2019年1月29日火曜日

温泉に行かない日(365) 渋川からくり人形館の衝撃

先だってお好み焼き さわ田に行った際、開店する11時よりだいぶんに早く着きすぎたので、時間を潰すためもう少し先の凱旋紀念門の辺りに行ってみた。
凱旋紀念門自体はもう何回も見とるので他になんか見るものはないかと周辺を彷徨いておると、観光案内のようなものにからくり人形館(静岡県浜松市北区引佐町渋川23:053-545-0452)と書かれておるのに気付いた。
何じゃろうかと思い行ってみると、そこには小奇麗な建屋があった。
これがどうもからくり人形館のようじゃ。

手入れがされて小奇麗な佇まい
© ill-health(ruephas) 2019
建屋への進入路には、このからくり人形館に関しての説明が書いてある案内看板があった。
その一部を書き写してみよう。
人形は全部で9体。舞台の中心に立つ「招き」「鬼」の人形はマリオネットで動き、本物に近いやわらかい動きを見せます。衣装、鬼の面、小道具など、すべて本物を模写し、限りなく本物に近づけました。
とある。
これを毎日、10:30・12:30・15:00・17:30の4回(恐らく時計じかけで)見せてくれるという。

隣接するトイレ内における公演案内掲示
© ill-health(ruephas) 2019
こりゃ見にゃならんと思ったが、残念ながら初回公演の10時30分は既に過ぎており、となると次回公演は12時30分。
これならば、お好み焼き さわ田でやぎさんと遊んでお好み焼き食べてから来れば丁度いい頃合いじゃろう。

で、第2回公演が始まる10分前の12時20分くらいにからくり人形館に舞い戻った。
恐らく見物客がわんさか集っとるんじゃろう、座るスペースは確保できるじゃろうかという予測というか心配は呆気なく外れそこには全く誰もおらず、結果的には見物客はワシのみ。
むう、これはもしやこの手の施設でよくあるパターン、即ち「何等の掲示がないままの放置プレイ、実はもう動いていません」状態かと思い思わず身構えたが、その心配をよそに定刻の12時30分ちょうど、先ほど書いたような内容の放送がからくり人形館から流れ始めた。
なかなか快活な調子の解説じゃった。
期待はいや増す感じじゃよ。
快活な解説放送がひとしきり続き、そしてそれが終わると左右にあるガラス面の永谷園色の幕が静々と開き始め、続いて中央部の木製の扉も左右に開いていった。

おお!
遂に公演開始じゃ!

シンセサイザーによる重厚感溢るる音楽が何処からか流れ出し、左右の永谷園色の幕及び中央部の木製扉は全開状態となった。
左手の窓の中には白装束のおっさん人形が座っており、左右の手を交互に頻りに振って太鼓を叩いておる。
人形だけあって全く以て正確なタイミングで腕を振り続けておるが、シンセサイザーが奏でるパーカッションのリズムとは必ずしも一致していない。
しかしそれは恐らく気のせいじゃろう。
実はワシは嘗て、ロックバンドの太鼓叩きをやっとった時期が数年あったが、このおっさん人形の如き正確なリズムキープ能力ははっきり云うがなかった。
羨ましい限りじゃ。
右手の窓の中には矢張り白装束のおっさん人形が2人座っとって、ひとりは鉦のようなものを叩いており、これも左のドラマー人形と同じく時計のように正確なリズムで音を刻んでおる。
もうひとりは気持ちよさそうに体を左右に揺らしながら横笛を奏でておる。
すっかり音楽に陶酔しながらプレイしとる。
まっこと見事なグルーブ感であることは否めん。
しかし残念ながら左側のおっさん人形と同じく、シンセサイザーによる重厚感溢るる音楽とのシンクロ性は認められんかった。
何故じゃろうか。

両脇を固めるバンドから真ん中に陣取る主役に眼を移してみた。
回転する円形のステージの外側には、ややへっぴり腰気味でヒョットコのようなお面を被ったり、頭の後ろ側に装着した剽軽そうな3人のおっさん人形がぐるぐる回っとる。
真ん中の部分には火焔を形容しとると思われる円筒形の赤いパーテーションがあって、その中には赤鬼さんと青鬼さんと思われる3人の人形がおって、矢張りぐるぐると回っとる。

円形ステージに居る6人の人形には、何れも天井に装備されとる主に歯車により構成された何らかの機構と何本かの糸でもって接続されており、恐らくそれにより「本物に近いやわらかい動きを見せ」てくれるんじゃろうと思われ、ワシはワクドキ胸熱状態でその瞬間を待っておった。

シンセサイザーによる重厚感煽るる音楽は流れ続け、ドラム担当と鉦担当は正確なリズムを刻み続け、横笛のおっさんはますますグルーブ感に溺れていき、真ん中の6人はぐるぐる回り続けておる。

シンセサイザーによる重厚感煽るる音楽は流れ続け、ドラム担当と鉦担当は正確なリズムを刻み続け、横笛のおっさんはますますグルーブ感に溺れていき、真ん中の6人はぐるぐる回り続けておる。

シンセサイザーによる重厚感煽るる音楽は流れ続け、ドラム担当と鉦担当は正確なリズムを刻み続け、横笛のおっさんはますますグルーブ感に溺れていき、真ん中の6人はぐるぐる回り続けておる。

シンセサイザーによる重厚感煽るる音楽は流れ続け、ドラム担当と鉦担当は正確なリズムを刻み続け、横笛のおっさんはますますグルーブ感に溺れていき、真ん中の6人はぐるぐる回り続けておる。

シンセサイザーによる重厚感煽るる音楽は流れ続け、ドラム担当と鉦担当は正確なリズムを刻み続け、横笛のおっさんはますますグルーブ感に溺れていき、真ん中の6人はぐるぐる回り続けておる。

しかし回っとるだけで、天井に装備されとる主に歯車により構成された何らかの機構による「本物に近いやわらかい動き」をいっかな見せてはくれん。

いやいやいや、クライマックスはまだ残っとる。
最後になったらほれ、演劇の大団円のような感じになって、大盛り上がりのうちにすべての人形が歯車の作用に寄って踊りだし、素晴らしいエンディングを見せてくれるに相違ない。
これについては疑うべくない。
当然の帰結であろう。

そのうち、重厚感煽るる音楽は、楽曲終了っぽい感じのコード進行に移行してきて、気が付くと左右の永谷園色の幕及び中央部の木製扉が静々と閉じ始めた。

「え?」
「ん?」
「え?」

幕も扉も完全に閉まり終え、重厚な音楽が途絶え、周りは完全なる静寂に包まれた。

「え?」
「ん?」
「え?」

へっぴり腰の3人、赤鬼青鬼3人組、及びバンド3人組は完全に向こう側の世界に消え去ってしもうた。
ワシは現実に引き戻され、その現実はただ、冷たい風が吹くだけの世界じゃった。


え?
何だって?
全部嘘っぱちの話しじゃろう、って?
云っとくが、ワシは生まれてこのかた一度も嘘をついたことはないぞ。
よしわかった、証拠を見せてやろう。
月末を迎えた貴殿にまだパケの残量があるならば、これら2つの動画を見るが良い。



こちらからは以上じゃ。
未編集無修正の見づらい動画で悪かったな。
謝るわい。

2019年1月28日月曜日

やぎさんが好き!(1) お好み焼き さわ田

やぎさん関係のポストについては今回より「やぎさんが好き!」というタイトルに纏めて書くことにした。
初老に似合わぬこの軽薄さが誠にワシらしいと思うがどうじゃろうか。

昨日、即ち2019年1月27日にワシは浜松の奥の方にある渋川という所に向かった。
渋川に初めて行ったのは今を去ること16年前の2003年7月で、当時その辺りに「渋川温泉湯元館」という日帰り可能な温泉宿に入りたかったからじゃ。
行ってみると、訪問した僅か数週間前である前月に廃業したとの掲示が出ており大変落胆した。
その後は暫く行くこともなかったが、日本に数か所しか残されていないという「凱旋紀念門」を見に行ったりはしとった。

先日、その凱旋紀念門を久しぶりに見てやろうと思いクルマを走らせとったら、なんと3匹のやぎさんが道路を元気よく駆けとるのが見えた。
白と黒とまだらの3匹。
これは明らかに「逃走」じゃろう。
吃驚して路傍にクルマを停め、嬉々として3匹のやぎさんを追いかけていると、後ろからやぎさん達を追っかけてきた人が来て、その人が今回書くお好み焼き さわ田(静岡県浜松市北区引佐町渋川4131-1:053-545-0160:営業は土日のみ:11:00~18:00:お好み焼きが¥350から)の店主でござった。
その時は凱旋門に行く以外にも所要があったので、
「いやあ、ワシも実はやぎさん好きで…」
等と軽く挨拶をして店には入らず立ち去ったんじゃが、それ以降このお好み焼やさんが気になって気になって、近い内に昼飯代わりにお好み焼きを食いに行こうと思い続けておったんじゃが、昨日やっと其の思いが実ったと、そういうわけじゃ。



駐車場にクルマを入れると、正面にある斜面に3匹のやぎさんがおって、盛んに草を食んどる。
きゃあ、こりゃいいなあと思いながら店に入ることもなく暫くやぎさんたちにむかって、
「べへへへへ〜」「べへへへへ〜」
等と声を掛けとると、中から女性の方が笑いながら出てきていろいろ話しかけてくれた。
早速中に入ってお好み焼きを注文。
話をしとると、店のオーナーたるご夫婦揃って上方のニュアンスを残した話し方で、関西方面のご出身ではないかとは思うた。
お好み焼きも美味かったし、恐らくは町工場の後を改修したと思われる店内には、バギーのような4輪のバイクや、かっこいいロードバイクや、黄色いカヤックや、数え切れないくらいのルアーや、水槽で泳いでいるかわいい熱帯魚や、もう要するに趣味系の様々なアイテムが所狭し、では決してないな、品よく且つ適当に趣味良い乱雑さで配置されておる。
可成り遊びに真剣な方とお見受けした。
控えめに見える旦那さんと、可成り快活な感じの奥さんじゃったが、なかなかの名コンビのように思った。

さて3匹のやぎさんの名前じゃが、白いのが「ゆきちゃん」、黒いのが「ゆみちゃん」、一番デカい茶色いのが「きいちゃん」といい、云うまでもなくいずれもかわいい。
可愛いが、挨拶代わりの頭突きはかなり力強い。
頻りにべへへへへ〜と啼きながら斜面の草を食み、そのうち上の方の目に見えんとこや、端っこの方にある小屋に入ったりする。
ワシが「へ〜い、ゆきちゃあああん、へーい、皆さんこっちにおいで〜」といくら声を掛けても決して来ないんじゃが、奥さんが一言声を掛けると、上の方から駆けてくる。
これがまたかわいい。
写真を撮ろうと思うたんじゃが、山の斜面は木製のフェンスで囲われとって、やぎさんは其の中におる形じゃからなかなか上手く撮れなんだ。
一応、こんな感じじゃ。

© ill-health(ruephas) 2019

© ill-health(ruephas) 2019

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© ill-health(ruephas) 2019

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ほーれ、どのやぎさんも全部かわいいじゃろう。
お好み焼きは美味しいし、お話も楽しいし、やぎさんの話だけではなくてご夫婦がお持ちの趣味が合えばそっちの話もきっと楽しいじゃろうと思う。

あとご夫婦からの情報じゃが、渋川一帯は今「やぎさんの村」になりつつあるらしく、いくつかのお宅(お店か個人宅は判らんが)でやぎさんを飼ったり、更にはそのやぎさんたちの間にこやぎさんが生まれたりしとるらしい。
渋川から暫く眼が離せんことになってしもうたようじゃ。
お好み焼き さわ田のやぎさんにももうすぐこやぎさんが生まれるそうで、生まれたら早速見に行って「べへへへへへ〜」と挨拶する予定にしとる。
皆も是非行きなされ。

2019年1月27日日曜日

磐田グランドホテル 天神の湯(2)

昨日は土曜日でヒマじゃった。
じゃから午前中は廃業した浜名湖かんざんじ荘にその後の動きが見られないかどうか確認したんじゃが、その後も更にヒマじゃったのでどうすべいか、ちいと考えてみた。
昨日は全国的に寒く、ワシの住んどる地域も流石に雪までは降っとらんかったが、まあまあ寒かった。
寒い時にはやぎさんより温泉がいいんじゃが、最近ここらへんで行きたい温泉はもう殆ど無い。
ううむ、どうすべいかのう…と考えているうちに、本日が26日であることにハタと気づいた。
26日と云えば全宇宙的に温泉の日であることは自明の理。
26日ばかりは全宇宙に存在する温泉銭湯の多くで割引したり、回数券を格安で販売したり、変わり湯を挙行したり、付属の飲食施設での飲み食い料金が安くなったりというイベントを開いとるのが常じゃ。

となると、普段は高嶺の花と端から諦めておる(わかる?鼻と端を掛けとる細かいギャグじゃよ)高額入浴料の場所に行けるかも知れん。
で、思い出したのが磐田グランドホテル(静岡県磐田市岩井2280:0538-34-1211)にある天神の湯(¥1500:10:00~23:00)じゃ。
ご覧の通り、ひとっ風呂浴びるのに1回あたり1500円。
ワシらのような市井に暮らすぱんぴいにはとてもとても無理な値付けじゃが、全宇宙の中にある温泉である以上、本日ばかりは割引料金で入れるに違いない。
というか、確か以前1回安く入っとる。
調べてみたら、前回行ったのは2013年4月の平日。
6年も前ということは、富士に単身赴任しとる時か。
4月なんて数字稼業で飯を食っとるワシ的には極めて多忙な筈なのにと思ったが、その時期は数字稼業から一時離れておったから行けたのかな。
過去のことはまあよいわ。
早速現地に向かった。
何時もはスイスイ走れる国1バイパスじゃったけど、天竜川の辺りで工事をしとってちいとだけ渋滞しとった。
それでも30分ちょいで到着できた。
天神の湯には専用の受付フロントがあるので、そこで本日の特別料金である800円を支払って、愛想が良いフロントガール(すまん嘘じゃ。フロントおばちゃん)からタオルセットを借り受け、浴室に入る。
脱衣室は篦棒な広さはないが機能的で清潔じゃ。
脱衣室の奥には洗面台があり、様々なアメニティが準備されており、シェーバー(T字カミソリ)も無料で使えるようじゃ。
中に入ると先客が2人。
爺さんと若者じゃったが、どっちもただ黙って湯に浸かっとる。
五月蝿くないのはまったく有り難く、ワシにとっては誠に理想的な客層。

前回書いた通りここの湯は可成り濃いヨードチンキ色で、色だけで言うとこの辺だとかんぽの宿 浜名湖三ヶ日とか、大東温泉シートピアの系列じゃ。
じゃけども両者よりもかなり濃くてほぼ黒と表現してもよろしい。
水深20cm程まで手を沈めればもう全く見えなくなる。
かなり特徴的じゃ。
味や香りはそんなでもない。
奥のシャワーコーナーでかかり湯をして、真っ黒なお湯に入湯。
真っ黒な故、浴槽底面の様子を全く窺い知ることが出来ん。
従って、歩くというよりは「摺足」状態で慎重に進む必要がある。
特にここの岩風呂には、腰湯に適した椅子状の岩が浴槽内に潜んどるため、不用意にじゃんじゃん歩くとそれに蹴躓いて派手にコケる危険性がある。
客がワシ1人ならば平気じゃが、2人の先客が瞑目して湯に浸かっとる。
彼らの静寂な時間を邪魔してはならぬし。
良さそうな場所を見つけて肩まで浸かってみた。
温度は41℃と表示されており、これは前回と全く同じ。
5分程浸かっとると、じゃんじゃん汗が出てきた。
幸いなことに浴槽内には2脚の椅子が置かれており、湯疲れしたならば浴槽から出てそこに腰掛け、汗が引けばまた浴槽に入ればよろしい。
そんな事を繰り返しとると、来た時には爽やかな青空だったのがいつの間にか灰色に一変しており、有ろう事か雪が降っておる。
ここには残念ながら外湯がないため、雪見て一杯ならぬ雪見て一浴とは参らんのじゃが、大きな窓越しに風花が舞う様子を見ながら岩風呂に浸かるのもなかなか良い。
そんなこんなで1時間程度、真っ黒いお湯に浸かったり上がったりしておった。

着衣して上がると、広いロビーにはオットマンがセットになったリクライニングチェアーがいくつか置いてあり、そこで寛いでおると先程の愛想のいいおばちゃまが、
「冷たいお茶か温かいお茶、どちらにいたしますか」
と訊ねてきた。
これは驚いた。
手づから淹れてくれるお茶をご提供いただけるらしい。
これは嬉しいおもてなしじゃった。
適温に淹れてくれた甘さを感じる緑茶を美味しく頂き、いい気分で帰路に着いた。

うむ、ワシから言わせれば1500円という強気な価格設定も、これだけのサービスがあればまあ納得も出来る。
とは云え、やはり行くとすれば26日になるじゃろうなあ。

えーっと、ちなみに此処から先の土日の26日は、
2019年5月26日(日)
2019年10月26日(土)
2020年1月26日(日)
じゃ。

2019年1月26日土曜日

温泉に行かない日(364) 【朗報!】浜名湖かんざんじ荘に復活の兆しあり!

丁度1年前くらいじゃったか、浜名湖かんざんじ荘の廃業という悲報を伝えたところじゃ。

お湯こそ水道局源泉であり全くなんてことないところなんじゃが、日帰り入浴可能なのが土日祝の11時~14時という厳しい制約があることから、個人的に「時間的秘湯」と名付けておった。
浴室の西側、即ち浜名湖を一望に見渡せる側にはFixながら大きな窓が設えてあり、そこから浜名湖に沈む夕陽を眺めながら湯に浸かったならば、それはなかなかいい気分になれるに違いないと踏んでおった。
それを味わうには勿論宿泊が必要なんじゃけど、宿泊費に余りある素晴らしい風景じゃろうと思っとった。
残念ながら経営主体の遠鉄リゾートに見限られ、廃業の憂き目にあってしもうたわけじゃが、その後もワシとしては、
「まだまだ使えそうなあの建物を放っておくのは大変勿体ない話じゃ」
と思っていて、最近各所でぶいぶい言わせとるHMI辺りが買い取って何とかしてくれんもんじゃろうか、などと考えておった。

で、本日。
ちいと時間が出来たもんじゃから、ふと思いついて浜名湖かんざんじ荘に何か変化がなかろうかと大草山のてっぺんにある現地に行ってみた。
するとじゃ、何と!
こんな状況になっておった。

© ill-health(ruephas) 2019
駐車場への入り口が封鎖され、建屋の横には工事関係な感じの軽トラが停まっとる。
工事をしておるようじゃ。
おほほ、何と何と!
傍らを見ると、

© ill-health(ruephas) 2019
どうも復活に向けて工事がじゃんじゃん進んでおるものと見える。
マルーン色の幕には何と書いてあるんじゃろうか?


書き写してみよう。
こういう書き写しは大変に嬉しいものじゃ。

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旧かんざんじ荘・リノベーション工事中
2019年GWプレオープン
2019年8月グランドオープン
株式会社 Re・lation
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HMIではなかった。
株式会社 Re・lationとは如何なる会社じゃろうかとちいと調べてみたら、まあワシらジジイでもわかる用語を使えば、大規模リフォームの企画をやっとる浜松の会社とわかった。
最近はリフォームのことをかっちょよく「リノベーション」と云っとるらしい。
リフォームの会社ということは施主ではあるまい。
新装なる浜名湖かんざんし荘の次期オーナーは別に居ると思われるが、なにせ大草山のてっぺんは非常に狭くクルマを長時間停め続けるわけにもいかん。
残念ながら本日はこれ以上の情報探索はできんかったが、兎に角じゃな、
  • 浜名湖かんざんじ荘は復活に向けてリノベーション工事が進捗しており
  • 今度のGWには一応の完成が予定されており
  • 8月にはワシらパンピーにも利用可能な状態になる、ということは確認できた。
これは正に朗報じゃろう。
​今後もちょくちょく現地に行って、進捗状況が確認できればここで報告する予定じゃよ。

2019年1月25日金曜日

温泉に行かない日(363) 躍進するニッポン全国やぎさんまっぷ

やぎさんに惹かれるようになってどんだけ経つかはわからぬ。
多分、2017年くらいのことじゃろうとは思うが、もっと前だったかも知れん。
兎に角、やぎさんは可愛い。
ひつじさんのように、ただひたすら大人しくしとるのがいいと思う人も多いんじゃろうが、ワシとしては、普段は巧みに口角を上げてにこやかに笑って善人(善山羊)っぽい感じで過ごしつつも、いざ自らが餌を得るためであらば、自分の周りに居る別のやぎさんをどついて追い散らしたりする凶暴さを持ち合わせておるのも案外なかなかいい。
と思うとる。

この間も、豊橋市中央図書館に行った帰りしな、お気に入りの場所になりつつあるMauiに寄って数週間ぶりにやぎさんに巻かれて満足じゃった。

それが高じて最近、何だかんだでやぎさんに会いに行ったり、ネットでやぎさん情報を見つけた場合は、それらを必ずニッポン全国やぎさんまっぷというGoogle Mapに記録するようにしたんじゃ。

ニッポン全国と大きく出ておるんじゃけど、一介のリーマンたるワシ、水戸黄門でもあるまいに流石に全国漫遊とは相成らん。
じゃから補足した情報をまずはこの地図に落とし込み、時間が許せばやぎさんに会いに行くという算段。
情報の質は特には気にしておらず、例えば本日地図に追加したポイントはここ。

© GBRMPA/Google/SK Telecom/ZENRIN
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フィリピン海東側じゃ。
海。
なんでここかと云うと、このポイントは2018年8月8日、このあたりで「台風14号(通称:ヤギ)」が発生したからじゃ。
生きとし生けるもののみがやぎさんではない、というワシ心根の為せる行為じゃ。
やぎさんならば、すべてを受け入れようぞ。
実物なれど、台風なれど、それは関係ない。
こんな感じで、どんどんこの地図を躍進させていくしかあるまい。
じゃんじゃん躍進させるよ。

興味の選択肢を広げれば例えば、山神社+温泉+やぎさん、を一気に味わえるかも知れんしね。

まあ、今回はこのくらいにしといてやるわ。

2019年1月20日日曜日

温泉に行かない日(362) 日曜の14時に外部から予定を入れられる苦痛

今回は短文かつ駄文じゃ。
本日は日曜日で、今は12時37分じゃ。
普段であれば、温泉に行くか神社を参拝するか自転車に乗るか、兎に角まあ遊んどる時間じゃ。
しかして、今ワシは家におる。
何故かと言うと、本日午後は排水管高圧洗浄なる所要で午後の時間を押さえられとるからじゃ。
これは設備維持のために必要な事じゃし、従って大事であるとは大人として理解はしとる。
しとるが、このような時間帯を押さえられると、その僅か1時間程度の所要のために、まあはっきり云って前後含めて1日全部パーになる。
しかも実施時間がしっかりと決まっとるわけではなく、だいたいこのくらいにやります、くらいな曖昧な時間指定であり、それがさらにイライラを募らせる。

仕方がないのはわかっとるよ。
しかし、イライラする。

こちらからは以上じゃ。

追記)
「早めに来ることもあります」なる言葉を信用して、それこそ早めに待機しておったんじゃけど、来たのは結局14時33分。
オレの貴重な午後の時間を返せ。

2019年1月14日月曜日

温泉に行かない日(361) 豊橋◯◯割の不思議(4)

な〜にが「どっとはらい」じゃ、全く。
巫山戯るのもいい加減にしなされ、なる厳しいご指摘は別に受け取らんけども。

妄想の世界はこの辺にしといて、◯◯割(正確に書くと◯ノ割)がどうしてそうなったのか、実際のところはどうなんじゃろうかと思い、本日いきなりではあるが豊橋市中央図書館(愛知県豊橋市羽根井町48:0532-31-3131)に行ってきた。
こういう時は図書を当たりたいというのがワシの性格だもんで。

近隣市町村の図書館同士では相互貸出というシステムがあったりして、それが使えれば豊橋市の図書館にある本をこっちの地元で借りたり出来るんじゃけど、豊橋とワシの地元の図書館がその協定を結んどるかどうか判らんし、協定があったとしても手にするまでには何日かかかるに違いない。
ドライブがてら豊橋まで行くのもいい気晴らしじゃろう。



図書館に着き、貸出カードを作成した後、
「えーっと、郷土図書系の資料はどこにありますか?」
と訊ねると、
「あ、2階になります」
「となると、資料の照会も上でしたほうがいいですか」
「はい。詳しい者もおりますので」
2階に上がり、カウンターの奥に座っとった如何にも利発そうな女性に、
「えーっと、『しんの』と呼ぶのか『かみの』と呼ぶのかわかんないんですけど、ほら…」
「ああ、はいはい。じんのしんでん、ですね」
「じんの、が正しいんですね。その資料を探してるんです」
「実は、名前の読みは違うんですけどね」
そう云っていたが、意味が分からなかったのでその時は聞き流した。

図書館の聡明そうな女性は、目の前に置いてある富士通製PCのキーボードを軽やかに叩き(図書館システムは何故かF製が多い)、
「結構沢山資料あります」
といって、ディスプレイをワシに向けてくれた。
確かに沢山並んどる。
タイトルだけ見てもどれがいいのかさっぱりとわからん。
「神野新田」という文字が含まれている12冊の本のうち、高田純次よりもテキトーな感じで2冊選んだ。
「神野新田」(酒井 正三郎:1952年)と「神野新田120年の物語」(神野新田研究会:2017年)の2冊。
比較的古いのと、比較的新しいのを選んだ。

前回、ワシはこの新田について巫山戯て書いたが、実際にはこの新田の開発はなんだろ、可成りドラマティックな展開があったと本を読んでわかったよ。
正に、艱難辛苦。
造り、壊れ、造り、壊れ。
関係しとるのは、愛知、岐阜、そして山口。

最終的に完成させたのは神野金之助(かみのきんのすけ)。
地名と異なる。
司書のお姉さんが云っとったのはこのことじゃろう。
しかし本には其のことについての記述は見当たらんかった。[1]

思ったのは、この新田開発は人の心と経済の交差点だなあということじゃな。
例えば、投資先を探している新興銀行。
開発すれば確実に地元の民に将来があると確信している人間。
その確信の根拠を得るための行動。
毛利家の末裔。
人徳ある豪商。
こりゃ、おもしれ〜。
多分、もっともっと精読すれば、すごく面白い物語が見えてくるはず。
でもそれは、後にしよう。

そう、ワシが今、興味があるのはイロハの地名。
ということで、「神野新田」のほうのイロハ関係の記述を転記します(引用元は「神野新田」P99)。
(ロ)神野新田
この新田は、毛利氏築工の頃には、「吉田新田」と称え、また「牟呂新田」といい、のちには「毛利新田」と唱えていた。しかるに都合上、名称を改める必要がおこったので、これを「神野新田」とし、関係村たる牟呂村・大崎村・磯辺村は、それぞれ村会を、明治二十八年六月に開催して、名称改正を議決し、其筋に届け出で、ここに「神野新田」の名称は正式に認可されたのである。
「神野新田」は、総面積千百町歩の広い地域に亘るので、統理上すくなくとも数十本に分かつ必要を認め、衆議のうえ、次のように分けた。
牟呂村所轄 イロハ四十八文字をもって四十八に区劃する、外に字会所前
磯辺村所轄 宮前・品井潟(本では旧字)・中東東・中洲・江縁の六字
大崎村所轄 沖の島・中の島の二字
そののち、神野新田の中心は久しく牟呂村の一部として、新田内に牟呂村役場の支所として擁していたが、昭和七年九月、豊橋市に併合せられるに及んで、現在のように、豊橋市神野新田町となった。
結果が見えた。
え〜っと、あのうそのう、うむ。
衆議の上。
つまりじゃね、答えは、

みんなで決めた

これでした。

ただ、いろいろ疑問もある。
ワシの戯言のように、区劃がたまたま48じゃったからイロハに嵌めたのか、逆にイロハありきで48に収めたのか。
あと、神野新田ってのはいろいろな経緯があって「毛利(想像通りの毛利じゃよお)新田」から委譲したんだけど、その委譲(毛利⇨神野)の取り決めの文書にはすでに「イノ一番」とかいう名称が出てきておる。
じゃから、イノ割とかロノ割というのは、毛利時代以前に付いとった可能性がある。

ワシは、あほじゃからむつかしいが、これ、面白いテーマのような気がするんじゃがなあ。

イロハがわかんなくてもいい、神野新田については面白そうだ。
いや、やはり、誰がイロハを考えついたのか、その個人が知りたいよ。



イロハの名前が付けられた旧牟呂村の神野新田じゃけど、唯一イロハ以外の地名が付いとる会所前という所に、神野新田資料館(愛知県豊橋市神野新田町字会所前66:神野新田土地改良区に隣接:0532-45-7476:9:00〜16:00:土日祝及びお盆・年末年始は休館)というものがある。
土日休みじゃから入館はかなわんかったが、もしかしてここに其の辺の資料があるかも知れんし、もし中の人がおったら其の人が知っとるかも知れん。
平日来るのはむつかしいが、機会があれば行ってみようと思っとる。

[1]
その後、豊橋市立図書館のウェブサイトで神野新田関連資料を探していると、リファレンスのページでこんな記述を見つけた。
質問内容:神野新田は(じんの)と読むのに対して、神野金之助をはじめとする神野姓の読み方について、「じんの」と「かみの」どちらで呼称するのが正しいのか知りたい。
回答内容:神野姓の読み方については、以下の資料があります。
『神野三郎伝』(中部瓦斯,1965)p673~674、p861~877
『神野太郎伝追想録』(中部瓦斯,1986)p139
『神野三郎伝』には「最初はジンノだったが、大正の初め頃本家がカミノと改めたので、カミノとなった」との記述があります。
郷土史家・吉川先生談「昭和30年頃神野太郎氏がこれからはジンノでなくカミノにする」
図書館で選んだ2冊の本を読んだ限りでは、干拓を指揮した神野(かみの)金之助という人物は可成りの人格者であったらしいので、実はワシはこういう想像をしとった。
地元民「やはりここは、神野(かみの)新田って名前しかないっしょ」
金之助「いや、この干拓が成功したのはワシだけの力によるものではない。いろんな人の協力や、地元のみんなの素晴らしい尽力があってこその成功じゃ。じゃから神野新田はやめといて、別の名前にした方がよいじゃろう」
地元民「しかし神野先生、矢張り先生の指揮があってこそ、皆が力を合わせることが出来たし、計画通りに進んだんだと思う。神野新田に決めましょう」
と、ここで再び洒落者が登場。
洒落者「を、揉めてますね。はっはーやっぱりみんな仲良くが一番ですぜ。そうだな〜、だったらこうすればどうでしょう。神野新田と書いて、神野先生とは違う読みにすればいいじゃん。そう、神野新田と書いて『じんのしんでん』って読ませりゃあ、みんな納得でしょ」
事務方「お、そうしましょう決定決定!よーし決まったならば早く飲みに行かなきゃ日が暮れますよ。早く早く!」
まあ実際にはこの想像は違っとったわけじゃけど、こんな想像をさせる神野金之助という漢は見上げた人物だったに違いないと思う。

2019年1月13日日曜日

温泉に行かない日(360) 豊橋◯◯割の不思議(3)

こんな時こそ役立つのがほれ、矢張りGoogle Mapよ。
◯ノ割の◯の部分がイロハでないかという考えを確認するため、Google Mapで愛知県豊橋市神野新田イノ割を調べてみた。
その結果はこうじゃ。



引き続き同様に、愛知県豊橋市神野新田ロノ割はこうなった。



イノ割の左側、西側じゃ。
ならば、愛知県豊橋市神野新田ハノ割はどうじゃろうか。



イノ割とロノ割の南側と云うか東側と云うか下側というか、そんな位置取りじゃ。
これまでのところ、イ〜ハは可成り規則的に並んどる。
この後、残りのニからスまですべて実在し、イ〜ハと同様、キレイに並んどることがわかった。
いろは歌の最後は場合によっては「ン」であったり「京」であったりするんじゃが、念の為調べたところ「ンノ割」はやはりなかった。
あれば、ンジャメナ等と同様「ン」で始まる珍地名として持て囃されたかも知れんが残念じゃ。



「京」については前回書いた通り実在しとる。



即ちイロハ分の48区画ある。
それに加えて、イロハではない「会所前」という土地割も見つかった。



締めて49区画。
ううむ成る程。

キレイに長方形に区画された49区画の土地。
地名を改めて見ると、愛知県豊橋市神野新田。
これらを考え合わせるとこれは矢張り、この地域は開拓地と云うか開墾地と云うか、要するに人工的に作った土地ではなかろうか。
開拓開梱を進め、水路や道路を効率的に配して区画を切ってみたら48区画になった。
通常であれば、例えば北海道は札幌の住所のように、数字を使って行くのでなかろうか。
しかし、しかしじゃ、ここで恐らくじゃが1人の洒落者が躍り出てきたんじゃろうと思われる。
事務方「開拓関係者のみなさん。これで概ねこの新田の区画割りも決まりました」
責任者「おお、皆の長年の懸命な努力がやっと実ったのう」
事務方「全くです。おめでとうございます。そうしますとあとはこれらにどのような名前を付けていくか、ですが、まあアレですね、矢張りここはコンサバにですね、区画が完成していった順に数字を付けていくのがわかりやすいですね」
責任者「うむ、まあそうじゃろう。数字で付けていくのが無難じゃろうな。ほれ、ここの区画。未来的にはファミリーマート豊橋牟呂店を作る予定のここの区画が最初に手を付けたとこじゃから、神野新田1としてこの調子で順番に付けていくか」
事務方「そのほうが行政への手続きやら今後の取扱もめんどくさくないし、そうしましょう決定決定!」
責任者「そうすると順番にこう付けていくと、ほれここ、将来的には自動車技術総合機構 豊橋事務所を作る方向で検討しとるここが最後で、即ち神野新田48か」
事務方「はいそうなりますね。決定決定!地名も決まったし解散解散!早く片付けてさっさと飲みに行きましょう。めでたいめでたい」
洒落者「ん?!待てお前。余りに事務的すぎる事務方。全部で48区画できたと云ったな?」
事務方「はいそうですよ。48です。ということで解散解散!早く飲みに行かないと日が暮れますよ」
洒落者「まて。おい事務方、お前は学校出とるのか」
事務方「(ムッとして)当たり前でしょう」
洒落者「学校で国語の時に最初に習うのは何だ」
事務方「イロハニホヘトでしょう。それがどうかしたんですか全く」
洒落者「イロハは全部で何文字だ」
事務方「え〜っと、待ってください。あいうえおとは違うんですよね。え〜っと(暫く指折り数えて)48文字ですね。最後の『京』か『ん』まで入れて48。だから何なの?何言ってるかちょっとわかんない」
責任者「ハッ!そうじゃ、イロハは48文字。この土地割りも48区画。そおかあ、成る程。おい洒落者、お前が何を言いたいかわかってきたぞ」
洒落者「でしょ?北海道みたく数字だけの無機質な地名なんて愛着も何もあったもんじゃねえ。どうせじゃったらイロハを使いましょうや。今後は地名にステイタスを持たせるのが普通の時代になりますぜ。青山とかね。やっぱ時代を先取りしないと」
責任者「よし、決めた!洒落者案を採用じゃ。イロハ順に土地割の名前を決めるんじゃから、未来的にはファミリーマート豊橋牟呂店を作る予定のここの区画は『イノ割』じゃ。順番に付けていって、将来的には自動車技術総合機構 豊橋事務所を作る予定のここが最後の『京ノ割』じゃ」
事務方「決定決定!これで行きましょう。じゃあ解散解散!早く飲みに行かないと日が暮れちゃいますよ」
全員「よお〜し、早速乾杯じゃあ!」
というような会話がなされたに違いないとワシは確信しとる。
こうして区画名が正式に決まり無事登記され、あるところでは水田が出来、別のところでは畑が耕され、また別の場所では住宅が建てられたわけじゃな。
責任者は開拓の功績を讃えられ、いかにもステータスが高そうな「京ノ割」に、洒落者は地名に関する素晴らしいアイデアをひねり出したということで誉れある1番地、即ち「イノ割」にそれぞれ自宅の建設が許可されたという。
一方事務方は「ヘノ割」に出来たアパートに居住を許可された。


ヘノ割。
彼が何故「ヘノ割」のアパートに住居を割り当てられかについては、ワシにはとんとよくわからぬ。

どっとはらい

2019年1月9日水曜日

温泉に行かない日(359) 豊橋◯◯割の不思議(2)

ヘだのホだの、よく判らんので兎に角地図を当たってみることにした。
で、少しわかったのは地名の命名法則としては「◯ノ割」じゃろうと。
何故かと言うと、それぞれの地名は必ず「ノ割」で終わっとる。
じゃからこのポストのタイトルは間違っとる。
「◯◯割」じゃなく「◯ノ割」じゃよ、正確には。
ちいと地図で見せようかの。


説明しにくいんじゃけど、見た通り「カタカナ2文字+割」ではなくて「カタカナ1文字+ノ+割」ってのはわかるじゃろう。
必ず「ノ」が入っとる。
「ノ」って云うのはまあ「之」じゃろうね。

ふんふん、ふんふん。
ということは、着目すべきは1文字目ということになる。
で、更に些細に地図を眺めてみた。
ワシが走ってきた道に従って確認してみたんじゃが、いきなり見つかったのはこれじゃ。



わかるじゃろうか「京ノ割」が。
繰り返すんじゃが、クルマのカーナビで見た地名も、帰宅後にGoogle Mapでばあ〜っと見た地名も見た範囲では1文字目はカタカナじゃった。
しかしここに来ていきなり漢字。

京。

うーん、もしかしてこれってあれじゃろうか?
カタカナ、京。
あれじゃろ。
イロハ歌留多じゃろう。
色は匂えど散りぬるを、で始まって最後は京。
イロハニホヘトチリヌルヲ。

ふうむ。

2019年1月6日日曜日

温泉に行かない日(358) 豊橋◯◯割の不思議(1)

1月5日に豊橋のホテルシーパレスリゾートというとこで日帰り入浴をしてきた
温泉ではなかったけどなかなかいい感じでまた行こうと思ったが、話はそれではない。
23号バイパスを降りてカーナビをチラチラ見ながらホテルに向かっとったんじゃが、その画面に「ニノ割」とか「ワノ割」とか云う何か変な感じの地名が頻りに表示されとるのに気がついた。
ワシのクルマに付いとるカーナビの地名表示はカタカナの場合はすべて半角になっとる。全角にせんのは表示スペースを稼ぐためじゃろう。
何か変じゃなあと思いつつホテルに着いたんじゃけど、そのホテルの住所も愛知県豊橋市神野新田町ミノ割1-3じゃった。
うーむ、これは一体なんじゃろうか?
割?
変じゃ変じゃと思いつつ帰宅し、改めてその辺の地図をGoogle Mapで確認してみた。
ミノ割だのワノ割だのいう地名があるのは愛知県豊橋市神野新田町に限られているようじゃ。



豊橋市神野新田町というのは豊橋港(三河湾)に面した海際にあり、その海に面した縁はいやにまっすぐになっとる。
また、その辺りの道を見てみると、やはりいやにまっすぐ伸びておって、多くの道々は直行しとる。
その結果多くの区画がきれいな長方形になっとる。
なんかこれって、人工的な土地に見えるのはワシだけじゃろうか?
つまり、埋立地ではなかろうか。

なんとなくそんな感じはするんじゃが、それと◯◯割の関係がわからんし、あとジャニーズ芸能人でもあるまいしニノとかいう変な地名にしたそもそもの理由もわからぬ。
これは面白い。
今後ちいっとずつ調べてみようと思う。

ネットで調べりゃいくらでも答えは見つかるじゃろうけど、そんな面白くもない方法で調べる気はサラサラない。
Google Mapとかを眺めながら自分なりに想像を深めてみて、その後は当然「地図探索を除き、原則ネットでは情報を仕入れない」なるプロジェクト "山神社"の前例及び精神に従い、図書館の文献で正解を確認するつもりじゃ。
今回は以上じゃ。
続きは次回を待て!

2019年1月5日土曜日

ホテルシーパレスリゾート アクアの湯(1)

ワシは昔ながらの温泉や銭湯が大好きでそういったところに好んで行っとる。
とは云え、偶にはスーパー銭湯や宿泊系の日帰り温泉やお風呂にも行くことはある。
また最近はワシが住んどる周辺に入浴施設のタマが減ってきとることがあって、土地勘がある東方面だけではなく、西方面のタマを開発したいということもあり、本日は豊橋方面に遠征した。
行ったのはホテルシーパレスリゾート(愛知県豊橋市神野新田町ミノ割1-3:0532-32-8811:¥700:13:00〜21:00)。
どうじゃ、リゾートじゃよリゾートびっくりしたか?
えっーと、欧米語で書くとするならばうーんResortじゃよ。
おほほほほほ、じゃ。
ワシの生き方とは真逆に位置する類の存在じゃよ。
何時もならばガッとクルマに乗り込むならば、迷わず東に向かう国道1号線に飛び込むんじゃが、本日だけは違う。
豊橋方面への1号線に飛び乗り国道23号線に乗り換え、豊橋港の東側、豊橋総合スポーツ公園に隣接する現地に到着した。
が、到着時刻は12時30分で、日帰り入浴開始は13時。
その間を利用して、豊橋市民病院の近くにある中華料理九龍飯店豊橋店(愛知県豊橋市青竹町八間西字八間西181−3:0532-31-9232:11:00〜14:00・17:00〜0:00)で台湾ラーメンを食し腹を満たしたな。
最近ワシ、台湾料理屋なしでは生きて行けん体になってしもうた。

さて、ホテルに戻りフロントで料金700円を支払うと、バッグに入ったバスタオルとフェイスタオルを渡され、なんとフェイスタオルはお持ち帰りOKという太っ腹。
えっとじゃね、料金700円ですじゃぞ。
この手のホテルの日帰りは多くは入浴料金1000円前後、タオルは別料金でトータル1500円とかするとこが殆どじゃ。
しかしここはこれら全てで税込み700円。
これは相当お得じゃよ。

フロントの脇にあるエレベーターに乗り込み最上階の10階にある浴場に行く。
エレベーターからは豊橋市街が一望できるじゃよ。
男湯の暖簾を潜り脱衣室に入り、服を脱いで浴室へ。
ところでワシは時々浴槽の大きさをイメージして貰う為に、浴槽の収容人数を用いて「最大○人、ベスト○人」という表現をする。
このホテルの公式ウェブサイトを見ると、これはワシ初めて見たんじゃが収容人数の事を公式に書いておる。
曰く「展望ラジウム風呂(内湯)40名」「展望露天風呂5名」と明記しておる。
これはなかなか親切と云うかなんと云うか。
ちなみにこれらの人数はどっちかって云うとベスト人数に近い数字で、実際にはもう少し入れる大きさじゃと思う。
閑話休題、まずは内湯のラジウム風呂に入る。
浴室の海側は大きな窓になっており、三河湾を広く見渡すことが出来る素晴らしい眺望じゃ。
水平線を見ると地球の丸さが感じられる(錯覚とは思うが)。
お湯は最近時々耳にするナノウォータを使っており、内湯浴槽内に貼ってあるタイルよりラジウム線が放射されとるという仕組みになっとる。
そんなに篦棒な熱さではないが、少し長めに入っとると汗が止まらん。
実際、お風呂を出た後もかなり長い時間ホカホカ感が継続しとったがこれはラジウムとやらの効果かも知れぬ。
その後、外に出て露天風呂にIN。
今日は可成り風が強く、建物の構造からかダウンバーストの如き強風が上の方から吹き下ろしており、そのせいでお風呂のお湯が白浪を立てて浴槽の縁を超えるほどじゃった。
従ってちいと寒い。
お湯自体も内湯よりだいぶぬるい感じじゃったけど、しかしワシにとっては寧ろ丁度良かったよ。
ぬるめのお湯で、外が寒いから頭が冷却され、いつまでも入っとれる。
時間の割合的に云えば、内湯2:露天3くらいじゃったな。

非温泉とはいえラジウム人工温泉。
建物も浴槽も浴室も清潔感が溢れておりアメニティも充実。
タオルも付いていて手ぶらで行っても全然問題なし。
ここはちょっとばかり穴場かもですじゃ。
予想以上の満足度じゃった。
多分、女性客にも最適と思うじゃよ。

2019年1月3日木曜日

倉真赤石温泉(15)

昨年も同じ1月3日に倉真赤石温泉に行っとって、なんだろうね全くこの倉真好きは。
昨年はだ〜れも客がおらんかったけど、今回は温泉についた時にちょうど家族客が出ていくところで、やはり正月ばかりはここと雖もヒマかと思いつつクルマを降りると出迎えてくれた会長の娘さんが、
「早く早く!11時から5人来ちゃうから取り敢えずすぐ入って!」
時間を見ると既に11時を過ぎており、言われた通り浴室に飛び込んだ。
11時のお客さんはかなり遅刻しているようで、結局1時間弱は貸し切りで入ることが出来てラッキーじゃった。
ところでこの温泉は、かなり大量の湯の華がお湯の中をゆらゆらしており、大型の湯の華は浴槽のそこにやはり大量に沈んどる。
パッと見ると灰の塊のように見えるんじゃけど、手にとってよく見るとゼラチン質というかゼリー状というかプルンプルンした感じで、なんかいかにもお肌に良さそうな気がする。
じゃからワシはこの湯の華を上手いこと掬って、最近小皺が目立つようになってきた顔面にこすりつけたりしとる。
あと、背中のお肌が少し荒れてきていているんじゃけど、その辺りにこすりつけると荒れたところに染みて(傷口にアルコール吹き付けたとこまでは行かないけど、確かに少し染みる感じがする)次の日位には瘡蓋になって、更に次の日くらいにシャワーを浴びるとその瘡蓋が取れてきれいになっとる。
アトピーなんかにもきっと効きそうじゃから、肌の弱い方はぜひお試しあられたい。

さて、懸案になっておる「さつまいもメニュー」の件じゃけど、前回書いた条件(すぐ簡単に作れる・あるいは作りおきができる・日持ちがする・それこそ少し「斬新」さがある)に適合するメニューがなかなか難しい。
スイーツについては生菓子系は手間もかかるし日持ちもせんから、乾き物系でなんか無いか考えとる。
スイーツではなくて食事系でなにか出来んかについて、会長及び会長の娘さんと少し話してみたんじゃけど会長は、
「ワシは餃子がいいんじゃないかと思っとる」
は?
さつまいもで餃子ですか?
甘い餃子…う〜ん…
「いや、以前ワシの手作りの餃子をここで出しとったことがあって、結構評判じゃったんじゃ。羽つき餃子で結構美味かった。あれの餡をさつまいもで作ったらどうじゃろうか」
試しにGoogle様にお尋ねしてみたところ、キユーピーのサイトでさつまいも餃子のレシピが見つかった。
しかしそれは云えばスイーツ代わりのメニューであり、会長の狙っとる方向性ではなかった。
会長が思い浮かべとるさつまいも餃子がいかなる味になるかは想像もつかんが、斬新さという点では問題なさそうじゃし、冷凍しておけばずっと保存できる。
いいかもしれない。
さつまいも餃子方面は会長に一任し、ワシは別の方向性の提案をしてみた。
「ボク実は元々の本籍は大分なんですけど、あっちの方だとほれ、温泉蒸しみたいな料理があるでしょ。高温源泉の湯気で鳥とか野菜とか蒸し上げてポン酢とかで食べるやつ。ああいうのはどうかな」
「うーん、成る程」と会長の娘さん。
「ちなみにこの間貰った蒸し芋はどうやって蒸してるんです?」
「あれは、炊飯器で蒸してるのよ」
「ああ、成る程。だったら小さめのザルに、さつまいもとか枝豆とか、あと鶏肉とが豚バラとか、少なめに盛って蒸して出したらどうかなあ。あの美味かった漬物も出して定食で。お風呂入る前に注文とっといて、お風呂の間に蒸し上げとけばいいんじゃないかなあ」
「あーナルホドね。うん」
「もしなんだったら、ボク家で試してみるけど。単身赴任生活長かったから料理は結構得意なんですよ」
「じゃあ、やってうまくいきそうだったら教えてね」
これで更に「中の人」化が進んでしまったが、それとは関係なくこれ面白そうなのでちょっとやってみようと思う。
100円ショップとかで直径15㌢くらいのざるを買ってきて、ありあわせの材料でやってみて、どうなるか見てみよう。

あと、温泉の厨房の傍らに業務用ソフトクリーマーが鎮座しとるのを見て、さつまいもソフトクリームというのも思い浮かんだので、そっちの方面の探索も勧めてみようと思う。

温泉に入りに行っとるのか経営企画をしに行っとるのか最近判別できんようになってきた次第じゃけど、こういうのは面白いのでもう少し「中の人」化の深さを強めてみようと思っとる。
これを読んだ極少数の読み手の人で、いい考えがある人は是非ワシに教えてくだされ。
あなたの考えが温泉食事メニューになるかもしれん。
なんの儲けにもならんかも知れんが、滅多に味わえん体験じゃ。
よろしくお願い申し上げる次第であります。

2019年1月2日水曜日

しおさい竜洋(3)

浜松近郊で僅か360円で入れる人工温泉がしおさい竜洋であります。
隣りはオートキャンプ場があり、今日も大量の浮かれたキャンパーが蝟集しておったが、それら浮かれた奴らが大挙として風呂にやってきて五月蝿く騒ぐ事を除けばおすすめの入浴施設じゃろうと思う。
ここについては余り書いとらんけど、小振りながら露天風呂も備えておりなかなかいい浴場じゃと思う。

以前、ニフティ温泉で書いたんじゃが、ここの浴槽にはステンレス製の腰掛けがおいてあって(その前は側溝用のU字溝をひっくり返したやつ、更にその前は木製の腰掛けじゃった)所謂「腰湯」には最適の構造になっとる。
本日久しぶりに行ったんじゃけど、今回はその腰湯をテーマに入浴してみた。
シャワーでかかり湯をして体を清め、そこで一旦上半身の雫をきれいに拭いて乾いた状態にして内湯に入り、ステンの椅子に腰掛けた。
当然腰辺りまでしか浸からず、上半身は虚空に晒したままの状態。
そのまま10分程じっとしとると、上半身からじわじわ汗が滲み始め、更に10分程度で二の腕と胸元、背中は玉の汗状態。
最近随分淋しげな風情となっとる頭部からも顔面からもダラダラ汗が流れて、まさにシャワーを浴びたかの如くの状態と相成る。
全身浴ではなく半身浴でさえもなく、腰湯で何故にこれほどまでに流汗淋漓となるのか然とは知らんが、多分恐らくぱはっぷす、脚で暖められた血液が循環してそれにより体が中から暖められる体と思う。
違うかも知れんが、ワシはそう思う。
それが証拠に、ダラダラ状態の体を首までお湯に漬けると、こんだけ汗ダラダラにも関わらず、お湯が確かに熱く感じる。
少し変な気分ではある。
体の表面はそこそこ冷えておるのでその分長くお風呂に入っとれるし、何より汗がじゃんじゃん流れる状態をしっかと体感できるので、いかにも「ワシの汚(けが)れた肉体からその汚(けが)れがじゃんじゃん抜けていく」感があって少なくとも精神衛生的に頗る宜しい。
自分で云うのもなんじゃけど、ワシは結構な暴飲暴食家で、運動といえば仕事前後のバス停往復と仕事場内での僅かな移動、あとは偶に自転車に乗るくらいという極めて不健康な生活をしとるのにも関わらず、メタボになる様子がまったくないのはこの代謝の良さのおかげじゃなかろうかと思っとる。
そういう意味で得な体質じゃと思う。

浴槽の中に腰掛けがある公衆浴場ってのは案外なかなかないもんじゃろうから、腰湯が好きな人は是非お試しになったらいかがかと思う。
温泉併設の食堂もあり、夏場ならば屋外でBBQも出来る。
ひとっ風呂浴びてから海風を感じながら、冷たいビール片手にBBQを味わうというのもなかなか乙なものじゃろうと思うから、この夏にはぜひワシもそのゴールデンコースを試してみたいと思っとる。
言うまでもないが、飲酒運転はご法度じゃよ。
酒が飲めん奴を脚として確保してからやりましょう。

プロジェクト "山神社"(31) 初詣

明けまして誠にめでたいのう。
新年の挨拶は以上じゃ。

さあて、静岡県西部辺りでの初詣といえば、まあ五社神社・小國神社・井伊谷宮くらいがメジャーところと言えるんじゃろうが、人混み大嫌いなワシとしてはそういった神社には一切行きたくない。
近くに氏神様がおるというのに何故遠方の人混みに塗れた行かなくてはならんのかさっぱりわからん。
混んどったら、神様との話もままならん。
隣に来た鬱陶しいおっさんに苛ついたりして、そんなんじゃあ新年の初詣としてはどうなんじゃろうかと誠にそう思う次第じゃ。
然と記録しておらんから正確なところはわからんけども、大抵は自宅から徒歩数分の最寄りの神社(住んどる地域が割れるため正確な社名は書かんよ)を氏神様としてまずお参りし、その後は崇敬神社(というか崇敬神様)として、大山くん関連神社にお参りするのが常じゃ。
今回も当然、同じ。
元日(正確に云えば「元旦」はワシは大抵寝とる)は氏神様にお参りし、本日は昨年末に宣言した通りクルマで15分位のところにある大山祇神社と三嶋神社にお参りしてきた。
まずは和合にある大山祇神社(静岡県浜松市中区和合町189)じゃ。

いいなあ堂々たる幟旗
かっこいい!
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ここは四国は大三島の大山祇神社から御分霊された神社でもう何回もお参りしとる。
1月2日ということもあって境内には人っ子一人おらず、静かな気持ちで茅の輪くぐりをして、本殿にお参りした。
やはり地元の神社はいいぞ、と改めて感じるところじゃ。

続いて、この大山祇神社から歩いて10分位のところにある三嶋神社(静岡県浜松市中区和合町298−33)。
静岡県道364号線から麺屋なかのというラーメン屋のところを北に入り、暫く歩くとこういう表示が出てくる。

こんな感じのコンビニ看板よく見るよね
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場所はこの辺りじゃ。
黒い印のところ。
深谷歯科の右あたりにある黒い印のとこ
地図データ © 2019 ZENRIN / Google
ここから280歩のところに三嶋神社があるようじゃ。
こっちから行くのは初めてなので、こんな案内があるとは知らんかった。
しかし280歩とある以上、これを確認せねばならぬ。
案内看板のところにピタリと立ち、歩き始める。
いち、にい、さん、しい、ごお、と小声で数えながら歩く。
最初は舗装路じゃったが途中からは未舗装地に変わるが構わずガシガシ歩く。

ひゃくご、ひゃくろく、ひゃくなな、ひゃくはち。

じゃんじゃん歩く。

ひゃくきゅうじゅうはち、ひゃくきゅうじゅうきゅう、にひゃく。

あと80歩のところまで迫り、三嶋神社の参道入口にある幟旗立て(正式名称を知らん)が視界に入って来た。
来たが、ざっと目測したところではあと80歩ではとても辿り着けそうにはない。
しかしやってみなければ何事もわからん。
やるしかない。

にひゃくいち、にひゃくに、にひゃくさん、にひゃくよん…
にひゃくななじゅうろく、にひゃくななじゅうなな、にひゃくななじゅうはち、にひゃくななじゅうきゅう、にひゃくはちじゅう!

はい、着いた!…
いや、着いてない。

280歩ポイントは
真ん中に流れている川に架かっとる橋のとこ
地図データ © 2019 ZENRIN / Google
神社まではまだ少し距離があるポイントじゃ。

馬船橋 なかなか風流な名前
三嶋神社は正面に見える竹やぶの先に鎮座しとる
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くう。
280歩では足らん。
くそ、あの案内を書いたやつは多分、ジャイアント馬場かアントニオ猪木じゃろうと思う。
あるいは木村拓哉かもしれん。
いいか、あなたによく云っておく(神社ネタなのに聖書ギャグ)。
ワシの脚は短くない。
短くない、絶対に。
短いと言われたことはない。
長いとも言われたことはないが。

結局、馬船橋から更に20歩くらい歩いて幟旗立て(正式名称を知らん)のところに着いた。
計算してみよう。
ワシより脚の長い木村拓哉が歩いて280歩で着く距離を、ワシの脚では300歩かかった。
280 ÷ 300 = 0.933333333…
つまり、ワシの脚の長さは木村拓哉の93.3333333%であることが今判明した。
どうじゃろうか。
ヤツに対して93%程度で収まっとるということは、まあまあいい線ではないじゃろうか。
今後ワシのことを短足と云うべからず。
いいか、あなたによく云っておく(再度、聖書ギャグ)。
ワシのことはキムタクの93%の脚の長さを持つオトコとして常に想起せよ。
よいな。

で、境内に入り早速お参り。
先程の大山祇神社と違い、こちらは結構次から次に参拝客が訪れる。
オババ、親子連れ、じいさまなど。
まあまさに氏子の方々じゃと思うが、これはなかなかいいことじゃと思うよ。
大山くんも氏子さんもお互い信頼し合っとるように思える。
近所の神社はいいなあ。

お正月じゃから拝殿が開いとった
何回か来とるが初めて中を見れた
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