2011年8月14日日曜日

ホテル岡田屋(1)

と言う事で本日はホテル岡田屋(愛知県豊田市武節町田ノ洞21-2:0565-82-2544:¥400:営業時間・入浴可能日は要確認)に行く事にした。
自宅から約70キロという適度な距離であり、わたしがかつてメンヘルに倒れ、それと戦う為[1]に毎日のように通っていた湯谷温泉への道と重なるため気楽だ。
ブログ書いたりなんやかやで出発は11時頃。
出発前に現地に電話して、日帰り入浴出来る事を確認。
「のみ可」であった。
宿泊系の施設における日帰り入浴で結構あるのが「食事+休憩+入浴」のセットでのサービス販売。
個人的に言えば、食べたくもない飯を喰わされ、入りたくもない休憩部屋に入らされて数千円というのは耐えられない。
ここはそんな阿漕なことはしていなくて一安心。

途中、以前から少し気になっていた饂飩屋によってみる。
それは手打ちうどん二五七(二五七は「ぢごな」と読ませる:浜松市北区引佐町伊平1134:090-7175-7555:定休水曜:営業午前11時〜午後2時)という店。
ぢごな=地粉という意味だそうで、その名前の通り自家製粉や高級粉に拘った饂飩や蕎麦を供しており、どうやら麺が終わると店も閉めちゃうんだろうな。

本日は肉汁をつけて食べる笊饂飩を食べてみたが、哀しい事に今服用中の薬の副作用の為、味覚が少し失われていて、明確に「旨い」と断言出来ないのが残念だ。
ただ、食感は流石に素晴らしく、一気食いしてしまった。
もう少しゆっくり味わえば良かった。
安くはないが、行く価値ありです。
店は3人程でやってて、店主(貰った名刺によると「代表 山岸岩雄」さん)と思しき方は、カッコいい口ひげを蓄えた落ち着きのある人物。

よくさあ、拘りの蕎麦とか饂飩を出す店って、客に威張り散らす店主がいる所があったりするじゃない。
なんていうの、作務衣って言うんだっけ、あんな服着てて、客が一寸でも変な事したらさぁ、
「そこな客人。当店は大盛りや、ましてはかけそば等という下品な商品は出しておりませぬ。どうしてもと申されるなら別の店に出向かれたら如何か」
とか抜かしたりさぁ、蕎麦出来るまで時間がかかるから日本酒でも呑もうと思ってお銚子2本頼んだらさぁ、また作務衣着た白髪総髪のオッサンが奥から出てきてさ、
「そこな客人。当店では酒は1本までと決まっております。それ以上呑みたいのであればカネはいらん出てけ
みたいな奴いるじゃない、たまに。
そういう哀れなオッサンに巡り会う度に「おいオッサン、客に威張るたあ何事だよ」と(心の中で)言って(自分のイメージの中では)カネをカウンターに叩き付けて出てきちゃうんだけど、この店はそんな事はありませんよ〜。
謙虚に、美味しい饂飩や蕎麦を打って、一番美味しい状態でお客さんに出してくれる店だとみました。
客に威張り散らす蕎麦屋店主の実例
先日友人が長野県で遭遇
決死の思いで撮影し、私に送ってきたもの
貴重な記録写真であるが、その友人は
それ以来姿を消している…
秘密組織に消されたか!?

更に走り続け、13時頃現地に到着。
ホテルのフロントに行って500円払い、100円おつりを返してもらって階下にある大浴場に向かう。
服を脱いで脱衣篭にしまい、引き戸を開けて浴室に入る。
誰もいない。
また貸切だ。
広い洗い場の一番奥に木の浴槽。
洗い場は広く清潔感があり、シャワー付きカランが5ヶ所、シャワーなしカランも5ヶ所。
シャワーで掛かり湯をして早速浴槽へ。

お湯はヨードチンキを薄くして、その上でやや黄色を濃くしたような色をしていて、さらっとした感覚。
恐らく加熱循環している。
木製の浴槽は良く使い込まれていて、いかにもいい感じの雰囲気を漂わせている。
ベスト入浴人数は4人かな。

うーん、文章ではその物理的形状を説明しづらいんで、主義を曲げて写真を乗っけますが、浴槽の端っこには階段状になった吐湯口があり、その下にオーバーフローしたお湯が流れて行く口がある。
ホテル岡田屋の浴槽湯口の写真
中央右に写っている細長い黒い隙間が
お湯が流れ出る口
(C)ill-health 2011

そのお湯が流れて行く口の方なんだけど、なんていうのかお湯が下の方に流れ落ちる仕組みになってて、その流れ落ちる音がまるで「水琴窟」のようで、いつまで聴いていても飽きないんだな。
風流を狙ってこのような構造にしたのか、はたまた偶然そうなったのかは知らないけど、とにかくこういうのは今まで見た事ない。
結構な時間、じっと聞き入ってました。

不思議な音と温かい温泉を、独りきりで、そして物凄く安い料金で充分堪能した私は、非常に満足して家路についたのであった。

[1]
当時メンヘルに打ち勝つためにやっていた事として、温泉以外では「プラモデルの作成」「昼間からの飲酒」「友人宅に乗り込んでの遊び」「映画鑑賞」「一寸した一人旅」「直接ハイパーテキストを用いてのウェブサイトの作成」「ギター」などがある。
図らずもこれらから透けて見えるのは「メンヘルにかこつけて都合よく遊ぶ中年の姿」であるが、実際これで立ち直っちゃったんだから人間不思議なもんである。

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たぶん。