2011年8月8日月曜日

倉真赤石温泉(1)

煙草との静かではあるが激しい戦いを繰り広げている最中(いいか、「もなか」じゃないぞ)ではあるが、昨日倉真赤石温泉に行ってきた。
実はここは「お気に入り」な温泉の一つであって、過去何回か通っている場所だ。
入浴料が税込み1050円と高いため、通い詰めてはいないけどね。
わたしが個人的に「温泉バイパス」と呼んでいる国1バイパスを走り、掛川市内で降りる。
その後は掛川城の北門を北に曲がって暫く走ると到着するのだが、圧巻は最後の数百m。
手製の看板が出ているから進入出来るだけど、もしそれがなかったら先ず入る事はないと思われる可成り荒れたJust1車線(つまり車1台が何とか通れる程度の道幅)の山道を登って行く。
完全な私道なのでカーブミラーがある訳もなく、前方に関するインフォメーションは皆無である。
もし前方から対向車が来たらどちらかが(つまりガッツのない奴の方が)泣きながら数十mバックしなければならないだろう。
そんな道を通り抜けて到着するのだが、いざ入浴すれば殆どの人間は神に感謝するだろう。
何にって?
  1. 怪しさ
    わたしは、温泉に対して「怪しさ」を求めるタイプの人間で、そういう意味ではここは合格。
    森林露天風呂に共通する怪しさに満ちている。
  2. オヤジ
    オヤジも怪しい。
    てか、オヤジそのものは大変温厚で話し好きで性格良く、何の問題もない。
    聞くと昔は、自分が作った会社の社長をしていたのだが、息子と孫に会社をゆずって40代の頃にこの辺りの土地を買って掘削し、見事温泉を掘り当て、今の施設をつくったとの事だ。
    40代に引退し温泉施設のオヤジに転身するのが怪しくも羨ましい。
    風貌は、浜松市内に本社を置く某自動車会社の(一部では「妖怪」「ぬらりひょん」とも呼ばれている)会長兼社長のヒトに大変似ている。
    眉毛も似ている。
  3. 泉質
    泉質とか云う化学系の知識は全然ないんだけど、いいお湯です。
    湯の花が凄いね。
    云うまでもなく、源泉掛け流しですよー。
  4. 浴室・浴槽
    浴槽は狭いが、いつ行ってもまず貸切なので、逆に広々しているとも云える。
    浴室の南側には大きな窓があって開け放つ事ができますが、窓の外に広がるのは山の緑だけなので(つまり出歯亀なヒトがいる筈もないので)、女風呂で全開してもなんの問題もありません。
    準野天(露天に非ず)と云えるかもしれない。
    そういうとこって、意外にないですよね。
  5. オヤジの奥さん
    兎に角寡黙。
    オヤジは本当に良く喋るが、わたしは奥さんの喋り声を聞いた事がない。
    それがいいバランスだと思う。
ということで、一寸高いけど行く価値有りの温泉です。
オヤジは手製の薫製を作ってたりして(旨い)、それを安価でゆずってくれますし、大晦日から元日にかけては終夜営業してたりするので、是非行ってみてほしいな。

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貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。