2011年8月14日日曜日

チャンピックス日記(14) 服用12日目/禁煙5日目

起床は6時。
日曜日なんでゆっくり寝ればいいとは思うのだけど目覚めてしまうから仕方がないじゃないか。 昨日の投稿を少し補足修正してから、これを書き始めている。
煙草を吸いたいとは全く感じない事に気付いて内心にやりとしている。

ところでこのチャンピックス日記のシリーズだけど、大抵どの投稿も1日分を何回にも分けて書いている。
どんな感じかというと、最近朝早く目覚める事が非常に多いので、起床後(正に今がそうだけど)まず少し書いて、書いた分だけ投稿してしまう。
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この回を例にとると、上の-------------------までの状態で投稿してしまう訳だ。
だから、朝のこの段階でこのブログを読んでも全く意味が分からないですよ〜。
書きかけだから。
それから通勤し、7時30分過ぎに事務所に着くのだけど、自宅を出てから事務所に着くまでに思いついた事や朝書き忘れた事をまた書いて投稿。
同様に昼休みに投稿。
で、帰宅して寝る前に投稿。
という具合に3〜5回に分けて、だんだん完成して行く。
何故かというと、一にも二にも「わたしは物覚えが極めて悪い」からだ。
通常一般のヒトのように、一日分まとめて夜書き込むという事はわたしに言わせればマジック以外のナニモノでもない。
従って勤務中も常時PCにテキストエディタを起動してあり、禁煙に関する事を思い浮かべたらすぐに打ち込むようにしている。
そして昼休みとか退社前にエディタからブログの投稿画面に貼付けて投稿する訳だ。
だからチャンピックス日記については夜読んでくださいませ。

さて、既に7時も過ぎた。
食欲はあまり沸かないが朝食を摂って薬のんで、今日何するか(つまりどこの温泉に行こうか)ゆっくり考えよう。

で、朝飯としてインディアンスパゲティ(45歳以上のオッサンオバハン、どうだ懐かしいだろ。それ以下のケツの青いガキども、こんな旨いもん喰った事ないなんて哀れだな、おい)等と言う朝食としては大変過激なものを食しチャンピックスのんで出発。
本日の行き先は愛知県にある夏焼温泉に大決定。
その事は別コラムにて。
こちらは悪魔で禁煙日記なのでそっち方面を追究する。

やはりお盆らしく道は渋滞しており、満ちあふれている車の99%は普段車に乗り馴れていないヘタクソなドライバーのもの。
嫌が上にもイライラ感は募ってくる。
こんな状況の時、4日前であれば鞄からさっと煙草を取り出し、かちりと火をつけ深く吸い込み、落ち着きを取り戻す事が出来たのだが幸か不幸か今はそれは出来ない。
従って、鞄からさっとミンティアを取り出し、ささっとパッケージを振って一粒取り出し、口に含んで落ち着きを取り戻す…
事が出来ないんだよね〜、正直ミンティアじゃあ。

まあ、この期に及んで煙草を一部援護しますけど、煙草が持つイライラに対する鎮静効果というのは凄いと思う。
ニコチンの効果なのかタールの影響なのか、はたまた「煙草を吸っている」という状況が心に落ち着きを取り戻させるのか、理由はよくわからんけど、兎に角少し吸うだけで落ち着きを取り戻せた。

つまり今後上手く禁煙出来ればそのような事は当然出来ない訳なんで、他の方法を考えなきゃだな。

車中の私はイライラを紛らわすためエアコンの設定温度を18°にし、ポルノグラフィティや小田和正の楽曲を大音量で流し、決して旨いとは言えないミンティアを次から次に口に放り込み何とか凌いだ。
冷静に気分を振り返ってみると、これらの行動は煙草から逃げるためが20%で残りが純粋にイライラを紛らわすため、という感じだと思う。

幸いな事にへたくそで溢れ返っている渋滞エリアはそう長くは続かず、ほどなく流れ始めて、2時間弱で目的地に到着。
ひとっ風呂浴び、帰宅して今。
今の所、何とか禁煙をキープ出来てます。

今、20時30分。
帰宅して温泉の方のブログを書き、一寸昼寝(というか夕寝か)して起き出して焼き魚を肴にお酒(缶チューハイ・麦酒・カップ酒 各1)を呑み、少しお腹は空いてるけど「禁煙すると太る」という噂に怯えている為それ以外は何も食べず、チャンピックスを服用しての今。

チャンピックスのスタート用錠剤パッケージは上手く出来ていて、服用しはじめて何日目か、或いは完全禁煙初めて何日目か、一目で分かるようになっている。
それによるとさっき服用した時点でまる5日間完全禁煙した事になる。
私は高校生の頃から煙草を吸い始めて(最初の煙草はオヤジからくすねたチェリーだった。シビアだった)、ある1回を除いて自ら禁煙をした事はない。
流石に強烈なインフルエンザに襲われたとか、成人してからおたふくに罹患しちゃった(*)時は吸わなかったけど、それは吸わなかったというよりは吸えなかっただけ。

ある1回というのは大学時代の出来事。
私は某大学の軽音楽サークルに所属していて、わたしも含めて多くの部員が喫煙者。
私はいくつかのバンドで主にはドラムを担当していたが、当時流行っていた「チープトリック」というバンドのドラマーがチェーンスモーキングしながらドラムを叩いていたのがカッコ良く思えて、その真似をして煙草吸いながらドラムを叩いていたくらいの喫煙者。
そのサークルの部会が、えーっと確か毎週水曜日に開かれていて、それが終わってから、先輩のひとり(確かB'さんというあだ名の先輩だったような気がする。ちなみに私の当時の渾名はA')が、
「おいお前ら、一週間煙草やめた後に煙草吸ったら、ゼッタイ旨いぞ。やってみるか!」
と提案してきたため、単細胞な俺たちは確かにそうだと思い、ホントに一週間やめたんだな。
チャンピックスも、ニコチンパッチもなしでね。
結構苦しんだけど、やめられた。

で、一週間後。
「きっちり一週間後じゃないと意味がない」という意見を尊重し、部会が終了するのを待ち、我々は一斉に煙草に火をつけた訳だな。

まあ、それの旨かった事旨かったこと(淀川サン風ですね)。
わたしなぞ、その余りの旨さに感涙を流し、その感激を皆に示す為「決死の4本吸い」(火をつけた4本の煙草を同時に吸う危険な行為)という荒技さえ繰り出したのであった。

その時してたのは「煙草を旨く吸う為に禁煙する」という行為だったんだけど、今わたしが必死にしているのは「煙草をやめる為に煙草をやめてる」という事。

煙草を旨く吸う為に煙草を一週間やめられて、煙草をやめる為に煙草を我慢する事には七転八倒するんだね。
おもろいなあ、人間って。
でも、5日間は禁煙出来たぜ。
でもそれは多分、多くの部分がチャンピックスのおかげで、自分では何もしてないような気がする。
でも、何でもいいんだ。
やめられればな。

<喫煙本数>
この5日間、全然吸ってないよ。
「嘘だろ。お前ホントはどっかで隠れて吸ってるんだろ。吸っててもブログに『吸ってない』って書けば吸ってない事になるもんな」
等と言う天の邪鬼野郎がいるかもしれない。
吸ってない一つの証拠として「呼気一酸化炭素濃度検査」の結果を提示するという方法がある。
喫煙者以外に、呼気に一酸化炭素が含まれる事はないとの事。
前回禁煙外来受診時に計測した所によると「13PPM」だったが、次回外来受診時にその数値がどう変化しているかが一つの注目点になるだろう。
8月16日のブログに報告書を貼り付けるよ。

<体調>
変わらず。
旨い飯を喰い、旨い酒を呑み、快便するという平民にとってのささやかな喜びはいつ戻ってくるのだろうか?

<気分>
本文に書いた通り、今のとこ禁煙出来てるのは、自分の努力ではなくチャンピックスという薬が効いているだけだと思っているので、不安な気持を全然払拭出来ない。
えーっと具体的に言うと、この治療(投薬)の1クールは3ヶ月なんだけど、その期間が終わり、チャンピックスの処方がなくなったら忽ち元の木阿弥、ってなるんじゃないかという強い不安が心にまとわりついている。

(*)
その病にかかる事により、人間として(というか、男性として)重要なある機能が失われると言われているが、幸いな事にそのような状況に陥る事になる事もなく、わたしは今を生きているぜ。

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たぶん。