せば宜しかろう。
さあて、先ずは本殿の素戔君にご挨拶がてら参拝する。
流石、神饌幣帛料共進指定村社 シンプルというか端正な佇まいの建物 © ill-health(ruephas) 2020 |
大家参拝を終えて早速境内社探索にかかる。
筆頭境内社である稲荷神社は探索せずともその存在は確認できる。
本殿の左側にあるのはすぐに判る。
赤い鳥居もあるし、赤い幟旗がたくさん掲げられとる。
逆の右側には本殿とは別に小さな社殿がある。
もしやこれかと思って中を覗いてみたが、兎に角境内社であることは間違いないが中の人の情報については一切書かれておらんので詳細がわからん。
あと、鳥居の近くにもう一つ同じような規模の社殿があるが、神社の入口近くにある境内社と云えばほれ、大抵これじゃ。
つまりこれは想像通り秋葉神社じゃった。
秋葉神社は多くの場合、メイン神社の入口近くでマジメに防災防火委員会委員長を務めとる。
神社に火の手を上げるような不届き者が来ないように、24時間365日休むことなく見張っとる。
誠にご苦労さんなことよ。
もしかして明治39年の本殿焼失後にスカウト(御分霊)されてここで防災に勤しんどるのかも知れん。
しかしううむ。
大山くんの物件と断定できるものが見つからん。
大きな神社の近くにある幾つかの小さな神社が境内社として祀られる場合、結構な割合で本殿すぐ脇に長屋形式の小さな建物の中に並んでひっそり存在しとることが多い。
もしかしてここもそうかも知れんと思い、筆頭境内社である稲荷神社方面に進むと、ほおらやっぱりあった。
典型的な境内社長屋形式集合住宅 注連縄の紙垂(しで)が輝いていて神々しい © ill-health(ruephas) 2020 |
そしていずれもきちんと表札が掲げられとる。
あ、いかん。
5社の社名のメモとるのを忘れとった。
写真でなんとか見えそうじゃ。
即ち左から、山神社・水神社・鍬神社・津島神社・辯天社の順じゃ。
あれ、でもおかしいなあ。
まず由緒書の書きっぷりから考えると、本殿右側におわす神社は恐らく山神社か鍬神社じゃろうと思われる。
そしてここの長屋にもその2社が存在する。
しかしまあ、特に大山くん物件はそこら辺に普通に大量にあるから、別の大山くんが2つ境内社や合祀されとることは決して珍しくない。
中には5社とか6社の山神社を抱え込んどる神社もある。
一方鍬神社というのはあまり聞かない社名じゃ。
ワシの知識不足の為じゃろうが、このへんではあまり見ない社名じゃ。
じゃからもしかしたら、本殿右側の物件は大山くんかも知れん。
あとこれもワシの知識不足なんじゃが、弁天さんって神様なんじゃなあ。
インド出身の美人とお伺いしとるから、みうらじゅん系統の存在かと思っとった。
まあよろしい。
兎に角この東頭神社の中で明示的に大山くん物件と判るのはこの長屋の一番左の祠だけじゃ。
他の4社には申し訳ないが、大山くん前の賽銭箱にのみ10円を投入し、二礼二拍手一礼で恙無く大山くんにご挨拶することが出来た。
最近はトシを食ってきたからか、大山くんに参拝できると何だか少し心が安心するような感じがする。
しかしまあそれは、決して悪くはないことなんじゃろう。
左=飛ばされている、というわけではない 頑張れ大山くん © ill-health(ruephas) 2020 |
2020年2月8日土曜日
温泉に行かない日(426) なかなか時間がない
1月の末にチャリティ・アート・タンブラーってのに行って、タンブラーとそれに装着する愉快なデザインの台紙を3枚買ったじゃ、ってのを書いた以降、実は2月1日にあらたまの湯(静岡県浜松市浜北区四大地9-92-1:053-582-1126:電話番号いいふろじゃよ:¥680:9:00〜21:00:定休第1月曜:ポイントカードあり♪)に行き、翌2月2日には吉沢第3発電所(静岡県菊川市吉沢624−1:)と西山神社(大山君物件:静岡県牧之原市勝俣2826−2−2:駐車場ありません)にも行っとる。
それぞれなかなかいいところである故、その3ヶ所についてはぜひ書きたいと思って書きかけとる。
しかしなんじゃ、如何せん時間がない。
昨年ごろからその傾向は顕著化しとったが特に今年に入って箆棒に仕事が忙しくなり、とはいっても他の超多忙なリーマンに比べればぬるま湯に浸かっとるようなもんじゃけども、それでも平日帰着するのは21~22時くらいで、実は今もまさにそうじゃが週末土日のどちらか若しくはどっちも事務所に来とるという始末。
時間がなくて中々書き進めることが出来ん。
ワシは加齢に伴って記憶力が落ちとる。
記憶能力は産まれつき水準以下じゃったが最近とみに落ちとるから、忘れぬうちに早く書き留めておきたいんじゃが現状埒が明かんというヤツじゃ。
こんな多忙な感じは多分6月くらいまで続くかもしれん。
辛いことじゃ。
仕事が嫌いじゃから辛いし、好きなことが出来んのも辛い。
しかしワシは頑張る積りじゃ。
上のキャプチャ画像にある3本は2月の日付にバックデートした形でかけ近日中に公開するじゃよ。
特に吉沢第3発電所で最近産まれたこやぎさんの写真は箆棒にかわいいから覚悟して待たれい。
それぞれなかなかいいところである故、その3ヶ所についてはぜひ書きたいと思って書きかけとる。
Bloggerの管理画面 「下書き」が書きかけの証 |
昨年ごろからその傾向は顕著化しとったが特に今年に入って箆棒に仕事が忙しくなり、とはいっても他の超多忙なリーマンに比べればぬるま湯に浸かっとるようなもんじゃけども、それでも平日帰着するのは21~22時くらいで、実は今もまさにそうじゃが週末土日のどちらか若しくはどっちも事務所に来とるという始末。
時間がなくて中々書き進めることが出来ん。
ワシは加齢に伴って記憶力が落ちとる。
記憶能力は産まれつき水準以下じゃったが最近とみに落ちとるから、忘れぬうちに早く書き留めておきたいんじゃが現状埒が明かんというヤツじゃ。
こんな多忙な感じは多分6月くらいまで続くかもしれん。
辛いことじゃ。
仕事が嫌いじゃから辛いし、好きなことが出来んのも辛い。
しかしワシは頑張る積りじゃ。
上のキャプチャ画像にある3本は2月の日付にバックデートした形でかけ近日中に公開するじゃよ。
特に吉沢第3発電所で最近産まれたこやぎさんの写真は箆棒にかわいいから覚悟して待たれい。
2020年2月2日日曜日
プロジェクト "山神社"(49) 西山神社
本日はプロジェクト "山神社"開闢記念日じゃ。
開闢したのは2014年2月2日、場所は静岡県富士市。
爾来6年細々と活動を継続し、その割には開闢時期に持った高邁な目的思想はどこへやら、現在は兎に角「大山くん物件を潰していく」事が使命になっておるプロジェクトとなっておる。
本日はかくなる特別な日じゃから、この辺では数少なくなってきている未参拝物件に参拝しようと思い極め、ちと遠いが西山神社(静岡県牧之原市勝俣2826−2−2:駐車場ありません)に思い切って行ってみた。
国道1号バイパスを東に向かい、途中で降りてお茶畑を霜から守る扇風機状のものがどっかの異星の如く林立する、ある種不思議な風景が広がる牧之原台地を登って降りて暫く走ると勝俣という集落に入る。
目的の西山神社はこの集落を抜けた更に外れにあるはずなので、集落内のクソ狭い道を用心しながらゆっくり進んで目的地周辺になんとかたどり着いた。
真っ黄っ黃のスイスポくんのカーナビも、念の為に併用したスマホのGoogle Mapも口々に「目的地に到着しました」とワシの告げてくれておるが、それらしい神社は愚か、神社臭さえも感じられん。
わかってくれるか、神社臭。
大抵の場合、どんな小さな石祠だけの神社でも鎮守の森っぽい雰囲気があったり、幟旗立て(正式名称がわからんが、わかるじゃろ)があったりして近くまでこればそれと判るんじゃけども、ここのはそのようなものがいっかな感じられん。
かてて加えてクルマを停めるスペースが全く無い。
このようなときには一旦クルマを降りて脚で探すのが正攻法じゃがそれさえも出来んというわけじゃ。
仕方なく目的地を後にして狭い未舗装路農道を更に進み、集落を完全に抜けるとやれありがたや、道の脇にクルマがなんとか停められるスペースを発見。
地元の人的には「なんじゃいこの見慣れないこっ恥ずかしい色のクルマは。通報!」という感じかもしれんが背に腹は変えられん。
もし地元民に誰何されたならば「いや、この近くにある神社にお参りに来たんです」と答えることで多くの場合警戒心を解いてくれるとワシは心得とる。
車を停めて集落に戻り、神社があるはずの辺りに来るとそれっぽい山道を発見した。
その入り口には案内も目印もへったくれもなく、ただ山の方に通じておるらしい小道があるばかりじゃが他に可能性がありそうな要素が全く見当たらん為ここを進むしかない。
結構な勾配がある山道じゃ。
数10mほど進むと勾配は更にキツくなってくる。
そして依然として神社を感じさせるものは何もなく、ただ茶畑があるばかりじゃ。
この道は単なる茶畑専用の農道という可能性もあるがしかし、Google先生はこの先に神社があると言い張っておる。
じゃから更に進むとやれ安心した。
やっと灯籠と幟旗立て(正式名称が全然わからん)が見えた。
幟旗立て(しつこいと思われるかもしれんが正式名称がわからんのじゃよ)の間を通って先に進むと石段が現れて、上の方には鳥居と建屋のようなものが見えた。
あれが西山神社じゃろう。
へい、ほい、へい、ほいと掛け声を掛けながら急な石段を登っていくとやっと到着。
社殿に近づくとまず目に入ったのがこれじゃ。
八海山の一升瓶がどんと置かれておる。
神社と云えばお神酒が付きものじゃろうが、このような小さな極めてマイナーな神社には似合わぬ豪勢さじゃ。
ただ中身は酒ではなく、水であることだけは申し添える必要があるじゃろう。
あとやはり、どうせなら地元の酒をお供えしてほしいものじゃ。
因みに八海山は新潟の酒じゃよ。
まあよい。
兎にも角にも参拝せねばならん。
パンパンと柏手をうち早速参拝。
ここ西山神社の御祭神は蛭児命と大山祇命なので、等しく行き渡るように20円を投入。
喧嘩しないように仲良く分け合ってほしいものじゃ。
アプローチにちょいと苦労したし、批判覚悟であけすけに書くならばまあこの神社は大したことはない。
そのへんの村にあるような小さくて目立たぬ神社じゃ。
まさに大山くんらしい神社と言えるかも知れん。
しかし多分昔からこの程度の大きさの社殿を備えており、その割にはわかりにくくてアクセスが全く良くない山上の場所に隠れるようにして建っておるから、近くにあるもっとデカい神社(今で云う村社以上の社格の神社)にお上に強制的に命ぜられてM&Aされることもなく独立独歩の道を進むことも出来たのかも知れん。
立地が立地だけに、近所に住まうじいさまばあさま達が気軽に参拝できなさそうなのが残念じゃが、山上から勝俣の集落を末永く見守ってほしいものじゃと思う次第じゃ。
なあんて書いたが、実は少し遠回りすれば軽トラックくらいの車幅のクルマであれば西山神社に横付け出来る道があるのが現地に行って判明したけどね。
相当遠回りじゃが、神社の裏手に到達できる道がありますじゃよ。
開闢したのは2014年2月2日、場所は静岡県富士市。
爾来6年細々と活動を継続し、その割には開闢時期に持った高邁な目的思想はどこへやら、現在は兎に角「大山くん物件を潰していく」事が使命になっておるプロジェクトとなっておる。
本日はかくなる特別な日じゃから、この辺では数少なくなってきている未参拝物件に参拝しようと思い極め、ちと遠いが西山神社(静岡県牧之原市勝俣2826−2−2:駐車場ありません)に思い切って行ってみた。
国道1号バイパスを東に向かい、途中で降りてお茶畑を霜から守る扇風機状のものがどっかの異星の如く林立する、ある種不思議な風景が広がる牧之原台地を登って降りて暫く走ると勝俣という集落に入る。
目的の西山神社はこの集落を抜けた更に外れにあるはずなので、集落内のクソ狭い道を用心しながらゆっくり進んで目的地周辺になんとかたどり着いた。
真っ黄っ黃のスイスポくんのカーナビも、念の為に併用したスマホのGoogle Mapも口々に「目的地に到着しました」とワシの告げてくれておるが、それらしい神社は愚か、神社臭さえも感じられん。
わかってくれるか、神社臭。
大抵の場合、どんな小さな石祠だけの神社でも鎮守の森っぽい雰囲気があったり、幟旗立て(正式名称がわからんが、わかるじゃろ)があったりして近くまでこればそれと判るんじゃけども、ここのはそのようなものがいっかな感じられん。
かてて加えてクルマを停めるスペースが全く無い。
このようなときには一旦クルマを降りて脚で探すのが正攻法じゃがそれさえも出来んというわけじゃ。
仕方なく目的地を後にして狭い未舗装路農道を更に進み、集落を完全に抜けるとやれありがたや、道の脇にクルマがなんとか停められるスペースを発見。
地元の人的には「なんじゃいこの見慣れないこっ恥ずかしい色のクルマは。通報!」という感じかもしれんが背に腹は変えられん。
もし地元民に誰何されたならば「いや、この近くにある神社にお参りに来たんです」と答えることで多くの場合警戒心を解いてくれるとワシは心得とる。
車を停めて集落に戻り、神社があるはずの辺りに来るとそれっぽい山道を発見した。
どうもこれが神社への入り口らしい 幟旗立てがないから違う可能性もあり © ill-health(ruephas) 2020 |
結構な勾配がある山道じゃ。
数10mほど進むと勾配は更にキツくなってくる。
写真では分かりづらいが 左側の土の部分がそのまま勾配角度 © ill-health(ruephas) 2020 |
この道は単なる茶畑専用の農道という可能性もあるがしかし、Google先生はこの先に神社があると言い張っておる。
じゃから更に進むとやれ安心した。
やっと灯籠と幟旗立て(正式名称が全然わからん)が見えた。
これさえあれば神社確定じゃ © ill-health(ruephas) 2020 |
あれが西山神社じゃろう。
この石段も結構急 © ill-health(ruephas) 2020 |
奥に見えるが西山神社拝殿 © ill-health(ruephas) 2020 |
なかなか威勢がいい © ill-health(ruephas) 2020 |
神社と云えばお神酒が付きものじゃろうが、このような小さな極めてマイナーな神社には似合わぬ豪勢さじゃ。
ただ中身は酒ではなく、水であることだけは申し添える必要があるじゃろう。
あとやはり、どうせなら地元の酒をお供えしてほしいものじゃ。
因みに八海山は新潟の酒じゃよ。
まあよい。
兎にも角にも参拝せねばならん。
パンパンと柏手をうち早速参拝。
ここ西山神社の御祭神は蛭児命と大山祇命なので、等しく行き渡るように20円を投入。
喧嘩しないように仲良く分け合ってほしいものじゃ。
アプローチにちょいと苦労したし、批判覚悟であけすけに書くならばまあこの神社は大したことはない。
そのへんの村にあるような小さくて目立たぬ神社じゃ。
まさに大山くんらしい神社と言えるかも知れん。
しかし多分昔からこの程度の大きさの社殿を備えており、その割にはわかりにくくてアクセスが全く良くない山上の場所に隠れるようにして建っておるから、近くにあるもっとデカい神社(今で云う村社以上の社格の神社)にお上に強制的に命ぜられてM&Aされることもなく独立独歩の道を進むことも出来たのかも知れん。
立地が立地だけに、近所に住まうじいさまばあさま達が気軽に参拝できなさそうなのが残念じゃが、山上から勝俣の集落を末永く見守ってほしいものじゃと思う次第じゃ。
なあんて書いたが、実は少し遠回りすれば軽トラックくらいの車幅のクルマであれば西山神社に横付け出来る道があるのが現地に行って判明したけどね。
相当遠回りじゃが、神社の裏手に到達できる道がありますじゃよ。
拝殿内部 もう絶対に集会とか休憩に使っとるじゃろう © ill-health(ruephas) 2020 |
神社を背に振り返り見るならば このようなまっこと素晴らしい風景が広がっておる 良うみなされ 遥か遠くに見えるは太平洋じゃ © ill-health(ruephas) 2020 |
やぎさんが好き!(23) 吉沢第3発電所
本日はプロジェクト "山神社"開闢記念行事として西山神社という大山くん物件参拝を挙行したんじゃが、実はその道すがらに以前来訪した吉沢第3発電所(静岡県菊川市吉沢624−1)があるんで寄ってきた。
吉沢第3発電所というのはここ数年あちこちの遊休地に雨後の筍の如く建設されておる太陽光発電所の一つじゃ。
規模的にはまあそんなにはデカくないけれども、発電パネルが設置されとる場所から北東方向にも空き地が細長く伸びておって敷地面積はそこそこあるから、発電所の主は除草目的でやぎさんを飼っておられると思われる。
やぎさんたちにしたら発電パネルを屋根代わりにすれば、お陽様や雨から逃れられるし案外住まうのにはなかなかいい環境なのかもしれん。
前回ここに来たのは去年の3月じゃから約1年ぶり。
あの厳つい顔をした太郎君やその家族がどのように暮らしておるか、お変わりないか楽しみじゃ。
西山神社からの帰り道、県道79号吉田大東線を西に向かって走ると吉沢という集落に入り、その道の南側にたくさんの発電用パネルが見えてくるがそれが目的に吉沢第3発電所じゃ。
発電所手前東側にクルマ1台停められるスペースがあるのでそこに真っ黄っ黃のスイスポ君を停めてやぎさんたちが住まう小屋がある方に歩いて行った。
そこには太郎君をはじめとして奥様やお子様たち一家がおって、皆して地面に落ちとるレタスの葉っぱを盛んに喰っておった。
を、太郎君もおるぞ。
この太郎君は厳つい面構え体つきの割に大人しくて優しいやぎさんであることが前回訪問時に判明しとる。
本日も誠に大人しく黙ってもぐもぐはっぱを食べたり、食べたはっぱを反芻しとる。
一方、太郎君の奥様であるめいちゃんや、1年前はおとなしかったお子様たちは何だかやや凶暴化が見られるのがなかなか興味深かった。
柵内に落ちておるややしおれたレタスなどよりは路傍の草であってもちぎりたてはおいしいらしく、ちぎった草を柵越しに差し出すとみんな寄ってきてバリバリ食べてくれる。
じゃけども、何故か太郎君以外の各やぎさんたちは、草を貰う前後に威勢のいい頭突きをワシ若しくは柵にぶち込ましてくる。
おいこら、君たち。
ワシは君らにおいしい餌をあげておる恩人の筈。
その恩人に対して何という失礼な行いじゃこら。
と窘めるも、きゃつらめいっかな聞く耳を持っておらんらしく、頭突き⇒草たべ⇒頭突きという必殺連続攻撃をワシに仕掛けてくる。
しまいには興奮が過ぎたのか、あろうことか自らの夫や親父であるはずの太郎君に向かって頭突きをかますために突進する始末。
いやはや何とも、どっかのご家庭を見るかの如くな風景と云わざるを得まい。
そんなこんなしとると、おや?
敷地奥の方にあるやぎさん小屋の辺りに、小さな人影、いや違った、小さなやぎさん影のようなものが見える。
もしかしてこやぎさんかもしれん。
しかもなんとなくじゃが、2匹おるような気もする。
目を凝らしてみるんじゃけども奥のほうであり薄暗く、しかとは見えんのが恨めしい。
「へ~い。へ~い。べへへ~~~い」
と奥に向かって声をかけてみるも、その小さなやぎさん影は動く素振りを見せん。
残念じゃけども柵内に入っていくわけにもいかず、仕方なくその他の皆様に草をあげたり濫りに頭突きを繰り返すやぎさんを叱りつけたりして遊んとったわけじゃ。
そうこうするうちに帰る時間が近づいてきたんで、最後に出来るだけ大量の草を引きちぎって柵の上にかざし、それをまさに「エサ」としてスイスポ君を停めた敷地の東側まで皆を誘導していく事にした。
まあ、ちょっとしたやぎ使いの真似をしてみたかったんじゃ。
大人しい太郎君も、奥様のめいちゃんも、やや凶暴化した他の皆様も基本は素直で真っすぐな心持をしておるようで、全員べえべえなきながらワシについてきてくれる。
道を通るクルマの運転手さんが変な顔してこっちを眺めておるのがなかなか楽しい。
途中までくると、出し抜けに遠くから「べへへへへ~い」というやぎさん声が届いた。
ワシらがさっきまでおった方じゃ。
すると大人しくついてきためいちゃんがさっと向きを変え、声がした方に自らも一声「べへへへへへへへ~~~~い」とないて、小走りに元のほうに戻り始めたではないか。
「む。こ、これはもしや!」
とワシも状況を悟り、やぎさんの後ろを追いかけるようにして走り出した。
先を見るやなんと、これはまあ何と!
ちっちゃい2匹のこやぎさんがしきりに「べへへへへへへい」となきながら発電パネルの↓から飛び出してきて、こっちに向かって走ってくるのが見えた。
かあ!
こやぎさんが出てきた。
いやあ、これはかわいいぞ。
この可愛さはやはし写真でないと表現できんので、何枚か見せて進ぜよう。
柵の上から撮っとるのと、こやぎさんたちの色が殆ど地面と同化しとるために写真がやや見にくいのが恨めしいところじゃが、しかしそれでもわかるじゃろこのこやぎさんの可愛さ。
元気なこやぎさんたちでねえ、おっぱい飲んだりいっちょ前に大人と同じように草をもぐもぐしたり、藪から棒に横っ飛びしてみたりもうほんとにあんたらときたらもう。
まだちっちゃいためか人に慣れておらぬので、ワシから直接草を食べてはくれんかったが、そのうち少し大きくなったらそれもやってもらえそうじゃ。
そしてさらに少し大きくなったら、きっと頭突きの練習を始めるんじゃろうなあ。
いやあ、それにしてもかわいいなあ。
よおし、また来るからね~。
吉沢第3発電所というのはここ数年あちこちの遊休地に雨後の筍の如く建設されておる太陽光発電所の一つじゃ。
規模的にはまあそんなにはデカくないけれども、発電パネルが設置されとる場所から北東方向にも空き地が細長く伸びておって敷地面積はそこそこあるから、発電所の主は除草目的でやぎさんを飼っておられると思われる。
やぎさんたちにしたら発電パネルを屋根代わりにすれば、お陽様や雨から逃れられるし案外住まうのにはなかなかいい環境なのかもしれん。
前回ここに来たのは去年の3月じゃから約1年ぶり。
あの厳つい顔をした太郎君やその家族がどのように暮らしておるか、お変わりないか楽しみじゃ。
西山神社からの帰り道、県道79号吉田大東線を西に向かって走ると吉沢という集落に入り、その道の南側にたくさんの発電用パネルが見えてくるがそれが目的に吉沢第3発電所じゃ。
発電所手前東側にクルマ1台停められるスペースがあるのでそこに真っ黄っ黃のスイスポ君を停めてやぎさんたちが住まう小屋がある方に歩いて行った。
そこには太郎君をはじめとして奥様やお子様たち一家がおって、皆して地面に落ちとるレタスの葉っぱを盛んに喰っておった。
を、太郎君もおるぞ。
相変わらず厳つい面構えの太郎君 しかしまなざしは柔らかい © ill-health(ruephas) 2020 |
本日も誠に大人しく黙ってもぐもぐはっぱを食べたり、食べたはっぱを反芻しとる。
一方、太郎君の奥様であるめいちゃんや、1年前はおとなしかったお子様たちは何だかやや凶暴化が見られるのがなかなか興味深かった。
柵内に落ちておるややしおれたレタスなどよりは路傍の草であってもちぎりたてはおいしいらしく、ちぎった草を柵越しに差し出すとみんな寄ってきてバリバリ食べてくれる。
じゃけども、何故か太郎君以外の各やぎさんたちは、草を貰う前後に威勢のいい頭突きをワシ若しくは柵にぶち込ましてくる。
おいこら、君たち。
ワシは君らにおいしい餌をあげておる恩人の筈。
その恩人に対して何という失礼な行いじゃこら。
と窘めるも、きゃつらめいっかな聞く耳を持っておらんらしく、頭突き⇒草たべ⇒頭突きという必殺連続攻撃をワシに仕掛けてくる。
しまいには興奮が過ぎたのか、あろうことか自らの夫や親父であるはずの太郎君に向かって頭突きをかますために突進する始末。
いやはや何とも、どっかのご家庭を見るかの如くな風景と云わざるを得まい。
そんなこんなしとると、おや?
敷地奥の方にあるやぎさん小屋の辺りに、小さな人影、いや違った、小さなやぎさん影のようなものが見える。
もしかしてこやぎさんかもしれん。
しかもなんとなくじゃが、2匹おるような気もする。
目を凝らしてみるんじゃけども奥のほうであり薄暗く、しかとは見えんのが恨めしい。
「へ~い。へ~い。べへへ~~~い」
と奥に向かって声をかけてみるも、その小さなやぎさん影は動く素振りを見せん。
残念じゃけども柵内に入っていくわけにもいかず、仕方なくその他の皆様に草をあげたり濫りに頭突きを繰り返すやぎさんを叱りつけたりして遊んとったわけじゃ。
比較的新鮮なキャベツを選んで 旨そうにバリバリやっとるやぎさん © ill-health(ruephas) 2020 |
まあ、ちょっとしたやぎ使いの真似をしてみたかったんじゃ。
大人しい太郎君も、奥様のめいちゃんも、やや凶暴化した他の皆様も基本は素直で真っすぐな心持をしておるようで、全員べえべえなきながらワシについてきてくれる。
道を通るクルマの運転手さんが変な顔してこっちを眺めておるのがなかなか楽しい。
途中までくると、出し抜けに遠くから「べへへへへ~い」というやぎさん声が届いた。
ワシらがさっきまでおった方じゃ。
すると大人しくついてきためいちゃんがさっと向きを変え、声がした方に自らも一声「べへへへへへへへ~~~~い」とないて、小走りに元のほうに戻り始めたではないか。
「む。こ、これはもしや!」
とワシも状況を悟り、やぎさんの後ろを追いかけるようにして走り出した。
先を見るやなんと、これはまあ何と!
ちっちゃい2匹のこやぎさんがしきりに「べへへへへへへい」となきながら発電パネルの↓から飛び出してきて、こっちに向かって走ってくるのが見えた。
めいちゃんのおなかの下にもぐって お乳をのむこやぎさん © ill-health(ruephas) 2020 |
こやぎさんが出てきた。
いやあ、これはかわいいぞ。
この可愛さはやはし写真でないと表現できんので、何枚か見せて進ぜよう。
© ill-health(ruephas) 2020 |
© ill-health(ruephas) 2020 |
© ill-health(ruephas) 2020 |
© ill-health(ruephas) 2020 |
元気なこやぎさんたちでねえ、おっぱい飲んだりいっちょ前に大人と同じように草をもぐもぐしたり、藪から棒に横っ飛びしてみたりもうほんとにあんたらときたらもう。
まだちっちゃいためか人に慣れておらぬので、ワシから直接草を食べてはくれんかったが、そのうち少し大きくなったらそれもやってもらえそうじゃ。
そしてさらに少し大きくなったら、きっと頭突きの練習を始めるんじゃろうなあ。
いやあ、それにしてもかわいいなあ。
よおし、また来るからね~。
家族そろって仲良くご飯を食べるの図 太郎君も旨そうにニンジン喰っとるよ © ill-health(ruephas) 2020 |
2020年2月1日土曜日
あらたまの湯(3)
近くにあるのに何故かあまり行くことのないあらたまの湯(静岡県浜松市浜北区四大地9-92-1:053-582-1126:電話番号いいふろじゃよ:¥680:9:00〜21:00:定休第1月曜:ポイントカードあり♪)に本当に可成り久し振りに行ってきた。
何年ぶりじゃろか。
あらたま(麁玉)という名前が冠されておるのはこの温泉の近くに麁玉という名前の場所があるからじゃろう。
皆様御存知の通り和歌の枕詞であるあらたまと同じじゃが、一説によればこの「あらたま」の語源はこの「麁玉」にありとのことじゃ。
閑話休題。
ここはこの辺にしては珍しいぬるつる系のまあまあいい泉質なんじゃが、実際なかなか行っとらん。
行こうとする気持ちより、萎える気持ちのほうが上回っとる。
なぜかと云うと、これじゃからじゃ。
ここには広〜い駐車場があるんじゃが、いつ行ってもこのように満車。
そしてワシは人混みが大嫌いじゃ。
駐車場を埋め尽くしとるこの大量のクルマを見ると、今から入る浴室もこれと同じなんじゃろかと想像するだけでゲンナリしてしまうわけじゃね。
しかし皆様ご安心召されい。
これらすべての者共が入浴客というわけではない。
一部は酒を飲み飯を喰らっており、一部は物産店で野菜などを贖っており、一部はロビーでうたた寝をしており、そして残りの者共が入浴しておる。
従って浴室内は混んではおるものの芋洗い状態では決してない。
意を決して中に脚を踏み入れさえすれば、まあまあ普通の大規模温泉じゃ。
入る前に表の別棟にあるお土産屋と云うか物産店というか直売所と云うかなんと云うかを見に行った。
店が目的ではなく、その横にあった足湯がまだ健在かどうかを確かめるためじゃ。
実を言うと、以前入ったときの感想として泉質に関して云えばもしかして本棟の入浴する温泉よりこっちのほうが上回っとるのではないかというのがあって、是非なくしてほしくないと思っとるからじゃ。
タダじゃし。
ややドキドキしながら行ってみるとやれ安心した。
やあ、ちゃんとまだあった。
特徴的な弧を描いたようなデザインじゃが、因みにここあらたまの湯の浴槽はすべてこのRを描いたようなデザインをモチーフにしておる。
で、これは確か前にも書いたが、この足湯は多分源泉で、加温するために温泉を直接暖めるのではなくて浴槽内に熱い湯を通したパイプを回して保温しとる(多分)。
じゃからその分お湯のヘタリがなくて済んどる(と思われる)。
確かめたわけではないので真偽の程はわからん。
さて、早速中に入って入浴した。
客数的には決して空いとるとは云えないんじゃが、駐車場の溢れ返したクルマの数から想像するような激混みというわけではなく、適度に混んどる程度の感じじゃ。
内湯のメイン浴槽の3分の1くらいの面積を占めとる源泉かけ流し浴槽も決してオイルサーディン状態ではなくて容易に入浴することが出来るし、残り3分の2の普通の源泉浴槽であれば余裕じゃ。
露天風呂の各浴槽も同様じゃ。
そして、ちょいと特徴のあるぬるつる感がある泉質は以前と変わっておらん。
まあ流石に旧赤石温泉白樺荘やそれが移転した南アルプス赤石温泉白樺荘などが持つ超絶ぬるつる感には遥か及ばぬし、平山温泉龍泉荘が持つあの硫黄の香りなどはないけれども、普段温泉に入りつけん人からするとまあまあ結構「わあ、ここなんかローションみたいなお湯だよねえ。いいねえ」的な感想を抱かせるに充分なものは持っとると思う。
この辺にはこういったぬるつる泉質はここしかないので、そういう意味では貴重だと思う。
ただ、適当に混んどるとは云っても決して空いとる訳ではない。
我慢できんということはまったくないが、人混みが嫌いな人だとちょっとヤだなあと思うかもしれん。
そんな人への情報を授けようと思う。
浜松市中区にいそのシティホテル(浜松市中区小豆餅3-1-15:053-472-6000:¥500)という宿泊施設がある。
そのホテルが果たしてシティホテルなのかどうなのかは読者諸賢の判断におまかせするしかないがそれはさておき、そのホテルのウリは「天然温泉が堪能できるホテル」じゃ。
以前はその詳細について公式ウェブサイトでは書かれておらんかったが温泉分析表はのっとって、それを見るならばこれがまさしくあらたまの湯の温泉分析表そのものじゃったので、このホテルはあらたまの湯からローリーしとると確信しとった。
今ではちゃんと「地元浜北温泉よりいで湯を直送し」と書いてある。
サイト内では日帰り入浴の可否について一切書かれておらんが、えへん、ワシは知っとる。
以前、このホテルの1階にある飲み屋で飲む機会があり、その時にワシは従業員に日帰りについて訊ねてみた。
従業員はフロントに行って確認してくれて、その回答は「500円で受けてます」じゃった。
まあ、浜松市街地からやや外れた場所にある小さなホテルじゃから決して広くはないじゃろうけども、その代わり人混みから逃れられるのは間違いない。
浜松近隣の人は是非試してみるがよかろうよ。
なーんて偉そうなことを書いとる割に、ワシはまだいそのシティホテルの日帰りを体験したことはないんじゃ、わははは。
誰かワシより先に入って感想を申し述べてくれろ。
たのんだじゃよ。
あらたまの湯
温泉銭湯コスパ算出表
いそのシティホテル
何年ぶりじゃろか。
あらたま(麁玉)という名前が冠されておるのはこの温泉の近くに麁玉という名前の場所があるからじゃろう。
皆様御存知の通り和歌の枕詞であるあらたまと同じじゃが、一説によればこの「あらたま」の語源はこの「麁玉」にありとのことじゃ。
閑話休題。
ここはこの辺にしては珍しいぬるつる系のまあまあいい泉質なんじゃが、実際なかなか行っとらん。
行こうとする気持ちより、萎える気持ちのほうが上回っとる。
なぜかと云うと、これじゃからじゃ。
写真じゃと満車感がなかなか表現出来ん © ill-health(ruephas) 2020 |
そしてワシは人混みが大嫌いじゃ。
駐車場を埋め尽くしとるこの大量のクルマを見ると、今から入る浴室もこれと同じなんじゃろかと想像するだけでゲンナリしてしまうわけじゃね。
しかし皆様ご安心召されい。
これらすべての者共が入浴客というわけではない。
一部は酒を飲み飯を喰らっており、一部は物産店で野菜などを贖っており、一部はロビーでうたた寝をしており、そして残りの者共が入浴しておる。
従って浴室内は混んではおるものの芋洗い状態では決してない。
意を決して中に脚を踏み入れさえすれば、まあまあ普通の大規模温泉じゃ。
入る前に表の別棟にあるお土産屋と云うか物産店というか直売所と云うかなんと云うかを見に行った。
店が目的ではなく、その横にあった足湯がまだ健在かどうかを確かめるためじゃ。
実を言うと、以前入ったときの感想として泉質に関して云えばもしかして本棟の入浴する温泉よりこっちのほうが上回っとるのではないかというのがあって、是非なくしてほしくないと思っとるからじゃ。
タダじゃし。
ややドキドキしながら行ってみるとやれ安心した。
誰も入っとらんかった © ill-health(ruephas) 2020 |
特徴的な弧を描いたようなデザインじゃが、因みにここあらたまの湯の浴槽はすべてこのRを描いたようなデザインをモチーフにしておる。
で、これは確か前にも書いたが、この足湯は多分源泉で、加温するために温泉を直接暖めるのではなくて浴槽内に熱い湯を通したパイプを回して保温しとる(多分)。
浴槽底の縁に回されとるのが 熱い湯が通った保温用パイプ (と思われる) © ill-health(ruephas) 2020 |
確かめたわけではないので真偽の程はわからん。
さて、早速中に入って入浴した。
客数的には決して空いとるとは云えないんじゃが、駐車場の溢れ返したクルマの数から想像するような激混みというわけではなく、適度に混んどる程度の感じじゃ。
内湯のメイン浴槽の3分の1くらいの面積を占めとる源泉かけ流し浴槽も決してオイルサーディン状態ではなくて容易に入浴することが出来るし、残り3分の2の普通の源泉浴槽であれば余裕じゃ。
露天風呂の各浴槽も同様じゃ。
そして、ちょいと特徴のあるぬるつる感がある泉質は以前と変わっておらん。
まあ流石に旧赤石温泉白樺荘やそれが移転した南アルプス赤石温泉白樺荘などが持つ超絶ぬるつる感には遥か及ばぬし、平山温泉龍泉荘が持つあの硫黄の香りなどはないけれども、普段温泉に入りつけん人からするとまあまあ結構「わあ、ここなんかローションみたいなお湯だよねえ。いいねえ」的な感想を抱かせるに充分なものは持っとると思う。
この辺にはこういったぬるつる泉質はここしかないので、そういう意味では貴重だと思う。
ただ、適当に混んどるとは云っても決して空いとる訳ではない。
我慢できんということはまったくないが、人混みが嫌いな人だとちょっとヤだなあと思うかもしれん。
そんな人への情報を授けようと思う。
浜松市中区にいそのシティホテル(浜松市中区小豆餅3-1-15:053-472-6000:¥500)という宿泊施設がある。
そのホテルが果たしてシティホテルなのかどうなのかは読者諸賢の判断におまかせするしかないがそれはさておき、そのホテルのウリは「天然温泉が堪能できるホテル」じゃ。
以前はその詳細について公式ウェブサイトでは書かれておらんかったが温泉分析表はのっとって、それを見るならばこれがまさしくあらたまの湯の温泉分析表そのものじゃったので、このホテルはあらたまの湯からローリーしとると確信しとった。
今ではちゃんと「地元浜北温泉よりいで湯を直送し」と書いてある。
サイト内では日帰り入浴の可否について一切書かれておらんが、えへん、ワシは知っとる。
以前、このホテルの1階にある飲み屋で飲む機会があり、その時にワシは従業員に日帰りについて訊ねてみた。
従業員はフロントに行って確認してくれて、その回答は「500円で受けてます」じゃった。
まあ、浜松市街地からやや外れた場所にある小さなホテルじゃから決して広くはないじゃろうけども、その代わり人混みから逃れられるのは間違いない。
浜松近隣の人は是非試してみるがよかろうよ。
なーんて偉そうなことを書いとる割に、ワシはまだいそのシティホテルの日帰りを体験したことはないんじゃ、わははは。
誰かワシより先に入って感想を申し述べてくれろ。
たのんだじゃよ。
あらたまの湯
温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント |
2.5
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風情ポイント |
1.0
|
やぎさんポイント |
0.0
|
入浴料 |
680
|
温泉コスパ |
0.5
|
いそのシティホテル
場所:
あらたまの湯
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