という事で、ワシは真っ黃っ黄のスイスポくんに乗って磐田にある健康ゆ空間 磐田ななつぼし(けんこうゆくうかんいわたななつぼし:旧磐田の湯:静岡県磐田市下万能410-1:0538-37-0676:¥650:6:00〜26:00:年中無休)に行った。
ワシ、実はここには2018年11月頃に行ったことがある。
しかしなぜか書いておらず、今回改めて行ってみた。
市街地に近い好立地の割に敷地が広く、駐車場も潤沢で、浴室も更衣室も外湯も広く浴槽の数も多い。
さてここは人工炭酸泉で有名なスー銭じゃ。
炭酸泉と云えば静岡県西部では、
- 和合の湯(人工)
- ビオトープ トンボの湯(人工)
- 倉真赤石温泉(天然)
遠州以外だと関西方面に住んでいた時に、吉川温泉よかたん(兵庫県三木市吉川町吉安222:当ブログでは未記載:炭酸成分は天然)とか姫路市休養センター香寺荘 竹取の湯(兵庫県姫路市香寺町恒屋1470:079-232-7788:炭酸成分は天然)に行った事があり、この2つは何れも素晴らしい炭酸泉じゃったな。
ななつぼしの炭酸泉は無論人工泉なんじゃが、何でも三菱レイヨン社が1997年に世界で始めて開発した人工高濃度炭酸泉のシステムを使っておるとのこと。
同社の装置は中空糸膜(特許)を使っとって、かなり高濃度らしい。
広いエントランスを通って券売機で650円を払い(これは土日祝日料金で平日は600円)、ブラウンの色調のシックな更衣室で服を脱ぎ浴室に入った。
入ってすぐ左脇に当たり前のようにかかり湯があるが、案外ないところも多い。
ざばざばとしっかりかかり湯をして早速ご自慢の炭酸泉に入った。
炭酸泉と云うと入って直ぐに肌にブクブクと泡が付くようなイメージがある。
例えば和合の湯とかトンボの湯の炭酸泉はそういう感じじゃ。
しかしここのはそういう感じはあまりなく、可成り長く入ってやっと小さな泡が少し付く程度で、あわあわというかぬるつく感触と云えばよいじゃろうか。
しかし、壁の説明書きを読むとそれでいいということらしい。
同じ文章がななつぼしのサイトにも書いてあるので興味がある方はご一読なさるが宜しい。
要約すると、炭酸は本来肌の表面にくっつくものではなく、肌を通して体内に染み込んでいくのが本筋で、肌の表面にくっついとる泡は体に入り切らんかった余分なものらしい。
ナルホドね。
炭酸泉浴槽はメインの大浴槽の他に、屋外にある寝湯と岩風呂もそうじゃ。
このように多くの浴槽が炭酸泉じゃから、この施設のお湯の温度は概ね低い。
温度が高くなるとせっかくの炭酸が飛んでしまうからじゃ。
暑がり(熱がり)のワシにとっては、低い温度のお湯は大変にありがたい。
そしてそういう意味で、ここななつぼしでワシが一番気に入ったのは、炭酸とは全く関係のない「不感の湯」じゃ。
この浴槽は結構小さくて最大6人ベスト2人程度の大きさ。
浴室の片隅に隠れるように存在しておる。
壁にはこのように書かれておる。
体温に近い低温度のお風呂です。この体温に近い温度帯は熱くも、冷たくもなく、何も感じないような感覚で、副交感神経をやさしく刺激し、ストレスを感じることなく、心身ともにリラックス効果が得られるお風呂です。水風呂が苦手な方にもおすすめです。
ワシはいそいそとその浴槽に入った。
先客は1人だけで充分に余裕がある。
ワシのあまり好きでないバイブラも装備されておるが、そのおかげでお湯が微妙にゆらゆら揺れており、それがゆりかごのような効果になっておる。
即ち眠くなる。
浴槽は深くも浅くもなく、居眠りするには誠に好都合と云える。
結果、夢を見るくらいに寝てしもうた訳じゃ。
そうじゃなあ、小一時間は寝ておったかな。
炭酸泉メインのここじゃから、このような地味な浴槽はあまり人気が無いかなあと予想したんじゃが、途中寝ておったからアレじゃが多分ワシが1人になったことは無いと思われる。
この世には案外ワシのようにぬるいお湯が好きな人が多いと思われる。
ワシだけではないとわかり何だか安心した。
以上のごとく「行ってみればなかなかいい」施設じゃったが、難点を云えば塩素臭がキツイ事と、外湯の炭酸泉岩湯の水面に汚れが見られたことじゃ。
何れも循環システムの弱点じゃが、この辺をなんとかすればもっといい施設になると思われる。
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コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。