2011年8月11日木曜日

チャンピックス日記(11) 服用9日目/禁煙2日目

昨夜の飲み会では、私の席の近くで高齢女性が煙草を旨そうに吸い始めたため、慌てて席を変更する等、兎に角煙草から逃げ回っていた。
「敢えて煙草のある環境に身を置いてみる」などと粋がることはやめて、暫くは素直に逃げ回った方が吉と思う。
今朝は6時一寸過ぎに起床。
薬が増えているので悪夢も見るかなと思っていたのだが、そうでもないな。
夢そのものがを見ない。
この間の「汽車の部品の夢」はたまたまだったんだろうか。
煙草は別に吸いたくない。
朝食を摂り、朝の1錠を服用する。
 昨日はかなり酷い離脱症状だった(と自分では思う)のだが、今日はどうなんだろうかととても不安だ。
いらいらが高じたためか、ヒトを殴りたい等という暴力的な衝動も発現したが、今日はなんとか収まってほしい。


完全禁煙開始後、まる1日以上たった。
一般には、ニコチン離脱症状が消失するのは、一つの目安として3日程度らしい。
今の所、だいたい1.5日は経過している。
自分では一つのめどとして「土曜日の朝まで逃げ切れ!」と思っている。
なんとか頑張ってみよう。

…と「頑張ってみよう」と書いた直後に急に吐き気を催し、さっき食べたばかりの朝食をすべて戻す。
薬とは関係ない現象だと思う。
吐きながらも、服用したチャンピックスまで戻してないかどうか必死に視認している自分に少し笑える。
こういう状況でもし薬まで戻してしまったら、もう1錠服用していいのかな?
薬なしじゃ、とても禁煙を続けられないと思うんだけど。
念の為、カイシャに薬を持って行こうと思う。



で、出社したが、今朝吐いたときに薬も一緒に戻してしまっているような気がしてならず凄く不安になったため、9時を待って外来受診をした際に立ち会って頂いた看護師さんに電話をしてみたが残念ながらお休み(そうか、今はお盆休み期間だもんねぇ)との事。
誰か代わりの方に連絡を頂きたい旨お願いして暫くすると、すごい。
ちゃんと電話が掛かってきた。
電話を掛けて頂いたのは、休まれている看護師さんの上司に当たる方で、担当医師(時々出てくるU野先生)ともご相談して頂いた上でとの事。
朝ちょっと吐いただけなのだが、何だか騒ぎになってるぞ。
しかし患者(っていうんですかね)としては不安なので、この対応は有り難い事だ。
で、まず「煙草は吸ってないですよね?」と確認される。
この時ばかりは(電話なので相手に見えるわけないのに)胸を張って、
「昨日から1本も吸ってません!!」
と答える( ̄^ ̄)。
そのあと、
「今日は煙草は何とか我慢して、追加の薬は服用しないで頑張って下さい」
との指示を頂いた。
今のところは全然吸いたくないので、何とかなると思う。
また、
「次回外来は816日ですから、きちんと来て下さいね」
との言葉も頂き、その時までは何とか吸わずに頑張ろうと思う。

で、ふと気づいたのだが、今日は昨日の様ないらいらや暴力的衝動は今の所感じられない。
普通のヒトよりはちょっと早いが、昨日がピークだったんであれば、と願う。
今日一日、このまま何とか持って欲しい。
「ミンティア コールドスマッシュ」というやや刺激の強いタブレットを時々口に放り込みながらそう思うのであった。

昼飯は近所の吉野家。
店内禁煙なので選んだ。
つゆだくの並盛りを食べ、店外においてある灰皿を横目にさっさと事務所に逃げ帰る。
で、今これを書いているのだが、以前までは飯あとに非常に強い喫煙欲があったのだが、ここ数日は不思議なことに全く感じない。
薬が効いているのだなあと実感する。
しかしまだ油断はならないぞ。

午後、普通に仕事。
「虫酸が走るくらい嫌いな」或る人物と長時間面談。
イライラする。

でもねー、前までだと、正にこういう状況の時、ホントに煙草が吸いたくなるんだよ。
今回の場合は違って、煙草を吸いたい気分は消えていて、兎に角そいつを殴りたい。
殴りたいけど、俺も一応大人だから、それはしない。

夜8時過ぎに帰宅。
何だか抑鬱的精神状態のため、カイシャ近くの公園みたいな所で携帯ゲームをして、心が落ち着くの待ってた。

うーん、数式で書くとね、
煙草が吸いたい<離脱症状
という感じかな。

苦しい。

本日のまとめ。
<喫煙本数>
書くまでもないだろ。
煙草そのものからおさらばするのは、意外にもそんなに苦しくない。
なんて表現すればいいんだろう。
少なくとも今はね、
「吸っても吸わなくても。どっちでもいいかな」
程度。
うーーーーーん。
でも今、煙草を積極的に勧められたら、問題なく吸うだろうな。
端境期です。
有り難いのは、禁煙を助けてくれるヒトがいる事です。
有り難い事です。

<体調>
普通かな。
概ねそうだけど、違う部分もある。
恐れず全部書く。
  • 下痢
  • 吐き気
  • 体が重い
  • 性欲が先鋭化
あと、おしっこが濃いね。

<気分>
表現が、難しいなあ。
煙草を吸いたい気分は薄くなってるのは確実です。
でも、煙草が懐かしく思い出されるのさ。
誤解を恐れず云えば、煙草なしではあり得なかった事もあるんだ。
若い頃、音楽してたとき、煙草なしじゃあ、仕上がらなかった。
煙草を吸いつつ、ギターを弾きつつ、電話帳をスティックで叩きつつ、楽曲は出来て行ったんだよな。
僕は煙草をやめる決心だけど、煙草は全否定しない。
必要だった時間があったんだよね。
煙草は100%悪者かもしれないけど、 でも、それも文化でしょ。
文化としての煙草は、否定する気になれません。
だけど、医学上の煙草は、これは否定しないとならない。
非喫煙者の芥川龍之介が、執筆の雰囲気を盛り上げるため、原稿書きの現場に同席(して、催促)している編集者に煙草を吸わせて朦々たる煙を吐き出させていたというのは有名な話。
でも、オレは、少なくとも今は吸わないよ。

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