2011年5月29日日曜日

温泉に行かない日(18) 貸切について

見知らぬ人と肩を並べて大きな温泉に浸かり、たまたま隣り合わせた人と少しずつ親交を開いて行くのは温泉の楽しみ方の一つだと思う。
一方で、誰にも邪魔されずに独り(或いは家族や恋人だけで)温泉を楽しみたいと思う人もいる。
わたくしは前者の考えにシンパシーを抱くので、別に貸切で温泉に入ろうとは思わないけれど、その割には実質的に貸切状態の風呂に入っている事が多いように思う。
つまり、わたくし以外にだーれもいない状態が結構多いのだ。
それはもともと、わたくしが人が余り行かないタイプの温泉が好きであるためだろう。
ここ数年通っている温泉の殆どは、行くと大抵わたくししかいない。
参考のため示すと、貸切状態になる可能性が高い温泉は、私が何回か行った事のある温泉に限れば次の通りだ(順不同・一部略称・主観及び経験則に基づく)。
  1. 山王峡温泉しらかば荘(静岡県)
  2. 倉真赤石温泉(静岡県)
  3. 星山温泉(神奈川県)
  4. 湯の島温泉(愛知県)
  5. 平山温泉龍泉荘(静岡県)
  6. 森林露天風呂(静岡県)
まあ、3.の星山温泉は、そもそもその浴室構造(狭い浴室に家庭用ステン浴槽が1つ設置されているだけで他にはなーんもなし)からして貸切しかあり得ないというか、見知らぬ二人が入浴するのは可成り難しい(が、全く不可能ではない)から、別格ではある。

他の温泉は、いつ行っても本当に人がいなくて、たまに先客がいたりするとビックリする。
4.の湯の島温泉なんかは、人によっては「いやあ、○○さん(わたくしの事)が、いつ行ってもガラガラだって言うから行ってみたら、芋洗いだったよ」と言う人もいたりして、全くの偶然かもしれない。
1.の山王峡温泉しらかば荘や、2.の倉真赤石温泉なんかは、混み具合と交渉次第では、ひょっとしたら家族での貸切が可能になるかもしれない雰囲気が漂っていたりする。

まあ、貸切料金を払う事なく一人ゆったりと温泉を楽しみたい向きは、出来るだけ田舎の温泉に、可能な限り早めに赴くとその可能性が高くなると思う。

蛇足ながら、3〜4年前に兵庫県が、公衆浴場(まあ言えば、日帰り温泉やスー銭みたいなタイプの浴場)で貸切風呂(家族風呂)を条例で禁止するという騒ぎがあった。
なんでそんな事わざわざ条例で禁止するのかはだいたい想像はつくけれども、そーゆー目的で家族風呂を使う奴がバカなら、それを法的に禁ずる方もバカだよね。
今は、そのバカな条例は撤回されたそうだ。

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