2024年7月5日金曜日

温泉に行かない日(536) 山の辺の道(11) 石神神宮➔長岳寺(1)

石上神宮まで達した翌週の2024年6月2日、ワシはまたもや桜井線に乗って天理駅まで行き、徒歩で再び石上神宮へ。
今回はちょっと遅めで、こけこっこ~の鳴き声を背後にして石上神宮を9時30分スタート。
なんで遅くなったんだろ、覚えてないけどまあいいや。
この日は曇っていてやや涼しく、歩くにはちょうどいいかもしれない。
石上神宮からは石上神宮外苑公園(奈良県天理市布留町113-1)の東の端っこの地図にない道を暫く歩きます。

© ill-health(ruephas) 2024

名称不明の溜池を通り過ぎるとすぐに舗装路に合流。
一旦左(東)に曲がってすぐさま右(南)に進みます。
このあたり、何の出来事も出会いもなくただ普通に歩くだけの区間。
白山神社を通り抜け、道祖神を通り抜け、国道25号線天理トンネル付近を通り抜けてとにかく歩く。
本日は出発直後からガイジン2人組がワシと同じように歩いとって、ワシを抜いたりワシが抜かしたりしとった。
この話の本筋とは全く関係ないが、ワシの現在の職場は東大寺境内にあって、毎日津波のように押し寄せてくるガイジン客、特に大陸系のガイジンさんに辟易しとる。
この2人組はどっちも若者で中国語のような言葉を発しとる。
しかし雰囲気的に大陸系ではなく島国系だと思われる。
大変静かな喋り方で、なにか資料のようなものを確認しつつ穏やかに歩いとる。
我が職場横に訪れるガイジン共も、このふたりを見習って静かに観光してもらいたいものじゃと思う。
大陸系は本当にうるさくて傍若無人で嫌になるんじゃよね。
まあよい。
正面に溜池のようなものが見えてきて、このあたりにある他の溜池とはちょっと異なった柵がぐるりと設置してある。

© ill-health(ruephas) 2024

厳重ではないというか、公園的なというかそんな雰囲気の柵。
件のガイジンさんは池の周辺をじっくり見たりしとったがワシ的には観光的史跡的な感じを受けなかったんでそのままパスしたんじゃが、後で見てみたらこれは溜池ではなくて内山永久寺跡(奈良県天理市杣之内町)という史跡じゃった。
かつてはかなりデカいお寺じゃったが、例の廃仏毀釈の煽りを食らってお取り潰しになったお寺とのことじゃ。
廃仏毀釈は全くケシカラン!
ちなみにサクラの名所らしいです。

マムシに注意とか書かれた注意看板があり、もしマムシにやられたら飛び込める血清持ってそうな病院はどこじゃろかとか考えながら地図にない道に入った。

© ill-health(ruephas) 2024

此処から先も暫くは観光名所とか史跡とかはない区間じゃ。
強いていうと、少し西の方に笠神山古墳(奈良県天理市杣之内町)とか杣之内火葬墓(奈良県天理市杣之内町)ってのはあるけど、山の辺の道からは行けない場所にあります。


この辺も依然として柿の産地らしくて、柿園っていうのかな、柿の畑というかそんな場所もあり、そこに植わっとる柿の木をよく観察すると、まだ子どもの柿があったりする。

© ill-health(ruephas) 2024


© ill-health(ruephas) 2024

秋に来たら美味しい柿を食べれたり、柿を使った食品を購入できるかもしれん。
秋にまた来ようと思う。
とはいえ基本的には特にイベント的な出来事も見るべきポイントもない道で、歩いていくと地図にある道に合流。
Y字の分かれ道みたいになっていて、その分かれポイントに衛星放送のパラボラアンテナが立っとる。

© ill-health(ruephas) 2024

なんでこんなとこにこんなもんが立っとるのかなあと思って近づいてよく見ると、

© ill-health(ruephas) 2024

手書きのかわいいネコのイラストとともに「ネコ坂」という文字が書かれておった。
ネコ坂?
この先には坂があって、そしてその坂にはネコさんがたくさんおるんじゃろか?
ワシゃ、やぎさんが大好きじゃがネコさんも好きじゃ。
こりゃワクワクするなあと思いつつネコ坂方面にワシは進んでいった。

と、確かに坂になった。
石畳の坂で、そしてだんだん勾配がきつくなってくる。

© ill-health(ruephas) 2024

この写真でわかるかなあ。
先に行くほど勾配が急激にきつくなってくる感じ。
こりゃもし今雨が降っとったらすってんころりんしちゃうなあと感じるくらいの急勾配。

© ill-health(ruephas) 2024

この写真のかなり奥の方に黒い点が見えるけどこれは実は人で、この急坂を登っとる。
しばらくしてこの人とすれ違ったんじゃが、結構なフル装備をした一見健脚家に見えるこの人でさえ、すれ違うときは青息吐息じゃった。
ワシはこの人に「こんちは~」と挨拶したんじゃが、先方は苦しげに会釈するのが精一杯のようで、無言のままゆっくり登って行ったのじゃった。
ワシは転げ落ちんよう慎重に歩を進めていって、転ぶことなくこの坂を下りきることが出来たのは幸いじゃった。
Google Mapsによるとこの坂はネコ坂ではなくて石畳の激坂という名前になっとった。


残念ながらネコさんには出会わなんだ。
少し悔しい。
激坂ネコ不在坂を降りきったところは右に曲がってすぐさま左。
天理観光農園(奈良県天理市杣之内町183:0743-66-1663)の横にあるトイレに寄って空を見上げると、なんだかちょっと怪しい感じの雲行きじゃ。

© ill-health(ruephas) 2024

とはいえすぐに降り出す様子もないので、まあしばらくは大丈夫じゃろうと踏んで先に進んだ。
天理観光農園を過ぎると丁字交差点がありここは右に曲がって西に進むのが正解。
地図を見るとこのちょっと先に園原峠というのがあり、ここから見た感じでは峠感はゼロなんじゃけど兎に角そこを左に入って南進するのが正しいルート。
で、そこに向けて歩き出したところで、天候が激変したわけじゃ。

天候激変ポイント

山の辺の道 案内Map

この「山の辺の道 案内Map」ですが2024年6月18日現在、iPhoneで閲覧した場合、ルートを示すラインが縮尺により見えたり見えなかったりする不具合があるみたいです(ios17.5.1:Googleマップ6.120.1)。
とは言っても原因も直し方もわからんし、そもそも多分ワシのせいでもないので勘弁してくだされ。
心眼で見てくだされ。
PCの場合、Google ChromeであればWindows環境でもMac環境でも問題なく見ることは出来てます。

0 件のコメント:

コメントを投稿

コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。