2024年7月12日金曜日

温泉に行かない日(542) 山の辺の道(17) 長岳寺➔海石榴市(3)

山の辺の道ファンクラブpresentsな絶景ポイントを後にして南に歩きだす。
絶景ポイントは天理市の一番南の端にあり、山の辺の道の終点というか始点がある桜井市はもう鼻の先。

この辺から桜井市
北から南を撮った写真
© ill-health(ruephas) 2024

ここから暫くはイベント性はないものの空が広く見渡せて気分がいい野道が続きます。
旧跡遺跡関係としては額田王万葉歌碑(奈良県桜井市穴師879)とか神籬遺跡(ひもろぎいせき:奈良県桜井市穴師)とか、ちょっと外れるけど珠城山古墳群(奈良県桜井市穴師1067-1)とかあるので、そっち方面に興味がある方はぜひ見学・参拝を。
歌碑みたいに道端にある物件は別として、ワシの場合わざわざ寄り道をして見学参拝するまでの興味はないし、どっちかって言うと今回は道そのものを味わいたいという気持ちが強いのでそのまま直進。
今後季節を変えて何回か歩きなおしてみる気持ちになっているので、その際は今回よりももっと時間をかけて、名所旧跡をしっかり見ながら歩こうと思う。

更に道なりに南下していくと茶色い道標がある。

© ill-health(ruephas) 2024

例の正式な山の辺の道道標ではない一本柱形式の道標で、そこには「⇐桧原神社」と書かれておるが山の辺の道がどっちかについては書かれておらん。
しかしご安心めされい。
ここにも地元有志による親切な案内がなされておる。

© ill-health(ruephas) 2024

電信柱に白いペンキで「山の辺の道⇐」と指示してくれとる。
この電信柱、設置したのは関電なのかNTT西日本なのか誰なのかは知らんけど、まあこの程度なら怒られることもないじゃろうし、何より山の辺の道ウォーカーにとってはありがたい案内じゃ。
矢印に従い短い野道を登っていくと再び舗装路にぶつかり、そこは左(東)に折れます。
そのまま歩くと四つ角にぶつかる。
そこには山の辺の道道標があり、桧原神社(=山の辺の道)の方向を指し示しとるから基本はそれに従うんじゃが、ちょっと気になる別の表示がある。

山の辺の道道標より堂々とした相撲神社案内
© ill-health(ruephas) 2024

相撲神社?
相撲?
更に近づくと、

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むうん、こりゃまさしく相撲じゃ。
「相撲発祥の地」なるやや自慢げなコピーとともに、篦棒に体格が良い横綱の土俵入りみたいなイラストも描かれておる。
こりゃ行かんといかんじゃろ。
この十字路から僅か200m先じゃし。
ワシは一旦山の辺の道から外れてそのまま東に直進して相撲発祥の地に行ってみることにした。
それでまず目に飛び込んできたのがこれじゃ。

© ill-health(ruephas) 2024

おう、顔はめ。
ワシゃ結構な顔ハメラーで、いついかなる時も顔はめに出会ったときには可能な限りはめることにしとる。
顔はめパネルには「勝負運向上」と大書されており、ワシ最近色んな意味で勝負運が全く良くないので是非はめたい。
はめれば勝負運が向上するのか、相撲神社の御神徳が勝負運向上という意味なのかは判然とせんがしかし、少なくともここではめとけばその姿勢が神社御祭神にも見える化され、普通に参拝するよりも強力な御神徳を得られるに相違なかろう。
顔はめがある場所の多くは観光地若しくはそれに準じるところなのでたいてい人がおる。
じゃから単独行の場合でもそういった他人に依頼して写真を撮ってもらえる。
しかし本日はまさに単独行、かつだ~れもおらんのではめることができなんだ。
忸怩たる思いじゃ。
勝負運向上効果は相当に減殺されたかもしれんが、御祭神にはこのワシの心意気を是非感じてほしいものじゃ。
顔はめの脇から境内に入ってみたが、桜井ライオンズクラブ寄贈による頭髪がかなり不自然なお相撲さんの石像が目に飛び込んできた。

昭和の主婦みたいなヘアースタイル
© ill-health(ruephas) 2024

さらに奥には木祠オンリータイプの小さな社がある。
これが相撲神社の本体じゃろう。

相撲発祥の地の神社としては慎ましやかな社殿
しかし富士市あたりの山神社に比べれば非常に立派
© ill-health(ruephas) 2024

由緒書があったので読んでみたが、祭神についての記載なし。
後で調べてみたら、由緒書の中に記載があった野見宿禰を祭神とする、穴師坐兵主神社(奈良県桜井市穴師493)の摂社とのことじゃった。
穴師坐兵主神社は相撲神社からもう少し東にある兵主神という初めて見る神様が祭神の立派な神社だそうじゃ。
そして境内には養生シートに包まれた土俵と思われるものもある。

© ill-health(ruephas) 2024

きっと例祭日には子供相撲大会とか開かれて盛り上がるのかもしれんな。
相撲神社の参拝を終えて境内を出ると、こんな景色じゃ。

© ill-health(ruephas) 2024

この素晴らしい景色を見ながら山の辺の道方面に戻り踏破を再開。
さっきの相撲神社案内がある十字路を左(南)に入って更に進む。

山の辺の道 案内Map

この「山の辺の道 案内Map」ですが2024年6月18日現在、iPhoneで閲覧した場合、ルートを示すラインが縮尺により見えたり見えなかったりする不具合があるみたいです(ios17.5.1:Googleマップ6.120.1)。
とは言っても原因も直し方もわからんし、そもそも多分ワシのせいでもないので勘弁してくだされ。
心眼で見てくだされ。
PCの場合、Google ChromeであればWindows環境でもMac環境でも問題なく見ることは出来てます。

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貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。